(リメイクの経緯はコチラ)
(元記事はコチラ)
関東学生トーナメント決勝戦
深体大 38
青学大 48
青葉学院大学の10点リードという、
少々予想外の展開でゲームは後半戦に突入する。
少々予想外の展開でゲームは後半戦に突入する。
道谷、実況。
《さあ、いよいよ決勝戦後半が始まります。
《さあ、いよいよ決勝戦後半が始まります。
青葉学院大が前半の勢いのままに残り20分も
走り続けるのか。それとも王者・深体大が
反撃を見せるのか》
走り続けるのか。それとも王者・深体大が
反撃を見せるのか》
両軍のメンバーがコートに戻ってくる。
「おおおーー!!!! 来た来たーーー!!」
「あと20分!! あと20分で王者が決まるぞ!」
深体大ベンチ。
キャプテン・牧が声を掛ける。
「第3クォーターで一気に詰めるぞ。いいな」
「第3クォーターで一気に詰めるぞ。いいな」
「オウ!!!!!」
青学大ベンチ。
キャプテン・藤真が声を掛ける。
「深体大が底力を発揮するのはここからだ。
絶対に気を抜くな」
「深体大が底力を発揮するのはここからだ。
絶対に気を抜くな」
「オウ!!!!!!」
記者席の弥生。
「さあ、両軍の監督は後半どんなプランを
用意したかしら? ベンチの采配にも注目ね」
用意したかしら? ベンチの采配にも注目ね」
中村 「師弟対決ですからね」
深体大・唐沢、腕組み。
「まだ慌てる必要はない。
この10分で流れを変えてこい」
この10分で流れを変えてこい」
相変わらずどっしりとベンチに腰掛けたまま。
青学大・陸川
「勝負はここからだ。打てる策はすべて打つ」
対照的に、こちらは立ち上がって
選手たちを見守る。
選手たちを見守る。
『ビビーーーーーーー!!!!!!』
メンバーがコートに出てくる。
深体大
PG.牧
SG.伊達
SF.諸星
PF.河田雅
C.河田美
青学大
PG.藤真
SG.家村
SF.神
PF.前川
C.森重
共に2ndクォーターの最後と同じ顔ぶれ。
道谷《さあ、第3クォーター開始です!!》
頂上決戦の後半戦が幕を開けた。
観客席。
「ゴリ!」
赤木たちが座るブロックに声が響く。
「ん?」
赤木が振り返る。
赤木が振り返る。
「お!」
隣には三井が座っている。
隣には三井が座っている。
声の主、桜木がニヤリ。
「お、ミッチーもいたのか。ちょうど席が
空いてるな。座らせてもらうぜ」
空いてるな。座らせてもらうぜ」
赤木 「また、やかましいのが来たか…」
三井 「まあ、賑やかでいいじゃねえか」
超満員の会場だが、赤木たちの周囲だけは
若干の空席があった。
若干の空席があった。
大男たちの威圧感か、大学バスケ界を代表する
選手たちが放つオーラのせいか。
ギュウギュウ詰めとなっている体育館において、
選手たちが放つオーラのせいか。
ギュウギュウ詰めとなっている体育館において、
そこには桜木たちを迎え入れるスペースがあった。
ドスン!
「よく見える席だな」
桜木が腰を下ろす。
桜木が腰を下ろす。
「この面子が集るとさすがに狭いな…」
隣に杉山が座る。
(ホントに狭えよ…)
洋平も一緒に座る。
その時、後ろの席から声。
「花道!」
「ぬ?」
桜木が振り返る。
桜木が振り返る。
宮城だった。
桜木 「おお、リョーちん。いたのか」
宮城、ニヤリ。
「いたのか、じゃねえよ。
すぐ気づけよ、バカヤロー」
「いたのか、じゃねえよ。
すぐ気づけよ、バカヤロー」
そして、隣の男の肩をポンと叩く。
「お前に会いたがってた奴もいるんだからよ」
その手に嫌な視線を向ける荒石。
「全然会いたくねーし」
桜木 「ぬ。アラシ。なぜお前がいる?」
荒石、眉間にシワ。
「同じチームなんだから当たり前だろ、
バカか、テメエは」
「同じチームなんだから当たり前だろ、
バカか、テメエは」
桜木、腕組み。
「相変わらず口の聞き方がなっとらんな」
「相変わらず口の聞き方がなっとらんな」
赤木 「お前が言うな」
三井、ニヤリ。
「噂どおりだな。第二の桜木君」
「噂どおりだな。第二の桜木君」
桜木・荒石 「コイツと一緒にするな」
「ん?」
返事がカブった。
返事がカブった。
互いに顔を合わせる。
荒石 「あっち行け、部外者」
桜木 「お前が行け、1年坊主」
周囲の観客の表情が少々こわばっている。
ヒソヒソ……
(大丈夫かコレ、いつか乱闘が
起きそうな雰囲気だぞ…)
起きそうな雰囲気だぞ…)
(席移ろうか…。ココなんか怖えよ)
洋平 (こりゃまた席が空くな…)
木暮は、この様子を笑顔で見ていた。
(なんか、懐かしい空気だな)
別ブロック。
ざわつきに気付いた仙道。
「なんか、あそこの席、騒がしいな」
「なんか、あそこの席、騒がしいな」
清田、眉間にシワ。
「日本一揃っちゃいけないメンバーが
集合してやがる…」
「日本一揃っちゃいけないメンバーが
集合してやがる…」
その時、
「おおおおーーーーーーーーーー!!!!!」
客席から歓声が上がる。
「なんだ?」
桜木たちがコートに視線を移す。
深体大 40
青学大 48
深体大が後半最初の得点を決めていた。
宮城、ため息。
「ったく、おめーらのバカ騒ぎのせいで
見逃したじゃねえか」
「ったく、おめーらのバカ騒ぎのせいで
見逃したじゃねえか」
桜木 「言われてるぞ、アラシ」
荒石 「おめーだ、おめー」
杉山が解説。
「河田雅史が決めた。きれいな
ベビーフックだったぞ」
桜木、腕組み。
「ぐ…、しまった。奴のプレーは見ておかねーと」
「ぐ…、しまった。奴のプレーは見ておかねーと」
杉山、コートを見つめながら桜木に忠告。
「雅史のプレーはチェックしろと言ったはずだ。
ここで研究を怠らないのがプロじゃないのか?」
「うぐ…」
桜木、ちょっと小さくなる。
桜木、ちょっと小さくなる。
宮城 (お、なんか怖え…)
「なるほど」
赤木は感心の表情でうなずく。
赤木は感心の表情でうなずく。
後輩の教育に関しての何かを学んだらしい。
荒石、いやな予感。
(やべえ。またダンナがパワーアップしちまう)
(やべえ。またダンナがパワーアップしちまう)
そして、
コート上では深体大のディフェンスに変化。
コート上では深体大のディフェンスに変化。
キュキュ!! キュキュキュッ!!
神に諸星が。そして、家村に伊達が、
よりタイトなマークにつく。
「おお、シューター2人にすげえチェック!!」
「深体大が外角封じを仕掛けてきた!!」
道谷《深体大のディフェンスが変わりました!》
塚本、解説。
《これはフェイスガードにも近い、かなりタイトな
守備ですよ。シューターの2人を抑えにきました》
《これはフェイスガードにも近い、かなりタイトな
守備ですよ。シューターの2人を抑えにきました》
陸川 「なるほど、そう来たか」
3rdクォーター、
深体大が動いた。
深体大が動いた。
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(250) リメイク版 へのコメント一覧
リメイク編はどこまで進むのでしょうか?
ここまで来ると、改行とか句読点とかの微修正で、読みやすさが大幅に改善されているのは分かりますが、それ以外の改善点が分かりづらくて…
もし…、可能であれば、ビフォーアフターが一目で分かるように、新旧対象表のような形で見ることが出来たら最高です!
リメイクのリメイクなんていうのもあり得るのでしょうか?