準々決勝・第2試合
4thクォーター 残り58秒
名古屋S 63
三河M 68
道谷《三河マーベリックス、5点差!!!》
塚本《いやあ、一気に行きましたねえ!!》
道谷《ベテラン勢が強さを見せます》
塚本《特に佐戸君ですねえ》
三河M、終盤の猛チャージ。
司令塔の佐戸健一を軸に、残り2分から
三連続でスリーポイントシュートを沈める。
“おじさん軍団” が4点ビハインドから逆転、
さらに加点し5点のリードを獲得。
「さすがに、これは決まりか…!!!!」
「この連続得点は大きい!!!!」
しかし、名古屋Sは諦めない。
この男が諦めない。
タイムアウト後、意地の反撃に移る。
ダム!!!!
道谷《名古屋、須藤が仕掛けます!!》
塚本《こちらも日本代表の意地がある!!!》
バス!!!!
『ピピーーーーーーーーーーッ!!!!!』
「……!!!!!!」
『バスケットカウント・ワンスロー!!!!』
4thクォーター 残り40秒
名古屋S 65
三河M 68
須藤、倒れこみながらコブシを握る。
「おおおおおーーーーーーーーーー!!!!!」
「須藤、返したああああーーーーー!!!!」
「泥臭い一発!!!!!」
須藤 「絶対に勝つ…!!」
(借りを返すまでは負けられない…!!!)
森尾 「マサシ(須藤)、一歩も引かないな」
杉山 「この試合に期するものがありそうですね」
桜木 「学生軍団に借りがあるからな」
(プロが学生に負けたままじゃいられねえよな)
ザシュ!!!
須藤はボーナススローも決める。
4thクォーター 残り40秒
名古屋S 66
三河M 68
道谷《さあ、2点差!!》
塚本《この3点は大きいですよ!!》
道谷《名古屋、まだ望みを繋ぎます!!》
しかし、それでも佐戸健一は冷戦沈着。
佐戸 「慌てない、まだリードはウチだ」
先程と同じく、ゆっくりと進む。
清田 「涼しい顔してやがる…」
宮ノ腹 「ああ、あれが佐戸さんだよ」
仙道 「さすがですね」
宮ノ腹 「いや、お前もあんな感じだよ」
ウンウンと、周囲が頷く。
清田 「……。」
(センさんがいるからってそれだけじゃダメだ。
俺にもああいう存在感が必要なんだ。
ポイントガードはそういうポジションだ)
ビッ!!
三河M、素早いパスワークから、
トップの位置の佐戸にボールが渡る。
佐戸、構える。
「来るか…!!!!」
「決めれば3連発!!!」
キュッ!!!
名古屋Sディフェンスが動く。
ビッ!!
佐戸、シュートモーションからパスに切り替え。
「……!!!!!」
インサイド、外川へ。
森尾 「上手い…!!!」
杉山 「ナイスパス!!!」
ダン!!!
名古屋Sのビッグマンが跳ぶ。
外川、一瞬シュートモーションを止める。
「……!!!!!!!」
ガッシイイイ!!!
ゴール下、接触。
『ピピーーーーーーーーーッ!!!!』
ファウルのホイッスル。
そして同時に、
ビッ!!
外川、相手ディフェンスと腕を絡ませながらも、
やや強引にシュートを放つ。
赤木 「……!!!!」
バス!!!!!
「……!!!!!!!!」
レフェリー、二本指を振り下ろす。
『カウーーーーントッ!!!!!』
外川、ニコリ。
「オッケー!」
「あああああーーーー!!!! バスカン!!!」
「やられたらやり返す!! 3点プレイ!!!」
「ここで仕事人・外川!!!!!」
4thクォーター 残り19秒
名古屋S 66
三河M 70
道谷《外川、決めました!!!!》
塚本《またアシストは佐戸君ですよ!》
ファウルは、日本代表センター・古谷。
身長・体重共に外川を上回るが、
絶妙なフェイクにしてやられた。
佐戸、手を差し出す。
「ナイス!」
パチン!
外川、手を叩く。
「ふぅ、またあんなパス出して。オッサンに
無理させないでよ、ケンちゃん」
佐戸 「あとひと仕事、頼みますよ」
外川 「はいよ〜」
ザシュ!!
4thクォーター 残り19秒
名古屋S 66
三河M 71
道谷《外川、ボーナススロー決めました!》
塚本《きっちり3点を返しましたね!》
道谷《残り19秒、5点差!》
町田 「勝負あった」
弥生 「勝負どころの三河の強さは圧巻ね」
彦一、スコアを確認。
「残り2分から、スリーポイント、スリーポイント、
スリーポイント、3点プレイで12得点」
町田、苦笑い。
「それまでの38分間で59得点だったのが、
最後の2分で12得点か、まるで違うチームだよ」
彦一 「オジサン軍団…」
(これはホンマに強いで…。この天皇杯も、
初年度のBリーグも、紛れもない優勝候補や)
そして
『ビビーーーーーーーー!!!!!!』
4thクォーター 試合終了
名古屋S 69
三河M 71
名古屋Sは、残りゼロ秒で須藤が最後の意地と
いえるスリーポイントを決めるが、一歩及ばず。
道谷《準決勝に進むのは、三河マーベリックス!》
塚本《さあ、次は深体大との勝負ですよ!》
道谷《学生とベテランの勝負が実現します!!》
塚本《これが天皇杯の面白さですねえ!》
森尾 「強かったな、三河」
杉山 「キャリアを見せましたね」
森尾 「明日は俺たちがそれを見せないとな」
ギラ!!!
桜木 「学生軍団、覚悟しろよ」
「ふぅ〜」
沖縄滞在中の宮城リョータ、
勝負の余韻に浸りつつ、軽く散歩。
(ちょっと今日の2試合は刺激が多すぎたぜ。
深体大も仙道たちも相変わらず凄えし、
ベテラン勢の恐ろしさも見させてもらった…)
「オジサンシュート!!!」
「入れ!!!!」
ガン!!!
宮城 「ん?」
子供たちの声。
どうやら公園のリングでシュート練習の模様。
「ダメだよ、オジサンみたいに決めないと!」
「難しいんだよ!」
宮城 「……。」
(オジサン…、コイツら、さてはさっきの
三河の試合を観てたのか?)
ダム!
ひとりの少年がリングに向かってドリブル。
空中でボールを持ち換え、リバースレイアップ。
ガン!!
外れる。
「ダメだあ、難しいよコレ」
「オジサンみたいに上手くいかないよ」
宮城 「…?」
(あんなプレイ、あったか…?)
コロコロコロ…。
ボールが宮城の足元に転がってくる。
宮城、拾う。
子供たちから声。
「あ、ありがとう!!」
「ありがとう、小さいオジサン!」
宮城 「なんだそりゃ…!」
(いろんな意味で失礼だぞ、お前ら)
ダム!!!!!
宮城、ドリブル。
「…!?」
クイッ!
そして、華麗にダブルクラッチ。
バス!!!!
「おおおおーーーーーーー!!!!!!!」
「オジサン、上手い!!!!」
「すげえ、すげえ!!!!」
宮城 「まあな」
「オジサン、凄い! 外人みたい!!」
「オジサンも琉球ウォリアーズに入ってよ!!」
宮城 (も…?)
目の前で披露されたダブルクラッチに、
子供たちがはしゃいでいる。
まるで外国人のようだと騒いでいる。
宮城、ニヤリ。
「ああ、外国人みたいになってやるよ」
続く
--
|



スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1237) へのコメント一覧
Kさんいつもありがとうございます!
佐戸さんの活躍により連続スリーで5点差をつけた三河。
負けじと名古屋も須藤さんが果敢に攻め3点プレイで追い上げる!ユニバで戦ってからかなり燃えている須藤さん!このメンバーと三井や沢北、花道らの黄金世代のミックス、凄く楽しみです。
だが、勝負所で外さず、冷静に佐戸さんのパス、外川さんのプレーで勝負を決め三河が準決勝に駒を進めました。
そしてまさかのここでリョータと沖縄の子供たちが遭遇!諸星のプレーをする子供達、リョータのことを小さいオジサンというのに笑いました!
まさか、宮城が将来琉球に入り宮城 諸星 花形の3トリオで暴れ回るのか!アメリカにいき伸ばすのか?ワクワクがとまりません!
三河、名古屋両チームともお疲れ様でした。
めちゃくちゃ楽しみです!
三河の凄さを2話で書き切る。素晴らしいです。
確かに、リョータと諸星のコンビは、波長も合いそうですし、凄い1番2番のセットになりそう。代表チームで二人同時に出てくると、チームに勢いが付きそうなオプションですね、是非見てみたい。二人とも、もう一皮、剥けて欲しいですね!
いつもありがとうございます!!!
リョータの最後の言葉痺れました。
映画の最後みたいに‥
期待しちゃいます。
リョータの最後の言葉‥
映画の再来を期待しちゃいます。
世界一のガードに。
琉球スカウト少年軍団との交渉で琉球に入り、諸星 花形と沖縄旋風を熾すのか?
一番乗り??
SG諸星
SF流川
PF赤木
C 花形
確かに、宮城は、バスケット選手としては、かなり小さいけれど
一般成人男性と比べたら、全然普通(人物事典によると、169cm)やぞ
しかも、少年が呼びかけたのは、ダブルクラッチどころか、ドリブルすらしていない
ということは…
スターコンビ
更に花形はメガネスターとなります!笑
「冷戦」になってますよ。冷静沈着ですよね?
今も果たしてそうなのか??笑
深津「、、、」
宮城・諸星・流川・桜木・荒石か?2、3番に沢北もいるしツーガードで清田もあり。走れるセンターなら河田雅史や花形もありか。何なら覚醒した森重が走れるならその方が強い。
あ!って思いました
「花形選手」ってだけで「スタープレーヤー」って意味になるw
スリースターズですね
留学生がいたからうんぬんという話がよく出ますが、ワールドカップやNBAや、大谷翔平も含めて、外国人と戦うのは当たり前。冬には皆もっと強くなる気がしました。
背番号について、日本航空はジェラマイアくんが#23で、#4からでなくてはならないわけではないと初めて知りました。
夢が広がります(*^▽^*)
シューティングスター 諸星 大
そして
メガネスター 花形 透
キングオブメガネ 木暮公延
仙道のPGは後付け。
仙道はSFの方がいい。