準々決勝・第1試合
2ndクォーター 50秒
横浜D 27
深体大 17
道谷、実況。
《試合は、第2クォーターに突入しました。
互いに2点を獲り、変わらず10点差です》
塚本、解説。
《横浜ドリームスの選手たちの顔を見ていると、
この準々決勝を「楽しんでいる」ということが
よく分かりますね。リラックスできていますよ》
道谷《それもこのリードの要因でしょうか》
塚本《そうかもしれませんね》
道谷《続いて再び横浜ドリームスの攻撃です》
「「「 レッツゴー・ドリームス!!! 」」」
ガンガン・ガガガン!!!!
「「「 レッツゴー・ドリームス!!! 」」」
ガンガン・ガガガン!!!!
「「「 レッツゴー・ドリームス!!! 」」」
ガンガン・ガガガン!!!!
ボールは仙道。
「さあ来た、仙道!!!!!」
「シュートもある、パスもある!!!!」
ダム!!!
仙道、仕掛ける。
キュキュッ!!!!
諸星、ディフェンス。
町田 「抜かせない…!!!!!」
彦一 「諸星さん、対応しとる!!!!」
深体大ベンチ、手を叩く。
「よしよしよし!!!!」
「ナイスディフェンス!!!!!」
諸星 「オウ!!!」
(とんでもねえ実力者なのは確かだが、スピードで
一発で抜かれるような相手じゃねえ)
ビッ!!!!
仙道、ここからパス。
諸星に体をぶつけつつ、背中側からボールを放る。
「おおおおおーーーーーーー!!!!!!!!」
佐戸 「これだ!」
左京 「このパスが厄介…!!!!」
これに合わせたのは、宮ノ腹。
佐戸 (今日の必殺パターン)
バス!!!
ミドルレンジからバンクショットで決める。
2ndクォーター 1分10秒
横浜D 29
深体大 17
「来たああああーーーーーーーー!!!!」
「今日は当たってる!!!!」
横浜D応援席、総立ち。
「宮ノ腹あああああーーーーー!!!!!!」
「サイコーだ、宮ノ腹!!!!」
道谷《宮ノ腹、外れません!!!》
塚本《さすがですねえ》
清田 「センさん、宮さん、完璧!!!!」
宮ノ腹 「オウ!!!!」
仙道 「さっきは獲られちゃったからな」
諸星 「フン…」
(何でもあるからホントに厄介だぜ…)
森尾 「宮ノ腹、止まらないな」
杉山、ニコリ。
「宮ノ腹さん、森尾さんの座を脅かす
シューターとも言われてますよね、確か」
ギラ!
森尾 「まあ、まだまだ譲る気はないがな」
桜木 「ほう」
森尾、腕組み。
「それはさておき、この仙道-宮ノ腹のラインを
どうにかしたいところだな、深体大としては」
杉山、頷く。
「そこは、なんらか策があると思うんですがね。
たとえば牧を宮ノ腹さんにつける手だってある」
続く、深体大の攻撃。
ここで新しいパターンが出る。
ザシュ!!!!!!
道谷《ここで伊達健太だ!!!!》
塚本《得意の外が来ましたねえ!!!!》
牧のパスから、伊達健太のスリーが決まる。
2ndクォーター 1分30秒
横浜D 29
深体大 20
深体大ベンチ、ガッツポーズ。
「よーーーーーっし!!!!!!!」
唐沢、ニコリ。
「よし、いい攻撃だ」
パンパンパン!!!!
河田雅、諸星、手を叩く。
「オッケー、オッケー!!!!」
「いい形だった、続けていこう!!」
町田 「伊達健太の外か」
弥生 「おそらくこれは狙ってたわね」
町田、腕組み。
「この第2クォーター、まずは深体大は
アウトサイドのシュートで勝負かな」
左京 「攻撃のリズムを変えたか」
外川 「上手くいくと、また面白くなるねえ」
深体大、第2クォーターからコートに入った
伊達健がさっそく仕事をした。
どうやら、このクォーターは外で勝負の模様。
その出だしは上々といっていい。
だが、
横浜Dもまた、好調を維持し続ける。
ザシュ!!!!!
道谷《また来ました、宮ノ腹ああーーー!!!》
塚本《止まりませんねえええ!!!!》
宮ノ腹の爆撃が止まらない。
しかも今度はスリーポイント。
2ndクォーター 1分30秒
横浜D 32
深体大 20
道谷《深体大としては痛い3点でしょう》
塚本《ここから、というところで返されました》
道谷《宮ノ腹、まさに必殺仕事人》
宮ノ腹 「ナイスパス!!!!」
一ノ瀬 「っす!!!」
バチン!!!!!
アシストは、ハイポストに立っていた一ノ瀬。
横浜Dもまた、第2クォーターから入った選手が
早々に仕事をしている。
赤木 「なかなか流れは変わらないな」
花形 「ああ、これが経験ってやつかな」
荒石、苦笑い。
「代表キャリアのある選手はやっぱり手強いぜ。
あの人から見れば、ダンナや牧のオッサンでも
若造ってことなんだからな」
島袋 「確かに…」
畑山 「改めてドリームスの強みだな、それ」
赤木、腕組み。
「この第2クォーター、どうやらしばらくは
形勢逆転には至りそうにないな…」
(とはいえ、牧、諸星、河田…、奴らがこのまま
寄り切られるようなことはないはずだが)
その頃、
沖縄のとある民家。
「あああああーーーーーーーー!!!!!!!」
子供たちの大きな声。
目の前の画面には、天皇杯のゲーム。
「あのオジサン…!!!!」
「シンタイダイだったの…!!!??」
いつぞや、諸星と花形が沖縄で出会った子供たち。
いま、そのときの諸星の言葉を思い出し、
彼らは「テンノーハイ」を観戦し始めていた。
そこに映っていたのは、
琉球ウォリアーズを破った、憎き「シンタイダイ」。
そして、そのシンタイダイのユニフォームを着た
オジサンこと、諸星大の姿だった。
2ndクォーター 2分30秒
横浜D 32
深体大 22
「オジサン…、負けてる…」
諸星大と対峙するのは、仙道彰。
キュッ!!!
仙道がシュートの構え。
諸星がブロックに跳ぶ。
が、仙道の動きはフェイク。
諸星 「……!!!」
「うわあああーーーー!! ナイスフェイク!!」
「完全にひっかけた!!!!」
バス!!!!
仙道、諸星をかわしてシュートを決める。
2ndクォーター 2分50秒
横浜D 34
深体大 22
道谷《仙道、決めました!!!!》
塚本《あの諸星君を翻弄しましたよ!!!》
道谷《得点、アシスト、縦横無尽の活躍!!》
諸星、汗をぬぐう。
「野郎……」
「オジサン……」
「相手の人、強そうだ…」
子供たちは思わず、画面に映る
憎き深体大のプレイヤーに声を飛ばした。
「オジサン、頑張って…!!!」
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1212) へのコメント一覧
諸星大の覚醒来るか?
前年は仙道VS杉山で仙道に軍配が上がったと。
でも大学生だからまだ決っしてオジサンではないんやな。
沢北かルカワ当てないと仙道は止められないし
やりあえない。
その明利に負けた深体大に苦戦していては話にならんからここは終始横ドリペースで寄り切ってくれんと決勝が盛り上がらんw
追いつかれて本気になった仙道の鬼オフェンスも見たいですね!
いつぞやの沖縄の話って今まで出てきてますか?
出てきてるとすると何話あたりですか?(TдT)
「すげーな…。」
Kさんいつもありがとうございます!
2クォーターに突入して10点リードの横浜ドリームス。この流れを掴んでるのはキャプテンミヤさんと仙道さん、深体大相手にリード凄い!
両チームメンバーを入れ替える中、早速牧さん十八番のペネトレイトからパスで1年の伊達健が決めた!負けじと一ノ瀬が絶妙なパスでキャプテンミヤさんがスリーで返しました!
そんな中、沖縄からこの試合をみるかつて諸星さんをオジサンといった子供たちが観戦。
おそらくこのブログ初対決である天才仙道彰VSシューティングスター諸星大。仙道頑張れ!負けるな諸星!とどっちを応援していいかわからない感じ‥
2人にはとんでもないプレーを見せてもらい、この先の先の舞台でライバル、同チームメートなるかわからないが頑張ってほしい!
このハイレベルな攻防の中、的確なアシストを決め続けてる一ノ瀬最高です!
両チームとも頑張れ〜!
こうやって仙道がすごい活躍している場面は今までに何度もあるけど結局最後の最後には負けちゃうのよな。仙道自身は負けてなくても他な要因で。
仙道に優勝を!そろそろ!一度くらいは!
子供たちにとって、地元・琉球ウォリアーズのカタキである“憎きシンタイダイ”
その深体大を圧倒し、誰もが、『凄い!!』『格好いい!!』と感嘆する横浜ドリームスの仙道
ではなく、あの時の“オジサン”である諸星に対し、声援を送るというね
『こりゃあ、“ファン1号ら”の期待に応えて、ここは一発、奮起せにゃあいかんぜよ、諸星』ときたもんだである
そして、その諸星、ここまで、「深体大三銃士」などと呼ばれながらも、牧や河田兄とは違って、これといったスポットライトを浴びることもなく、大学界屈指のプレイヤーでありながらも、沢北や仙道の“下位互換”という地位に甘んじてきた
しかし今回は、自らが強烈に意識する相手である仙道が目の前にいるとあって、注目度も倍増
深体大が勝利するためには、当然、ドリームスの要である仙道を、如何に抑え込むことができるかも、大きなポイントとなってくる
つまり、諸星にとっては、これまでの評価をひっくり返す、“下剋上”のチャンス到来なのである
仙道が、黄金世代の中でも、頭ひとつ抜きん出た、とんでもない選手であるのは、周知の事実
清田が、あの“牧さん”を相手に、群雄割拠と言われるPGというポジションにおいての“現在地”を示す
そして新たに、諸星の“ストーリー”が加わろうとしている
この試合は、ここからが、“本番”だぜ
何話とか調べるのは面倒いからアレだけど、まだ最近の話ですよ
現在の湘北と山王との間で行われた、ウインターカップの決勝戦の後で、今行われている、天皇杯ファイナルラウンドの前
宮城が須形のプレイスタイルに触発されて、留学を考えるようになり、“沖縄”からのルートを模索しているという流れからの
来季、その沖縄をホームとするウォリアーズ入りが決まっている諸星と花形が、ウォリアーズのプロ練に参加した後、公園でのシュート練習を繰り返す中
それを見つめていた、地元の子供たちとのやり取りを描いたシーンが出てきます
おそらく、10話も遡らない内に辿り着けると思いますよ
牧『お前も、俺の気持ちがよく分かっただろ…』
いつぞやの沖縄の話は1204話ですね。
割と最近です。
あのふたり ‥
深体大!
ならば、そなたに力を与えよう。
空から諸星大に光が放たれる
諸星大は物星大に変身したのだ。
それにしても、仙道と宮ノ腹すげー^^:;
(Kさん...福田を...そろそろ...)
実力は素晴らしいからここらで一花咲かせて欲しいね!Kさん大諸星をストーリーでも大活躍させてください!
ここから諸星が活躍してもすんなり受け入れて読めてしまいそうな
最後はさすがに仙道だと思うけど
しばらく三銃士が盛り返す展開になりそうですね
とはいえプロになる選手がこのままやられっぱなしとも思えない。逆に格上相手と認めてしまえばそれなりのやり方が出てくるはず。今更牧や河田と交代してもアジャストする時間が同様に過ぎてくだけな気が・・・
辛い時間になっていくだろうが諸星が自分で修正してできることを絞っていく。仙道の仕事を限定していけば勝機が見えてくるはず
ありがとうございました!
その話だけ飛ばしてました!
ありがとうございました。
その前話からよんだら、しっかりその話だけ飛んでたので繋がりました。