(リメイクの経緯はコチラ)
(元記事はコチラ)
三校合同練習試合、
第一戦、湘北×三浦台。
桜木と荒石のリバウンド勝負が続く。
ガン!!!!
「外れた!! リバーーーン!!!!」
キュキュ!! ガシッ!!
桜木 「リバウンド王、参上!!!」
荒石 「どけえ!! コラアア!!」
バッシイイ!!!!
桜木がボールを掴む。
「ふんぬーーー!!」
「ふんぬーーー!!」
宮城 「よーーーっし!!花道!!」
荒石 (くそ…!!!)
桜木、外に向けてボールを構える。
「よし! リョーちん、もう一丁!!」
「よし! リョーちん、もう一丁!!」
「なめんな!!」
三浦台C・平山がパスコースを塞ぐ。
ピタ!
桜木、ニヤリ。
「フェイクだ」
「フェイクだ」
パスモーションを止める。
平山 「……!!?」
宮城 「お!」
バス!!
桜木、振り返ってゴール下を沈める。
「天才!!!」
彩子 「おおお! いいぞーー、桜木花道!!」
晴子 「桜木君、ナイス!!!!」
桜木、高笑い。
「ハッハッハ!! どーした、一年坊主!!」
「ハッハッハ!! どーした、一年坊主!!」
荒石、歯を食いしばる。
「うるせー!! これからだ!!」
「うるせー!! これからだ!!」
ベンチの角田がボソリ。
「すごいな、荒石…」
安田 「え?」
角田、続ける。
「桜木が入ってから、荒石は完全に
相手をブロックしてる」
「桜木が入ってから、荒石は完全に
相手をブロックしてる」
「……!!!?」
安田 「そ…、そういえば…!」
角田、腕組み。
「三浦台のインサイドは相当強い。桜木との勝負に
持ち込めているだけでも荒石はよくやってるよ…。
本当に凄い1年生だ」
持ち込めているだけでも荒石はよくやってるよ…。
本当に凄い1年生だ」
荒石 「クソが……」
(ぜってーコイツには負けねえぞ。
いまに見てやがれ…!!)
いまに見てやがれ…!!)
彩子、ニコリ。
「いい顔してるわ。まるで去年の桜木花道みたい」
「いい顔してるわ。まるで去年の桜木花道みたい」
桜木と荒石の勝負はその後も続いた。
バッシイイ!!!
桜木 「リバウンド王・桜木!!!」
荒石 「クソ!! どきやがれ!!!」
キュキュ!!
桜木 「あああ!! そっちに跳ねるな!!」
荒石 「よーーっしゃ!! もらった!!」
そして、
残り時間 3分
湘北 86
三浦 49
ガタッ。
湘北ベンチ、安西が席を立つ。
湘北ベンチ、安西が席を立つ。
「天崎君、最後にもう一度出ましょう」
天崎、コブシを握る。
「ハイ!!」
安西 「それから流川君も」
コクリ。
流川、無言でうなずく。
流川、無言でうなずく。
『ビーーーーーー!!!!』
『交代!!! 赤(湘北)!!』
彦一 「おお!! 流川君と天崎君!!」
宮城 「よし、トドメってやつだな」
PG 宮城
SG 天崎
SF 流川
PF 桜木
C 荒石
彩子 「こ、これは……」
コートに並ぶ5人を見つめる。
コートに並ぶ5人を見つめる。
(もしかしたら、この5人が
未来の最強メンバーかも…)
未来の最強メンバーかも…)
宮城、手を叩く。
「よーーっしゃ!! まずはディフェンス!!」
「よーーっしゃ!! まずはディフェンス!!」
そして、3秒後、
彦一のペンが止まる。
バシイイ!!!!
桜木 「ふんぬーーーー!!!!」
湘北ベンチ、ガッツポーズ。
「おおおおお!!! ナイスブローック!!!」
「高い!!! さすが桜木!!!」
ボールを拾ったのは、流川。
ビッ!!
そして宮城に渡される。
宮城 「走れ!! 速攻だ!!!!」
「オウ!!!!」
ダダッ!!!
湘北メンバーがいっせいに走り出す。
湘北メンバーがいっせいに走り出す。
彦一 「…!!!!」
三浦台メンバー 「……!!!!??」
三浦台ベンチ 「……!!!?」
津久武メンバー 「……!!!??」
そして、湘北ベンチ
「……!!!!!!」
「は……!!!」
「速い!!!!!!!!!」
桜木、流川、天崎、荒石がいっせいに走り出す。
宮城が前方にボールを放る。
三浦台メンバーはこの速攻に
誰一人ついていけなかった。
誰一人ついていけなかった。
城 「な…、なんなんだ、コイツら…!!」
平山 「速すぎる…!!」
彦一 「これは……!!」
(信じられん!! 宮城さんも合わせて
5人ともバケモノや!!この速攻は
もしかしたら日本最速やで…!!!)
5人ともバケモノや!!この速攻は
もしかしたら日本最速やで…!!!)
さらに、
桜木 「コラアア!! 一年、どきやがれ!!」
荒石 「うるせー、花道!! お前がどけ!!」
天崎 「速攻、もらーーーい!!!」
流川 「獲る」
ビシ!! ガツ!!
体をぶつけ合って走る4人。
体をぶつけ合って走る4人。
ボールを巡っての戦い。
宮城 「な、なにやってんだ、アイツら…」
彩子 「また始まっちゃった…」
晴子 「やっぱりカワイイ…」
バッチイイ!!!!!
8本の腕でボールが弾かれる。
『ピーーーー!!!!』
主審の笛。
―― アウト・オブ・バウンズ
彩子 「え…?」
晴子 「外に出ちゃった…」
宮城、しかめっ面。
「オイ…、お前ら、何やってんだ」
2年生2人、1年生2人、
宮城の言葉が耳に届かない。
桜木が吠える。
「お前ら、なんでどかねえんだ!!!
この天才へのボールを!!!」
「お前ら、なんでどかねえんだ!!!
この天才へのボールを!!!」
天崎、返す。
「桜木さんこそ!! ボールは俺の前に
あったんですよ!!」
「桜木さんこそ!! ボールは俺の前に
あったんですよ!!」
荒石も退かない。
「テメエらはもう点獲っただろうが!!
最後くらい俺によこせ!」
「テメエらはもう点獲っただろうが!!
最後くらい俺によこせ!」
流川 「どーせお前らが撃っても外すだろ」
桜木 「なんだと!!ルカワ!!!」
荒石 「コラア!! なんつった今!!!」
湘北ベンチ 「……。」
安西 「……。」
プルプルプル……。
宮城 「お、お前ら……」
怒りの宮城に、桜木が問いかける。
「オイ、リョーちん!! 誰にパスしたんだ!!」
宮城 「は…!?」
天崎 「オレですよね!! 宮城さん!!」
荒石 「リョーさん、オレだろ!!」
流川 「オレ」
宮城 (お前ら、勝手なことばかり言いやがって)
グワッ!
宮城 「誰でもねえーーーー!!!」
「は…!?」
宮城 「お前ら全員交代だああーーー!!!!」
「あああ…!!!?」
宮城、天崎、流川、桜木、荒石、
彩子の言う「未来の最強メンバー」は
わずか10秒で解散した。
わずか10秒で解散した。
その後、残りのメンバーで試合を進め、
『ビビーーーーー!!!』
試合終了
湘北 93
三浦 57
宮城 「よーーーっし!! 勝ったー!!」
安田や角田とハイタッチ。
一方のベンチ、
完全にフテくされている桜木たち。
「ケッ、つまんねー試合」
彩子、眉間にシワ。
「なんか、今年も仲の悪い5人になりそうね…」
「なんか、今年も仲の悪い5人になりそうね…」
湘北高校、新体制。
初戦、いちおう快勝。
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(291) リメイク版 へのコメント一覧
宮城、天崎、流川、桜木、荒石が登場し、日本一の速攻お披露目かと思いきや10秒で解散!
このテンポに笑いました。