スポーツ大好き、
バスケ大好き、サッカー大好き、格闘技大好き、
そして、プロレス大好き、編集者・Kでっす!!
今日は名選手コラムの更新なのですが、
いまは、やはりこの人でしょう、
2023年2月21日に、壮大なドラマと共に引退した、
プロレスの天才、ミスタープロレス、
プロレスリング・マスター、武藤敬司です。
最高のプロレスラーでした。
力道山時代、
猪木・馬場時代、
格闘頂点(鶴田・藤波・長州・天龍)時代と続いた
日本のプロレスの歴史ですが、
現在45歳のわしに思い切りど真ん中なのは、
やはり、三銃士&四天王時代です。
武藤、蝶野、橋本、三沢、川田、田上、小橋
(もうふたりがこの世にはいないんだね…)。
小中高、いや大学までわしを直撃したこの時代、
双璧は、言うまでもなく三沢と武藤。
三沢光晴はある日伝説になってしまいましたが、
武藤敬司はちゃんと引退してくれました。
いろいろ語りつくされたレスラーだと思いますが、
わし、武藤については「だから、天才」だと
思うポイントがひとつあって、そんなハナシを。
プロレスといえば、数々の「技 (特に必殺技) 」が
大きな特徴であり、ファンの楽しみですよね。
その「技」ですが、
サブミッションと打撃(ラリアット含む)を除くと、
幾つかのパターンに分類できると思っていて、
さらに「いかにもプロレス」な必殺技ってのは、
極端に思い切りザックリと分けてしまうと、
・持ち上げて落とす
・後方に放り投げる
の2種類だよなあ、なんて考えてたんですよね。
前者の代表例は、パイルドライバーやパワーボム、
後者の代表例は、バックドロップやジャーマン。
で、そこにオリジナリティを加えることで、
様々な必殺技が生み出されてきたんだ、と。
三沢はタイガードライバーを生み出しましたが、
これの原型になるのはパワーボムでしょう。
藤波のドラゴンスープレックスも、クラッチの
仕方がオリジナルではありつつ、やはり原型は
ジャーマンスープレックスだろうと。
パワーボムとジャーマン、ってことはつまり、
ルー・テーズとカール・ゴッチですよ。
※テーズにはバックドロップもありますが。
原型はやはり伝説のふたりになる、と。
持ち上げて落とす、後方に投げる、の派生は、
いっぱいありますよ。
ライガーボム、タイガースープレックス、裏投げ、
エクスプロイダー、喉輪落とし、垂直落下式DDT、
バーニングハンマー… etc.
この2パターンに当てはまらないのが出たら、
それは「発明」だと思うんです。
わしが初めて「新しいパターン」だと思ったのは、
フランケンシュタイナーでした。あの技は、
持ち上げて落とすでも、後方に投げるでもない、
そう、発明だったのだ、と。
※誰が作ったんだろう? スコット・スタイナー?
わしは、ダグ・ファーナスのが好きだったけど。
で、その後、
新たな発明にはなかなか出会えなかったんです。
※あ、番外編で「キン肉バスター」という
発明があるけど、それはまた別のハナシ(笑)。
絶えず進化していくプロレスの世界、
色んな技が生み出されていくんだけど、やっぱり、
持ち上げて落とすか、後方に投げるか、なんです。
上記の例のようにね。
また、スター選手もやはり年はとるわけで、
色々難しさが出てくる面もあったでしょう。
特に後方に投げる系は、ブリッジが効かなくなると
美しさが半減してしまいます。
ベテランになった藤波がドラゴンスープレックスを
披露する機会はなかったですし、三沢も晩年は、
投げ捨て式しかやらなくなりました。
持ち上げる系も、三沢は最終的にかなりシンプルな
形にしたんですよね。エメラルド・フロウジョンは
ベテランでもイケるやり方だったんだと思います。
さて、武藤敬司です。
なかなか体にも無理が生じるようになったなか、
彼は、持ち上げるでもなく、投げるでもない技を、
生み出しました。
シャイニング・ウィザードです。
凄まじい発明だったと思います。
プロレス技には、もう既存技の派生しかないと
思っていたら、こんな手が残っていたとは。
年をとった武藤でも出来る形だったんですよね。
それでいて何とも類似しないオリジナル。
そのうえで、美しい。
フランケンシュタイナーの次に現れた、
まったく新しい必殺技だったんじゃないかな。
その後、このシャイニング・ウィザードから
派生技がたくさん生まれたのはご存知の通り。
ほぼまんまといえるシャイニング・ケンカキック、
ボマイェ、カミゴェ、などなど。
ということは、武藤は原型を創ったということ。
こんなもん、問答無用の天才でしょう。
武藤の強さやカッコよさは、いろんなところで
語られていると思いますが、この発明のハナシって
意外と聞いたことなかったんで、
わしが一丁勝手に唱えてやろうかと(笑)。
いや、もう天才の中の天才ですよ。
プロレスリング・マスター、その通りですよ。
カッコよすぎたわ、武藤敬司。
美しすぎたわ、武藤敬司。
武藤さん、ありがとうございました。
そして、お疲れさまでした。
最後に、ふと思いました。
プロレスを好きでよかった、と。
以上、
名選手コラム、武藤敬司でした。
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最高だろ、この入場。
↓
この武藤×蝶野の幕開け、クソヤベエな。
曲が「FANTASTIC CITY」なのが尚ヤベエ。
↓
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嗚呼、スポーツ名選手/武藤敬司 へのコメント一覧
猪木が嫉妬するのがよく分かります
武藤『沢北がいなけりゃどこでもエース張れる男さ』
の武藤君
わりと好き
一番大好きなレスラーです。中学時代、一部の友人から武藤と呼ばれていた事を思い出しますw
武藤≠グレート・ムタ
カッコよすぎです。ムーンサルトプレスをやり過ぎたせいか膝を酷使して怪我との戦いでしたが、医者の忠告も聞かず飛び続けた勇姿。ありがとうございました。一生王者です。
※さすがKさん、三沢にも触れて頂いてプロレスファンとしては嬉しい限り✩.*˚個人的には馳、健介も含めて新日BIG5ってイメージでした笑
ナチュラルボーンマスター武藤と共に、昭和のプロレスは幕を閉じました。
ありがとう!武藤敬司!
ありがとう!昭和のプロレス!
夢を見させてくれてありがとうございますと言いたいですね!本当に強くカッコいい選手でした。
これからは井上尚弥選手にまだまだ夢を見させてもらおうと思います笑
細かいこといってすみません
も当時新しい技だったと思います(グレートムタ)。
その後シューティングスタープレスが出て来ましたが(ライガー)。
タイガーマスクも衝撃でしたが、側転とか場外に飛ぶはやってたけど、縦回転系はなかったかと〜。
今回の引退試合はそんな自分でも熱くなりました。
プロレスって凄い!武藤敬司さんって凄い!
こう思わずにはいられませんでした。
それからずっーとファンでしたから寂しいですね引退は
海南のスタメンが描かれる場面でも、脇役に徹して描かれない武藤君もわりと好き
内藤に敗れたものの、蝶野との試合をさらに行ったのは熱くなりましたね
あれは事実上蝶野の引退試合も計らいで行ったのではと思います
39年間でまさに波瀾万丈ありましたが、間違いなく偉大なレスラーでした
才能に加え、ルックスと体の大きさまで併せ持っていましたからねえ。
※とはいえ、猪木も背が高くて男前ですけど
三沢と武藤はわしの青春なのですよ。
ああ、言われてみれば「昭和プロレス」が終わった感ありますねえ。
一般的に繋ぎ技のイメージだった四の字、
武藤じゃなきゃ、ああはならなかったでしょうね
修正しました
うーん、「飛んで体をぶつける」という意味で
結局、ダイビング・ボディプレスが原型になるんですよねえ。
わし的には、発明にはならず、アレンジ技という解釈ですね。
※ちなみにタイガーマスクは武藤より先にムーンサルトをやってますね
背景をよく分かっていなくても感動を与えられる男、武藤敬司
第1回ですかね。
そういえば決勝が武藤-蝶野でしたね。
デビュー戦から、要所要所でぶつかるふたり。
生観戦、うらやましい!!
最後の蝶野とのやり取りは最高でしたねえ。
タイガーマスクが先でしたか(~_~;)
失礼しました!
そっか原型となると違いますね!
ちなみに
オクラホマスタンピートは、やっぱり投げ技に入るんですかねw
シャイニングウィザードが打撃技に入らないのなら、
ジャイアントスイングも投げ技ではなく回し技?笑