準決勝・第2試合
4thクォーター 1分
明利大 56
青学大 51
道谷《宮城から赤木! 明利が決めました!》
塚本《その手前の1-4からの1対1ですね》
道谷《天崎との1対1を制しました》
塚本《どこにそんな体力があったのでしょう》
魚住 「フッ、そういう奴らなんだよ」
池上 「湘北組が見せる終盤の謎のパワーか」
越野、眉間にシワ。
「思い出したくねー」
続く青学大のオフェンス。
町田 「いま、流れは完全に明利だな」
弥生 「守備の動きがさらによくなったかしら」
キュキュッ!!!
明利大の足が動く。
塚本《明利の動きがいいですよ!》
道谷《青葉、シュートに持ち込めません!》
明利ベンチが手を叩く。
「よーーーっし、ナイスディフェンス!!」
「オッケー!! 足動かせ!! 声を出せ!!!」
ショットクロック残り6秒、
青学大オフェンス、攻めあぐねている。
「おおっと、時間がない!!」
「青葉、早く撃たないと…!!!」
ビッ!!
ボールはローポストの森重へ。
「やはりここだ!!!」
「大事な一本はスーパーセンターで勝負!!!」
キュッ!!!
赤木のディフェンス。
外川 「うーん、森重クン、体勢よくない」
左京 「ちょっと不十分な形だな」
ショットクロックに追われながらのパスだった。
森重有利の1対1には持ち込めなかった。
佐戸 「いまの赤木は崩せないだろう」
ダム!!!
森重、体をぶつけるが、
赤木の守備は崩れない。
明利ベンチ、ガッツポーズ。
「よーーーっし、赤木さん!!!!!」
「ナイスディフェンス!!!」
藤真 「時間がない!! 撃て!!」
ビッ!!
森重、赤木と交錯しながら、
強引にフックシュート。
杉山 「おっと」
桜木 「それは違うぜ、デカ坊主」
ガン!!!!
リングに弾かれる。
ガシイイ!!!
赤木、すかさずスクリーンアウト。
森重を背中で抑え込む。
「獲れ!!!!」
バッシイイ!!!
荒石が手を伸ばす。
「あいよ!!!」
道谷《リバウンドは明利!!!》
塚本《これはトリプルタワーが強い!!》
桜木 「いまはゴリたちのペースだな」
森尾 「明利のチャンスだぞ」
4thクォーター 1分20秒
明利大 56
青学大 51
「青葉、得点できず!!!」
「明利5点リードのまま、再び明利ボール!!!」
続く、明利大のオフェンス。
町田 「おそらく、またあの形が来る!」
彦一 「宮城さんの1on1や!!」
キュキュッ!!!
明利大、宮城以外の4人がエンドライン際に寄る。
リング近辺に、赤木と荒石。
コーナー付近に、花形と竹村。
道谷《またこの形です!!》
塚本《ここから宮城君が仕掛けますよ!》
道谷《天崎、止めることができるか》
須形 「天崎さん、頑張れ…!!」
松坂 「これを抜かれたら、またやられる…!」
ダム!!!!!!!
宮城、仕掛ける。
キュッ!!!!
天崎、ドリブルを追う。
キュッ!! ダム!!!
宮城、中に切れ込むと見せかけて
ステップバック。
そして、左手をボールに寄せる。
天崎 「……!!!」
最初に決められたスリーポイントシュートが
頭をよぎる。
ダム!!!!!!!!!
再発進。
「おおおーーーー!!!!!」
天崎、抜かれる。
町田 「また抜いた…!!!!」
彦一 (まるで、桜木さんの二段ロケット!!)
須形 「……!!」
(あの天崎さんが…!!)
そして、やはり天崎の背後を獲る。
清田 「これか…!!」
佐戸 「また抜き切った」
前川 (森重が出ちゃダメだ…!!)
キュッ!!!!
やや外側に立っていた前川が出る。
宮城 (次はアンタか)
ビッ!!!
ここでパス。
前川がヘルプディフェンスに出た、
ということは、
つまり、花形が空いたということ。
「花形、ノーマーク!!!!」
「外でフリーだ!!!」
天崎 「……!!!!」
ダダッ!!!!
花形 「…!?」
ビッ!!!
花形、シュート。
明利ベンチ、立ち上がる。
「スリーーーーーーーー!!!!!!!!」
ガン!!!!!!
しかし、外れる。
「あああああーーーー!!!」
「惜しい…!!!」
その直後、
『ピピーーーーッ!!!!!!!!』
「……!!!!!」
レフェリーのホイッスル。
花形が倒れている。
交錯していたのは、天崎。
「ああーーーーっと、ファウル…!!!!」
「天崎だ…!!!!」
道谷《ファウルです!! 青葉のファウル!!》
塚本《天崎君ですね、花形君の手を叩いたか》
道谷《確認しましょう》
モニタにリプレイが流れる。
宮城が花形にパスした瞬間、
すぐさまブロックに駆け寄る天崎。
道谷《これは素晴らしい反応です》
塚本《ええ、よくあの位置から追いつきました》
道谷《天崎ならではの動きですね》
ここで映像がスローに。
ボールを受け取った花形が、天崎の動きを
確認している様子が映る。
道谷《おっと、花形は気付いていたようです》
塚本《これはファウルも見越して撃ちましたね》
須形 「天崎さん、凄い反応だったのに…」
上原 「相手が一枚上だった」
安西 「ふむ、さすがは4年生だ」
倒れている花形に、
赤木と荒石が手を差し出す。
花形、ニコリ。
「あわよくば4点プレイと思ったが、
そうそう甘くはなかったか」
赤木 「フッ、十分だ」
荒石 「よく見てたな、ハナさん」
『スリー!』
レフェリー、フリースロー3本をコール。
道谷《明利、3点追加の機会を得ました!》
塚本《これはビッグチャンスですね!》
ここで青学大ベンチから声。
陸川 「藤真、天崎!」
町田 「お、動くか?」
弥生、頷く。
「このフリースロー3本分の時間、
ちょっとした作戦タイムになるわね」
ザシュ!!
ザシュ!!
道谷《花形、決めます。1投目・2投目、成功》
塚本《落ち着いていますねえ》
4thクォーター 1分40秒
明利大 58
青学大 51
「離れてきたぞ!!」
「次も決めれば8点差だ!!」
しかし、
ガン!!!!
道谷《3投目は外れた!!》
塚本《リバウンド勝負!!》
ガッシイイイ!!!!
これは森重がキャッチ。
「獲った!! さすが!!」
「やはり強い!!!」
赤木 「チッ…」
荒石 「へい、ドンマイ、ドンマイ!!」
青学大ボール。
町田 「今度こそ決めたいぞ、青葉」
彦一 「しかし、いまの明利の守備は堅い」
ガン!!!!!!!
藤真のスリーポイントが外れる。
「うーん、来ない…!!!!!」
「頼みの藤真も入らない…!!!!」
道谷《リバウンドは花形、明利ボールです!》
塚本《青葉のスコアが止まりましたね》
道谷《完全にゲームの流れは明利のようです》
森尾 「いまのは宮城の守備がよかった」
杉山 「プレッシャー、かかってましたね」
藤真 「……。」
(宮城、まだこれだけ動いてくるのか…)
宮城、ニヤリ。
(さあ、藤真サンよ、次は…)
続く明利大のオフェンス。
ここで歓声。
「おおおおおーーーーーーっと!!!!!」
青学大のディフェンスが代わる。
宮城にマッチアップするのは、藤真。
道谷《おっと、動きました!》
塚本《フリースローの時に指示が飛びましたね》
道谷《藤真が宮城につきます!》
塚本《はい、もうこれしかないでしょう!》
「ここで来た!! 司令塔対決!!」
「満を持して、藤真だ!!!」
千種 「お兄ちゃん…」
安西 「ふむ…、厳しい判断ですね」
宮城 「待ってたぜ、藤真サンよ」
藤真 「もう自由にはさせんぞ」
明利大は再び同じ形をとる。
ハーフラインをやや過ぎた位置で宮城、
残りの4人は大きく離れて横一線。
「なんと、またこのパターンだ!!」
「しかし、今度のディフェンスは藤真だぞ!!」
牧 「………。」
深津 「………。」
宮城、藤真、
1対1。
ダム!!!!!!!!!!!
「………!!!??????」
宮城、一発で藤真を抜く。
藤真 「……!!!!!」
牧 「……!!」
「宮城、抜いたああああああーーーーー!!!!」
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1141) へのコメント一覧
たまらんね〜!!!
切り抜けられるか宮城。No. 1ガードまでもう少しだ!
宮城のスーパープレーもまだまだ見たいけど、
天崎も負けるな!!
しかし次回何かありそうだ
藤真が普通に抜かれるとは考えにくい…
そして息を潜めている神が怖いぃぃぃぃぃぃ
まってました!!
ところで、
>リング付近に、赤木と荒石。
>コーナー付近に、前川と竹村。
ここは、
コーナー付近に、花形と竹村。
じゃないですかね。
一人だけ青葉・・・
差し出がましく、すみません。。。
続き気になっちゃう!
次の更新までワクワクさせるKさん流石です
これは覚醒というか宮城は元々このレベルの実力を持ってたと思う。
深津と沢北のダブルチームを相手に突破出来る宮城は1on1なら藤真には余計に負けない!
この後には青葉というか藤真の逆襲も絶対描かれると思うし、その頃には今勢いで誤魔化されつつある疲労が更に顕著に現れると思うけど、その全てを乗り越えてほしい!!
そしてこれからの成長にも期待がかかる赤木にも全開の森重を上回ってほしい!
※決して青葉のメンバーが嫌いではありません。むしろ藤真とかめっちゃ好き。
宮城も赤木もこれだけ注目される実力があるのに全国優勝の経験がないし、中学から10年間目標にしていた全国制覇を赤木のラストチャンスで勝ち取ってほしい!!
この試合で勝って、次の深体大に負けると、藤真には勝てたけどやっぱり牧には敵わなかったってなっちゃうし、赤木も全国制覇出来ずに引退ってなっちゃうし、この試合はもちろん、次も勝って優勝や!
今の青葉はあくまで通過点!!
頑張れ赤木、宮城!!
これを読んでて神がテイクチャージしそうで怖い…
あとKさん、エンドライン沿いメンバーのところ、花形が前川になってます!
明利に勝ってほしい!!
と見せかけて、あえて抜かせてのトラップ??
ドキドキするわ〜www
Kさん、最近の素早い更新ありがとうございます!
にしても、
そういえば大学バスケ編では陵南勢が全く大学選手で出てこないけど、今思えば青学大は高松あたりを森重のバックアップセンターとして補強しておくべきだったのでは。
3Pシュート全盛の現代バスケでも、
日本はまだまだ得点の軸はインサイドなわけだし。
宮城が最後まで踏ん張れるなら、
インサイドは断然上の明利が有利。
頑張れ、明利!
次回も楽しみです。
見間違いかもしれませんが明利がポジション取ったところの名前が花形ではなく前川になっていませんか?
次は牧とのPG ナンバー1決定戦だ!!
彩子さんとの約束したナンバー1ガードにならないと
次回も、楽しみにしています!
明利贔屓にはたまらない展開ですな!
頼む青葉もう一波起こしてくれ〜
明利の勝利を願っています。
今度は天崎の根性見せる番だ
そして、あの牧も驚きを隠せないでいる
もしかすると、宮城は、天崎に対して、まだ“本気”を出していなかったのかもしれないな
あるいは、ぶっ倒したい藤真を、直接目の前にして、更に、アドレナリンが放出されたか
いずれにせよ、ここは純粋に、宮城の勝ちとみた
ただ、あの藤真のことである、やられたら、絶対にやり返してくるだろう
その上で、宮城には、藤真超えを果してほしい
ちなみに、原作では、藤真がベンチで監督を務めている時と、コートに入った時では、チームがガラッと変わるというようなことが書かれていたな
宮城の見えかけている「青葉攻略の道筋」は、案外、藤真を熱くさせることのような気がする
Kさんいつもありがとうございます!
2番の位置に入りドライブから、スリー、パス、花道並の2段ロケットで天崎を翻弄する宮城リョータ。
その流れのまま森重を抑える赤木、天崎のブロックを読みフリースローを3本得る花形!ミラクル明利の活躍最高です!
藤真がうって外れるところ、しっかり宮城がとめているのに涙です。
監督からの指示があり、ここで初めて藤真が宮城につくが、それも抜きました!リョーチン、どこまでいくのやら!かっこよすぎて痺れます!
8点リードのなかおせおせの明利に対して青葉はどうするのか、フリーになる天才が何か仕掛けそう!
両チーム頑張れ!
お前がNo1PGだ
この大会でNo.1ガードになれるか!?
ゴリの全国制覇も見てみたいけど、リョータがNo.1ガードになるのも見てみたい!!
楽しい…楽し過ぎる(笑)
越野の「思い出したくねー」に
Kさんの原作へのオマージュが
凄く表れてますね(^^)
この一言につきる!
試合を通して宮城>藤真になってると思う。
真向勝負を避けていた藤真(青葉)は宮城には勝てない。(願望)
しかも、とても良いシーンで、
次回に続く、とは、、
K様恐るべし。
リョーちんが藤真を抜くシーンの映像が
頭に浮かんじゃいました。
ほんとすごいですね。。
陸川監督の策が気になります。
更にスタミナを削らせる為、
藤真、天崎がリョーちんへ、
ダブルチームって可能性ありますかね、
かなりギャンブルですが、
更新ありがとうございます✨
次回も楽しみにしています(*^▽^*)
宮城に藤真がついた方が、天崎が視野を広くして守れるからターンオーバーで速攻へ展開しやすい?
両チーム疲れが溜まってきた終盤、青葉は黒須君入れて3ガードでスピード重視にしても面白いかな?
ついにリョーちん覚醒!!
これを読んでいた安西先生、ヤバいっす!!!
そして何より先週くらいから宮城の活躍してくれて嬉しいです。
次回どんなふうになるか楽しみです。藤真の反応からしてわざとではない気もします。
リョータの活躍はいつも熱くさせてくれますねー!
藤真、森重、神の活躍は正直飽きました…笑
実力差はあるし、まだ4Qの頭なんでひっくり返される空気が充満してますが、リョータ、赤木、そして花形が輝く時があってもいいと思います^ ^
次回が待ち遠しい…
わざと抜かせてバックファイヤーって意見もあるけどバックファイヤーってどっちの手を使うかでファウルに見られやすいし基本使わないと思ってた。
DFだけなら運動能力とかも考慮して天崎>藤真ってイメージだったけど。
PG四天王の中だとOFは
牧=藤真>宮城>深津
DFは
牧=深津≧宮城>藤真
ゲームメイクはほぼ互角で
深津≧藤真≧牧=宮城
っ感じだと思ってた。
そして、その1年後の神奈川予選ではリョータ<藤真、牧のように描写されていましたが、チームによってガードとして求められるものもあるとは思いますが、牧、藤真より劣っていたようにはおもいません。(シュート力や体格差によるペネトレイト、精神面で差はあったように思いますが)
その後原作での深津とのマッチアップを見ても負けてはいなかった。
さらに、Kさんによる続編でリョータが怪我に苦しみながらも全国の舞台でキャプテンとして活躍し、明利に行き、ユニバ代表に選ばれアーバインとマッチアップ。これらの、経験を考えるとリョータが藤真よりガードとして劣るとは思えず藤真を抜き切る展開あると思います。
ここ数話のリョーチン、本当にしびれます。
相変わらずのスラダン+バスケへの愛が見えて本当に尊敬します。これからも更新頑張ってください。
初見だし。そして宮城を評価している牧の想像を超えた領域に宮城が踏み込んだ瞬間だと信じたい。
そしてここからの藤真が見もの。
かつて牧が仙道を認めたときのように同格と認めたからこその戦い方があるはず。
何年も牧という格上の相手と戦い続けあの大一番で勝利を手繰り寄せた藤真が簡単に負けるわけがない。どう修整してくが楽しみでしょうがない
木暮も湘北の人間だぁ!
あえて抜かせた、神or天崎と何か狙っている?
と見せかけてガチであっさり抜かれた藤真であってほしい
ありがとうございます!思ったこと全部書いていただきました!!!Kさん最高です!!!!!
藤真そんな好きじゃないからかなんかこういうディフェンスなら天崎の方がいいんじゃないかと思ってしまったり。
そもそも牧はリョーチンより上かもだけど藤真は別にそういうわけでもない?原作でそういう感じでしたか?監督いないとはいえショウヨウにも勝ってるしリョーチンが下ってのがなんかぴんとこないし普通に抜けて問題なさそうだけどわざと抜かせた先に天崎登場パターン?とにかくリョーチンがんばれーーー
某漫画みたいにあっさり抜かせて、宮城のグッドリズムを崩すように仕向けている可能性も。
宮城がここ数話無双しているだけに、落とし穴がありそう。
いずれにせよ、宮城に対して心の底で少し侮っている部分もあり虚をつかれていたかもしれないけれど、今後は牧クラスの選手の感覚で宮城に臨んできそうな気がする。
No.1ガードまでいってほしい!
が、更に考えたら…
宮城を追おうとした藤真が荒石のスクリーンに引っかかるみたいな展開も面白いかも。
それに、宮城なら、後ろから狙ってくることも、予測可能の範囲だし、藤真以外の青葉の4人は、エンドライン際に陣取っている明利の選手のマークをしているので、少なくとも、テイクチャージを取れるような位置にも居ないはず(仮に、マークを外して前に出れば、明利の選手だって、声掛けくらいするでしょ)
それでも、宮城がボールを取られるとしたら、誰も思いつかないくらいのことが起こるとしか、考えられない
ただ、Kさんは、時々、そういうことを、本当にやってしまうので、油断ならないんだけどね
赤木達に勝利して欲しいです(><)
応援してます!!
普通に宮城スゲーって思って読んでました。皆さん思慮深いですね
まだ序盤なのでここは宮城に勝って欲しいですけど、、、神がここらで仕事しそうですよね。
宮城行けぇぇぇ!!
宮城行けぇぇぇ!!
宮城行けぇぇぇ!!
お前が、No1シューターだ
次のシーンが楽しみです。
コメント失礼しました。
ただ、1つだけ非常に大事な事が描かれていなかったので、追記します。
この後、神がやはり動きます。
神の3Pラッシュで荒石はバテてしまい、明利は崖っぷちに追い込まれた その時
坂口「さて、決勝まで隠していたがった そう甘くないな。いくぞ」
・・・「待ちくたびれたましたよ」
ついにエヴァ最終号機相当の激熱モード展開となります!