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  • 2022年10月06日12:05

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(221) リメイク版

※この記事はリメイク版です
リメイクの経緯はコチラ
元記事はコチラ



準決勝第一試合


3rdクォーター 3分

深体 47
明利 46


赤木 「ありがたい」

天皇杯ベスト4の深体大が、自分を全力で
潰しに来ていることに赤木は感謝していた。

自分にとってこれほどのチャレンジはない。


(深体大を、超えてやる)



コブシをグッと握り、興奮を抑えられない
表情をみせる赤木。

それを見て、明利大メンバーの士気も上がる。


宮城 「さすがはダンナ。そう来なくちゃ」

花形 「よし、スローインだ。行くぞ、宮城」



明利大のスローイン。


竹村が入れたボールを宮城が受け取る。



「来い!!!! 宮城!!!」


赤木がローポストでポジションをとる。


キュキュッ!!!


樋口が前に立つ。

赤木へのパスコースを遮断しにかかる。


が、


赤木は強引に体を入れ替えた。
無理やり樋口の前に出る。

スクリーンアウトのポジション争いのように
両腕、両足も使い、パワーで背中に押し込む。


「おおおお!!! 無理やり前に出た!!!」

「樋口が前に出られねえ!!!」 

「あれはファウルじゃねえのか!?
腕でも押してるように見えるぞ!?」



コートサイドの藤真、腕組み。

「あれでファウルになるなら、さっきまでの
河田弟と赤木の肉弾戦は全部ファウルだ。
今日の試合はコンタクトにはわりと寛容だ」

隣の神がニコリ。

「河田弟のマッチアップが、吹っ切れさせた
かもしれないですね。強引なパワー勝負にも
迷いがない」


観客席の桜木、
腕組みでつぶやく。

「まさに戦場。今日のゴール下は
ゴリにピッタリだぜ」

(俺もこういう審判のほうが好きだ)



樋口 (くそ、前に出られない…!!)


そして、赤木にボールが入った。


「来た!!!」 

「ついに入った!!」

「ローポスト、1対1だ!!!」


宮城 (あの位置ならダンナの敵じゃねえ!)

「行け!!! ダンナ!!!」



赤木、パワー勝負でシュートへ。

「うおおおーーーーーー!!!!!」



バス!!!!!



深体 47
明利 48



「来たあああーーーーーーーーーー!!!!!」

「ゴリラ赤木が決めた!!!」

「明利逆転!!!」

「逆転だあああーーーーーー!!!!!!」



赤木が吼える。

「ウオオオオーーーーーーーーー!!!!!」


明利ベンチ、総立ち。

「やったーーーーー!!!!!」

「赤木さん!!!」 

「これでこそ赤木さんだ!!」


観客席の三井、苦笑い。 

「あのゴール下はすげえな」



樋口 「なんてパワーだ……」

赤木 「どうした樋口、これで終わりか?」


樋口 「……!!?」



さらに、



「ウホッッッ!!!!!」


バッシイイ!!!!


続く深体大の攻撃、
河田美を赤木がブロック。



「うわああーーーーーー!!!!」

「今度はブロックショットだああーーー!!」



河田美 「ああ…!!」


弾かれたボールは荒石が拾い、
すかさず宮城に展開。

「リョーさん! 速攻!!」


宮城 「よーーっし!!! 走れ!!」


牧 「戻れ!!!」



明利大が走る。

深体大が戻る。


深体大の戻りが早かった。

明利大は、宮城、竹村、荒石とつなぐも、
ノーマークにはならず。

速攻からのシュートにはいけない。


深体大ベンチから声が飛ぶ。

「オッケーオッケー!!
速攻は決めさせるなよ!!」


宮城 「しょーがねえ。戻せ!!」


明利大は、トップの位置の宮城に
ボールを戻し、攻撃を組み立てなおす。



記者席の弥生がニコリ。

「もう、どこで攻めるかは明白ね」

町田が続く。

「いま一番当たっている所で行くでしょう」



赤木が手を叩く。 

「宮城!!! こっちだ!!!」

宮城、ニヤリ。 

「分かってるよ、ダンナ」 



先ほど同様、ローポストで赤木が強引に
場所をとりに行く。

樋口は、完全に押されている。


樋口 「ぐっ…!!」

(ここでボールを持たれたら勝てない。
ディナイに行かないと…)


キュキュ!!

樋口、一瞬赤木と距離をとった。


そして、
すぐに赤木の前のポジションを狙いに行く。



宮城 (離れた!)

すかさず、宮城は山なりのパスを出した。


樋口が赤木の前に立った瞬間、
樋口の頭上をボールが越える。


後ろに立つ赤木にボールがわたる。


「おおおお!! 宮城上手ーーーい!!!!!」

「ディナイを逆手に取った!!」


完全に樋口を振り切って、
ボールを受け取った赤木。



だが、河田美がヘルプに来ていた。


「おおおーーーー!!! 美紀男!!!」 

「ナイスヘルプ!!」



ゴール下、赤木の前に立ちはだかる河田美。


赤木 「ムッ…!」


キュキュッ!!!


すぐに樋口も寄ってくる。
一気にダブルチーム。


「あああ!! 赤木が囲まれた!!!」

「美紀男と樋口、二人がかりだ!!!!」


赤木 (甘いわ!)


ビッ!!!

次の瞬間、ハイポストへパスが出た。


桜木 「おっ」

三井 「見えてる!」



そこには花形。

ノーマーク。


木暮 「よし!!!」


柔らかいシュートフォームから
放たれたボールは、美しい放物線を描き…



ザシュ!!!!!


「うわああああーーーーー!!!!!」

「また明利が決めたーーーーー!!!!!!」


深体 47
明利 50



桜木、ニヤリ。

「今度はさっきと違って、ちゃんと周りが
見えてたみたいだな。ゴリラなりに
冷静な判断だ。ヒッヒッヒ」


記者席の弥生。

「さっきは牧君のドライブに対して、冷静さを
欠いた動きを見せたけど、今度は違ったわね」

町田と中村が強くうなずく。

「さすが赤木君! 自分で立ち直った!」



赤木、これで何度目か。

深体大ベンチに目を向ける。



赤木 (出て来い! 河田!!)



唐沢が立ち上がった。

「河田、アップしておいてくれ」


河田雅、ニコリ。 

「はい」



そして、立ち上がってジャージを脱ぐ。

「今日の赤木は面白いな。
こういう勝負を待ってたぜ」



唐沢 「……。」

(なるほど、さすがは赤木だ。
今回の作戦はウチの負けだな…)



3rdクォーター 残り4分30秒

深体 47
明利 50





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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(221) リメイク版 へのコメント一覧

  1. 1.
    • ああ
    • 2022年10月06日 22:00
    リメイクも最新話も明利vs深体で頭こんがらがるw
    毎週何曜日に最新話更新とかあるんですかね…早く更新して欲しい笑
  2. 2.
    • ブンブン
    • 2022年10月07日 16:44
    もし勘違いでしたらすみません。
    「元記事はコチラ」のリンクが220話に飛ぶようになっています。
  3. 3.
    • 編集者・K
    • 2022年10月09日 14:39
    >>2
    ありがとうございます。
    修正しました!
  4. 4.
    • 編集者・K
    • 2022年10月09日 14:39
    >>1
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