(リメイクの経緯はコチラ)
(元記事はコチラ)
宮城&桜木 8
荒石&天崎 2
「よーっし!! 1年頑張れ!!」
「全国のチームを倒しちまえ!!!」
1年コンビのスーパープレイに
ギャラリーが騒ぎ出した。
ギャラリーが騒ぎ出した。
それはまるで、海南戦や山王戦の
湘北に対する声援のようだった。
湘北に対する声援のようだった。
宮城チームの攻撃。
天崎が宮城にボールを渡す。
宮城 「チッ、なかなかやるじゃねーかよ」
天崎、宮城と距離をとり、グッと腰を落とす。
宮城 「…!?」
彩子 「距離をとった」
安田 「ドリブルのみを警戒した守備だ」
彩子、頷く。
「おそらくリョータに長距離シュートがないのを
見抜いたようね。そういうディフェンスだわ」
「おそらくリョータに長距離シュートがないのを
見抜いたようね。そういうディフェンスだわ」
キュキュ!!
天崎、鋭い眼差し。
(守備なら負けない。オレの力を見せる時だ)
(守備なら負けない。オレの力を見せる時だ)
ダム!!
宮城のドリブルイン。
キュキュ!!
天崎、動く。一発では抜かせない。
天崎、動く。一発では抜かせない。
宮城 「……!!」
(コ、コイツ……!!)
荒石 「なるほどな」
(じゃあ、オレもやらせてもらうか)
(じゃあ、オレもやらせてもらうか)
キュキュ!!!
桜木 「ぬ…!!?」
荒石、桜木の半歩前に立ち、パスコースを塞ぐ
「ディナイ・ディフェンス」の体勢に入った。
「ディナイ・ディフェンス」の体勢に入った。
安田 「パスコースを切った!」
潮崎 「2人とも動きが速い!」
ギャラリーも興奮。
「おおおお!! なんか守備がスゲエ!!!」
「やるぜ!! アイツら!!!」
桜木 (フン、どこが)
ギン!
桜木、告げる。
「一年坊主、この天才の動きを甘く見るなよ」
「一年坊主、この天才の動きを甘く見るなよ」
キュキュ!!
桜木がゴール下で動き出した。
荒石のディフェンスエリアから脱出を図る。
塩崎 「動いた!」
角田 「桜木のスピードは尋常じゃないぞ」
が、
キュキュ!!
荒石、この動きに反応。桜木を離さない。
荒石、この動きに反応。桜木を離さない。
荒石、ニヤリ。
(悪いな、スピードにはオレも自信があるんだ)
桜木 「ぬ?」
角田 「な…!?」
安田 「あの桜木についていってる…!!」
宮城 「…!!」
(コ、コイツら…、揃いも揃って身体能力は
ハンパじゃねえぞ)
(コ、コイツら…、揃いも揃って身体能力は
ハンパじゃねえぞ)
ダム!!!
宮城 「チッ…!」
(とりあえずオレが撃つしかねえ!)
(とりあえずオレが撃つしかねえ!)
宮城、天崎を抜ききれず、
不十分な体制からシュート。
不十分な体制からシュート。
ビッ!
天崎 (外れる!!)
「リバーーーン!!!!」
ガン!!!
「よっしゃ!!!」
ガシ!!
荒石、背中で桜木を押さえ込む。
荒石、背中で桜木を押さえ込む。
安田 「スクリーンアウト…!!」
彩子 「ウソ…!!?」
荒石 (こうやるんだろ?)
晴子 「なんで…!!!?」
彩子 (桜木花道との勝負の中で覚えた…!?)
荒石 「もらったーーーー!!!」
だが、リバウンドを獲ったのは、
ガシイイイ!!!!
安田 「桜木!!!!」
角田 「う、後から獲った…!!!」
荒石 「……!!!」
(なんだと…!!? 押さえ込んだはずだ…!!)
シュルルル…。
流川 「ふーん」
(やっぱりリバウンドは、あのどあほうが上か)
桜木 「そんなもんでこの天才を抑えられるか!」
そして、すかさずシュート体勢に。
「くらえ!! 合宿シューーッッ!!!」
荒石がブロックに跳ぶ。
「させるかあああ!!!」
「させるかあああ!!!」
が、
ダム!!!
桜木、次の瞬間ドリブルイン。
荒石 「……!!!!?」
潮崎 「上手い…!!」
安田 「リョータ直伝フェイクだ!!」
桜木、荒石を抜く。
そして、
ダン!
ゴールに向かって跳んだ。
「おおおおーーーーーーー!!!!!!」
「行ったああああーーーーー!!!!!」
直後、
「……!!!」
桜木の目の前に、天崎のブロックが現れた。
天崎 「うおおおおおお!!!」
(もう点は獲らせねえ!!!!)
「た、高ああーーーーーい!!!!」
が、
桜木 「ウホ!!!!」
ドガアアアアア!!!!!
桜木、天崎を吹っ飛ばして、
ボースハンドダンクを決める。
ボースハンドダンクを決める。
宮城&桜木 9
荒石&天崎 2
「うわあああーー!! 吹っ飛ばしたあ!!」
「今度は桜木のダンクだああーーー!!!」
呆然とする荒石。
「……。」
「……。」
コートに倒れている天崎。
「……。」
「……。」
彩子、苦笑い。
「やっぱりあの子のパワーとジャンプは本物ね。
そのへんの選手では止めることは不可能だわ」
晴子 「凄い…!! 桜木君!!」
宮城 「ホントに伸びたな、花道!」
シュルルルル……。
流川 (これで勝負あったかな)
流川の予想通り、この一発で勝負は決した。
次の荒石チームの攻撃は、
宮城のスティールで終了。
宮城のスティールで終了。
続く宮城チームの攻撃。
宮城がディフェンスを引き付けて桜木にさばき、
桜木がゴール下を沈めた。
バス!!!!
「あああ!! 決まったあああーーーー!!!!」
「バスケ部チームの勝ちだああ!!!!」
宮城&桜木 10
荒石&天崎 2
彩子 「ふぅぅ…、良かった良かった」
晴子 「ふ〜」
宮城、手を差し出す。
「よーーっし! 花道!」
桜木、その手を叩く。
バチン!
「やったぜ、リョーちん!」
「やったぜ、リョーちん!」
一方、肩を落とす1年チーム。
荒石 「クソ…。クソォォ……!!」
天崎 「負けた………」
安田 「悔しそうだな、アイツら…」
潮崎 「特にアラシはあれだけタンカ切ったし」
角田 「大健闘だったけどな…」
荒石、ヒザに手をつき、
ガックリ頭を落としている。
ガックリ頭を落としている。
「クソが……!!」
そこに宮城がきた。
「オウ、俺たちの勝ちだぜ」
彩子 「リョータ……」
荒石、返す。
「チッ、好きなようにしろよ。
雑用係でも何でもやってやるよ」
「チッ、好きなようにしろよ。
雑用係でも何でもやってやるよ」
天崎 「アラシ……」
宮城、ニヤリ。
「へっ、思ったより素直だな」
「へっ、思ったより素直だな」
荒石 「うるせー。負けは、負けだ」
宮城、続ける。
「ああ、その通りだ。勝負だからな。
約束はキッチリ守ってもらう」
「ああ、その通りだ。勝負だからな。
約束はキッチリ守ってもらう」
荒石 「クソったれ…」
その時、
パチパチパチパチ……!!
ギャラリーから拍手が起こりだした。
宮城 「ん?」
「いい勝負だったぞおおーーー!!!」
「お前ら、スゲエじゃねえか!
面白かったぞ、バスケ部!!」
「宮城、そいつらと全国制覇目指せよ!!!」
宮城 「全国…?」
桜木 「全国制覇…」
彩子、ニコリ。
「リョータ、入れてあげなさいよ。バスケ部に」
「リョータ、入れてあげなさいよ。バスケ部に」
宮城 「アヤちゃん…」
彩子 「勿論、雑用係じゃなくて、選手として」
荒石 「……!?」
そこに天崎が来た。
「入ろうぜ、アラシ。バスケ部に」
荒石 「……。」
ズイ。
桜木 「その前にカツ丼だ」
ビシ!
彩子のハリセン炸裂。
「アンタは引っ込んでなさい」
「アンタは引っ込んでなさい」
宮城 「オウ、ウチの親分がああ言ってるぞ」
ビシ!
彩子 「誰が親分よ」
荒石 「好きにしろって言ってんだろ」
宮城、ニヤリ。
「ヘッ、素直なんだか、なんなんだか」
「ヘッ、素直なんだか、なんなんだか」
桜木 「それよりもまずはカツ丼だ」
洋平 「もういいっつーの」
宮城 「じゃあ放課後、体育館に来いよ」
(まあ、この2人は確かに相当な戦力に
なりそうだけどな。コイツらがいれば
面白いチームができるかもしれねーな)
なりそうだけどな。コイツらがいれば
面白いチームができるかもしれねーな)
荒石淳也、天崎和彦
湘北バスケ部に新戦力誕生。
♪キーンコーンカーンコーン
昼休み終了。
シュルルルルル……
流川 「……。」
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(280) リメイク版 へのコメント一覧
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