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  • 2025年05月28日12:12

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(296) リメイク版

※この記事はリメイク版です
リメイクの経緯はコチラ
元記事はコチラ


インターハイ神奈川県予選、
湘北の緒戦(ベスト8)まであと2週間。


この週は、各ブロックの準決勝の日、つまり
シード校(海南、湘北、陵南、翔陽)の対戦相手が
決まる日である。

湘北高校バスケ部は、自分たちの対戦相手の
ゲームを確認すべく、会場に足を運んでいた。


観客席、
パンフレットのトーナメント表を眺める宮城。

「俺たちの相手は、武園と津久武の勝者か。
この間の練習試合の結果と照らし合わせれば、
両チームの力は大体計算できるかな」


桜木、ギラリ。

「フン、どっちが来ようが関係ねえ。
この天才率いる湘北に敵はイナイ」


安西 「ホッホッホ。油断は禁物ですよ、桜木君」

桜木 「ぬ?」


安西のメガネが光る。

「去年のキミたちのように、いきなり全国に
駆け上るチームがいないとも限らない。
今日はじっくり各校の試合を観ることです」


桜木 「ほう? なかなか用心深いな、オヤジ」


バチン!

彩子 「いちいち偉そうにしない」


宮城、腕組み。

「そういう意味では、むしろ気になるのは
あっちのブロックだな」

第1シードの海南が入っているAブロックの
トーナメント表に目を向ける宮城。



―― 緑風高校


桜木 「緑風…、あの“外人”の野郎のところか」

宮城、頷く。 

「ああ、海南は去年のスタメンが3人抜けてる。
もしかしたら、何かが起きるかもしれねえ」


流川 「……。」 

やはり、眠そうである。





そして別ブロックの観客席、
前年王者・海南大附属高校が観戦している。


トーナメント表を広げる神。

「緑風高校か…。一回戦から100点ゲームを
連発してるらしいな」

清田、ブンブンと手を振る。

「んなもん大したことないッスよ、神さん!
王者・海南に敵はイナイ!」


そこに高頭。

「が、聞くところによると、その緑風は湘北と
練習試合を行い、大接戦だったらしいぞ」

※ちなみに情報発信源は相田彦一


清田 「……!? 湘北と!?」

高頭、続ける。 

「その時のメンバーは当時1・2年生で、
全員今年も残っているそうだ」


神、ニコリ。

「なるほど、去年の湘北と互角のチームが、
そっくりそのまま残ってるってことか。
ちょっと気をつけたほうが良さそうだな」


清田 (それでも笑顔…。肝が据わってる)



そして、

ブロック準決勝が始まった。



「おおおおおーーーーーーー!!!!!!」


バス!!!

「決まったーーー!!!!」

「いいぞーー!! 南郷!!!」


1stクォーター 7分10秒

津久 13
武園 11


宮城 「互角、かな?」

彩子 「そのようね。“あっち”は?」


隣のコートに目を移す。



ドガアア!!!!!

「決まったああああーーーーー!!!!」

「マイケル沖田のダンクだああ!!!!」


1stクォーター 8分

緑風 23
箕輪 8


名高 「よーーーっし!!」

沖田 「OK!!」


彩子 「予想通り、圧倒してるわね」

桜木 「外人め、カッコつけおって…」

宮城 「こりゃ海南もウカウカしてらんねえぞ」



観客席の海南。

清田 「序盤から結構離れましたね」

神 「大きな選手も何人かいる。強いな…」


高頭が扇子を振る。

「この緑風、去年の海南だったら、
苦手なタイプだったかもしれんな」


神 「そうかもしれないですね」


清田、ニヤリ。

「そう、今年は牧さんがいない代わりに…」




その頃、別会場では、

陵南メンバーがブロック準決勝を観戦していた。


三浦台×武里


2ndクォーター 8分

三浦 38
武里 33


田岡 「両校ともバランスの取れた好チームだ」

植草 「いまのところ互角ですね」


越野、問う。

「彦一、そういや三浦台って、
湘北と練習試合やってんだよな?」


「ハイ!」

パラパラパラ…、
彦一、ノートをめくる。

「ええっと…、あの練習試合のときは、93-57で
湘北が勝ってます。ただ色んな選手を出しつつの
試合やったんで、数字どおりとは…」

腕組みの越野。

「なるほどね。ウチの次の試合は湘北戦に
向けてのいいヒントになるな。とりあえずは、
湘北より差をつけて勝ちたいもんだぜ」


田岡 「どうだ? 仙道」

仙道 「え…?」


田岡、ギロリ。 

「え、じゃない。この2チームの
試合を観て、何かないのか?」


仙道 「いや、特に……」


ピク!

田岡 「なに…?」

(コイツ、真面目に観とらんな。
キャプテンともあろう者が…)


ザワ…。


越野 (ヤバイぞ、この展開は…)

植草 (彦一、ヘルプヘルプ!)


彦一 「ハッ…!!」 

(ええっと、ええっと……)


彦一、差し込む。

「せ、仙道さん、湘北と40点差の
三浦台がリードしてますねえ…」


越野 (下手糞…!!)

植草 (なんだそのワザとらしい説明は…!)


仙道、ニコリ。

「じゃあ、湘北のほうがこの2チームより強い」


プチン!!!

田岡 「コラアア!! 観てたのか、仙道!!」


「……!!!!」

仙道、目をつぶって耳を塞ぐ。


植草・越野 (明日の練習が怖い…)


福田は黙って試合を見つめていた。

(あの大型チームを相手に40点差か、桜木め…)



さらに、翔陽のメンバーも観戦中。


腕組みの伊藤。 

「今年は俺たちは完全なチャレンジャーだ。
緒戦から全力で行くぞ」


メンバー一同、頷く。

「オウ!」


今年も緑色のジャージは大人数だ。

だが、監督らしき人間はいない。


彼らは、前監督・藤真健司に教えられた
バスケでこの夏を戦う。

伊藤 (全てを出すのみ。俺たちは負けない)



そして約90分後、

スーパーシード四校が見守る中、全4試合の決着がついた。


緑風 133-41 箕輪

津久武 77-66 武園

三浦台 82-80 武里

日の出西 71-55 内村第二


一番のインパクトを残したのは、やはり緑風高校。

この日も100点オーバーの快勝であった。


会場がざわめいている。


―― 四強で最も厳しい緒戦となるのは海南

――いや、厳しいどころか、もしかしたら…



こうして、
決勝リーグを賭けたベスト8のカードが決まった。


Aブロック

海南大附属高校×緑風高校

Bブロック

湘北高校×津久武高校

Cブロック

陵南高校×三浦台高校

Dブロック

翔陽高校×日の出西高校



翌週、いよいよ決勝リーグをかけての八強決戦、
そして、湘北の緒戦が始まる。



桜木 「また、メッシュ猿かよ……」




続く



-


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