準決勝・第2試合
3rdクォーター 20秒
明利大 ４１
青学大 ３７
道谷《明利、島袋のシュートで後半先制です！》
塚本《いやあ、素晴らしい攻撃でした！》
道谷《ファウルを得た島袋のフリースロー》
塚本《決めれば3点ですね》
ファウルを犯した藤真、改めて認識する。
(まさしく過去最強の敵だ）
フリースローレーンに立つ島袋。
『ワンショット！』
レフェリーからボールを渡される。
藤真 「………。」
(こういう勝負には何か起爆剤が欲しい。
試合に、動き・変化をもたらす何かが…）
｢ふぅ〜」
島袋、ひとつ息を吐く。
牧 「決めれば大きい」
諸星 「さあ、できるかな、1年生」
リバウンドレーンに並ぶのは、
明利大、赤木・荒石
青学大、森重・前川・天崎
赤木 （頼むぞ、島袋）
荒石 （絶対外す、絶対外す）
ビッ！！
島袋、撃つ。
ガン！！！！！！！
リングで跳ねる。
｢ああーーっと、入らない…！！！」
｢3点ならず…！！！」
島袋 「あ…」
赤木 「たわけが…！！！」
荒石 「いーや、予想通り！！」
ガシイイ！！！！！
リバウンド勝負。
両軍、体をぶつける。
青学大ベンチ、叫ぶ。
｢リバウンドーーーーーーー！！！！！」
｢森重！！！！！」
ガッシイイイイ！！！！
赤木、全力で森重を抑える。
自分はボールに向かわない。森重に一点集中。
(獲れ！！！ 獲ってくれ！！）
木暮 「よし！！」
ビシイイ！！
荒石の右手がいち早くボールに触る。
(外すのは分かってんだよ！！！)
が、
他の選手に押され、その手には収まらない。
ボールが再度浮く。
荒石 （チッ…、俺のキライな肉弾戦かよ…）
前川 （ボールは渡さん）
そこに、
島袋が飛び込んでくる。
｢………！！！！！」
シュートが外れた直後、
すぐさまリングに向かっていた。
赤木、吠える。
｢獲れえええええーーーーーー！！！！！」
ガッシイイ！！！！
島袋、ボールを掴む。
｢おおおおおーーーーーーーー！！！！！！」
道谷《島袋が獲った…！！！！》
塚本《このリバウンドは大きい！！！！》
ダン！！！！
そして、すぐさまジャンプ。
島袋 「もらった！！！」
バッシイイイイイ！！！！！！！！
島袋 「……！！？？」
後方から、ボールが叩き落とされる。
赤木 「……！！！」
荒石 「天崎…！！！！」
道谷《ブロックショットーーーーー！！！！》
塚本《高い！！！！》
天崎、ニヤリ。
｢天崎、参上！！！！」
このコボレ球、前川が拾う。
｢っし」
｢おおおおおおーーーーっと…！！！！！」
｢青葉、渡さない！！！！！」
｢土壇場でブロック！！！！！」
藤真 「よーーーっし、天崎！！！！！」
天崎 「っす！！！！！」
道谷《天崎、止めました。青葉、渡しません》
塚本《よく止めた。決まれば4点プレイでした》
前半、鳴りを潜めていた感じもあった天崎、
ここで大きな仕事。
藤真 （起爆剤……、これか！！）
島袋 「クソ…、獲ったのに…」
宮城 「オーケー、オーケー、ディフェンス！」
3rdクォーター 25秒
明利大 ４１
青学大 ３７
道谷《4点差、青葉ボールです》
塚本《後半最初の攻撃ですね》
明利大のディフェンス、
藤真に宮城、
天崎に島袋、
神に荒石、
前川に花形、
森重に赤木。
町田 「狙いどころとしては、島袋の位置か」
彦一 「守備はあまり得意やないですからね」
中村 「神君に島袋君をつける作戦にはいかない」
町田 「あれは、あの時限りの奇策だったかな」
弥生、腕組み。
｢島袋君にとっては、ドライブで仕掛けてくる
天崎君の方が守りにくいような気もするけど…、
さあ、青葉はどう攻めていくかしら？」
佐戸 「明利はツインタワーで後半先制した」
左京 「青葉も自分たちの武器で獲りたいね」
仙道 「となると…」
清田 「外…！？」
キュッ！！
前川のスクリーンを使い、神が動く。
ダダッ！！
荒石が追いかける。フリーにはさせない。
(死んでも離さねえ！！！）
ビッ！！
ボールは逆サイドの天崎へ。
キュッ！！
島袋、かなり距離をとったディフェンス。
天崎 「…！！」
明利大ベンチ、手を叩く。
｢よし、それでいい！！！」
｢それならそうそう抜かれない！！！！」
竹村 「森重もスクリーンに行かない」
木暮 「ああ、あれなら2対2も防げる」
藤真 （決めろ、天崎）
天崎 「甘いね」
島袋 「…！？」
ダム！！！！！
天崎、仕掛ける。
｢おっと…！！！！！」
｢ドライブ、行った！！！！！」
仙道 「外じゃない」
清田 「敢えての、中…！！！！」
天崎 （離せば止められる？）
島袋 （ドライブと分かってれば怖くない）
ダン！！！！
天崎、リングに飛び込む。
(止めさせねえよ！！！)
ダン！！！！
島袋、ブロックに跳ぶ。
(高さ勝負なら、負けん！！）
スッ
島袋 「……！！？」
天崎、空中でボールを浮かせる。
放たれたボールは、大きな弧を描き、
島袋のブロックの手を超える。
桜木 「ヘナチョコ…！！！！」
道谷《おおおーーーと…！！！！》
塚本《浮かせた！！！！》
ザシュ！！！！！！
3rdクォーター 40秒
明利大 ４１
青学大 ３９
｢おおおおおおおーーーーーーー！！！！！」
｢天崎、決めたあああああーーーー！！！！」
｢ループシュート、技あり！！！！」
道谷《天崎、決めました！！》
塚本《いまのは上手いフローターです！！》
町田 「そうだった、あれがあったか…！」
中村 「天崎君、凄い…！！！」
島袋 「天崎……」
天崎 「止めさせねえって」
(いま、オレ乗ってるし）
藤真 「よし！！！！！！」
牧 「天崎、エンジンかかったか？」
諸星 「あのブロックからだな」
河田雅 「ここから要注意かもしれんぞ」
島袋 「スンマセン…」
赤木 「しょうがない、次だ、次」
荒石 「守備は最初から期待してねえし」
赤木 「点を獲れ、それがお前の仕事だ」
島袋 「うっす」
荒石 「……。」
(天崎が乗ってきたか…）
続く明利大の攻撃。
ビッ！！
天崎、宮城を指差す。
｢ディフェンス、10番（宮城）！！」
宮城 「お？」
天崎、ニコリ。
｢いま、メッチャ乗ってるっすよ」
荒石 （リョーさん、気をつけろ）
続く
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jungle123
スラムダンクの続きを勝手に考えてみる（1132） へのコメント一覧
次話は誰無双となるか・・・。
天崎がここで目立って来ましたね！
リョーチン取られないにしても天崎のディフェンスに苦戦しそうな感じすが、一気にかわしてまた流れを持ってきてくれる展開も面白そうです！
Kさんいつもありがとうございます！
日曜日更新ありがとうございます。
後半開始早々赤木＆花形のツインタワーから決める明利！
リバウンド合戦からもつれもつれ、シマが再度撃つが天崎がブロック！
更に天崎と島袋の1対1、距離をとった島袋から流川直伝のループシュートで天崎が決めました！
湘北組が活躍しているのをみると嬉しい！
元チームメートの荒石が天崎を警戒しているの良いですね！
攻守が切り替わり宮城VS天崎の湘北対決。エンジンがかかってきた天崎に宮城はどうゲームメイクするか？この湘北先輩後輩対決もっと見たい！
シマのフリースローを絶対外すと予想していた荒石に笑いました。
両チーム頑張れ〜
これで宮城が天崎に苦戦すると流れが変わりそうです。
島袋には藤真がつくと高さではミスマッチがおきるので注目しています。
それを上回るリョーチンであってほしい！
荒石の予想通りに外れた後、敢えて、リバウンド争いに参加しなかった花形にボールを回し、3Pを狙う(何なら、その花形のポジション取りに気付いて、更に、藤真がスティールを狙う)のかと思ったのですが、違いましたね
前半、いいところが無かったというか、流れを止めてベンチにすら下がってしまった天崎が、身体能力の高さを活かしたブロックと流川直伝のループシュートを決めて、ようやく名誉挽回
次回は、スピード＆クイックネスにおいては一枚上の宮城に対して、どういう策で臨んでくるのか、乞うご期待というやつでしょうか(予想としては、お返しとばかりに、同じく宮城もループシュートを狙うも、その一瞬を読み切って間を詰め、迎撃するんじゃないかと)
最後に、細かいことですが、リバウンドレーンに並ぶ選手の表記が
明利は「赤木・荒石」（・）
青葉は「森重、前川、天崎」(、)
となっているのは意図的なんでしょうか？
何となく、気になってしまいました
これで全員だ！
フリースロー外して、ブロック食らって実質ターンオーバーってちょっとがっかり
エゲツないオフェンスでの活躍をどこかで期待してます
敢えてリバウンド争いに参加しなかったってどういう意味ですか？何がどう『敢えて』なのでしょうか？
荒石と天崎は、湘北出身ということで、ある意味、“スペシャル”ということなのは分かるが
その荒石と高校時代に対戦して「名物」とまで言われ、赤木から、打倒・深体大の秘密兵器と期待されているのであれば、かなり物足りないと言わざるを得ない
前回の得点も、フィジカル的なミスマッチと、ツインタワーで攻めると見せかけてからの絶妙なパスがあってこそで、必ずしも、技量という点において目覚ましいものをみせたわけではない(しかも、これまで見せたのは、ドライブからジャンプし、体が流れたままでもシュートを決めるというものくらいしかない)
仮に、青葉に勝って深体大と戦うことになれば、マッチアップの相手は、諸星か伊達健となる
どちらも、スピードがあって、藤真よりもフィジカル面で上になるので、とてもじゃないが、点を取りまくるというわけにはいかないだろう(しかも、ディフェンス時は、ドライブにも、外角にも対応しないといけないので、完全に穴になる)
坂口監督は、前半に、島袋を投入した時、「本当の出番は、もっと後だ」というようなことを言っていたのだが、こんな感じのままで、本当に、“島袋のターン”というのはやってくるのだろうか…
名前変えてコメントするより18の質問に答えてほしいなあ。。。13コメさん。
彼は湘北を初めて全国へと連れていったシューターである！
その時こそ、木暮タイムの始まりだぁ！
伊達翔「これが、本家 三井タイムなのか・・・・・」
花形よりも荒石がリバウンド強い、チップアウトもできる。
身長ある神よりも身体能力の天崎。
ということでしょう。
リバウンドレーンにはオフェンス側2人、ディフェンス側3人までしか立てない。それ以外の選手は3Pラインの外に出なければならない。というルールなので、花形が敢えて参加しないわけではないと思う。ルールに従っただけ。
やや格上の森重・神を抑えられてるうちに、なんとか赤木・荒石以外でスコアリングしていかないと流れを引っ張りきれなくなる
そんな矢先に島袋が落として、宮城はどうなるか
ここで天��に止められたら万事休すことに…
なんとも難しい一戦だ
最後の荒石の言葉が気になる
仕事の昼休みに見る派なので、2話見れるとか最高でした！！！
NBA歴代でもトップクラスの点取り屋レブロンだってフリースローは別に上手くないんだから、別に良いのでは？