(リメイクの経緯はコチラ)
(元記事はコチラ)
ユニバーシアード日本代表、メンバー発表。
ラスト1人。
会場にDJの声が響く。
12人目、最後の選手をコールする。
DJ《15番!!!! ガード・フォワード!!》
スポットライトが沢北栄治を照らす。
「……!!?」
「ん? 誰だ…!!?」
「ん? 誰だ…!!?」
観客席には彼の顔を知らない者もいる。
だが、知っている者にとっては、
この上ないビッグサプライズだった。
この上ないビッグサプライズだった。
「ああ…!!!! あれはまさか…!!!?」
「あの男は…!!!!」
DJ《Ace(エース)!!!!》
DJ《沢北栄治!!!!!!!》
会場爆発。
「うわああああああーーーーーー!!!!!!!」
「沢北!!!」
「沢北栄治だ!!!!!!」
「元・山王の沢北だあああーーーーー!!!!!」
「こりゃとんでもねえ隠し玉が残ってた!!!!」
「スゲエ!!! まさにドリームチームだ!!!」
河田雅 「おほっ、こりゃ凄い人気だ」
諸星 「チッ…。沢北め…」
沢北が河田美の横に並ぶ。
沢北 「よく残ったな、美紀男!」
河田美 「ハイ! ありがとうございます!!」
パチン!!!!
沢北、自ら両頬を叩く。
(さあ、挑戦だ!!)
プレスルーム。
モニターを眺める弥生。
「ふふふ。お客さんにとっては
最高のサプライズね」
最高のサプライズね」
カタカタカタ……!!!!
彦一は大急ぎでキーボードを叩く。
「さあ、3時までにどれだけ書けるか!!
勝負やでえ!!」
勝負やでえ!!」
そして、しばらくの後 ――
選手発表を兼ねたオープニングセレモニーを終え、
明かるさを取り戻した会場では…
ザワザワ…
先ほど発表された12人について
ファンが様々な議論を交わしていた。
ファンが様々な議論を交わしていた。
「沢北が入ったか。これは期待が持てるぜ」
「スタメンはどうなるかな。PGは牧かな」
「神と三井はどっちが出てくるんだ!?」
ケータイで速報記事を確認する者も。
「おいおい!! 深津は怪我だってよ。
週バスのサイトに出てるぜ!」
週バスのサイトに出てるぜ!」
「おお、こっちのポータルサイトにも
週バスの記事が出てるぜ。週バス、早い!!」
週バスの記事が出てるぜ。週バス、早い!!」
弥生、ニヤリ。
(彦一、でかした!)
(彦一、でかした!)
関係者席。
森尾、ニコリ。
「なるほど、面白そうなメンバーだ。
これは気合いを入れないとな」
「なるほど、面白そうなメンバーだ。
これは気合いを入れないとな」
桜木 「フン、所詮は学生。プロにはかなわん」
森尾、「フッ」と笑い、続ける。
「そういえば、もうひとり、
アメリカにいたよな、面白いのが」
「そういえば、もうひとり、
アメリカにいたよな、面白いのが」
桜木 「ぬ?」
森尾 「ぬ、じゃねえよ。昔の仲間だろ」
桜木 「フン」
森尾、問う。
「なんで彼が今回のメンバーに
入ってないか知ってるか?」
入ってないか知ってるか?」
ギン!
桜木 「実力が足りんからだ!」
森尾、返す。
「彼に実力があるかないかは、
お前が一番分かってるだろ」
「彼に実力があるかないかは、
お前が一番分かってるだろ」
桜木 「ぬ…」
プレスルーム。
彦一 「ふぅ〜、ワイの記事はどうやった?」
弥生 「まあ、合格やな。クビはナシかな」
改めてメンバー表を確認する彦一。
「元・神奈川勢はやっぱり凄いなあ。
12人のうち、半分やで」
12人のうち、半分やで」
弥生 「これ以外に、仙道君、流川君、桜木君も」
彦一 「清田君やフクさん、花形さんもおるで」
ひと仕事終え、
しみじみと話す2人。
彦一、ぐーっと伸びをし、
天井を見上げる。
「せやけど…、なんで流川君は辞退したんや…」
天井を見上げる。
「せやけど…、なんで流川君は辞退したんや…」
弥生 「やっぱり気になる?」
彦一 「そら気になるわ」
弥生が続ける。
「どうやら、アメリカでのチーム事情よりも、
今回のメンバーの問題のほうが大きいらしいで」
今回のメンバーの問題のほうが大きいらしいで」
彦一 「ん? どういうことや?」
弥生、ニコリ。
「同じチームに、ある選手がおらんのが
不服だったみたいやわ」
彦一 「ある選手って…、まさか」
関係者席。
森尾 「誰かがいないから断ったんだとよ」
桜木 「………。」
森尾、腕組みでため息。
「ふぅ…、お前らヘンなコンビだよな。
仲がイイのか悪いのか」
「ふぅ…、お前らヘンなコンビだよな。
仲がイイのか悪いのか」
桜木 「フン、いいわけねーだろ」
プレスルーム。
弥生 「なあ、彦一。これで特集やってみない?」
彦一 「流川君…、桜木さん……」
弥生がメンバー表を眺めながらニコリ。
「このユニバ代表にも赤木君、三井君、宮城君と
3人の元湘北メンバーが入っとるし、
3人の元湘北メンバーが入っとるし、
春のトーナメントで一番目立ってた1年生も
荒石君&天崎君やったし…」
荒石君&天崎君やったし…」
(宮城君はちょっと運の部分もあったけど)
彦一 「つまり…、湘北やな」
ポン。
弥生が彦一の肩を叩いた。
弥生が彦一の肩を叩いた。
「流川君は、日本代表メンバーを辞退するくらい
桜木不在を重く見た。流川君と桜木君の間には、
それだけの何かがあるんやわ。なんなんやろね、
湘北の二文字が持つ何かって」
桜木不在を重く見た。流川君と桜木君の間には、
それだけの何かがあるんやわ。なんなんやろね、
湘北の二文字が持つ何かって」
彦一、深くうなずく。
「春のトーナメントでも湘北勢が見せた勢いは
ホンマに凄かったしなあ。高校時代ずっと近くで
見とったチームやけど、あの不思議なパワーには
ホンマに凄かったしなあ。高校時代ずっと近くで
見とったチームやけど、あの不思議なパワーには
いっつもビックリしとったなあ…」
弥生がモニターを見る。
試合前のベンチの様子が映っている。
赤木、三井、宮城が、なにやら喧嘩を
しているかのような顔で喋っている。
しているかのような顔で喋っている。
その後、赤木のゲンコツが宮城に炸裂する画。
笑う三井。
三井のほうを顔を向ける赤木。
一目散に逃げ出す三井。
弥生 「フフ。兄弟みたいね」
(CM中でよかったわ…)
机の上の週刊バスケットボール誌には、
春のトーナメントの特集。
春のトーナメントの特集。
天崎と荒石を中心とした新人紹介の
ページが開かれている。
ページが開かれている。
彦一 「湘北かあ………」
弥生、立ち上がる。
「どうやら、今度の特集のテーマは
これでキマリね」
「どうやら、今度の特集のテーマは
これでキマリね」
ユニバーシアード代表メンバーに
3人の選手を送り込み、
3人の選手を送り込み、
学生トーナメントを沸かせた
新星2人を生み出し、
新星2人を生み出し、
アメリカでプロになろうとしている男の
出身校であり、
出身校であり、
史上初の高卒プロを誕生させたチーム ――
湘北。
王朝時代の山王は史上初の敗北を味わった。
怪物・森重寛は、彼らとしのぎを削り成長した。
藤真健司の栄冠への道のりにも湘北がいた。
いま、日本バスケ界が描いている軌跡は、
この湘北なくしては語れないストーリーと
言っても過言ではない。
この湘北なくしては語れないストーリーと
言っても過言ではない。
あの山王工業戦の奇跡の勝利から、
2人の逸材によって達成された
全国制覇までの旅路とは――
2人の逸材によって達成された
全国制覇までの旅路とは――
そして、
桜木花道と流川楓。
終生のライバルと呼ばれ、日本バスケ界を
大きく動かす2人が辿ったストーリーとは ――
大きく動かす2人が辿ったストーリーとは ――
物語は、一度時計の針を戻し、
湘北を追う。
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(272) リメイク版 へのコメント一覧
スラムダンクの続きで一番好きな話です
リアルタイムで見ていた時がなつかしい
これがもう1000話以上前…15年以上前…って
驚愕ですね
完全に出来上がってる