グループB 日本×韓国
2ndクォーター 残り1分25秒
JPN 36
KOR 31
道谷《日本、連続得点!!!!!!!!!》
塚本《来ましたねええええ!!!!!!》
前半残り2分の選手交代から、諸星&桜木が
立て続けにダンクシュートを炸裂。
この前半最後の大事な時間帯で
日本がリードを拡げることに成功。
「うおおおおおーーーーー!!!!!!!!!」
「来た、来た、来たああああーーーーー!!!」
「ここでビッグウェーーーブ!!!!!」
パンパンパンパン!!!!!!
桜木が手を叩く。
「よーーーっし、守るぞ!!!!!!」
「オウ!!!!!!!」
「さあ、一本ディフェンスだ!!!!」
桜木が吠え、牧や赤木が吠える。
ベンチの佐戸、ベンチ裏の樽瀬も吠える。
年齢など関係ない。
いま殊勲の得点を記録した最年少の男が
チームを盛り上げ、仲間たちがそれに呼応する。
コートもベンチも観客席も、雰囲気は最高潮。
記者席の町田が立ち上がる。
「この2本は大きいぞ!! オフェンスの軸とも
いえる河田兄を下げた直後で、この爆発!!」
弥生が続く。
「桜木君だわ! 彼はもはや日本の起爆剤ね!!」
彦一 「大浜監督、采配的中や!!!!」
続くディフェンス、日本の足は止まらない。
キュキュッ!!!
5人全員が動き、韓国に隙を与えない。
体をぶつけ、コースを遮断し、
得点のチャンスをすべて摘み取る。
諸星 「点なんか獲らせるかよ!!!」
赤木 「さあ来い!!!!!」
ビッ!!
韓国、なんとかゴール下にボールを放り込む。
『行け!! 多少強引でもいい!!!』
『フリースローゲットで十分だ!!!』
韓国ベンチから声が飛ぶ。
なんとかシュートに持ちこもうとする。
キュキュッ!!!!
そこに、赤木が立ちはだかる。
さらに、すぐさま桜木が現れる。
「おおおおおお!!!! ふたり行った!!!」
「赤木と桜木のダブルチーム!!!!!」
「ゴール下、逃げ道を塞いだぞ!!!!!」
道谷《日本、捕まえました!!!!》
塚本《3秒取れますよ!!!!!!》
桜木 「潰すぞ、ゴリ!!!!!!」
赤木 「オウ!!!!!!」
「オーバー、オーバー!!!!!」
ベンチから、森尾たちが3本指を前に突き出す。
3秒経ったぞ、のアピール。
『ビビーーーーーーーーー!!!!!!!!』
『3秒オーバータイム!!!!!!』
2ndクォーター 残り59秒
JPN 36
KOR 31
韓国、またもやターンオーバー。
「やったああああーーーーー!!!!!!!!」
「また止めたあああああーーーーー!!!!!!」
「ナイスディフェーーーーーンス!!!!!!」
道谷《湘北高校コンビがやりました!!!!》
岡浜《なんと強力なゴール下…!!!!》
赤木、桜木、ともに天井に顔を向け
コブシを握り、雄たけびを上げる。
「「「 おあああああああーーーーー!!!! 」」」
記者席の弥生、興奮状態。
「ギャンブル的なダブルチームを成功させた!
桜木君の天性の勝負勘だわ!」
町田 「まさに、起爆剤・桜木!!!!!」
彦一 「アンビリーバブル!!!!!!」
そして、ブザー。
『ビビーーーーー!!!!!!!』
道谷《韓国、たまらずタイムアウト!!!!》
塚本《これはもう止めざるを得ないでしょう!》
ベンチに戻る両軍。
桜木が赤木に向けて大きく手を挙げる。
「ゴリ!!!!!!!」
バチン!!!!!!!!!
赤木がその手を叩く。
「オウ!!!!!!!!」
桜木軍団が立ち上がる。
「うおおおおおおーーーー!! 花道!!!!」
「ゴリーーーーー!!!!!!!!」
木暮、彩子、ガッツポーズ。
「赤木ーーーーーーー!!!!!!!」
「桜木花道!!!!!!」
晴子、すでに号泣。
「凄い…!! お兄ちゃんも桜木君も…!!!」
三井 「アイツらめ、目立ちやがって!」
笑顔だが、コブシは強く握られている。
ふたりを称賛するも、ライバル心も刺激される。
花形 (ああ、負けてられないよな)
河田美 (僕だって…!!)
「「「 ニッポン!!!!!!! 」」」
ガンガン!!!!!!!!!!
「「「 ニッポン!!!!!!! 」」」
ガンガン!!!!!!!!!!
「「「 ニッポン!!!!!!! 」」」
ガンガン!!!!!!!!!!
大歓声のなか、前半最後の作戦タイム。
日本ベンチの大浜。
「いいか、あと1分、まだまだ行くぞ」
赤木 「ハイ!!!!!」
桜木 「オウよ!!!!」
大浜、相手の動きを読む。
「韓国の残りの攻撃はあと1回か2回、おそらく
苦戦状態のフィジカルでは勝負に来ねえだろう。
時間を使いながら外のシュートを考えるはずだ」
スタッフ陣、頷く。
(なるほど、そう読むか)
(ならば、こちらもそれに対してメンバーを…)
大浜、ニヤリ。
「守れるよな、お前らなら」
「……!!!!!??」
(代えないのか…!!!?)
(スピードのある桜木はまだしも、
森重や赤木も!?)
『ビビーーーーーー!!!!!!!!!』
タイムアウトが明ける。
韓国は、ここでエースのチェ・ヨンスを投入。
中外万能な頼れるベテランがコートに入った。
大浜 「アイツには赤木だ」
赤木 「ハイ!!!!」
道谷《さあ、前半ラスト1分の攻防です!!》
塚本《ここで引き離すと大きいですよ!!!》
道谷《日本ボールから試合再開!》
押せ押せムードの日本、真っ向勝負に行く。
ダム!!!!
牧、1対1を仕掛ける。
「牧だ!!!!!!!!」
「行けええええええーーーーーー!!!!!!」
ガッシイイイイ!!!!!!
韓国はファウルで止める。
『ピピーーーーーッ!!!!!!』
『ツーショット!!!』
日本ベンチ、ガッツポーズ。
「よーーーーーっし、牧!!!!!!!」
「このフリースロー、大きいぞ!!!!」
道谷《残り40秒でフリースローを獲得!》
塚本《いやあ、いいですねえ、牧君!!》
岡浜《ここでのフリースローは上々です》
佐戸 「羨ましいぜ、あの重戦車アタック」
森尾 「いつも何食ってんだろうな、アイツ」
ザシュ!!!!!
ザシュ!!!!!
牧、二投とも成功。
「よーーーーーっし!!!!!!!!!」
「よく決めた、牧!!!!!!!」
「そうだ!! それが牧だ!!!」
桜木、ニヤリ。
「ジイめ」
2ndクォーター 残り40秒
JPN 38
KOR 31
道谷《7点差です! リードが拡がります!》
塚本《さあ、次も守りましょう!!》
続く、韓国のオフェンス。
『一本、獲るぞ!!!』
『逃げるなよ、勝負、勝負!!!!』
なんとか追い上げたい韓国は、
やはりエースのチェ・ヨンスにボールを回す。
位置は、スリーポイントラインの外。
残りの選手は、逆サイドに偏る。
1対1で勝負するアイソレーションの陣形。
「やはり、そう来たか!!!」
「ゴリラ・赤木を外につり出してきた!!」
木暮 「それがどうした!」
晴子 「…!?」
クイッ、
チェ、シュートフェイクを入れる。
赤木、これには引っかからない。
ダム!!!!!
ならばと、チェはドリブルを仕掛ける。
キュキュッ!!!!
赤木、コースに入る。一発では抜かせない。
キュッ!!!
さらにチェは、ここで巧みなステップワーク。
技術で赤木を翻弄しにかかる。
が、
キュッ!!!!
これにも赤木は対応する。
「おおおおおおーーーーーー!!!!!!!!」
「させない!!!!!」
木暮、コブシを握る。
「アイツは、あのディック・ノイバウアーと
戦った男なんだ! 簡単にやられるもんか!」
晴子 「お兄ちゃん!!!!!」
彩子 「グッディ!!! 赤木先輩!!! 」
チェ、攻めきれない。
ボールをガードに戻す。
日本ベンチ&ベンチ裏が吠える。
「っしゃああああああ!!!!!!!!」
「赤木、ナイスディフェンス!!!!!!!」
河田雅 「すげえな」
マッカーシー 「NICEよ! アカギ!!!」
韓国はいいリズムでシュートが撃てない。
ボールを回して24秒ギリギリで
なんとかシュートに持ち込むが、
大浜 「そいつぁ外れるぜ」
ガン!!!!!
道谷《韓国のシュート、外れた!!!》
塚本《さあ、リバウンド!!》
ガッシイイイイ!!!!!!!!!
桜木 「リバウンド王・桜木!!!!!!」
誰よりも高く舞い、
桜木がこれをもぎ取る。
桜木軍団、ガッツポーズ。
「出たああああああーーーーー!!!!!!!」
「花道!!!!!!!!!」
大浜 「はっはっは、よく跳びやがるぜ」
2ndクォーター 残り15秒
JPN 38
KOR 31
韓国、得点奪えず、日本ボールに。
桜木、ボールを牧に渡す。
「ほらよ、ジイ!!!!」
牧 「頼りになるな、天才」
桜木 「ああ、ジイこそな」
牧 「おっと」
(お前がそんなこと言うのか)
道谷《日本、前半最後の攻撃です!!》
塚本《これを決めると大きいですよ!!!!》
ダム!!!!!
牧のドライブ、
から、タイミングよく走りこんだ諸星へパス。
ビッ!!!!
町田 「来た、深体大ライン!!!!!」
ダム!!!
ボールを受けた諸星のドライブ、
からゴール下の森重へパス。
ビッ!!!!
弥生 「次は愛知ライン…!!!!!!!」
ダム!!!!
森重、素早く体を差し込み
ディフェンスを振り切る。
彦一 「仕上げは森重君や!!!!!!!!」
バス!!!!!
『ビビーーーーーーーーー!!!!!!!』
JPN 40
KOR 31
「決めたあああああーーーーーーー!!!!!」
「うおおおおおおーーーー!!!! 森重!!!」
道谷《最後はブザービーター!!!!!》
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1311) へのコメント一覧
グッドディフェンスをそう呼ぶことあるんですね
学べました
Kさんいつもありがとうございます!
日本VS韓国!黄金世代の5人を投入し諸星さん、花道の連続ワンハンドダンクで点差を広げる日本!
花道の活躍もそうだが、沖縄でエースとして花形さんと共に活躍する愛知の星諸星大の活躍最高!
ノリに乗る日本はスピードで相手の足を潰し、ゴール下にボールを放るがそこは湘北コンビの花道&赤木のキングコング兄弟で挟み3秒をとらせ日本ボールに。花道とゴリのハイタッチやばい!やばすぎる!負けじと意識を燃やすミッチー、花形、みきおも良い!
大浜監督はそのまま続行を選択して流れのまま牧さんが攻めてフリースローを獲得し、攻守を入れ替え赤木を外につりだすが、韓国さん甘い!フェイクを織り交ぜるが赤木は抜かれず、外れたシュートを花道がもぎ取り日本ボールへ!
残り15秒で牧さんのカットインから諸星へ繋ぎ森重がブザービーターで決め9点リードで折り返した〜!凄いほんとすごくてメガネさん同様プレーのたびに涙がでっぱなしです!
後半どのような展開を迎えるのか?日本は恐れずガンガンいってほしいし、待ちくたびれた新旧ゴッドハンドモーリー&ジンジンの出番を!
日本代表頑張れ〜!
水分なくなるぞ☺️
赤木が伸びてきているのが嬉しい
河田の技術を真似てもっとうまくなっていけ!
ドイツのノイバウアーには、削り合いを苦手とするという弱点を突くことで、赤木のパワーが生かされてたけど
正直、チェ・ヨンスには、桜木のスピードと身体能力の高さで対抗するものと思ってたから、意外だったわ
かつて、山王戦で、外からも撃てる河田兄に、ゴール下から引きずり出されていたことと、
その河田兄から称賛されていることを思うと、
胸熱だなぁ
韓国は、もはや、肉弾戦では敵わないと見ての、チェ・ヨンスだっただけに、ほとんど手詰まりなのではないだろうか?
後半戦は、“待ちくたびれた”神の登場もあるだろう
注目は、3Pや、敵も味方も使ってのフリーになる技術は勿論のこと、世界と戦うために鍛えていた“フィジカル面”かもしれないな(アジアで遅れを取っているようでは、この先、戦えないもの)
それを見た三井寿の代表デビュー戦が、今から、待ち遠しいぜ
「お前がそんなこと言うのか」
牧のこの一言、桜木の精神的な成長も感じられて嬉しいですね!
天才・桜木
鉄人・桜木
格闘技の天才・桜木
秘密兵器・桜木
リバウンド王・桜木
起爆剤・桜木 ← New!!
いつも楽しみしています♪
だけど、桜木のテンションがいつも以上なのにな落とし穴じゃないことを祈りたい…
さすがに成長したプロ桜木だからそんなことはないか?
読んでて楽しいです!!
W杯出場を決めたので、
Kさんも熱いテンションで書きましたよね!?
バスケ界もどんどん、いきましょう!!!!!
黄金世代オールスターが宿命のライバルを圧倒する展開、熱いです!
ただKさん、諸星→森重は、愛和ラインでは…、ない!
リバウンドを制するものはゲームを制す!
愛和ラインとは書かれていない件
愛知ラインって書いてありますよ。
ただ、諸星って愛知出身なんですかね?
あのレベルの高校なら他県からリクルートしてもおかしくない
原作至高なのは構わんけど、このブログ10年以上やってるんだしそこらへん出してあげてもいいと思いました
字が似てるけど、
愛和ではなく愛知やで!
よく読んだほうがいいですよーー
「愛知」ラインですねえ
国体以来かな?
2人の声が聴こえてくるもんな…
愛知ラインて書かれてますよ
愛知ラインで、合ってますよ。
諸星は愛和学園出身で、森重は名朋工業。
原作で、牧、桜木、清田の三人が愛知に訪れた際に、愛知県予選で戦っていて
このKさんが描いている「スラムダンクの続きを勝手に考えてみる」の世界線の中では、“国体編”で、愛知県代表として、同じチームでプレイしています。
こんな感じでチーム引っ張ってたとは思えんw
ジイと桜木もね
一つだけ皆さんの意見を聞きたいです!
大浜監督の顔って例えるならだれですか?
起爆剤・桜木!!
頑張れニッポン!!!
日本代表という舞台で赤木、桜木のインサイドコンビの活躍、更に赤木かディフェンスで魅せて河田雅し
赤木、桜木のインサイドコンビの活躍、更には赤木のディフェンスに河田雅史がすげーなと感心するシーンはホント胸熱過ぎです。
桜木は牧と敵として試合、或いは観戦していても味方として一緒に戦うのは初めてだから改めて牧の凄さを確認して頼りになると思ったんでしょうね。最高の話をありがとうございます。
意地は張り通してこそだからね
いうて全国制覇主将だし高校時点では赤木並みかそれ以上のリーダー経験はあるのでは
その辺りはカットされてたから不明
背番号4でもゲームキャプテンではない
河田弟やヒロシ相手に退場してたかも
ブログの高校2年時に(勝手に)ついた、流れを変える男・桜木も
花道はノリノリですね。
成長が頼もしい。
次回の更新も楽しみにしています(*^^*)
無理やり打たせたのが赤木だからそこから繋がるのではと勝手に思ってます
小浜元孝でググるか、
何となく名朋の監督とラップさせるかは自由です(笑)
菅原文太
俺も名朋のあの人を想像したなぁ
ヘーメン・桜木
もあったかな
赤木 「オウ!!!!
ココ好きw
何食ったら みたいなノリまじでつまらんし冷める
ホワイトヘアデビル
こんな5人は昔は想像もしなかった。
シューターがいなくてインサイドが多い。
でも今はしっくり来ている。
スラムダンクの奥深さを感じます。
谷な
いうほどギャグか?
ヘアード
全然ギャグじゃないね
よくある会話
ここまでフィジカルごりごりで勝負してきているなか、今日のメンツだと一番そこから遠そうなプレーヤーなだけにどういうタイミングでの起用になるか楽しみだ。
ちなみに、「いいか、あと1分半、まだまだ行くぞ」のところは、『あと1分』では?