日本はグループリーグで3連敗を喫して敗退。
決勝トーナメントには進出できませんでした。
日本 84−102 ブラジル
JPN|20|24|29|11|=84
BRA|31|24|22|25|=102
でも、中身は全然違いました。
そりゃ悔しいですよ。クッソ悔しいですよ。
でも、これまでの悔しさが「まだ届かないか」
という感じの悔しさだったのに対し、
今回は「届いたのに…」という感じ、かなあ。
「負けたけどよく頑張った」みたいなよくある
ハナシじゃないんですよ、個人的に。
本当に本当に、マジで勝ちかけたんですから。
前回銀メダルの開催国に。
ここで「あのジャッジが〜〜!!」と言いたい
わけじゃなくて(いや、言いたいけど:笑)、
ほとんど勝っていたのは事実じゃないですか。
よしんば、ああいうことがなくて負けたとしても、
掛け値なしに、追い詰めてるじゃないですか。
そこはもう前回大会とは圧倒的に違うと思います。
前回の五輪、あるいは昨年W杯のドイツ戦や豪州戦、
つまり世界のガチ上位国とのゲーム後って、
「やはり世界の壁は厚かった。まだ差があった」
みたいな雰囲気になっていたと思いますし、
わしも記事で「あと一歩が遠い」的なことを
書いた覚えがあるのですが、今回は違いますよ。
個人的に、大きく変わったと感じるのは、
「喰いとめる力」かなあ。
東京五輪のスロベニア戦の後に、こんな記事を
書かせてもらってます。
↓
抜粋します(ちょっと長いけど)。
わしは今回「相手がぐわーーっと来た時」にフォーカスした話をしようかと。
相手の波が来るじゃないですか。すると、日本はそれをなかなか喰い止められず一気にやられてしまうじゃないですか。
こういう波ってのは、いつかは止むものなので(相手が緩めることも含め)、どこかで少し盛り返すことは出来るのですが、その時には既にかなり厳しい状態に陥っていることも少なくありません。
相手はみんな格上、勝負どころでは一気に来る、これは想定できること。どこかのタイミングで大きな波が来るのは、もう間違いないんです。それが起きないようにするってのは、ちょっと不可能。大切なのは、いかに早く喰い止めるか、です。
で、「喰い止める」って言うと、言葉の印象的にディフェンスのほうを考えるかもしれませんが、むしろオフェンスかもしれません、ポイントは。波を喰い止めるには、点を獲らせないことよりも点を獲ることなのかなと。
なぜなら、バスケという競技は、失点後は必ずマイボールになるから。相手の攻撃を止めなければオフェンスの機会が回ってこない、なんてことはないんです。相手にずっと攻められ続け、まったくボールに触れることができずコテンパン、なんてことは起きないんです。
失点後はマイボール。得点のチャンスは必ず来る。ここで獲れるか否か。
点を獲り返していれば、点差は開きません。それが出来るか否か。
ドイツ戦はちょっと厳しいゲームだったけれど、
フランス戦・ブラジル戦は、相手が波に乗っても
喰い止めたんですよね。
※ギャンブル気味に出た場面は除いて
思い切り呑み込まれてしまって終戦レベルにまで
突き放されるようなことはなかったよなあ、と。
ああいうシーンが来て引き離されると、
「これが世界との差か…」ってなっちゃうんだけど
粘りましたし、ひっくり返しもしましたからね。
「日本は強くなった」
「もう日本は強いチームだ」ということを
具体的に述べるならば、わしはこれになるかな。
他にも勿論ポイントが色々あると思いますけど、
呑み込まれないチームって、強いチームですよ。
ともあれ、
改めて、世界の列強と戦えることは証明したと
いっていいのではないでしょうか。
ていうか、「勝てる」まで行きましたから。
「前より強くなった」どころじゃないでしょう。
何度も同じことを言って、いい加減しつこいと
言われそうですが、また言います(笑)。
「手も足も出ない」「絶対勝てない」みたいには
もう思わないじゃないですか。
これからもずっと楽しみですよ、日本のバスケ。
これからアジアカップがあって、
2027年にはまたワールドカップがあって、
2028年にはロサンゼルス・オリンピックです。
もちろん、ナショナルチームだけじゃなくて、
Bリーグがあって、
NBAもあって(河村、富永頑張れ!)、
バスケはずっと続くんですよ。
いやあ、バスケは本当に面白いなあ。
この競技が好きで本当に良かったです。
最後にいつもの言っておきましょうか。
I love basketball!!!!!!!!!!
あ、五輪はまだ続きますよ。
みんなたくさん楽しみましょうね。
ではでは。
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東京五輪と同じ3連敗、でも中身は全然違うぜ。 へのコメント一覧
うちの子河村君は、いつもどおりの河村君をオリンピックという場でも披露していました。本当に誇りです。シュルーダーレベルのNBAトップガードにはまだ追いつけないが、ユーロリーグ等で戦っている代表選手には全く負けてなかった(ていうか勝ってた)。これからさらに上を目指して、突き進め!!
ラマス初期と比べると大きくレベルアップしたことには違いない。当時はアジアでも勝つのが難し勝ったから。
一旦ここで一区切り。冨樫とか比江島にはまだ頑張ってもらいたいけど次の11月には3年後4年後を見据えた選考になるかな。
その一つの答えをトムさんが見出してくれましたね!選手のみんなも全力で応えてくれました
このままトムさん続投だと嬉しいのですが、、
次の代表戦も楽しみです!!
今回の代表メンバー(候補だった選手も含め)はこれからも代表として戦っていくような年代が多いので益々期待しちゃいますね!
特に河村が下がるとどうにもならなくなってしまうのがキツかったな〜
4年後はスタメンと遜色ない選手が出てきてくれることに期待したいですねー!
日本全体の底上げを!
どんどん日本は海外へ
NBAリーグへ挑戦してくれ!
沢北
流川
桜木
八村
仙道
それでも3Qにあそこまで盛り返せたのは力のある証拠、力をつけてきた証拠かな?と
八村選手の得点やスページング等々、全員でカバーして戦ってましたけど、やはりあの強度でプレーするにはまだまだ選手層の面で世界との差を感じましたね。。
ジャッジに不満がないといえば嘘になりますが、あそこまで戦えた今の日本代表を誇りに思います。
何とかもう4年ホーバス監督にお願いできないかと…ホーバス路線継承と言いながらも中々厳しい結果になっている女子代表を見ながら思ってあります。
だからこそ結果が欲しかった。そしてちゃんと試合を見たいと思ってほしかった。バスケの試合って、本当に面白いのだから。
「僅差は大差」
弱者の思考しか持てないあなたにFIBAのレポートを送ります。
「0勝3敗で終わったが、実際は2勝1敗に近かった」
ネット弁慶になってはダメだ!
そう思うと
悔しさがさらに増すなぁ
日本が世界で勝てるチームであることが完全に証明されましたね!