今日は、約1年ぶり(!)の「あとがき」です。
※確認したら、前回の更新が2024年1月でした。
なんとまあ随分と放置していたものだわい…
これから振り返っていくのは、
全国編の湘北×陵南でございます。
はい、全44話の長いやつです!
↓
前回は、前日の雰囲気(674話)について
書かせて頂きましたので、今回から試合です。
で、
どうだろう、この試合って、多くの読者さんは
「湘北が勝つだろう」と予想してたんじゃないかな。
手前の大学編の段階で明らかになっている設定が
色々あって、たとえば「仙道は全国ベスト4」とか
「宮城は県を優勝していない」とかなのですが、
仙道はインターハイで全国ベスト4に行ってますし、
宮城についても「自身が怪我で県大会に出ない」と
少々無理やりながら(笑)、一応消化してるんですよ。
じゃあ、湘北でいいじゃん、っていう。
もしかしたら、夏に全国を逃した海南が選抜優勝の
筆頭候補だったかもしれないけど、彼らは準決勝で
桜木の爆発の前に散っています。
これはもう湘北でしょ、という空気があったかも。
そりゃそれが一番気持ちいいですもんね。
で、
これは「あとがき」なので結果を書いちゃいますが、
この試合は湘北が勝ちます。皆さんご存知の通り。
以前お伝えしましたが、「全国編」とした時点で、
もう湘北が総体・国体・選抜すべて全国に行くことを
決めていましたからね。
そしてもうひとつ、
当時のことを思い出したので告白します。
わし、選抜については、最初は陵南or海南が
優勝する(全国に行く)ストーリーにしようと
思っていました、実は。
うーん、たしか最初の構想は、
夏は湘北と海南で、冬は陵南だった気が。
そう、3校とも全国に行くという展開ですね。
夏に湘北に敗れた陵南が冬にリベンジで全国へ、
そんなストーリーがいいかな、とか思ってました。
そして、桜木の代で全国に改めて挑戦っていう。
来年でも桜木と森重の対決はありますしね。
が、
ある日、考え直したんです。
いや、ちょっと待てよ、と。
来年の湘北って、宮城もヤスもシオもカクも彩子も
いないじゃん。その湘北を分厚く書くのか、と。
湘北の主軸で原作キャラは桜木と流川だけ。
それは他チームも同様。神も仙道もいない。
あ、やっぱだめだな、と。
選抜も湘北が全国に行こう、と。
この年を分厚く書こう、と。
このシーズンなら、名朋には落合と沢入がいる。
森重と伊達兄弟を合わせて、5人そろってるじゃん、
名朋とガッツリやるならここじゃん。
湘北側も、荒石と天崎は十分存在感が出てきたから
宮城・天崎・流川・桜木・荒石をしっかり書きたい。
そんな風に思ったんですよね。
で、ある種、背水の陣的に「全国編」って
名づけたんだったよな。もうそう決めたぞって。
全国編の開始は、桜木2年時のインターハイなので
その時点で選抜も湘北優勝って決めてたんだなあ。
結果、夏も冬も湘北は全国に行くことに。
って、それを分かっているのはわしだけですが、
ちょっと匂ってたりしてなかったかな、ってのが
冒頭のハナシ。もしかしたら読者も、選抜は湘北と
思ってたんじゃないかなっていう。
そんなことないかしら?
陵南の3連敗って予想しづらい?
さてさて、
試合の方は「守り合い」の予感でスタートします。
677話、互いに得点が取れないんですよね。
その後、679話(3分経過)でもまだ得点は1-0。
すげえな、読み返してみたけど、ホントにずーっと
点が入らないのね、互いに。決勝戦でよくぞこんな
モヤモヤするゲームを書いたもんだ(笑)。
でも、たまにはいいよね、こういうのも。
実際、こういうゲームありますからね。
特に決勝戦はゴツゴツの守り合いでロースコアに
なりがちだったりします。
決勝まで来ると「負けたくない」意識が先行して
守備的なプランになりがちだし、そうでなくとも
何度も戦っている2チームって手の内も分かるしね。
結果、1stクォーター終了時点で12‐7、わお!!
2ndクォーターに入っても空気は変わらず、
ずーっとロースコアに。
ホント、何話も何話も点が入らん試合に
ついてきてくれたものだわ、読者の皆さん。
そして、
流れを変えるのは、なんと相田彦一。
こういうことあるのよ、ラッキーパンチというか。
陵南が流れをつかんで、前半終了。
スコアは 湘北 22-27 陵南。
前半に費やした話数は13(674 - 686)。
ここから試合終了まで30話以上あるという。
そんなわけでちょっと前半は静かでしたね。
派手なシーンはあまりなく、得点も入らず。
が、
ここからですよ。
桜木と流川、魅せますんで。
そんなわけで今日はこのへんで。
ではでは。
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自分で言うのもなんだけど、
この前半、ケッコー面白いかも
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「スラムダンクの続きを〜〜」あとがき/全国編/湘北×陵南(1 へのコメント一覧
夏を逃した海南と思ってました
Kさんいつもありがとうございます!
冬の選抜県予選決勝湘北VS陵南!
2年前まで王座を争ってた海南&翔陽を破っての戦い。どちらにも勝つ理由があり、湘北は宮城抜きで初県予選制覇、陵南はあと一歩のところで逃した全国制覇にむけて!
28mの両チームの対峙、1年前に比べ最強コンビ花道&流川が頼もしくなってるのが嬉しかったです。
確かに夏に陵南、湘北、冬に見事その2校を破り王者海南と思ってましたが良い意味で裏切られました笑
試合は両チーム点が入らない!あの仙道が外し更に流川も。この2校にしては不気味な展開の中、風穴をあけたのが将来記者になる彦一!この緊迫した中での両チームの戦術が凄く楽しみでした。
夏の敗者が冬にリベンジは、わしの最初の案ですな(笑)
あー、その後の全国も含めての予想もあったかあ。陵南と山王は確かに見たい!
やっぱり、夏に敗れた王者・海南のリベンジっていう予想は多かったんだなあ、なるほど、なるほど。