(リメイクの経緯はコチラ)
(元記事はコチラ)
深体大 5
青学大 12
道谷、実況。
《試合時間3分半が経過したところで、
青葉学院大学が7点のリードです》
《試合時間3分半が経過したところで、
青葉学院大学が7点のリードです》
青学大・神が鮮やかなスピンムーブから森重へ
アシストを送れば、深体大・河田雅は2mの体で
華麗なダブルクラッチを披露する。
アシストを送れば、深体大・河田雅は2mの体で
華麗なダブルクラッチを披露する。
解説の塚本は、この試合を
「想像を超えている」と形容した。
「想像を超えている」と形容した。
「なんかスゲエぞ、この試合!!」
「どっちも普通じゃねえ!!!
これは本当に大学生の試合なのか!?」
これは本当に大学生の試合なのか!?」
そして、青学大ボール。
藤真がボールを保持。
左に開いている天崎へボールをまわす。
天崎、1on1の体勢。
ディフェンスは諸星。
(来い。絶対に決めさせねえぞ)
(来い。絶対に決めさせねえぞ)
そこに森重がスクリーン。
ダム!!!
天崎が諸星を抜く。
天崎が諸星を抜く。
「行った!!!!」
「天崎!!」
「天崎!!」
諸星 「スイッチ!!!」
深体大、マークマンをチェンジ。
河田美が天崎につく。
河田美が天崎につく。
天崎180cm、河田美紀男213cm。
「うお!!すげえミスマッチ!!!!」
宮城 「いや、ミスマッチなのは高さより…」
赤木 「横だ!」
諸星 (知ってるよ!)
天崎vs河田美
天崎 (この勝負なら絶対抜ける!)
ダム!!
天崎、一瞬で河田美を抜き去る。
「おおおおっ!!!!!!」
「抜いたあああーーー!!!!!」
「抜いたあああーーー!!!!!」
河田美 (くそ…!)
ダン!!
「もらーーーい!!!」
「もらーーーい!!!」
天崎が跳ぶ。
バッシイイイ!!!!
後方から諸星がブロック。
天崎 「また…!!?」
諸星 「決めさせねーって言っただろ!!」
天崎 (言ってないし…!!)
「うわああああーーー!!!
また諸星が止めた!!」
また諸星が止めた!!」
「すげえブロック!!」
桜木・清田、ガッツポーズ。
「よーーーっし!!!」
「よーーーっし!!!」
杉山、眉間にシワ。
「……。」
弥生、ニコリ。
(さすがは諸星君。スイッチした時に
後ろからのブロックを狙ってたわね)
(さすがは諸星君。スイッチした時に
後ろからのブロックを狙ってたわね)
弾かれたボールは河田美が拾った。
(危なかった…! さすが諸星さん)
「オッケーーー!! ナイスリバン!!」
「深体大ボール!!!」
そこに、
キュキュ!!
前川が寄ってきた。
前川が寄ってきた。
河田美 「…!!」
諸星、ヘルプ。
すかさず外に移動する。
すかさず外に移動する。
「美紀男、出せ!!」
彦一 「また、諸星さんや! よく動いてはる」
(髪型以上に目立ってるで)
河田美、外にパス。
バシィィイ!!!
河田美 「!!!??」
このボールがカットされた。
諸星 「またかよ…!!」
牧 (アイツ……!!!)
神宗一郎。
道谷《ああっと、また神のパスカット!!》
塚本《しかも、相手陣内ですよ!!!》
弥生 (しかも!)
町田 (ちょうどスリーポイントライン!!)
キュ!
神、すかさずシュートの体制に。
「なにィィィ!!?」
「えええ!!? いきなり!?」
諸星 「やべえ…!!」
(コイツは本当に撃ってくる…!)
(コイツは本当に撃ってくる…!)
ダダッ!
大野もすかさずチェックへ。
大野もすかさずチェックへ。
二人のブロックが跳ぶ。
が、
神のシュートモーションは
それよりも速かった。
それよりも速かった。
ブロックよりも先にボールが放たれる。
三井 (は、速ええ……!!)
その一瞬後に、諸星の腕が伸びてきた。
バッチイ!!!
『ピピーーーッ!!!!』
諸星 (しまった……!!)
笛の音が響き、
一瞬静寂の空間となったコートに
一瞬静寂の空間となったコートに
ザシュ!!!!
ネットの音が響き渡った。
「!!!!!?????」
深体大 5
青学大 15
レフェリーは三本指を立てた
両手を挙げている。
両手を挙げている。
神のスリーポイントシュートが
カウントされたことを示している。
カウントされたことを示している。
そして
『バスケットカウント・ワンスロー!!!!』
直後に、会場が爆発する。
「うわああああああーーーーーーー!!!
入ったあああああーーーーーー!!!」
入ったあああああーーーーーー!!!」
「ゴッド・ハンド決まったーーーーー!!」
「しかも!!!!」
「バスカンだーーーーーー!!!!」
放送席の道谷が立ち上がる。
《あああっと!! とんでもないプレーが
ここで飛び出しました!!!》
ここで飛び出しました!!!》
塚本も続いて絶叫。
《スリーでバスケットカウントワンスロー!!
これはつまり、4点プレー!!!》
《スリーでバスケットカウントワンスロー!!
これはつまり、4点プレー!!!》
道谷《これぞまさにゴッドハンド!!》
思わず森尾も。
《いまのは凄い!!!》
《いまのは凄い!!!》
青学大ベンチ、大爆発。
「いよーーーっしゃーーー!!! 神!!」
四本指を挙げて叫ぶ。
「4点!! 4点だ!!!!!」
陸川がコブシを握る。
「よーーーーーっし!!!!!!」
そして、スコアボードをチラリと見る。
(ワンスローで11点差か)
観客席も騒然。
清田、大興奮。
「うぐぉおお!! さすが神さん!!
天才! 天才! シュートの天才!!」
「うぐぉおお!! さすが神さん!!
天才! 天才! シュートの天才!!」
福田 (ジンジン、恐るべし)
赤木、腕組み。
「なんという男だ…。敵陣でボールを奪い
そのままスリーポイント…」
「なんという男だ…。敵陣でボールを奪い
そのままスリーポイント…」
宮城、苦笑い。
「いや、フォーポイントだぜ、ダンナ」
「いや、フォーポイントだぜ、ダンナ」
杉山 「4点だ。フォーポイントプレー」
桜木 「フォー…」
(イ、イカす…!!)
(イ、イカす…!!)
道谷《まだ場内が騒然、神のビッグプレイ》
その時、
『ビビーーーーーーーーーーーーー!!!!』
青学大ベンチに動き。
『交代!!! 青!!』
牧 「交代…?」
河田雅 「なんだ、憎らしいほどに好調なのに」
「ここで青葉がメンバーチェンジだ!!!」
「早くもか!!? まだ5分も経ってないぞ?」
弥生が準決勝のデータを見返す。
「陸川監督は、準決勝でも開始早々に
交代策を使ってるわね。若い監督らしく、
思い切って早く仕掛けるタイプだわ」
交代策を使ってるわね。若い監督らしく、
思い切って早く仕掛けるタイプだわ」
町田、頷く。
「確か準決勝では、家村君に代えて天崎君を
投入したんでしたね」
「確か準決勝では、家村君に代えて天崎君を
投入したんでしたね」
コートに入ってくるのは、シューターの家村。
「家村だ!!!」
「シューターを入れてきた!!」
「シューターを入れてきた!!」
家村が天崎を指差す。
「天崎、交代だ」
「天崎、交代だ」
弥生 「準決勝とは逆のようね」
天崎、叫ぶ。
「ええ…!? もう交代!!!?」
「ええ…!? もう交代!!!?」
ポン。
藤真が肩を叩いた。
「フッ。また出番は来るよ」
「フッ。また出番は来るよ」
天崎 「絶対ですよ? 藤真さん」
陸川が家村に声をかける。
「家村、ドンドン撃て。追いつかれるまでは
いくら外してもいい。好きなだけ撃っていい」
いくら外してもいい。好きなだけ撃っていい」
家村、ニコリと笑ってうなずく。
「外しませんよ」
1stクォーター 4分
深体 5
青葉 15
先手を取ったのは青学大。
そして、先に動いたのも青学大だった。
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(244) リメイク版 へのコメント一覧
Kさんの描く諸星、人間臭くて好きです!
神の4点プレー・・・、
まさか進行中(佳境)の本編深体大VS横浜へ何か影響が?
(考え過ぎでありますように。)
諸星がんばれ!
そこまで複雑に考えてねえです(笑)