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  • 2022年10月14日12:00

嗚呼、スポーツ名選手/アントニオ猪木

どーも!!

プロレス大好きっ子、編集者・Kでっす!!
30歳くらいまでいわゆる「プヲタ」でした!!

※ああ、小中学生時代は後ろ指を指されたものよ
(プロレスってそういうジャンルだったからね)。


で、
今日は明るくこの人のことを語ります。

燃える闘魂・アントニオ猪木です。


そりゃあの日はケッコー沈んじゃいましたけど、
でも闘魂ですから、しんみりしてもしょうがない。

明るく行きましょうや。


言ってましたよ、本人も。

「道はどんなに険しくとも、笑いながら歩こうぜ」

ってさ。


猪木ファンにとって、猪木がこの世を去るなんて
まさに「険しい」ことだけどさ、でも猪木が
言うんだから、笑ってなきゃいけないでしょう。


ということで、
先日は引退後の「猪木さん」を少し語りましたが、


今日は、プロレスラー「アントニオ猪木」について
語らせていただこうと。


ハッキリ言って、大好きでした。


アントニオ猪木といえば、当時のプロレス界の
最大のスターですよ(当時っていうか、ずっとか)。
もちろんジャイアント馬場さんも有名だったけど、
派手さでは猪木さんの方がやっぱり上でした。

知名度は間違いなく日本一だったでしょう。

日本に猪木を知らない人はいなかったでしょう。


でも、当時のわしって、そのアントニオ猪木を
「一番好き」と言うのにちょっと抵抗あったんです。

なんつーか「結局そこかよ」みたいなのが嫌で。

プロレスファンならもうちょい渋いトコ突けよ、
みたいな風に思われそうな気がしてね。

ファンだからこそ猪木が好きって、言えなかった。


が、実はものすっごい好きでした(笑)。


やっぱりどんなマッチメイクだったとしても
猪木を応援してたもん(口には出さないけど)。


大人のファンは違った気がするんですよね。

例えばわしの父親などは「猪木が負けるところ」を
わりと期待してた方だった気がします。

長州が猪木に勝ったときとか、ウチの父親は
「おお、やった!」って、喜んでましたから。

会場も、猪木×長州なら応援は真っ二つでしたね。
猪木を倒せと祈るファンはたくさんいたわけです。


わしは違いました。

猪木が負けると悔しかった。

猪木にはいつも勝ってほしかった。


で、後から聞くと、あの頃まだ少年だった世代
(つまりわし世代)は、猪木が一番好きだったと
いう人間が多いみたいなんですよね。


大人は全員が全員猪木ファンじゃなかった模様。
少年はかなりの確率で猪木ファンだった模様。

※あくまでもわし調べですよ。


あの感覚、何かに似てると思っていたのですが、
最近分かったんですよね。


ウルトラマンや仮面ライダーに似てるんですよ。
うん、特にウルトラマンかな。


あのヒーローが負けるところを見たい子供は
まあ普通に考えて、いないじゃないですか。

それと同じだったんですよね、アントニオ猪木。


よくよく考えてみたら、ホントにそうで、

当時の生放送の新日本プロレスのリングにおいて、
猪木っていうのは、最後の試合(メイン)に現れ、
何度も何度もピンチに陥りながら、最後の最後に
必殺技で相手を倒すんです。

そう、まるでウルトラマンがスペシウム光線で
怪獣をやっつけるかのごとく。

延髄斬り、卍固め、それで決着ですよ。


これまたウルトラマンっぽいよなあ。

ウルトラマンって、スペシウム光線と八つ裂き光輪
以外にこれといった「必殺技」はないじゃない?


猪木もね、意外とそうだったんですよ。
必殺技といえば、延髄斬りと卍固めのふたつ。


あとは、パンチだキックだスープレックスだと
アレコレあれど、それは他の選手も頻繁に使う技で
「これぞ猪木」なのは、延髄斬りと卍固めくらい。

※さらに言うと、その延髄斬りと卍固めですら、
他にも使い手がいたし(藤波とか天龍とか)。


でもね、それで十分だったんです。

だって、その「誰でもやる技」だって
猪木がやると、なんか違いましたもん。


ただのパンチが「ナックルアロー」でっせ。
いや、そもそも反則だし。

ただのスリーパーが「魔性のスリーパー」でっせ。
いや、あれもチョークで反則だし。

ただのローキックが「アリキック」でっせ。
いや、これは素晴らしい発明だった。


何もかもが芸術的に美しかったと思います。

パンチ一発がカッコいい。キックで会場が沸く。

弓矢固めとか、インディアンデスロックとか
腕殺しとかフライング・二―ドロップとか、

なんかもう、そのビジュアルがたまらん。


一個一個の形がいちいち美しかったのは、
マイケル・ジョーダンに通ずるものがあったかも。


いやあ、そうか。それだったんだなあ。

ウルトラマンと重なるって、
もうこれ以上のヒーローはいないんじゃないか。


ゴールデンタイムに新日本プロレスが生中継で
放送されていた頃、わしは幼稚園〜小学校低学年
という、ゴリッゴリの子供でした。

あのときのアントニオ猪木はウルトラマンのような
存在だったんだと思います。



そしてなにより、

強さ、美しさ、カッコよさ、面白さ、
猪木はいろんな面で素晴らしかったけど、

わしは「いつも観客を興奮させたこと」こそが
アントニオ猪木の素晴らしさだったと思うなあ。


それはまるで、遊園地やデパートの屋上に
ヒーローショーとしてウルトラマンがやってきた
ときのような。

それを大人に対してもやっていたという凄さ。



ん? 
つまり大人にとってもウルトラマンだったのか?


アントニオ猪木、おそるべし。



以上、稀代のスーパーヒーロー、
アントニオ猪木のハナシでした。


----

新日本プロレスの公式動画より。

見てよ、この熱狂。
※まあ、この試合は負けるんだけど。



----



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嗚呼、スポーツ名選手/アントニオ猪木 へのコメント一覧

  1. 1.
    • ヤビー
    • 2022年10月14日 13:31
    新日派?全日派?と聞かれたら全日派なんですけど、やっぱりショックでしたね…
    確かに幼少期は目をキラキラさせて見てましたもん
    VSブロディ、ブッチャー、マサ斎藤(個人的にはコレ)大体血まみれでしたね(笑)

    そうそう、猪木と言えば『1、2、3、ダーッ!!』
    じゃないですか?これ、素人がやっても盛り上がる(忘年会の締めや、スピーチ、モノマネ)
    って、スゴいですよね✨
    で、それに張る様な盛り上りを魅せる掛け声的なのはあるのかと…
    ハンセンの『ウィー!!』
    ジャン鶴の『オーッ!!』
    馬場、三沢コール時の『社長ー!!』
    和田京平の『京平ー!!』
    代表戦のニッポンコール
    ロングリーコール時の『ルーーーク!!』(ブーイングに聞こえてたヤツ)
    ちょっと片寄ってますけどどーです?
    ま、未来永劫、空に向かって『ダーッ!!』は言われ続けるんでしょうけどね✴️
  2. 2.
    • ケロー
    • 2022年10月14日 17:50
    Kさん、ありがとうございます

    しかし、何て動画を!!😂
  3. 3.
    • リビング
    • 2022年10月14日 22:29
    TECMOの「激闘プロレス 闘魂伝説」でよく遊んでました。
  4. 4.
    • 確かに
    • 2022年10月14日 23:05
    ヴィジュアル的にはマイケルジョーダンって言葉しっくりきました。絵になるんですよね、猪木って。
  5. 5.
    • PCO
    • 2022年10月15日 07:27
    当時、毎週、塾の帰りにテレビのの猪木の試合を観たくて自転車をふっ飛ばして帰ったのを思い出しました
  6. 6.
    • YASU
    • 2022年10月15日 21:53
    素晴らしい「追悼文」で、子供の頃に抱いていたであろう潜在的な思いを代弁していただいたような気がします。
    ただ拳を構えるだけでも絵になる人が今後現れることがあるのか、と思います。
  7. 7.
    • はるゆき
    • 2022年10月19日 14:14
    現代のエンタメの飽和状態っていうのもあるのかもしれないけど、トレーニングや環境の発展で能力はどんどん高まって記録も更新されて新しい歴史が塗り替えられ続けてるのに、本当のスーパースターって昭和から平成中期までなんだよなぁ。

    もちろん今は今でスーパースターって呼ばれる選手はあらゆるジャンルにいると思うけど、あくまで結果と実績から見た逆算でしかないというか、数字という条件を超えてればそう呼んでいいだろう という感じがする。
    例外的に大谷翔平は数字という部分ももちろん、ロマンの塊だし令和に生まれた真のスーパースターに最も近い存在。
  8. 8.
    • 編集者・K
    • 2022年10月23日 16:24
    >>1
    「1・2・3・ダー!」はサイコーでしょう。
    これをやって盛り上がらないことは、まずないですから。

  9. 9.
    • 編集者・K
    • 2022年10月23日 16:26
    >>2
    新日の公式で発見したんですー
  10. 10.
    • 編集者・K
    • 2022年10月23日 16:26
    >>3
    そのゲームに、明らかに猪木モデルのレスラーいますねえ。
  11. 11.
    • 編集者・K
    • 2022年10月23日 16:26
    >>4
    超美しいです。技の一つ一つが。
  12. 12.
    • 編集者・K
    • 2022年10月23日 16:27
    >>5
    夕方にやってた頃は、それが定番ムーブでしたね。
  13. 13.
    • 編集者・K
    • 2022年10月23日 16:28
    >>6
    王貞治のシーズン本塁打数いつかは塗り替えられるんです。
    アントニオ猪木以上の選手だって絶対に現れますよ。
  14. 14.
    • 編集者・K
    • 2022年10月23日 16:29
    >>7
    自分達が年をとったのもあるかもしれませんね。
    かつては、スターたちが自分より年上だった。
    自動的に敬い憧れることができた。
    いまは違う。
    ポイントかも知れません。




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