(リメイクの経緯はコチラ)
(元記事はコチラ)
三校合同練習試合、
第一戦、湘北×三浦台。
湘北 6
三浦 5
「湘北逆転ーーー!!!!!!」
天崎投入で流れが変わった。
持ち前の運動量を生かしたディフェンスと、
流川にマークが集中した際のゾーンの穴を突く
巧みなムーブが、湘北にリズムをもたらした。
流川にマークが集中した際のゾーンの穴を突く
巧みなムーブが、湘北にリズムをもたらした。
さらに、
ザシュ!!!!
彩子 「流川!!!!」
桑田 「来たーーー!! 流川のスリー!!!」
湘北 9
三浦 5
天崎に引っかき回されたゾーンの外から
流川のスリーポイントシュートが炸裂。
流川のスリーポイントシュートが炸裂。
宮城 「よーっし!! ナイスだ流川!!」
バチン!!
ハイタッチ。
ハイタッチ。
流川 「うす」
彦一、目を見開く。
「ついに外のシュートまで決まった…!!
こうなったら三浦台のゾーンはお終いや!」
「ついに外のシュートまで決まった…!!
こうなったら三浦台のゾーンはお終いや!」
さらに、
湘北はディフェンスでも、三浦台を圧倒する。
湘北はディフェンスでも、三浦台を圧倒する。
キュキュ!!!
城 (コイツ…!!)
天崎がタイトなチェックに出る。
ボールマンが追い詰められる。
ボールマンが追い詰められる。
バッシイイ!!!!
その隙を、宮城が突く。
横からボールを奪い取る。
横からボールを奪い取る。
彩子 「ナイス!! リョータ!!!」
ニカ!
宮城、ピース。
「彩ちゃん!!」
「彩ちゃん!!」
彩子 「コ、コラ…」
(前を見なさい!!)
「テメエ!! なにヨソ見してやが…!!」
城の手が伸びる。
スッ、
宮城、すかさず前方へパス。
またもや流川へ。
「また速攻だ!!!」
宮城 「ヨソミ? 誰が?」
城 「……!!」
(ぐっ……!!!)
(ぐっ……!!!)
彩子 (ふぅ…。まあ、よしとするか)
だが、今度は三浦台のディフェンスも戻っている。
PFの平瀬が流川をチェック。
ダム!!!
流川、ゴールへ跳ぶ。
流川、ゴールへ跳ぶ。
平瀬 「行かせるかああああ!!!!」
流川に向かって平瀬が跳ぶ。
思い切り叩きに行くブロック。
晴子 「危ない!! 流川君!!!!」
流川 (フン、来てみろ)
ガシ!
流川、平瀬の腕を左手でブロック。
平瀬 (………!!!!!)
ドガアアアアアアア!!!!!!
ワンハンドダンク炸裂。
『ピピーーーーーーーーーーーー!!!!!』
『ファウル!! カウント・ワンスロー!!!』
湘北ベンチ、いっせいに飛び上がる。
「うおおおーー!!! 決まったああーーー!!」
「これだ!! これが流川だ!!!!」
宮城、ニヤリ。
「そういやアイツ、ケンカも一流だったな」
(よく考えりゃ、あんな奴らに負けるわけねえか)
倒れている平瀬。
上から鋭い眼光で見下ろす流川。
平瀬 「……!!」
(こ、怖え…)
宮城、ニヤリ。
「あんまりビビらせんじゃねえぞ、流川」
「あんまりビビらせんじゃねえぞ、流川」
桜木、ギラリ。
「ルカワごときにビビんじゃねえぞ、三浦台」
「ルカワごときにビビんじゃねえぞ、三浦台」
宮城 「は…?」
桜木 (クソ…、なぜアイツばかりが目立つんだ)
ザシュ!!
湘北 12
三浦 5
流川、ボーナススローも決め、3点プレイを完成。
安西 「フム。いい調子」
そして、ベンチメンバーに声をかける。
「皆さん、ウォームアップを。第2クォーターは
ドンドン交代していきますよ」
「……!!!!」
―― 交代
桑田 「よーっし!! 出番だ!!」
潮崎 「2年はまだ休んでろ。俺が先だ!」
野茂 「いえいえ、先輩こそ休んでてください」
与田 「まずは1年から」
与田 「まずは1年から」
いっせいに動き始める湘北ベンチメンバー。
彩子、ニコリ。
「いい感じね。みんなやる気マンマンだわ」
「いい感じね。みんなやる気マンマンだわ」
晴子、頷く。
「はい! 湘北らしいムードになってきました!」
「はい! 湘北らしいムードになってきました!」
彩子、スコアボードを見る。
湘北 12
三浦 5
「フー、まったく、最初からこうなればいいのに。
いつも最初はハラハラさせるんだから」
そして、
『ビビーーーーーーーーーーーー!!!!』
『1stクォーター終了』
湘北 26
三浦 8
宮城が手を叩いてベンチに戻ってくる。
「OK、OK!! いいぞ、このまま突き放すぞ!!」
彩子、ため息。
(なーに言ってんのよ、最初は思い切り
向こうのペースにハマってたくせに)
向こうのペースにハマってたくせに)
安西、ニコリ。
「ふむ、皆さんなかなかいい調子ですね。
では、次はメンバーを代えていきましょう」
では、次はメンバーを代えていきましょう」
2ndクォーター、ラインナップ
PG 安田
SG 潮崎
SF 天崎
PF 流川
C 桜木
安西の指示。
「宮城君抜きですよ。3年生2人で
しっかりリードしてください」
「宮城君抜きですよ。3年生2人で
しっかりリードしてください」
宮城 「頼むぜ。ヤス、シオ」
安田&潮崎、ゴクリ。
「俺たちが…」
『ビーーーーーーーーーー』
2ndクォーター、スタート。
三浦台のスローインから試合再開。
湘北メンバーを確認する城。
「控えに代えやがったか。ナメられたもんだぜ」
「控えに代えやがったか。ナメられたもんだぜ」
(だが、ここがチャンスだ。一気に追いつく)
ダム!
PG・磯貝がドリブルインを狙う。
キュキュ!!
安田、抜かせない。
宮城 「お!」
彩子 「いいぞ、ヤッちゃん!」
安田 (あれ?)
あっさりとドライブを防ぐ安田。
(なんか…、リョータに比べればずいぶん遅いな)
攻めあぐねる磯貝に、城がボールを要求する。
「オラ、磯貝、よこせ!!」
キュキュ!!
ここは潮崎が手を伸ばす。
パスコースを遮断。
パスコースを遮断。
城 「な…?」
(コイツら、動きがよくなったか…?)
(コイツら、動きがよくなったか…?)
潮崎 (三井さんや天崎をマークするより楽だ)
ベンチから宮城の声が飛ぶ。
「よーーっし!! いいぞ、ヤス、シオ!!
ナイスディフェンス! ナイスディフェンス!」
ナイスディフェンス! ナイスディフェンス!」
彩子 「いい動きね、2人とも!」
宮城 「落ち着けば、こうなるってことよ」
彩子、ギロリ。
「アンタもよ。つまらない野次にムキになって」
「アンタもよ。つまらない野次にムキになって」
ギク!
宮城 「ハイ……」
ガン!!
コートでは、三浦台のシュートが外れる。
宮城 「リバーーーン!!!!」
バッシィィ!!!!
桜木 「桜木参上!!!!!」
湘北ベンチ、総立ち。
「おおおおおおーーーーーーーーー!!!!!」
「リバウンド王・桜木!!!」
三浦台が誇る194cmセンター・平山の上で
桜木がボールを奪い取った。
桜木がボールを奪い取った。
平山 「…!!」
(一体なんなんだ、コイツのジャンプは…!)
ダン!
桜木着地。
桜木着地。
ギラ!!
流川に鋭い視線。
流川に鋭い視線。
「見たか、天才のジャンプ力。俺の勝ちだ!!」
流川 「フン」
平山 (そして、なんで味方とケンカしてんだ…)
湘北の攻撃。
ダム!!
流川のカットイン。
流川のカットイン。
キュキュッ!!
三浦台のゾーンが収縮する。
ビッ!!
流川、外にボールをさばく。
(野郎…!!)
三浦台ディフェンスの腕が流川へ向かう。
三浦台ディフェンスの腕が流川へ向かう。
ボールをさばいた後の流川に。
宮城 (アイツら……!!!)
ガシ!!
流川、再び腕で止める。
流川、再び腕で止める。
逆に相手の腕を叩くような強いブロック。
「痛ッ……!!」
宮城、ニヤリ。
(いまのは痛えぞ、相手が)
(いまのは痛えぞ、相手が)
ギロ!
流川、再び睨みをきかせる。
流川、再び睨みをきかせる。
「う……」
ひるむ三浦台ディフェンス。
(やっぱり怖え…)
ビッ!!!!
外で受け取った潮崎、
フリーでスリーポイントシュート。
彩子 「来い!!!」
晴子 「来ーーーーーい!!!」
ザシュ!!!
湘北 29
三浦 8
「よーーーーーーーーっし!!!!!!」
天崎 「OK! 潮崎さん、ナイッシュー!!!」
潮崎 「オウ!!」
(いける!! いけるぞ!!!!)
安田からも声が出る。
「よし! ディフェンス!!!」
「よし! ディフェンス!!!」
「オウ!!!!」
湘北、メンバーが変わっても三浦台を圧倒。
―― 海南や山王と戦った経験
―― 多くの脱落者を出した猛練習
―― そして、頼もしいルーキーの加入
落ち着きを取り戻した湘北にとって、
もはや三浦台は相手ではなかった。
もはや三浦台は相手ではなかった。
「うらああああーーーーーーー!!!!!」
バッシイイ!!!
桜木のブロックショットが炸裂。
彦一、立ち上がる。
「おおおお!!! 今度はブロック!!
桜木さんのゴール下は最強や!!!」
「おおおお!!! 今度はブロック!!
桜木さんのゴール下は最強や!!!」
桜木、叩きつけたボールを自ら拾おうとするが、
サッ!
低い位置で天崎がかっさらう。
宮城 「速い…!!」
桜木 「……!!」
(チョロチョロ動きやがって!!!)
(チョロチョロ動きやがって!!!)
「速攻!!」
ボールは天崎から安田へ。
ボールは天崎から安田へ。
ビッ!
そして、安田から前方の潮崎へ。
そして、安田から前方の潮崎へ。
「前、走ってる!!」
「行け!!!!」
「行け!!!!」
ダム!!!
潮崎、ゴールに向かう。
潮崎、ゴールに向かう。
城 「戻れ!! チェックしろ!!!!!」
三浦台ゴール前、ディフェンスを前にして
潮崎は冷静に横パス。
潮崎は冷静に横パス。
「なに…!?」
そこには、
桜木が走りこんでいた。
「おおおおーーーーーーーーーーーー!!!!!」
桜木 「庶民シューーー!!!」
バス!!!!
湘北 31
三浦 8
彩子 「ナイス速攻!!!」
晴子 「スゴイ!! ナイスプレイ!!」
天崎が声をかける。
「桜木さん!! ナイッシュー!!」
が、
ペチン!!
その天崎に桜木のデコピンが炸裂。
その天崎に桜木のデコピンが炸裂。
天崎 「痛ああ!!!」
(なんで…!!?)
桜木 「人のボールを取るな! チョロ!!」
天崎 (チョロ…?)
流川、ため息。
「なに言ってんだ、あのどあほうは…」
「なに言ってんだ、あのどあほうは…」
安田 「よし!! もう一丁、ディフェンス!」
潮崎 「いける!! いける!!」
宮城 「おお、いい声」
安西 「どうやら、気づいたようですね」
彩子 「先生…?」
安西、ニコリ。
「キミたちは強い」
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