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  • 2024年08月23日12:05

キン肉マンの勝負を勝手に振り返ってみる(28)/ウォーズマン×バッファローマン

どーも!!!

いま一番好きなアニメは何? と聞かれたらば、
秒で、問答無用で、『キン肉マン』と答える男、
編集者・Kでっす!!

いやあ、アレよく出来てるわあ。

あのクオリティでキン肉マンを見られるなんて、
なんと素晴らしいことか。画がいいよ、画が。


はい、いつものリンクを今日も。





ちょうどそのアニメのほうでも7人の悪魔超人が
出てきましたねえ。面白いですねえ。

しかし、あのステカセキングがあんなにカッコよく
見える日が来るなんて…(しみじみ)。


さてさて、
そんなわけで、今日はキン肉マンコラムを更新。

※バックナンバーはこちらから。



ただいま「七人の悪魔超人」シリーズを
振り返り中で、これまで下記の5戦について
書かせていただきました。


キン肉マン×ステカセキング
キン肉マン×ブラックホール
ウルフマン×スプリングマン
ロビンマスク×アトランティス
ブロッケンJr.×ミスターカーメン



そして今日はコチラになります。


----

七人の悪魔超人シリーズ

第6戦

ウォーズマン×バッファローマン

----



そう、あれですよ。

100万×2×2×3で1200マンパワーのアレです(笑)。


ときは約40年前、当時のわしは小学生。

クソガキもクソガキですが、
それでも子供ながらに分かってました

勝つのはバッファローマンだと。


まあ子供でも分かりますよ。7人の悪魔超人編の
最後の敵は、バッファローマンであろうことは。

最初からそういう雰囲気プンプンだったし、
これまでの戦いで「正義も負ける」ということを
思い知っていますからね。


はたして、ウォーズマンは予想通りに敗れることに
なるのですが、それでもなお強烈に印象に残った
シーンがあって、それが前述の「1200万パワー」。

これはもうオッサン世代なら絶対分かりますよね。

なんなら、いまでも無理やりな計算が出てきたら
「ウォーズマンか」ってツッコむくらいのハナシ。


この試合では、「超人強度」という概念が
はじめてクローズアップされることになります。

知名度では『ドラゴンボール』の「戦闘力」が
上かもしれないけど、こういう数字の元祖って、
この「超人強度」なんじゃないかな。


キン肉マンが95万パワーで、
ウォーズマンは100万パワー。

ウォーズマンの超人強度は、テリーやロビン、
ラーメンマンらよりも上。

「俺の超人強度はナンバーワンだ」と胸を張る
ウォーズマンに対し、バッファローマンは
1000万パワーという途方もない数字を告げます。

のちにフリーザの「戦闘力53万」に塗り替えられる
ことになりますが、それまでは漫画で最も絶望的な
数字だったかもしれません。


あ、余談も余談ですが、わし、
「1000万」を「イッセンマン」と呼ぶことを
この『キン肉マン』のアニメで初めて知りました。

それまでは「センマン」と読むのだと思っていて、
単行本でもそう読んでいたのが、アニメを見て、
「おお、そう読むのか!」となった思い出。


こりゃもう勝ち目ねえわ、と思っていたら、
ウォーズマンが凄い計算式を披露するんです。

お馴染みベア―クローを両手から出し、
「100万×2=200万」

そこからいつもの2倍の高さにジャンプし、
「200万×2=400万」

さらにいつもの3倍の回転で必殺技の
スクリュードライバーを発動し
「400万×3=1200万」


「お前を上回る1200万パワーだああああ!!!」


いやいやいやいや、
ちょっと待てや。


これ、もちろんツッコミどころ満載なのですが、
この時の感想、いまも昔も変わりません。

「ジャンプと回転は100歩譲って許してやるが、
ベアークロー2本で200万はおかしいだろ」

いまでもこれが一番引っ掛かります(笑)。


ジャンプと回転は分からんでもないのですよ。
いや、分からんけど(どないやねん)。

運動エネルギー的なハナシじゃないですか、
2倍・3倍の力が生まれるってのも、あながち嘘じゃ
ないのかもしれんじゃないですから。

でも、ベア―クローを2本で「× 2」って。

じゃあアンタ、もともと200万パワーで戦えるって
ことじゃないか……っと、イカンイカン。

こんなことを言ったらイカンのですよ。


ふぅ、
あやうくこの作品の味わい方を誤るところだった。


あの1200万パワーのスクリュードライバーは
バッファローマンのロングホーンを片方だけ
折ることに成功するのですが、そこまででした。

やはりこの10倍の超人強度の差というものは
いかんともしがたく、立ったままKOされて、
ウォーズマンの敗北となります。

で、そのあとの展開を見るに、ウォーズマンって
死んだことになってんだよな。

どうにもあの「立ったままKO」というワードで
死んだわけじゃないと思っていたんだけど。


まあ、とにもかくにもハイライトはあの
「100万×2×2×3=1200万」でしょう。

特に最初の「100万×2」でしょう(もうええわ)。


ていうか、超人強度の存在が本格的に露出された
記念すべき試合ってことで、重要な一戦だったと
いってもいいかな。

キャラクターの強さを数値で表す。

うん、あれは小学生にはタマランですよ。
あんなもん大好きに決まってるじゃん。


絶対、全国のお父さんが、
「お父さんは何パワー?」って聞かれたはずですよ。

あのとき、「100パワーくらいだな」と答えた
わしの父親は、いい仕事をしたと思う。

「ウォーズマンはお父さんの1万倍も強いのか」と
妙に納得した覚えがあるので(笑)。


そんな、約40年前の思い出でした。

ではでは。



---

バックナンバーはこちらから。



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キン肉マンの勝負を勝手に振り返ってみる(28)/ウォーズマン×バッファローマン へのコメント一覧

  1. 1.
    • あっきー
    • 2024年08月23日 14:06
    • 5
    スクリュードライバーという技はベアークローの攻撃力を回転によって一点に集中させることで、そのポイントに100万パワーをぶつける技なんです。
    つまり両手でやると通常のスクリュードライバーの2倍のベアークローのパワーが一点に集まるので2倍になります!!
    って今考えてみましたがどうでしょう?

    ウォーズマン理論を応用するとパソコンを2台使って、普段の2倍集中して、1日8時間勤務を24時間勤務にしたら1人で12人分の仕事できそうです笑



    どうでもいいけど、大人になってスクリュードライバーってカクテルみた時にみんなウォーズマン!?ってなったのは私だけじゃないはず…
  2. 2.
    • ヤン
    • 2024年08月23日 16:04
    ある意味、伝説の試合ですね。
    ゆで理論の代表格。
    ロビンスペシャルの時もめちゃ突っ込みましたが(笑)
    そして伝説の光の矢を後日、もう一回見られるとは思いませんでしたが、理論は無視してもはや嬉しい話です。
  3. 3.
    • ビック・ザ・巨峰
    • 2024年08月23日 18:07
    7人の悪魔超人。最後の1人が出て来てないって、当時どうだったんですか??
    王位争奪戦からの世代です。
  4. 4.
    • せん
    • 2024年08月23日 21:58
    Kさんそっち派ですか笑。
    自分はベアークロー2つで2倍は良いとして、ジャンプと回転のほう、、、やれんならいつもやれや!と。
    普段手を抜いていることになるやん、て小学生の時思いました。

    しかしながらロングホーン片方折ったことにより、後の戦いでキン肉マンが助かるシーンもあったので
    値千金の特攻だったかと!

    同じく小学生の頃観た「北斗の拳」レイがラオウに特攻した究極奥義断己相殺拳などよりも遥かに。あれは残念すぎた。
  5. 5.
    • ドドリアさん
    • 2024年08月23日 22:56
    フリーザの53万て1000万より少ない気が…
  6. 6.
    • いかすぜりょーちん
    • 2024年08月24日 00:58
    • 5
    この戦いは、キン肉マンの勝った布石(刺さったと思ったら折れた方だった)があるので、大好きです🤩

    確か、最初にベアークロー2本で✕2はおかしいけど、最後に2本にしたら納得性があったかも😅
  7. 7.
    • ・・・
    • 2024年08月24日 01:03
    ちなみに最新のウォーズマンは、
    ベアクロー二刀流で200万パワー
    →2倍のジャンプで400万パワー
    →5倍の回転で2,000万パワー
    →スーパー友情モード爆縮で1億パワー
    とついに神の領域に到達することに成功した模様…計算の意味はよくわからんが、とにかくすごい自信だ!
  8. 8.
    • ガチャ
    • 2024年08月24日 01:04
    この回がアニメ放送された時、自分は小学生低学年でしたが「100万×2×2×3」理論は素直に「スゲー!」と思いました。確か北斗の拳、聖闘士星矢もアニメが放送されていたので、当時の小学生は必殺技のパワーアップとはそう言うものなんだと刷り込またのかもしれませんね。
  9. 9.
    • ゆっく
    • 2024年08月26日 20:01
    懐かしいなぁ〰️

    記事中、ところどころ
    へのつっぱりはいらんですよ

    みたいな語り口になってるところ好きかも!
  10. 10.
    • ぶてふ
    • 2024年08月29日 10:01
    • 5
    理屈の意味はよくわからんが
    とにかくすごい理論だ(笑)
  11. 11.
    • それが
    • 2024年09月01日 09:26
    >>5
    悟空やベジータたちが1〜2万あたりをウロウロしてたところに53万なんだよねぇ。
  12. 13.
    • 編集者・K
    • 2024年09月23日 23:47
    >>1
    おっと、あの理論を真剣に整理する猛者登場(笑)。
    あと、お酒の「スクリュードライバー」は、わしも同じです!
  13. 14.
    • 編集者・K
    • 2024年09月23日 23:48
    >>2
    おおらかな心の大人になってから再登場を見ると
    あのときとは全く感想が違うわけです。
    そう、我々も成長したものだと(笑)。
  14. 15.
    • 編集者・K
    • 2024年09月23日 23:48
    >>3
    そういうことをツッコむ人間はキン肉マンを読むことはできません(笑
  15. 16.
    • 編集者・K
    • 2024年09月23日 23:49
    >>4
    やれるんならいつもやれや、っていうのは、
    「ネオタイガーショット習得後の日向が撃つタイガーショット」とかね(笑
  16. 17.
    • 編集者・K
    • 2024年09月23日 23:49
    >>11
    そういうことですね
  17. 18.
    • 編集者・K
    • 2024年09月23日 23:50
    >>6
    おっと、「掛け算の順番」理論…!!
    こんな新しい説が今登場するとは(笑
  18. 19.
    • 編集者・K
    • 2024年09月23日 23:50
    >>7
    いまはもういいんですよ。
    受け止める側が、何もかも分かってますから!
  19. 20.
    • 編集者・K
    • 2024年09月23日 23:51
    >>8
    界王拳しかり、
    こういうの子どもは大好きですからねえ
  20. 21.
    • 編集者・K
    • 2024年09月23日 23:51
    >>9
    まあ、世代ですので(笑
  21. 22.
    • 編集者・K
    • 2024年09月23日 23:51
    >>10
    それがキン肉マン!!




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