もうすぐ「ウェンバンヤマに無双させない
ための新たなルール」が誕生することを
確信し始めている男、編集者・Kでっす。
いやあ、すごい男が現れたものですねえ。
彼はNBAに、いやバスケ界に新しい何かを
もたらしますよ、きっと。
で、
驚異の新人って、これまでの歴史でも何人も
いましたよね。いまやベテランのレブロンも
デュラントもカリーも、当然ながら、かつては
新人だったわけで。
このコラムでも「新人の時からマジパネエ
存在だった選手」はケッコー紹介してます。
このへん、みんなそうですよね。
↓
※うーん、サムネイルだけでもカッコいい!
そんな驚異の新人の「元祖」って
この人じゃないでしょうか。
今日は、ルーキーながらチームを優勝させて、
ファイナルMVPを獲ってしまったという、
とんでもない選手を紹介します。
あ、そうそう、先日の背番号総選挙で
「32番」の1位に選ばれた、この人です。
アーヴィン・ジョンソン・ジュニア。
いや、愛称のほうが有名ですね。
ーーマジック・ジョンソン
その名の通り、魔法使いのようなプレイを
連発することから、このように呼ばれていて、
もうそれは本名同然に扱われています。
なんなら「え? マジック・ジョンソンっていう
名前なんじゃないの?」となる方もいるかも??
この人、間違いなくバスケの概念を変えました。
・ガードは背が低い選手が担当するポジション
・パスはスコアリングを引き立てる地味なプレイ
・バスケはデカイ人間がゴール下で暴れる競技
↑
これらの定説は、すべてマジックによって
ぶっ壊されました。
1980年、いまから43年も前のことです。
[206cm]の長身を誇る[ルーキープレイヤー]が、
[PG]としてチームを率い、エースのビッグマンが
怪我で離脱した際は[センター]のポジションをも
担当して得点を積み重ね、最終的には、なんと
[ファイナルMVP]を獲得してしまったのです。
当たり前ですが、前人未到です。
ていうか、いまもこんな人いません。
それから11年後の1991年、
マジックは、新たに現れたスーパースターと
ファイナルで激突することになります。
それが、多くの日本人にとって、初めてNBAに
触れた瞬間だったかもしれませんね。
かくいうわしもそうですから。
マジック・ジョンソン×マイケル・ジョーダン。
1991年のNBAファイナルです。
懐かしいなあ、中学校のバスケ部の先生が
「みんな、これを見なさい」ということで、
ビデオを見せてくれたんだよなあ。
※ちなみに、この翌年にバルセロナ五輪にて、
ご存じ「初代ドリームチーム」がベールを脱ぎ
NBAの知名度は飛躍的に向上します
そこからNBAというものにドップリとハマり、
わしはレンタルビデオ店でNBAのビデオを
漁りまくるようになるのですが、
そのプレイ内容にビックリしたのは、
ジョーダンよりもマジックでした。
前述のバルセロナ五輪の手前の特番にて、
当時の月刊バスケ誌編集長・島本和彦さんは
彼のことをこう表現しています。
「もともと地味だった[パス]というプレイを
エンターテインメントに変えてしまった男」
まんま、その通りなんです。
ジョーダンはもちろん何もかもがとてつもなく
凄いのですが、彼が見せてくれたプレイは
「知っているプレイ全ての頂点」という感じ。
メチャクチャ飛んで(なんなら「浮いて」)、
メチャクチャ点を獲って、
メチャクチャ試合に勝つ、
シュートはまさにお手本というにふさわしい
美しいフォーム、ダンクは誰よりも高く、
ディフェンスも鉄壁で、最後に必ず勝つ。
一方、マジックは
「見たことないことばっかりやる」んですよ。
えええ!? こんなパスがあるの?
えええ!? ここからそう動くの?
えええ!? 今のフェイクは何なの?
いや、いま見ても面白いしカッコいいですよ。
↓
これ、30〜40年前の選手ですよ。
いま見ても凄くないですか?
いま見ても面白くないですか?
何回でも見てられますし、メシ何杯でも食える。
史上最高のチームと呼び声高い86-87シーズンの
レイカーズのハイライトなんてもうタマランよね。
これぞ「ショータイム」ですよ。
↓
この人が現れる前は、「カッコいいパス」って
存在しなかったらしいんですよ(わしが生まれる
前だからよく知らんけど)。
そう、バスケの世界を変えた人ってことですよ。
かつて日本サッカー界では、優秀な点取り屋が
なかなか出てこないことに対して、こんな風な
ある種の「嘆き」がありました。
『キャプテン翼』の主人公がMFだったために、
優秀な選手はみんな中盤をやりがたる ーー
と。
もしかしたら、バスケ界にも似たようなことが
あったのかもしれません。
多くの日本人にとっての最初のスーパースターが
マジックとジョーダンだったがために、
そこから長らくガードポジションに優秀な選手が
集中してしまったと。
1990年から『スラムダンク』という漫画が
存在していたにもかかわらず、主人公が担当する
パワーフォワードが、特別人気のポジションには
ならなかったもんなあ。
ま、身長の問題が一番大きいのだと思うけど。
いまは2023年、
ジョーダン以降、ジョーダンのような選手は、
何人も出てきたと思います。
カーター、コービー、レブロン、
広い意味ではデュラントやヤニスもそうかな。
でも、マジックのような選手は
なかなか出てきていません。
ステフィン・カリーによってポイントガードの
概念そのものが変わってしまったこともあり、
もう死に絶えたプレイなのかもしれませんね。
もしかしたら、もう継承されないかもしれない
40年前のスーパーポイントガードのプレイ。
でも記憶には間違いなく残っています。
マジック・ジョンソン、
史上最高のバスケ選手のひとりです。
というわけで今日はこのへんで。
今後も面白い選手紹介していきますんで、
引き続き、よろしくメカゴジラ!!
ではでは。
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日本人向けに分かりやすいのは、この動画かな。
↓
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嗚呼、NBA名選手/マジック・ジョンソン へのコメント一覧
俺の中のGOAT。後にも先にもマジックのような選手はいないです!最高のポイントカード
今やポジションレスですし、ポイントカード=パサーとはならないですが、パスがゲームを作り組み立てる時代はまたいつか訪れるでしょうか。
そもそもマジックは、得点も20点前後稼いでますしね。大好きです!#32
マジックは本当に色褪せない。
今見てもやっぱり凄いし、カッコ良いです!
プロとして『魅せる』選手としてはいまだに自分的にはNo.1です!
ノールックパス
マジックのおかげで当たり前のプレイになりましたよね
何ならサッカーや他のスポーツにまで影響を与えました
当時はある意味オーパーツの様なプレイヤーだったかと思います
This is the NBAとして、ジョーダンよりも好ましく感じています。
だけども今回ばかりは…
ウェンビーーー!!! すげえwww ってw
テイショーン・プリンス以来久々に見る
『ウデなげえぇwww』プレイヤーからの
マンガチックな異次元ハイライトプレイの連続で
テンション爆上がり中ですw
・最頂点がバックボード上端に迫るダンク
・ほとんどジャンプしないアリウープやブロック
・体の位置が明らかにおかしいリバースレイアップ
・サイズに似つかわしくないムーブとスキルセット
・ノビツキーやポルジンギスよりヤバ目に感じるスリーポイント
これでスカイフックとかをバカスカ決めだしたりしたら
まじで贔屓にしますわ。
Kさんの掲載動画見て、改めてマジックの凄さを再認識しました!
これ程までにディフェンスを翻弄するフェイクの巧みさと
ボールハンドリングの上手さは滅多に御目にかかることがないな、
(カメラもボールを追えてないしw)
ぶっちゃけやべえ…と。
やっぱり自分自身のお気に入りのプレイヤーは
何度問いかけられてもジョーダンよりもマジックを推します!
それだけ、実力と面白さ、華やかさのインパクトを一般人に認識させた実力とプレースタイルは、時代を作り、NBA人気を世界的なものにしましたね。
ドリームチームという言葉を生んだのも。
実力でもパスだけでなくドライブ、スリー、フックシュート、リバウンド、ブロック、センターまでディフェンスできるサイズ。まさにオールラウンダー。
そしてプロとして、興行的にプレーを見たいと思わせるエンターテイナーの部分も含めて、最高のポイントガード、最高のプレイヤーです。
わしも最初はそう思っていました。
「あるある」です、これ。
マジックは最高です。
ショータイム時代は普通に平均で20点以上獲ってましたね。
まさしくスーパーポイントガードですよ。
いつ見てもサイコーなのが、マジック!
NBAを人気スポーツにしたのは、この人とラリー・バードですからね。
その後、ジョーダンが頂点にまで押し上げたと。
マジックごっこブームは当時全国のバスケ部で起きましたな。
「ガード寄り」のヨキッチになったでしょうね。
似たようなガードプレイヤーはもう誕生しないかもしれないので、
つまり永遠に「今見ても凄い」と言われ続けるのかも。
ああ、そうそう。
ヨソ見しながらのパスって、あらゆる球技の元祖がこの人かも。
ノーチャージエリアの外からダンクしますからね(笑)
あれはまさしく「規格外」ですね。
※でもシュートフォーム的に、打点はノヴィツキーのほうが高いかも?
何度でも見てください。
何杯でもメシ食えます。
バスケ自体の内容を変えてしまった人ですからねえ。
たぶん、彼以前と以後で競技のイメージ全然違うんだろうなと。
ポイントガードがカッコいいポジションになったのはこの人のおかげカナ。
マジックはもちろんすきなのですか、ちょこちよこ映ってるIronman ACグリーンが好きなんですよね。
ダンクとレイアップしかしない初期の花道みたいな感じ。花道とちがって最後までジャンプショットはできませんでしたが。バークレーにもいじられてましたね。