久々の「キン肉マン」振り返りコラムでっす!
※あ、とりあえずいつも通りあのリンクを
貼っておきますね(んで、いつ放映開始なの?)
↓
そして皆様、お待たせいたしました!!
今回、いよいよあのカードでございます!
って、
勝手に「待望の回」のような雰囲気を醸し出して
おりますが、実際このカードは作中でも屈指の
人気を誇るのではないでしょうか。
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第21回超人オリンピック
ザ・ビッグファイト
決勝戦
キン肉マン×ウォーズマン
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いやあ、この勝負は燃えましたよねえ。
わしの記憶では、絵柄的にもこの試合から
「古いキン肉マン」ではなくなったイメージ。
※物凄くザックリ言うと「上手くなった」と。
かなり本格的なバトルで、シリアスな場面も多く、
なにか今後の方向性を定めたような感じもあり、
人気投票企画で1位になることもある名勝負です。
そのシリアスさには、ウォーズマンの存在が
一役買っていると思います。彼自体がシリアスな
キャラなので、ギャグにならないんですよね。
以前紹介した「ウォーズマン×ラーメンマン」も
やはり全体的にシリアスでしたし。
↓
名シーンの宝庫のような勝負です。
日本中の子供たちが真似したパロスペシャル、
ドキドキハラハラの展開となったマスク狩り、
ひそかに一面を覗かせるウォーズマンのやさしさ、
やられてもやられても立ち上がるキン肉マン、
そして「キン肉バスター」。
いやあ、この勝負は、
なにはともあれ、キン肉バスターでしょう。
キン肉マンがオリジナルの必殺技を身に着け、
その新技で大逆転勝利を収めるという、
この後のキン肉マンの戦いの雛形ともいえる
素晴らしい幕切れでした。
キン肉バスター、本当にカッコいいよなあ。
フォルムも名前も。
※そう、名前もめちゃくちゃカッコいいのです。
かつてブログでも語ったことがあるのですが、
安易に「スーパー」とか「メガトン」とか、
そういうワードに走らなかったのが素晴らしい。
そして、キン肉マンに登場する技の名前は、
おおよそことごとくカッコいい。
↓
ゆでたまご先生の凄さって色々ありますけど、
わし、「キン肉バスターを考えたこと」が
なかでも一番の素晴らしさだと思っててさ。
あれは天才的だし、ホント「発明」ですよ。
どうやら調べたところ、メキシコのレスラーが
キン肉バスター登場以前に同じカタチの技を
使っていたらしいのですが、
ゆでたまご先生がtwitter(あ、いまは「X」か)で
「それが原型ではなく、オリジナルの技」であると
言っていたらしいので、オリジナルなんです!!
※実際、インターネットも衛星放送もないころに
メキシコのプロレスラーの技なんて知らなかった
可能性、十分ありますもんね
プロレス大好きなわしにとっても、
初めて見る技で、本当に衝撃的だった。
ロビンマスクのタワーブリッジは、見た目は
アルゼンチンバックブリーカーだし、
テリーマンのスピニングトゥホールドもまんま
同じ技が現実に存在するし、ラーメンマンの
キャメルクラッチも同様、
ウォーズマンのスクリュードライバーだって
実在はしないけど、あのカタチは、子供でも
想像できるっちゃできる、
でも、キン肉バスターは違うでしょ。
まったく新しいカタチじゃないですか。
初めて見たときは本当に衝撃でした。
我々人間でも出来るカタチ(実際、この技を使う
プロレスラーはいますからね)でありながら、
とはいえ、あの体勢から跳ぶことはできないし、
そこはやはり超人ならでは、という要素もあって
なんというか「ギリギリ凄い」んですよ。
スクリュードライバーはもう絶対無理だし、
風林火山もマネできないけど、キン肉バスターは
途中まではやれなくはないじゃないですか。
でも、フィニッシュはやはり人間には無理。
超人の凄さを表現するにもうってつけの技ですよ。
いまだに、一番好きな技はキン肉バスターだと
いう人、結構いると思いますしね。
ここから、キン肉マンという作品の枠組みが
出来たような気がしています。
個々の超人にはオリジナルの必殺技があって、
試合では、それがフィニッシュブローとなる。
あ、そうそう、キャラクターが自分で技の名を
叫ぶのもいいですよね。あれは子供がマネする
ポイントになってると思いますもん。
―― 必殺技
うーん、子供が絶対に好きになる言葉ですね。
こんなもんサイコーじゃないですか。
※キン肉マンの場合は「殺人技」というワードも
ありますけど(わりとギリギリだな、この言葉…)
で、
よくよく考えると、この次のシリーズからは
新たに出てくる超は人みんな、必ず必殺技を
持っているんですよね。
それが読者の楽しみだったりもしてね。
※しかし、ゆでたまご先生の脳みそは
どうなってんだ?なんであんなに、
新しい技を幾つも考えられるんだろう。
ええっと、「キン肉マン×ウォーズマン」ってより
キン肉バスターのハナシになっちゃいましたが(笑)、
とにかくこの決勝戦のキモは、あの超絶衝撃的な
フィニッシュホールドに間違いないのです。
そしてここから、「超人は必殺技を持っている」
という流れが確立されたのであります。
様々な意味で、大事な試合なんですよ。
ということで、
第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトの
決勝戦の振り返りでした。
さあ!!
次回からは「正義vs悪」という、新たな戦いが
始まります。多くの方にとって、ここからこそが
記憶に強く残るストーリーだったりするのでは?
正義vs悪、ですもんね。分かりやすいですよね。
子供たちのハートを鷲掴みましたよね。
わしもここからは「よく覚えていない」っていう
試合はゼロになります。全部よーく覚えています。
書くのが本当に楽しみです。
皆様もどうかお楽しみに。
またお会いしましょう。
ではでは。
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キン肉マンの勝負を勝手に振り返ってみる(22)/キン肉マン×ウォーズマン へのコメント一覧
敵味方のキャラクターの魅力が立ってきて、火事場のくそ力が発揮され、指摘のとおりオリジナル・フィニッシュホールドで勝負を決める。
これ以降の定番になる原点の試合でした。
だからこそ、試合前のあの髭剃りは何だったんだろうという疑問も今でも残っています。
シットダウン式ではなくブレーンバスターのように後ろに倒れる形ですが。
そうなんです。
ここからキン肉マンの様式美が創られたと思うのです。
そうでしたっけ!!?
全然覚えてないけど、確かに謎展開…!!
おそらく機械のなかにも毛が生えてるんですよ。
実際、ウォーズマンって、半分は人間ですからね。
そうなんです、形はマネできるんです。
でも、その形のまま飛び上がるのは無理で、
そこが「超人」なのですよ!
悪魔六騎士
悪魔将軍
あー懐かしい!
キン肉真弓vs委員長を番外編で是非(笑)