(リメイクの経緯はコチラ)
(元記事はコチラ)
関東学生トーナメント・決勝戦
深沢体育大学vs青葉学院大学
ティップオフ。
「オウ!!!!」
バッシィ!!!!
実況・道谷が試合開始を告げる。
《ジャンプボールは森重が制しました!
青学ボールで試合スタートです!!》
《ジャンプボールは森重が制しました!
青学ボールで試合スタートです!!》
「オオオオ!! さすが森重!!!」
「身体能力で身長差をハネ返した!!!」
塚本、解説。
《あの体格で彼は跳べるんですよねえ。
本当に凄い、新時代のセンターですよ》
《あの体格で彼は跳べるんですよねえ。
本当に凄い、新時代のセンターですよ》
青学大の攻撃、
まずボールは藤真へ。
藤真 「さあ、一本行くぞ!!!」
「オウ!!!!!!!!」
道谷、問う。
《さあ、深体大のディフェンスですが…、
塚本さん、まずはマンツーマンでしょうか?》
《さあ、深体大のディフェンスですが…、
塚本さん、まずはマンツーマンでしょうか?》
塚本、解説。
《同じポジション同士でつくオーソドックスな
ハーフコート・マンツーですね》
《同じポジション同士でつくオーソドックスな
ハーフコート・マンツーですね》
杉山、腕組み。
「注目の森重には、河田美紀男か。
果たして止められるか」
「注目の森重には、河田美紀男か。
果たして止められるか」
赤木 「唐沢監督はサイズで決めたか?」
河田美 (パワーで押されないよう頑張るんだ)
森重 (コイツか…。重たいんだよな…)
ビッ!! ビッ!!
ボールは藤真から天崎、
天崎から藤真に戻して、逆サイドの神へ。
青学大は外でボールを回す。
道谷《そして、再び藤真へ》
塚本《ゆっくり青葉がボールを回しますね》
塚本《ゆっくり青葉がボールを回しますね》
そして、24秒タイマー残り10秒、
ローポストの森重へ。
ローポストの森重へ。
塚本《来ましたよ!!》
森重がゴールを背にしてボールを受け取った。
背後には河田美が密着。
「さあ!! 来た来た!! 森重vs美紀男!!!」
「注目のビッグセンター対決!!!!」
ダム!!!
森重、得意の高速スピンターン。
「行ったあああ!!!」
塚本《速ああーーーい!!!》
河田美、抜かれる。
(は、速い…!!)
(は、速い…!!)
が、
ゴール下には河田雅。素早いヘルプ。
ゴール下には河田雅。素早いヘルプ。
ゴール真下あたりで森重が捕まる。
深体大ベンチ、手を叩く。
「ナイスディフェンス!!!!」
「ナイスディフェンス!!!!」
エンドラインも味方につける、河田雅の巧みな
ディフェンスで、森重は動き場所を失った。
ディフェンスで、森重は動き場所を失った。
杉山 「上手い!」
赤木 「一つ止めた!」
(さすがは河田。なるほど、ヘルプに兄を使う
前提で美紀男が森重についているのか)
前提で美紀男が森重についているのか)
河田雅 (撃てまい)
森重(ちぃ…)
ここは無理をせず、外で待つ神にボールを出す。
「外!!」
「神だ!!!!!」
キュッ!!!!
しかし大野がここをフリーにさせない。
しかし大野がここをフリーにさせない。
大野 (神宗一郎は空けない)
神はすかさず天崎にボールを展開。
ギン!
天崎 (勝負!)
天崎 (勝負!)
ダム!!!!
道谷《天崎、カットイン!!》
宮城 「行った!!」
荒石 「天崎!!」
諸星 「おっ!」
(いきなり来るねえ)
キュキュ!!!!
諸星、コースをふさぐ。
天崎の侵入を許さない。
天崎の侵入を許さない。
「あああ!!抜けない!!!!」
塚本 《いいディフェンスだ!!!》
諸星 (コイツだけは活躍させねえ!)
天崎 (くそ!)
ドリブルインから外にボールを出す。
ドリブルインから外にボールを出す。
そこには藤真。
「また外だ!!!」
「今度は藤真!!!」
ダム!!!
藤真もカットイン。
「おおお!!! 速い!!!!」
牧 (来た!)
ガッ!
牧、動きを止められる。
(なに!?)
(なに!?)
前川のスクリーンだった。
杉山 「おお! 絶妙!!!!」
弥生 「これぞ仕事人! 前川君の真骨頂!」
藤真が牧を抜いた。
「うわああ!! 抜いたああ!!!」
「藤真!!!!!!」
「まずい!!」
キュキュ!!!
すぐさま深体大が対応。
藤真にヘルプディフェンスが襲い掛かる。
藤真にヘルプディフェンスが襲い掛かる。
大野が出た。
ビッ!!!
藤真、次の瞬間外にパス。
「なにィィィ!!!!!!??」
「また外!!!???」
そこには神宗一郎。
塚本 《ああああっと!!!》
大野 (しまった…!!)
ザシュ!!!!
道谷、塚本、同時に叫ぶ。
《来たああああーーーーーーー!!!!!》
《来たああああーーーーーーー!!!!!》
「うわああああーーーーーーーーーー!!!」
「神だああああーーーーー!!!!!」
「スリー来たああああ!!!!!!!!」
青学大ベンチメンバーが飛び上がる。
「いよーーーっしゃああーーー!!!!!!!」
監督・陸川、渾身のガッツポーズ。
「よーーーーっし!!!!!」
深体大 0
青学大 3
道谷、さらに叫ぶ。
《ゴッド・ハンド、いきなり来ましたあああーーー!!》
塚本も負けじと叫ぶ。
《これは凄ーーーーーい!!!!!!》
《これは凄ーーーーーい!!!!!!》
森尾 (………)
「スゲエ、スゲエ、スゲエーーー!!!!」
「何だ今の攻撃は!!!!」
「王者・深体大がいきなりやられた!!!!」
宮城、つぶやく。
「森重から外、天崎から外、藤真から外…」
赤木が腕組み。
「スクリーンを使って中に切れ込んでも、
さらに外に出すのか…。これは、スリーへ
つなげるパターンは相当多そうだぞ」
さらに外に出すのか…。これは、スリーへ
つなげるパターンは相当多そうだぞ」
弥生 「凄い…。こんな立ち上がりになるなんて」
続く、深体大のオフェンス。
河田雅のスローイン。
牧がボールを受け取る。
牧 「さあ、行こう!」
(藤真、やられたよ。面白い試合になりそうだな)
道谷《塚本さん、青葉が先制しました!!》
塚本、ニコリ。
《いやあ、最高の形で試合に入りましたね!!
《いやあ、最高の形で試合に入りましたね!!
お客さんも大喜びの展開じゃないですか?》
森尾 (一番喜んでのはあなたたちでしょ…)
杉山、ニコリ。
「これはテレビ局的にも最高の試合になりそうだ」
「これはテレビ局的にも最高の試合になりそうだ」
桜木 「ぬぬ……」
桜木は、ここでいつもの憎まれ口を
叩くことはできなかった。
叩くことはできなかった。
自分自身の胸の鼓動に嘘はつけない。
確実にこの一本で、この試合の熱とレベルに
心を奪われていた。
関東学生トーナメント・決勝戦
深沢体育大学vs青葉学院大学
頂上決戦は、
青葉学院大学の先制点で動き出した。
青葉学院大学の先制点で動き出した。
深体大 0
青学大 3
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(240) リメイク版 へのコメント一覧
大野がより内外を柔軟にこなすタイプで、前川は体を張るブルーカラータイプなので単純な比較は難しいと思いますけれど、こういう強さ議論には魅力を感じています。
このへんは個々の「バスケ論」で違いが生まれそうです。