グループB 日本×韓国
1stクォーター 1分30秒
JPN 6
KOR 4
ゴール下の肉弾戦から
森重のダンクで日本が加点。
放送席の道谷が絶叫。
《森重寛、ホン・ミョンボの上から決めました!
日本のフロントラインが躍動しています!!》
元日本代表センター・岡浜も興奮。
《これです。日本のビッグマンのこういうプレイが
見たかったんです。いやあ、本当に素晴らしい》
司令塔の佐戸に続き、ゴール下の男たちにも着火。
そして、選手たちが燃え上がるとともに、
観客席にも火がつく。直ちに声が挙がる。
「「「 ディー・フェンス!!!! 」」」
ガンガン!!!!!!
「「「 ディー・フェンス!!!! 」」」
ガンガン!!!!!!
「「「 ディー・フェンス!!!! 」」」
ガンガン!!!!!!
洋平 「うお…!! また凄い声だな!!」
高宮 「こりゃ盛り上がるぜ!」
日本のホームコート、スパーズアリーナに
ディフェンスコールが響く中、韓国の攻撃。
木暮 「韓国にはプレッシャーのかかる一本だぞ」
彩子 「日本はしっかり一本止めたいですね」
木暮 「こういう場面はベテランで来るはず」
(キャプテンのホン・ミョンボか、
それともエースのチェ・ヨンスか)
ゴール下の桜木が声をかける。
「丸ゴリ、デカ坊主、来るぞ」
河田雅・森重 「…?」
桜木 「10番(チェ)か20番(ホン)が来る」
ビッ!!
ボールは、PGのパクからハイポストのチェへ。
キュキュッ!!
河田雅がつく。
木暮 「やはりチェで来た…!!」
チェ、河田雅を背負う体勢。
『オウ、さっきはいい肘だったな』
先ほどのオフェンス、河田雅は肉弾戦の中で
チェを肘打ちのような形で押し込んでいた。
先に仕掛けたのはチェだった。
しかし河田雅はひるまず、応戦してきた。
『まったく、日本人らしくねえぜ』
河田雅 (また来るか…!?)
ダム!!!!
チェ、ドリブル開始。
河田雅に背中をぶつける。
道谷《ここはやはりパワープレイ!!!》
塚本《チェの得意なオフェンスですよ!!》
河田雅、重心を下げ受け止める。
「来てみろ!!!」
違った。
キュッ!!!
チェはそこからターン。
一瞬、河田雅との間に距離を作り、
フェイダウェイシュートを放つ。
ビッ!!!
河田雅 「…!?」
ザシュ!!!!
1stクォーター 1分45秒
JPN 6
KOR 6
「ああああ…!!!!」
「上手い…!!」
客席からため息。
大ボリュームのディフェンスコールが沈黙。
道谷《チェ・ヨンス、今度は技で来ました…!》
塚本《うーん、裏をかかれましたかね》
チェ、ニヤリ。
『まあ、こういうのも得意なんでな。
日本っぽいプレイとでもいっとくか』
河田雅 「チッ…」
桜木 「……。」
(丸ゴリでも簡単には止められねえか…)
「やはり強い…」
日本ベンチのスタッフ陣、眉間にシワを寄せ、
腕を組んで天井を見上げる。
「あの森重のスーパープレイで勢いに乗るかと
思ったんだが、こうやって返してくる」
「これだ、韓国は主導権を握らせてくれないんだ。
いつも日本に対して自信を持ってプレイしてくる。
決して焦ってくれない…」
大浜 「まあ、簡単にはいかねえわな」
パンパンパン!!!!
森尾、手を叩く。
「ヘイ!! 次だ、次!!! 一本返そう!」
赤木・牧が続く。
「獲られたら獲り返す!!」
「戦いだぞ、戦い!!!」
佐戸 「よーーーっし、一本!!!!!」
「オウ!!!!!!!」
「「「 一本!!!! 」」」
ガンガン!!!!!
「「「 一本!!!! 」」」
ガンガン!!!!!
「「「 一本!!!! 」」」
ガンガン!!!!!
大浜、腕組み。
「ハッキリ言って好スタートだったんだがな。
出だしで一気にリードとは、いかなかったか」
電光掲示板に目を移す。
まだ2分も経過していない。
ここで何かを予測するには時期尚早ではあるが、
互いに点を獲り合って同点というこの状況は、
どうやら突き放すのは難しそうであるとの予感。
記者席の町田。
「大浜さんは台湾戦に続いて黄金世代を起用した。
おそらく初戦の勢いを持ち込みたかったはずだ」
弥生、頷く。
「そうね、彼らが持つ、怖いもの知らずの爆発力に
賭けてみた部分はあったはずね」
町田、続ける。
「実際、スタートは上々だった。最初の仙道のパス、
森重のダンク、スーパープレイも飛び出した。
選手たちに火がついたような雰囲気もあった」
彦一 「それでもイニシアチブは奪えんのか…」
弥生 「これが東アジアの雄、韓国…」
それから6分が経過し、
1stクォーター残り2分。
バス!!!!
1stクォーター 残り1分55秒
JPN 20
KOR 20
韓国SG、イ・チョンスが、ゴール下で仙道を
押し込みながらバンクショットを決める。
道谷《得点はイ・チョンス》
塚本《今のも激しいプレイでしたねえ》
塚本《ガードながら中で勝負を仕掛けてきました》
仙道 「ふぅ…」
桜木 「押されてんじゃねえよ、センドー」
仙道 「ああいうのは得意じゃないな」
テレビの前の荒石、腕組み。
「今のなんか、象徴的な場面かもしれねえな」
天崎 「ん?」
荒石、続ける。
「出だしはよかったんだけどよ…。なんつーか、
相手の土俵に引きずり込まれてるような感じが
あんだよなあ、言っちゃ悪いが泥仕合というか」
須形 「確かに…」
天崎 「ゴツゴツしたゲームになってきたよな」
荒石、眉間にシワ。
「佐戸健一や仙道彰はもちろん、河田のオッサンも
テクニックで行けば圧倒できそうなものなのによ、
なんだかなあ…」
(まあ、闘争心をテーマに、ああいう戦いに敢えて
臨んでる部分もあるんだろうがよ…)
日本ベンチスタッフ、大浜に声をかける。
「大浜さん、もっと日本の持ち味を出して
戦ってもいいんじゃないでしょうか」
大浜 「日本の持ち味?」
スタッフ陣が続ける。
「わざわざ相手の肉弾戦に付き合わなくても…」
「日本には韓国を上回る技術が…」
大浜、遮るように返す。
「そのやり方でずっと負けてきたんじゃないのか」
「……!!!??」
大浜 「今日は勝つんだよ」
(火はついてるんだ)
バス!!!!
道谷《決めたあああーーーーー!!!!!!》
塚本《ナイスプレイ!!!》
コート上では、日本が獲り返す。
佐戸が1対1から決めた。
パク・チソンに体をぶつけながらのゴール。
1stクォーター 残り1分35秒
JPN 22
KOR 20
「おおおおお!!! 佐戸!!!!」
「さっきのイ・チョンスと同じようなシュート!」
「ガードがインサイドで勝負してるぜ!!」
佐戸 「さあ、ディフェンスだ!!!!」
「オウ!!!!!!!」
大浜 「いいぞ、戦い続けろ」
そして、
『ビビーーーーー!!!!!!!!!!』
1stクォーター終了
JPN 24
KOR 22
両軍メンバーがベンチに戻る。
選手たちの前に立つ大浜。
「どうだ、桜木」
桜木 「ああ、面白れえ試合だぜ」
大浜、ニヤリ。
「そうか、他のみんなはどうだ」
佐戸 「はい、これで行きましょう」
河田雅 「一歩も退く気ナシってことで」
大浜 「よし」
ベンチスタッフ陣、茫然。
「………。」
大浜 「と言いたいところだが、さすがに休憩だ」
バッ!
牧、赤木、マッカーシーがジャージを脱いだ。
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1308) へのコメント一覧
相手の得意な土俵で勝ってこそ世界に挑戦できるってもんですよね。ゴリと河田桜木の共闘見たいです!
PGを佐戸と交代か?
それとも仙道と交代で佐戸と牧のダブル司令塔?
マッカーシーを出すなら佐戸をのコンビネーションを活かしてダブル司令塔ありそう
牧
佐戸
桜木
赤木
マッカーシー
かな?
Kさんいつもありがとうございます!
日本VS韓国。雅史・花道・森重の3怪獣で相手と互角以上にやり合う日本🇯🇵
雅史が果敢に攻め、森重のダンクで火をつけた日本。日本コールが飛び交う中、ベテランが来ると予想する、城北の飴と鞭木暮さん&彩子さんだが、花道はやり返してくると雅史と森重にアドバイス!
この感じ、良いですねぇ〜花道がすごく頼りになります!相手は再び肘マンが攻めるが、花形さんお得意のフェイダウェイで取り返す。
相手も強い、何か起爆剤が必要な状態だが、日本は黄金世代四人が出ている。9分が過ぎるが、ゴール下で仙道が押し込まれ再び同点になるが、ミスターが返し2点リードで1クォーターを終えました。
戦い、攻め続けた日本だが、思うように点差が広がらない。どうしたもんかとおもったがここで牧さん、マッカーシー、赤木がジャージを脱いだ〜!
来ました、ここで帝王牧さんとキングコング赤木が登場!
誰と交代するのだろうか?佐戸&牧さんのWPGで攻めるか、牧さん&仙道さんの神奈川MVPコンビで攻めるか?それとも久しぶりのゴール下の覇者キングコング兄弟赤木&花道で大暴れするのか?はたまた雅史・花道・赤木の3ゴリラで攻めるか?想像がつきません!田岡監督なんとか予想してください。
ハナミチがプレーのたびに声をかけるのがまるで仙道さんみたいに引っ張っているように見えて感激です。
日本代表頑張れ〜!
ここからは肉弾戦で主導権を取るつもりかな。
ゴリやエリちゃんがいればリバウンドも強化されるだろうから、そこから流れを引き寄せられるかも。
牧赤木マッカーシーがジャージ脱いだってことは2人残すのか
桜木と仙道か
あとひとりは、誰になるのか…
仙道が外れて、ダブル司令塔っていう手もあるのか!?
あと、向こうのエースには、桜木を当ててくれ
この2人から気合い負けはないでしょうから、マリーシアにどんな対応を見せてくれるのか楽しみです!ゴリは誰と交代なんだろう?
ゴリのゲンコツと明言に期待
「たわけ!」
木暮「待たせやがって」
仙道が直前で押し負けてたし、一度休憩で牧と交代していくのかな?果たして得意のペネトレイトで当たり負けせずねじ込めるか期待です。
しかしマッカーシーは読めない。森重と桜木、どちらが休憩になるのか、あるいは牧と連携できる河田を残して桜木、森重から赤木、マッカーシーになるのか楽しみだらけの試合、続き待ってます。
3人の交代? 全員がパワーで押して戦うのかな。
牧がスロースターターという設定のせいでミスらなきゃいいけど
赤木はここで牧に追いついたね
残念!しかも自分でハート押したの?
桜木がユーティリティになってくな(笑)
つまりゴツゴツした肉弾戦で真っ向勝負!てことだな。で、後半に森尾や神投入して外から射抜く前フリかな。森尾のことは韓国も当然知っているから、神がキーになりそう。あとは肉弾戦でのファウルがどちらに影響するか…
後、敵の攻撃は桜木の規格外ブロックの格好の的にも思えるので、桜木の活躍が目に浮かびますねー♪
ハエ叩き2連発とか見れないかな✌️
ゴリゴリ系の試合展開継続ですね。
肉弾戦に強い牧ですね!、
めちゃ気になりますね♪
誰も調子悪くなさそうだからな、、
仙道は愚痴ってたから、
交代候補になってしまうだろうけど、
河田は真っ向勝負で強気だし、
森重や花道も結構調子良いですよね、、
佐戸、仙道、花道、がアウトって
可能性ありますかね?
監督の温存優先が強いのって、
この3人な気がするんですよね。
噛み合うかと言われると、、
うーむ、大浜監督の考えや如何に。
の5人かなぁ?
パワープレイで圧倒してほしいですね。
私も思ってました
ゴリもジャージ脱いでるw