キン肉マン大好き、編集者・Kでっす!!
コミックは電子で全巻持ってます!!!
いま連載中のシリーズも読んでまっす!
そして今日も名勝負を勝手に振り返りまっす!
※ここまで5戦紹介しておりますよ
↓
前回の更新から少々間が空いてしまいましたが
ただいま最初の超人オリンピック(3〜4巻あたり)
を振り返っている最中でございます。
このシリーズから少しずつ、漫画「キン肉マン」は
バトル漫画になっていくんですよね(それまでは
完全なギャグ漫画でした)。
で、こないだ発信したのが準決勝第1試合の
キン肉マン×ラーメンマンでした。
本日紹介しますのは、準決勝のもう一つの試合、
ロビンマスク×テリーマンです。
おおっーーと、コレって、いま思えばケッコーな
ドリームカードですよね。実はこのふたりは
作品初期に公式戦で戦っているわけですよ。
----
第20回超人オリンピック
決勝トーナメント準決勝
ロビンマスク×テリーマン
----
アイドル超人軍団のなかでもトップクラスの
人気と実力を誇る、このふたりの対決ならば、
さぞかし名勝負になっただろう、と思いきや…
残念ながら、そうはなりません。
どうなったのか。
これは試合前から振り返る必要があります。
覚えていますかね?
テリーマンの左足のこと。
初期原作の中でも、そのエピソードって、
触れられたり、なかったことにされたり、
扱いはまちまちなのですが(笑)、
そう、彼の左足って義足なんですよね。
そうなった原因が、このロビン×テリーの試合前の
出来事だったんでした(覚えてますかね?)。
キン骨マンに撃たれるんです。
いま読み返してみても、何が彼をそうさせたのか
よく分かりませんが、とにかくキン肉マンの邪魔を
することが生き甲斐となっているキン骨マン。
彼が、試合後のキン肉マンを狙撃すべくライフルで
狙っていたところをテリーが止めに入るのですが、
代わりに足を撃たれてしまうのですよ。
その後のメチャクチャなバトルの数々を思えば、
銃で撃たれたくらい、超人ならばヘッチャラな
気がしないでもないですが、いや、あれは超人でも
重傷を負ってしまう特別な銃だったのでしょう。
はたして、テリーマンは左足に爆弾を抱えたまま
前大会王者のロビンと戦うことに。
そんな彼が選択したのは、
反則だらけのラフファイトでした。
ゴングが鳴る前に砂をぶつけて目くらまし、
さらにメリケンサックを装備した拳で殴り、
最後は残虐度全開のデッドリードライブで
場外に投げ(これは別によくないか?)、
観客の猛烈なブーイングを浴びながらも
ロビンを追い詰めます。
勝つためにはこうするしかない。
が、これで終わるロビンではなく、
そこから盛り返し、テリーの足の怪我もあって
ギブアップ勝ちを得るわけですが、この試合って
ちょっとしたターニングポイントかもしれず、
はじめてこの作品でギャグ要素のない試合に
なったんですよね。終始シリアスなんですよ。
※あ、試合後の、キン肉マンを交えての
勝利の譲り合い茶番劇は面白かったけど(笑)
でも、このへんの話、久々に読み返してみると
(全巻持ってるからね:笑)、ロビンとテリーの
序列的なモノって、既にあったのね。
やっぱりロビンの方がちょっと上に描かれてて
その後もやっぱりキン肉マンに次ぐ大将格の
超人ってロビンになってるもんなあ。
でも「親友であり永遠のライバル」的な役割は、
なんだかんだでテリーになる。
なんかテリーって不思議なポジションだよなあ。
※強いていえば、岬太郎が似たポジションかな?
ともあれ、初めて飛び出したシリアスな勝負、
それがこの一戦でした。
まあ、ちゃんと現在のキン肉マンでは
この義足のエピソードもちゃんと無視せずに
扱ってくれてるあたり、サイコーだったりします。
皆さん、読まなきゃ損ですよ、
「いまが全盛期」ともいわれる「キン肉マン」。
以上、なんだか最後は宣伝のようになりましたが、
超人オリンピック準決勝の第2試合でした。
次回は、決勝戦。
キン肉マンとロビンマスクの戦いを振り返ります。
ではでは。
-

![]() |
キン肉マンの勝負を勝手に振り返ってみる(6)/ロビンマスク×テリーマン へのコメント一覧
テリーマン≒岬くん。言い得て妙ですね!
翼に対しての岬、ディアスに対してのパスカル
それに対してロビンは元々一番最初に「超人最強」みたいな扱われ方された超人。
テリーは別段強さに関する触れ込みなかったっけな。
いきなりキン肉ハウスにやってきたキザなアメリカ超人って感じで(世界にも超人はいるのね)って認識させるだけの役だったかも。
キン肉マン二世の連載後期あたりにレジェンド超人と二世までの補完の物語があって、ちょっとだけ肌を合わせたりしてたけど、結局直接対決はこの一戦のみだった気がする。
地位的にも最後は超人参謀と幕僚長で優劣分からない立ち位置だし、決着は見たかった。
そうだったのか!やっぱり特別なライフルなのか!!
再戦、いつか見たいですねえ。
ケッコー拾いますよね。
よくぞあの数々の設定を整理しているもんだと。
なんどか「いき」ますよね、テリー
いまが全盛期です、キン肉マン。
そう、テリーは岬くんです。
テリー、最初は嫌な奴でしたからねえ。
それにしても不思議な男です。
アイドル超人のなかであって、
あんなに実在するプロレス技だけで
戦うのってなかなかの快挙ですよ。
後から思えば、この時にドクター・ボンベがいたら義足にならずに済んだんじゃないかと。