金・土の2連戦のあと、この日曜はのんびりと
過ごしている男、編集者・Kでっす!!
※ちょっと昼寝し過ぎた…(寝不足だったかな)
あ、言うまでもありませんが2連戦とは、コレ。
いずれも「観戦」です(「鑑賞」ではない)。
↓
W杯「日本×スペイン」、
映画『THE FIRST SLAM DUNK』、
で、日本×スペインは早朝だったこともあり、
超サラッとした記事しか書いていなかったので、
↓
ここらで、改めて振り返ろうかなと。
そりゃもう、わしの中で
「史上最高の90分」だったので。
今大会は、全試合をフルタイムで見返すことが
できますので(ABEMA、本当に凄えなあ)、
このスペイン戦、リアルタイムなりアーカイブなり
皆さんしっかりご覧になったことでしょう。
なので、
「前半と後半で別チームになるマジック」
「堂安の一発はマジで凄かった」
「その手前の7人がかりの鬼プレスに脱帽」
「三笘と田中の幼馴染コンビの得点に号泣」
「冨安の安定感がハンパなかった」
「遠藤のクローザーっぷりも最高」
「森保采配、再びドンピシャリ」
「日本中で再び手のひら返し連発」
「つまり、ブラボー!」
このへんの話は割愛します。
もう十分に語りつくされていると思いますし。
今回はもう少し視野を広げて、
あのスペインとの勝負だけでなく、他会場含めた
「90分」全体を振り返ってみたいのです。
観戦中、わしは思いました。
これは、日本がW杯に「本当に参加」している、
いや、もはや「大会全体を左右」するレベルの
ポジションにいま立っている、と。
日本は今回で7度目の出場、もちろんこれまで
何度も参加しているわけですが、では大会全体に
影響を与えるような位置にいたかというと、
うーん、どうだったかなあ、という。
世界中から32の国と地域が集まり世界一を決める、
という大会の中に、「居た」のは確かですが、
日本の存在が他国に大きな影響を与えたことは、
たぶん、あまりなかったと思うんです。
我々は、たとえばブラジルやフランスが負けると
「マジで!?」「いまどうなってる!?」と
気にしますが、そんな感じで他国の方々が日本を
見ることがあったかというと、たぶん…。
過去、ゴリゴリの優勝候補と同グループに
入った例は3度あったと思っています。
98年…アルゼンチンと同組
06年…ブラジルと同組
10年…オランダと同組
ほか、コロンビア、クロアチア、デンマーク、
ポーランド、ロシアなど様々強敵はいましたが、
彼らは優勝経験国だったり、優勝候補とされる国
だったかというと、おそらくそうではない。
で、
では優勝候補と同居した前述の3大会において、
日本が大会全体、他国の情勢含め、大きな影響を
与えたかというと、それはなかったんですよね。
初出場の1998年は3連敗でした。アルゼンチンには
初戦で敗れ、なにも波乱はありませんでした。
2006年はブラジルと戦う前の段階で、かなり厳しい
状況に陥ってしまっていました。ブラジルは我々に
勝とうが負けようがどっちでもよかった。
2010年は大躍進の大会でしたが、優勝候補の
オランダには下馬評通り敗れてしまっています。
それがどうでしょう。
今大会、ドイツ&スペインという優勝経験国と
同じ組に入り、いろんな意味でこのグループEを
思い切りかき回したではありませんか。
※コスタリカに負けて面白くしてしまった(笑)
※と、一旦「日本が強いと困る謎の勢力」による
「ドイツとスペインがイマイチだった」の声は
スルーしておきます(気が向いたら書こうか:笑)
ということで、
あのグループステージ第3節の
90分間のハナシですよ。
あの列強・スペインを相手に真剣勝負に臨み、
同時刻開催のドイツ×コスタリカとあわせて、
分刻みで順位が変わる超絶エキサイティングな
90分の「ど真ん中」に日本がいたのです。
思えば前回大会のGS最終節・ポーランド戦も
同様に他会場の結果と睨めっこしながらの、
神経すり減る勝負でしたが、
同大会の同組の相手は、ポーランド・セネガル・
コロンビアですから、ドイツ&スペインほどの
インパクトではないと思いますし、なにより、
日本はその最終戦自体は負けちゃいましたからね
(でも突破は立派ですよ! 超嬉しかったし)。
※あ、もちろん上記の3チームは強いんですよ、
でもドイツ&スペインはやっぱり格が違うから
なんともエキサイティングな時間。
「おいおい、ドイツが落ちそうだぞ!」
「なに、コスタリカが逆転…!?」
「いや、ヘタしたらこれスペインも落ちるぞ!」
「ちょっと待て、ドイツが再逆転だぞ」
「いや、でもこのままでは、ドイツが落ちる」
あの後半の怒涛の順位変動、
あれは本当に痺れた。たまらなかった。
繰り返しますが、ドイツとスペインです。
大会全体に影響を及ぼす90分だったでしょう。
そこに日本がいて、そのうえスペインを破ろうと
しているのです。波乱の真ん中にいるのです。
史上最高の90分じゃないですか。
ある程度から上の世代の方なら、初出場の98年から
W杯の日本代表は全試合リアルタイムで見ている
という方はたくさんいらっしゃると思います。
わしもそうです。全試合をリアタイ観戦してます。
勝つところも負けるところも見ました。
ゴン中山の初得点も、中田ヒデたちの躍動も、
豪州戦の悪夢も、王国ブラジルの無慈悲な強さも、
ケイスケホンダの無回転スーパーフリーキックも、
世界ランク2位・ベルギーとの手に汗握る大勝負も、
全部見てきたうえで、
あのスペイン戦と、それを軸とした90分間は、
文句なく史上最高だったと思います。
ここまで来たか、と。
世界中から予選を勝ち抜いた国と地域の大会、
そこに「ちなみに日本もいるよ」じゃないです。
今回については本格参戦も本格参戦、
堂々とワールドカップで存在感を放っていますよ。
耐えて耐えての逆転ってドラマチックだし、
その逆転弾のVARチェックの時間の緊張感も、
かつてない体験だったし、
なにより、それで勝ったから(それが偉大!)。
決勝トーナメントの戦いに挑むのは4度目ですが、
過去3回とは全然違うと思います。
今度という今度こそ勝ちたい。
そして心の底から勝利を信じることができる。
皆さん、また大集合で観戦しようじゃないですか。
決戦は、12月5日の24時(12月6日の0時)です。
願わくば、また我を忘れて発狂できることを。
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スペイン戦は日本代表史上最高の90分でした。いざ決勝トーナメントへ。 へのコメント一覧
最高でした。ずっとずっとサッカー見てきて
こんなに震えた(いろんな意味で)試合初めてでした!
一進一退のセネガル戦!
西野監督の勇気ある決断をしたポーランド戦!
そして、2点先制しながらも、最後の最後に逆転されたベルギー戦!
この前回大会の経験があったからこそ、見ている側は今度こそはという思いは今まで以上に強いはず!
ドーハの歓喜!期待しています!
堂安、浅野、田中のシュートもまぐれなのかもしれない
個の能力では確かに各国より劣るのかもしれない
でも、個でも戦える環境が日本にはある。
特にプレスの連動性としつこさそして生真面目さが個の力をお仕上げてる気がする。
ドイツ戦前半確かに圧倒的に押されていたがそれでも特に前田と伊藤のプレスは効いていて思ったより高い位置でボール奪取を成功していた。
個人的には攻めるに当たっては何も前線の能力が全てではないと思っている。以下に高い位置で相手の意表をついて取れるかが鍵になると思う
恥ずかしながらDF.MFだけが鍵だと思っていたがドイツ戦で一部のメディアには前田を無駄な走りと評していたがその走りがドイツのDFのリズムを崩しまた、ある意味他の選手が出たときコントラストが生まれDFの守りづらさが産まれるのかな?
(前田を守ればどうしてもスピードを意識し距離を取る。交代直後など修正いが難しく距離が継続される。そのスペースで技術が使えるなど)
世界的にも『なにぃっ!?』て声が上がったんじゃないかな。
これがかつてのトルコやギリシャのような瞬間最大風速で終わるか
かつてのカメルーン、ナイジェリアのような無視できない一大新興勢力になれるか
他の記事にもコメントしたけど、日本は今こそ前人未到の【最大到達点】に手を付ける時だと思う。
ジョホールバルの歓喜で岡野が神風を起こしたフランスW杯で「ジャマイカなら勝てるんじゃ…」と甘く見てた日本国民が全敗という絶望の底に落とされたあの日から20年余り。
当時日本一のサッカー選手だったカズがジェノアで尾骨折ったり年間1ゴールぐらいしか挙げられず失意の帰国をして数年で中田英寿が同じイタリアで夢のような活躍をした。
本田、香川たちがそれに続いて、一部ではそれ以上の活躍を見せて、現代ではこれだけの海外組が居る。
やるなら今しかないでしょ!
日本人は誰かを応援するのには向いてないようです
選手が罵倒に対して反骨心剥き出しにした結果時代が変わったんですから
それはそれで一つの意見だと思いますが、他人に対して、期待しないことを勧めるのはやめませんか?