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  • 2023年07月18日14:00

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(245) リメイク版

※この記事はリメイク版です
リメイクの経緯はコチラ
元記事はコチラ


1stクォーター 4分

深体大 5
青学大 15


道谷、実況。

《青葉は早くも選手交代です。1年生の天崎に
代えて、4年生の家村をコートに送り込みます》

塚本、解説。

《陸川監督は本来のスタメンに戻してきました。
しかし仕掛けが早ぁい! まだ4分ですよ》


「家村さん、ファイトーーー!!!!」

「家村頼むぞーーーー!!!!!」


青学大ベンチ&応援団から声援が飛ぶ中、
家村がコートに入った。

そして、家村は青学大メンバーに声をかける。


「このフリースローの後、
ディフェンスチェンジな」


藤真、ニコリ。 

「OK」 


牧 「…?」

(どうするつもりだ?)


道谷《神のフリースローから試合再開です》



『ワンショット』

レフェリーが、フリースローレーンに立つ神に
ボールを渡す。


「ふぅーっ」

神は一度呼吸を整え、ボールを構えた。


そして



ザシュ!!


深体大 5
青学大 16



「決まったーーー!! 4点プレイ完成ーー!!」

「オイオイ、めちゃくちゃ点獲ってねえか!!?」

「もう10点だってよ!!」 

「4分で10点!!!!」



弥生 「会場がずっとザワついてるわね」

町田、苦笑い。 

「いやあ、青葉と神君の勢いが凄すぎるんですよ」



牧 (神…、相変わらず大舞台に強いな)


観客席の清田も同じことを思っていた。

(神さん……)


―― 高校時代

高校二年時の選抜県大会決勝は、
仙道を中心に喰らいつく陵南を、
神のスリーポイント二連発で沈めた。

そして選抜全国大会準決勝・愛和学院戦は、
残り僅かの場面で氷のような落ち着きを見せ、
チームを勝利に導く。

同じく選抜全国大会決勝の山王戦では、
才能の全てを解き放つような爆発を見せ、
最強の王者を最後まで追い詰めた。


三年生になっても、驚愕のパフォーマンスを
涼しげな表情でたびたび披露した。
焦りや緊張とは無縁かのように。

そして大学に入ってからも、重要な試合では
必ずバイオリズムを上げている。

その傾向は変わらない。


清田 「……。」

(正直言って怖え…。あの人の心臓は普通じゃねえ)



道谷《さあ、これで11点差です》

塚本《青葉がさらにリードを広げましたよ》



パンパン!! 

藤真が手を叩く。

「ディフェンス!! しっかり守るぞ!!」


キュキュッ!!!!!



赤木 「お!」

宮城 「ディフェンス変えてきた!」



道谷《塚本さん、これは?》

塚本《ゾーンです。2‐3のゾーンに変えました》

道谷《これは、狙いは何でしょうか?》

塚本、解説。

《去年はマンツーで諸星君にかなりやられたと
思うので、そこの改善じゃないですかね》


赤木 「天崎ならマンツー、家村の時はゾーンか」


青学大のゾーンディフェンス。

前列に、藤真と家村。
後列に、前川と神、そして森重。

当然、森重が中央である。



牧 (次から次へと色んな策が出てくるな)


ビッ!! ビッ!

深体大は外でボールを回す。


杉山、腕組み。

「ゾーンを攻めるセオリーは外角のシュート」


桜木 「モーリーがいれば楽勝だな」

杉山 「深体大にもシューターはいるが?」



深体大はやはり外から仕掛けた。


「大野!!!」 

「スリー撃った!!」


SF・大野がスリーポイントを放つ。



ガン!!!!



しかし、リングに嫌われた。



ギン!!

腕組みの桜木。

「リズムが悪い」


杉山、ニコリ。 

「その通りだな。あれでは入らない」



バシイ!! 


リバウンドは森重。

青学大ボール。



青学大ベンチ、手を叩く。 

「OK!OK!! いいぞ森重!!」


陸川 「いいぞ。完全に流れはウチだ」



「ふぅ〜」

弥生がため息。


「いまいち深体大は乗り切れないわね。
なんとなくリズムが悪い。青葉の攻撃は
ことごとく上手くいってるのに」

町田がうなずく。

「なんかこう…、らしくないですよね。
いつもの堂々とした王者の雰囲気がない」



対する青学大は絶好調。


ビッ!!

インサイドの森重から、外にボールを散らす。


「神だ!!」


ビッ!!

「いや、神もパスだ!!」



弥生 (冷静ね)


外角でもパスがよく回る。ボールが動く。


「家村に渡った!!!」

「スリー来るぞ!!!」


クイッ!

「おおっと! フェイク!!!!」


弥生 (こっちも冷静)


ダム!


流れるような攻撃。

道谷、思わず絶叫。

《家村、スリーと見せかけてフェイク!!
そして、ワンドリブルで一人かわして
ミドルシュートーーーー!!!》



ザシュ!!!!


「決まったーーーー!!!!」

「家村が早速決めてきたーーーー!!!!」


深体大 5
青学大 18


「青葉、いい!!! リズムがいい!!」



その後も青学大のリズムで試合は進む。


道谷アナの絶叫が続く。

《森重が決めた!! ゴール下強い!!》

《ああっと藤真のすごいパス!!
そして、家村が決めました!!》



そして、1stクォーター残り2分。


『ビビーーーーーーーー!!!!!』

『タイムアウト!! 白(深体大)!!』



深体大 10
青学大 24


「うわあああ!! 深体大がたまらずタイム!」

「青葉、強い!!! 強すぎる!!!」

「深体大を相手に100点ペースだ!!!」


道谷《塚本さん、完全に青葉のペースです》

塚本、頷く。

《その通りですね。これは深体大にも何か
アクションが必要でしょう!》



青学大押せ押せの空気が会場を包み込む。

「青葉!! 青葉!!! 青葉!!!!」



仙道 「おお、スゲー人気……」

清田 (アナタもいつもそんな感じだから)



深体大ベンチ。

諸星、苦笑い。 

「チェッ、どうやら客はウチが負けるところを
どうしても見たいらしいな」

牧 「ちょっと、気に食わんな」


唐沢 (フッ…)


河田雅、腕組み。

「どうする? さすがにこのままは良くない」



唐沢 「伊達!」


呼ばれた伊達健太、
既にウォーミングアップは完了している。


「ハイ! 行けます!」



牧がスコアボードを確認。 

「14点差か。こっちも仕掛けていかないとな」



1stクォーター 残り2分

深体大 10
青学大 24



続く



-


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