(リメイクの経緯はコチラ)
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関東学生トーナメント
準決勝第二試合
青葉 12
大和 6
天崎投入で試合が動き出した。
“ゴッド・ハンド”こと、神宗一郎のスリーも
火を噴き、一気に青葉がリードを広げる。
火を噴き、一気に青葉がリードを広げる。
そして、青学大のペースは続いた。
キュキュ!!!!
「おおおっと!! 松本が抜けない!!」
「すげえディフェンスしてるぞ、あの14番!!」
新戦力・天崎は、その類稀な身体能力で、
大和大のキーマン・松本を封じ込めていた。
大和大のキーマン・松本を封じ込めていた。
弥生 「彼の守備が大和のリズムを乱しているわ」
杉山 「アスリート能力は相当のものだな」
ガン!!!!
「ああ!! 大和のシュートが外れたぁぁ!!!」
バシイイ!!!
「おお!! また森重のリバウンドだ!!!」
「強い!! 本当に強い!!!」
藤真 「走れ!!!」
ダム!!!
「藤真がゴール下突っ込んだ!!!」
「速い!! すげえドライブだ!!!」
スッ
「パス!!?」
「うわあああ!! 上手ああーーーい!!!!」
「外だ!!!!」
ザシュ!!!!
「来たあああーーーーーー!!!!!!」
「ゴッド・ハンド2発目!!!!!」
牧 「完全に青葉のペースになったな」
諸星 「あの天崎という男の投入からだ」
1stクォーター、青葉は絶好調で駆け抜けた。
森重のゴール下、バックコート陣のスリーいった
持ち前のラインナップに、天崎のスピードという
新兵器を加え、オフェンスはさらに向上していた。
新兵器を加え、オフェンスはさらに向上していた。
1stクォーター終了
青葉 36
大和 17
記者席の弥生。
「青葉は、わずか10分で36点も獲った。
早くも20点近いリードを…」
「青葉は、わずか10分で36点も獲った。
早くも20点近いリードを…」
中村、頷く。
「これは、ノッた時の爆発力はもしかしたら
深体大以上かもしれないですね」
「これは、ノッた時の爆発力はもしかしたら
深体大以上かもしれないですね」
仙道、ニコリ。
「相変わらずのスピードだな、天崎。
一番目立ってるよ」
一番目立ってるよ」
桜木、眉間にシワ。
「フン、上手く行き過ぎだ。そのうちボロが出る」
「フン、上手く行き過ぎだ。そのうちボロが出る」
清田、同じ顔。
「ああ、勝負の世界はそんなに甘かねえぜ」
「ああ、勝負の世界はそんなに甘かねえぜ」
牧 (いきなり仲良くなってるな…)
そして、2ndクォーター、
その「ボロ」が出始めた。
バシィィ!!!
「おおおっと!!! 松本のスティール!!!!」
「天崎が獲られた!!!」
天崎 「あっちゃぁぁ」
桜木、清田、ガッツポーズ。
「よし!!」
「よし!!」
諸星 (なんでだよ)
土屋 「よーーーっし!!! ナイス松本!!」
松本 「オウ!!」
(コイツ、ハンドリングはそれほどでもないな)
清田 (そこが俺との違い!!)
バス!!!!!
そして、土屋のドライブからのパスを受け、
野辺がゴール下を決める。
そして、土屋のドライブからのパスを受け、
野辺がゴール下を決める。
大和大ベンチ、手を叩く。
「オーケー、オーケー!! ナイスプレイ!!」
「オーケー、オーケー!! ナイスプレイ!!」
そのころ、
深体大と別ブロックの観客席。
深体大と別ブロックの観客席。
腕組みの三井。
「土屋の動きがドンドン良くなってるな。
ドライブインで神が抜かれるシーンが増えてきた」
ドライブインで神が抜かれるシーンが増えてきた」
渡邊、苦笑い。
「そりゃそうですよ。あの人を抑えるのって
凄い大変なんですから」
凄い大変なんですから」
土屋のパスを受けて、残りの4人が決めるという、
まさに大和大らしいプレーだった。
これを機に、徐々に大和大がリズムを取り戻す。
若干ではあるが、点差も縮まり始めた。
2ndクォーター 残り5分
青葉 48
大和 32
コートサイドで試合を見ている、深体大・唐沢。
(なるほど、あの天崎は攻撃のオプションは
少ないらしい。怖いのはあの身体能力を使った
ランニングプレーだけか。神も土屋を一人で
抑えこむほどのディフェンス力は持っていない。
少ないらしい。怖いのはあの身体能力を使った
ランニングプレーだけか。神も土屋を一人で
抑えこむほどのディフェンス力は持っていない。
決勝は三番に諸星を入れるパターンが効きそうだ)
決勝戦へのプランニングは既に始まっていた。
コートでは、さらに大和大が詰め寄る。
キュキュ!!
野辺のスクリーンを巧みに使い、松本が走る。
天崎が振り切られる。
(あ、やべ…!!)
(あ、やべ…!!)
そして、フリーでボールを受け取りスリーポイント。
ザシュ!!
青葉 48
大和 35
「よーーーっし!!! ナイス、松本!!!」
「これで13点差!! かなり点差が詰まってきた」
天崎 (この人、味方を使うのが上手いな…)
コートサイドの彦一。
「ちょっと流れが大和に傾き始めてきたかな?
さすが4年生5人、試合巧者ぞろいやな」
さすが4年生5人、試合巧者ぞろいやな」
しかし、
ザシュ!!!!
「うわあああああああーーーー!!!!!
またゴッド・ハンド!!」
またゴッド・ハンド!!」
「せっかく3点詰めたのに、すぐに返された!!!」
神、ニコリ。
「ナイスパス」
「ナイスパス」
森重が静かに手を挙げる。
「うぃ」
「うぃ」
彦一 「アンビリーバブル……」
この神のスリーポイントは、
森重のパスアウトからだった。
森重のパスアウトからだった。
ゴール下でダブルチームを誘い込んで、
外に散らすパターンが完全に確立されている。
外に散らすパターンが完全に確立されている。
記者席の弥生。
「人数をかけて森重君に当たればいいわけじゃない。
それはイコール、外のチェック枚数を減らすこと」
町田が頷く。
「守りようがないですね…。まずは森重君に
1対1でつける選手がいないと、青葉の攻撃を
止めることはできない…」
1対1でつける選手がいないと、青葉の攻撃を
止めることはできない…」
中村が続く。
「それが深体大にはいるんですよね。
やっぱり王者だなあ」
やっぱり王者だなあ」
この神の一発で、再び流れは青学大に戻った。
バス!!!
「あああ!! 今度は中だああーーーー!!!」
「神のパスから、森重のゴール下!!!」
大和大ディフェンスが、神や藤真のアウトサイドを
警戒すると、今度は中にボールを送り込む。
警戒すると、今度は中にボールを送り込む。
ディフェンスが広がった後のゴール下、
森重に敵はいない。
森重に敵はいない。
観客席、
明利大メンバーのブロック。
明利大メンバーのブロック。
赤木、腕組み。
「青葉戦では森重を抑えることが最も重要だな」
「青葉戦では森重を抑えることが最も重要だな」
宮城、ニヤリ。
「ああ、間違いねえ。ダンナ次第ってことだ」
「ああ、間違いねえ。ダンナ次第ってことだ」
荒石、続く。
「神宗一郎には俺がつくぜ。ぜってー撃たせねえ」
「神宗一郎には俺がつくぜ。ぜってー撃たせねえ」
花形、頷く。
「宮城も重大だぞ。藤真が相手なんだからな」
「宮城も重大だぞ。藤真が相手なんだからな」
宮城、再びニヤリ。
「もちろん分かってるって。花形サン」
「もちろん分かってるって。花形サン」
木暮、ニコリ。
(もうシミュレーションか。
次の戦いが始まってるんだな)
次の戦いが始まってるんだな)
前半は、完全に青学大のものとなった。
攻撃陣が爆発し、100点ペースを
大幅に上回る勢いで得点を量産。
最初の20分で勝負の行方をほぼ決定付けた。
大幅に上回る勢いで得点を量産。
最初の20分で勝負の行方をほぼ決定付けた。
前半終了
青葉 62
大和 39
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