(リメイクの経緯はコチラ)
(元記事はコチラ)
三校合同練習試合、
第一戦、湘北×三浦台
湘北高校、快勝(一応)。
津久武高校監督・川崎がアナウンス。
「次の試合は休憩を挟んで午後からにします。
13時からウチと三浦台。16時からウチと湘北で」
13時からウチと三浦台。16時からウチと湘北で」
休憩時間。
湘北高校控え室。
宮城がブツブツ言いながら着替えている。
「ったくお前らは…、チームワークってもんを
知らねえのか。スポーツマンシップもクソもねえ」
知らねえのか。スポーツマンシップもクソもねえ」
桜木、突っ込む。
「ぬ? なんだリョーちん。最初にキレたくせに」
「ぬ? なんだリョーちん。最初にキレたくせに」
荒石が続く。
「カッカッカ、間違いねえ。
アンタに言われたかねーぜ」
「カッカッカ、間違いねえ。
アンタに言われたかねーぜ」
流川、コクリと強くうなずく。
天崎 「プ…!!!」
宮城 「な…!?」
(なにいきなり仲良くなってんだ、
コイツらは……!!!)
コイツらは……!!!)
その時、
バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!
5人にハリセン炸裂。
もちろん彩子。
「はい、全員不合格!!!!
次の試合はマジメにやりなさい!」
「はい、全員不合格!!!!
次の試合はマジメにやりなさい!」
「……!!!!」
宮城 「ハ、ハイ……」
ギロリ!
彩子、荒石に目を向ける。
「アンタは!?」
ビク!
荒石 「オ、オウよ…」
天崎 (さすが親分…)
その頃、
外のベンチでノートを広げる彦一。
(今年も湘北は強いで…。去年のスタメンは
相変わらずスゴい選手やし、新入生も優秀や。
ウチの一番のライバルかもしれん)
相変わらずスゴい選手やし、新入生も優秀や。
ウチの一番のライバルかもしれん)
ページをめくる。
(インサイドも強力や。あの1年生の荒石君が
技術を身につけたらとんでもない選手になるで。
ゴール下はキーポイントになりそうやな)
技術を身につけたらとんでもない選手になるで。
ゴール下はキーポイントになりそうやな)
パタ、
ノートをたたむ。
(仙道さん、ウチの新人センターも、もっともっと
鍛えなあきまへんで。それから勿論ワイも…)
鍛えなあきまへんで。それから勿論ワイも…)
体育館では、
参加校各々が練習を行っている。
三浦台・城、汗をぬぐう。
「とんだ誤算だ。湘北がこれほど強いとは…」
(県予選まであと3週間か…。こうなったら、
情けねえ話だが湘北と別ブロックになることを
祈るしかねえ…)
情けねえ話だが湘北と別ブロックになることを
祈るしかねえ…)
津久武監督・川崎、腕組み。
「湘北、やはり要注意だ」
「湘北、やはり要注意だ」
(今日はただの練習試合じゃないな。
予選に向けて大きな収穫になるぞ)
予選に向けて大きな収穫になるぞ)
津久武の練習を眺める宮城。
「さてと…、次の相手は津久武か。
去年の県予選からどう変わっているか」
去年の県予選からどう変わっているか」
隣には彩子。
「古豪・津久武。1年生を主力にしようとしている
ウチよりも明らかに経験は上、侮れないわよ」
ウチよりも明らかに経験は上、侮れないわよ」
宮城 「ああ」
シュート練習をしながら
津久武メンバーを眺める天崎。
津久武メンバーを眺める天崎。
「上位常連校の津久武。次が本番だ」
そして、安西の指示で、
リバウンド勝負を続けている桜木と荒石。
リバウンド勝負を続けている桜木と荒石。
キュキュ!! ガシ!! ゴツ!!
桜木 「どけえええ!! 一年坊主!!」
荒石 「テメエだ!! 花道!!」
津久武の練習には目もくれない。
「ZZZZ…」
流川はベンチで仮眠。
安田・潮崎 「津久武か…、次の試合は大事だぞ」
角田 「去年の予選も序盤は競ったからな…」
しかし、
『ビビーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!』
『試合終了ーーーーーーー!!!!!!』
津久武 62
三浦台 57
宮城 「終わった…」
安田 「接戦…」
津久武・南郷、汗をぬぐう。
「ハア、ハア…」
(なんだよ、三浦台、強えじゃねえか…。
さっきの試合はどういうことだ…)
さっきの試合はどういうことだ…)
川崎 「湘北…」
(午前の試合で三浦台もある程度の力があることは
分かってはいたが。実際にやってみると、
これだけ強かったのか。ということは……)
分かってはいたが。実際にやってみると、
これだけ強かったのか。ということは……)
コートサイドの天崎。
「ええっと、確か津久武のほうが
強いんじゃなかったっけ…?」
「ええっと、確か津久武のほうが
強いんじゃなかったっけ…?」
与田 「まあ、勝つには勝ったけど」
野茂 「今年はあまり強くないとか…?」
野茂 「今年はあまり強くないとか…?」
彦一のペンが走る。
「こ、これは……!!
湘北は一体どれだけ強いんや!!」
湘北は一体どれだけ強いんや!!」
(津久武だって四強候補に入ってるチームのはず)
彩子 「せ、先生…!!」
安西 「ホッホッホ。言ったでしょう」
―― 君たちは強い
宮城、ニヤリ。
「よし。次の試合も暴れるか」
ガシイ!!!
桜木 「コラアア!! ファウルだ!!!!」
荒石 「るせー! この程度でガタガタ言うな!」
晴子 「まだやってる…」
そして、
『ビビーーーーー』
『始めます!!』
湘北、本日の二戦目。
安西 「スタメンをちょっと代えますよ」
G 宮城
G 天崎
F 流川
F 角田
C 桜木
ガーーーーン。
安田 「は、外された…」
ポン。
安田の肩を叩く彩子。
「ヤッちゃん、ヘコむ暇があったら取り返して!」
安田の肩を叩く彩子。
「ヤッちゃん、ヘコむ暇があったら取り返して!」
安田 「は…、はいっ!!!」
湘北が圧倒した三浦台。
その三浦台と接戦を演じた津久武。
両校の戦い、どちらが勝つかは明らかだった。
ドガアアアア!!!!
「来たあああーーーーーーーーーー!!!!!」
「流川のダーーーーンク!!!」
彩子 「よーーーっし!! 流川!!!」
桑田 「また決めた!! スゲエ!!」
1stクォーター 残り1分
湘北 29
津久 10
川崎 「こ、これほどまでとは…」
ダム!!
南郷がゴール下で勝負に出る。
「クソーーー!!!!」
「クソーーー!!!!」
桜木 「ぬ?」
南郷 「喰らえ!!!」
ダン!!
ゴール下で必死に跳んだ。
ゴール下で必死に跳んだ。
川崎 「南郷!!」
(決めてくれ…!!!)
(決めてくれ…!!!)
桜木 「甘いわああ!!!!!」
バッシイイイ!!!!
南郷 「……!!!?」
(桜木……!!!)
(桜木……!!!)
川崎 「ああ…」
安田 「出た!! 桜木のブロック!!!」
角田 「スゴい!! まるで赤木さんだ!!!」
桜木 「見たか!! 二代目・ハエたたき!!」
晴子 「桜木君!!」
彩子 「フフ…」
ビッ!!
「走れ!!」
ボールを受け取った宮城が前線に放る。
ボールを受け取った宮城が前線に放る。
「うっす!」
天崎に渡った。
天崎に渡った。
彦一 「は、速あああーーーーーい!!!!」
宮城、ニヤリ。
「天崎ィィ!! そろそろ見せてやれ!!」
「天崎ィィ!! そろそろ見せてやれ!!」
天崎 「…!!」
彦一 「な、なんや…? 見せる…?」
ダン!!
天崎、跳ぶ。
(じゃ、遠慮なく!)
(じゃ、遠慮なく!)
ドッガアアア!!!!
天崎、ワンハンドダンクを叩き込む。
「なにぃーーーー!!!!?」
「あの1年、ダンクしやがった……!!!!」
彦一 「ア、アンビリーバブル!!!!!」
(なんちゅうジャンプや…。まるで清田君や…)
『ビビーーーーーー!!!!』
『第1クォーター終了!!』
湘北 31
津久 10
ザワザワ…。
体育館が異様な雰囲気に包まれる。
(湘北、強い…)
(山王を倒した力は、やはり本物だ…)
桜木 「この試合も勝ーーーつ!!!!!」
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(292) リメイク版 へのコメント一覧
オールスターチームの湘北には勝てないか…
もしかすると翌年以降はベスト4すら危うくなって田岡監督解任されてるかも