(リメイクの経緯はコチラ)
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1stクォーター 残り2分
深体大 10
青学大 24
『ビビーーーーーーーーーーーーー!!』
タイムアウトが明ける。
両軍のメンバーがコートに戻る。
道谷《さあ、試合再開です!》
塚本、気付く。
《おっと、どうやら深体大のほうに
選手交代があったみたいですね》
《おっと、どうやら深体大のほうに
選手交代があったみたいですね》
深体大背番号13、伊達健太が登場。
交代は大野。
「伊達だ!! シューターの伊達が入った!!」
「青葉が家村なら深体大は伊達投入だ!!」
道谷、解説。
《この伊達健太は、名朋工業高校出身です。
《この伊達健太は、名朋工業高校出身です。
青葉学院の森重の後輩にあたります》
伊達は、高校時代の先輩・森重に軽く挨拶。
「お久しぶりです。森重さん」
森重 「おぉ」
観客席。
荒石 「出てきたな、ダテケン」
宮城 「深体大は攻撃力を強化してきたか」
三井 「お。弟が出てきたぜ」
伊達翔 「わりと重要な場面を任されましたね」
伊達のスローインから試合再開。
「さあ、行きましょう!」
牧 「よっし!行くぞ!!」
「オウ!!!!!!!」
藤真 「ディフェンス!!」
「オウ!!!!!!!」
牧 「ボール回せ。ドンドン動かせ」
ビッ! ビッ!!
深体大は外角でボールを回す。
同時に伊達が動き出した。
青学大ゾーンは伊達の位置を警戒する。
互いに声を掛け合う。
「伊達が切れたぞ!!」
「外、チェックな」
藤真のアドバイスだった。
(花形。お前の忠告、ありがたくもらっとくぜ)
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花形 「伊達健太はただのシューターじゃない」
藤真 「なるほど」
花形が続ける。
「オフ・ザ・ボールの動きもいい。
ノーマークの位置にスッと入ってくるんだ。
神や三井のような動きのセンスがある」
ノーマークの位置にスッと入ってくるんだ。
神や三井のような動きのセンスがある」
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牧 (しっかり研究されてるな)
伊達 (そう簡単には空けてくれないか…)
牧 「ならば…」
ダム!!!!
「行った!!!!」
「牧だ!!」
「牧だ!!」
牧のペネトレイト。
青学大の2-3ゾーンに侵入する。
キュキュッ!!!
青学大ディフェンスが牧を囲う。
ビッ!
守備が収縮した瞬間、牧は外にさばく。
弥生 (得意のパターン)
このボールが、外で待つ伊達に渡った。
「ナイスパース!!」
「さあ、伊達だ!!」
が、
目の前に前川。
キュキュッ!!!!!
「おおっと!! 撃てない!!」
伊達 (っと…)
牧 (なるほど。ただのゾーンじゃないと)
弥生 「伊達対策はバッチリね」
河田雅 「伊達!!」
ローポストから声を出す。
伊達へのチェックで一瞬崩れたゾーンの
隙間をついた。
隙間をついた。
宮城 (上手い)
すぐにボールが入る。
「おお!! 中、入った!!!」
だが、ここはすかさず森重が立ちはだかる。
河田雅 (ム…!!)
「おお!!! ディフェンス固い!!」
「これだ! 中にはいつも森重が待っている!」
腕組みの杉山。
「マンツーなら、雅史が外に出ることで
森重を外に引っ張り出せるんだがな」
森重を外に引っ張り出せるんだがな」
桜木が続く。
「ディフェンスがゾーンの時はいつも
ゴール下にデカ坊主がいると」
ゴール下にデカ坊主がいると」
しかし、河田雅は構わず攻める。
ダム!
ワンドリブルで森重に体をぶつける。
花形 「パワー勝負!?」
キュッ!!
次の瞬間、ステップバック。
赤木 「いや、準決勝と同じプレイだ!!」
ビッ!!
そして、フェイダウェイ。
高いループのシュートが森重の頭上を超えた。
ザシュ!!!!
深体大 12
青学大 24
「決まったああーーーーーーー!!!!!」
「ここで出たああああああーーー!!!!
反則級のフェイダウェイ!!!!」
反則級のフェイダウェイ!!!!」
「さすがに、あれは止められねええ!!!」
花形 「さすが、河田雅史……」
赤木 「あれは森重といえど簡単には防げん」
道谷、思わずコブシを握る。
《これは河田の素晴らしいシュート!!
《これは河田の素晴らしいシュート!!
森重のいるゴール下で得点を奪いました!!》
塚本、興奮解説。
《いまのは凄いですよ!! ゾーンに対して
《いまのは凄いですよ!! ゾーンに対して
中で決めましたからね。しかも森重君相手に!》
牧 「よーーっし!! ディフェンス!!!」
「オウ!!!!!」
町田 「お、ちょっと雰囲気変わったかな?」
ガン!!!
青学大のシュートが外れる。
弥生 「そして、流れも変わったかも!」
バッシイ!!
リバウンドは河田美。
すかさず牧に。
ブン!!
そして、牧は一気に前へボールを放る。
「なに!!?」
「展開が速い!!!!」
「展開が速い!!!!」
前線には伊達。
キュキュッ!!!
(行かせん!)
藤真がチェック。
「おお!! よく戻った!!!」
花形 「さすが、藤真!」
伊達、すかさず横にパス。
藤真 (…!?)
そこには諸星。
「ああああ!! 諸星も走ってる!!!」
道谷《諸星が来た!!!》
塚本《速攻のチャンスは逃さない!》
バス!!!!
道谷《決まったーー!! 深体大の速攻!!》
深体大 14
青学大 24
「おおお!! 速攻が出た!!!!」
「速い!! さすがのスピード!!!!!」
赤木、腕組み。
「ここでいきなり速い攻撃を使ってきたか。
伊達投入の狙いはシュートだけでなく、
このテンポアップだったのかもしれないな」
花形がうなずく。
「ゾーンが組まれる前に、シュートに持ち込むと。
外角のシュートと並ぶゾーン攻略のセオリーだな」
宮城が続く。
「伊達を警戒してくる守備を逆手にとって、
河田兄のインサイドで決めたのもさすがっすね」
そして、赤木は電光掲示板に視線を移した。
1stクォーター
残り55秒
残り55秒
「最後に深体大がひとつアクションを起こした。
第2クォーターは、また試合が動くぞ」
『ビビーーーーーーーーーーーー!!!!』
1stクォーター終了
深体大 16
青学大 26
深体大が反撃の狼煙を上げたところで、
最初の10分が終わった。
最初の10分が終わった。
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(246) リメイク版 へのコメント一覧
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