漫画大好き、プロレス大好き、
つまり「キン肉マン」大好き、編集者・Kです!!
と、
少々わざとらしい挨拶でスタートしましたが、
今回ピックアップする試合は、非常にプロレスの
エッセンスが強いカードなのですよ。
ある種、初期キン肉マンのひとつめの集大成
といえるような勝負だったかもしれませんね。
※このコラム、キン肉マンが初めて出場した
超人オリンピックから、全カードを振り返る
という趣旨でやっております
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本日のカードは、こちらでございます。
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第20回超人オリンピック
決勝トーナメント決勝戦
キン肉マン×ロビンマスク
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いやあ、頂上決戦ぽい雰囲気ありますねえ。
主人公のキン肉マンは言わずもがな、対戦相手の
ロビンマスクも、のちの正義超人軍のリーダー的な
ポジションに就くことになる、超実力派です。
このふたりは、最初は敵だったわけですね
(ジャンプ漫画の王道パターンですな)。
あ、ここでちょっとしたトリビアですが、
キン肉マンのマスクの顎の部分のパーツが伸びて
口元を覆い隠すあの「戦闘スタイル」が初めて
披露されたのも、このロビン戦の試合前でした。
キンちゃんの豚鼻とタラコ唇が隠されて、
えらいカッコよくなっちゃう、あれね。
「人はマスクをすると美形にみられる」という
ハナシって、これが元祖なんじゃないかという。
だってだって、あのキン肉マンですらカッコよく
なっちゃうわけですから(まあ、正体はイケメン
だったりするのですけどね)。
さてさて、
試合のルールですが、この試合ではプロレスで
お馴染みの「スリーカウント・フォール」が
用いられます。相手の両肩をマットにつけて、
「ワン・ツー・スリー」のアレですね。
実は他にもそういう試合は存在しますが、
それで雌雄を決しようと、ハッキリ述べている
試合っていうと、これしかないかもしれません。
で、試合内容も、
ロビンがドロップキックからのブレーンバスターを
狙えば、体を入れ替えてかわしたキン肉マンが
バックドロップを決めるなど、なかなかプロレス。
※ただ、キン肉マンが両手で腰を抱えるのではなく
片手を相手の股下に差し込むタイプの投げ方に
していたのは、ちょっと不服かも(やっぱりほら、
そこは「ヘソで投げる」やつじゃなきゃ)
出だしの攻防、なかなかシリアスです。
そして、とってもプロレスチックです。
その後も、途中途中でギャグ要素は入り込みつつ
わりとシリアスに進みまして、ロビンマスクが
少々ヒールに見えるようなシーンもあったり、
これまでとは随分違う雰囲気で進んでいきます。
そして、試合中は「スリーカウント」を巡る
攻防が結構出てきます。これは本当に珍しい。
ロビンがフォール勝ちを何度も狙い、
「ワン・ツー…」でキン肉マンが返すっていう。
いやはや、珍しいですよ、これ。
キン肉マンの勝負は、フィニッシュホールで
KO勝利ってのが基本ですから。
「ゲホッ」って血を吐いて終わりのやつね。
で、最後の最後、
フィニッシュシーンもプロレス技でした。
キン肉マンで出てくる必殺技はほとんどが
人間には真似できない類のものなのですが、
この試合のフィニッシュは全然誰でもできますよ。
プロレスにも実在する技ですから。
ローリング・クラッチホールド、
回転エビ固めといったほうが分かりやすいかな、
あれでスリーカウントですよ。
わお、すげー普通のプロレス技…!!!
キン肉マンでは初めてであろう、シリアスで
本格的な試合は、プロレスのルールで行われ、
プロレス技で勝負がついたんですね。
当然、キン肉マンがこんな勝ち方するのは
これが最初で最後です。その後は「必殺技」を
いくつも編み出すことになりますから。
いやあ、なんか趣深い名勝負だったよなあ、あれ。
次回の超人オリンピックからは、その後の数々の
勝負の雰囲気にかなり近くなるので、こんな風に
一風変わった戦いは、ちょっと貴重かも。
なんか、第一次UWFを後から見た時の感覚に
似てるかもしれません(分かる人少ないか…?)。
てなわけで、
次は2回目の超人オリンピックかなあ。
※アメリカ遠征編は飛ばしていいかな、と…
今後もお楽しみに〜。
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キン肉マンの勝負を勝手に振り返ってみる(8)/キン肉マン×ロビンマスク へのコメント一覧
だからこそウォーズマンの時のキン肉バスターが衝撃だったんですけどね〜。
アメリカ飛ばしちゃうんですか!?
ただ、次のアメリカ遠征でなど少しブレも出ますが、必殺技を会得させて実力派超人可させました。
後にニューマシンガンズも出てくるのですが、マシンガンズのタッグ戦をアニメ化しなかったりで、事情は分からなくもないですが、後にだんだん重要化しています。
デビルマジシャンとスカルボーズだったから、作り込めば割りと面白そうなコンビなんですけどね。
48の殺人技への原点がここにある
そんで52の、サブミッション足して100ですよ
スラムダンクで言うなら、ゴリが山王の表紙見せて息苦しい言われたところですよ、言うなれば
でも勝負は振り返らんでもいいか笑笑
バックフリップじゃなくてバックフィリップ
結局なぜあの技が必殺技だったのか…説明なし
しかしキン肉マンはバックフィリップ恐怖症になってしまう
ジェシーメイビアも返し技の達人って事でニンジャの順逆自在の術も返しちゃうんだろうか?とか後になって謎が深まった。
でも…まあ…飛ばしても仕方ないかな。
飛ばせる所作らないと「ナンバー80」とかになっちゃうしw
そう、なのでここが初期キン肉マンのラストなんです
最近それをやりました(笑)
あー、それです。
ロビンの指摘ありましたね。
アメリカは…、まあ書こうかな(笑)
そうなんです、のちのダックトーナメントを考えると、
マシンガンズはスルーできないっていう。
カメハメ戦、一行で終わる(笑)
そして、ゴリの息苦しいのアレとどう同じなのかはよく分からんです(笑)
どう扱うか、検討中っす!
ほか、ペンタゴンのクロノスチェンジも、返し技に入るかな、と。