沢北、フリースローを決める。
《エージ・サワキタ、これで3点プレイだ!》
《パスワークでアーバインを抜いて決めたぞ!
いまのは見事な連係だった!》
NCAAトーナメント
ラウンド32
1stハーフ 残り1分40秒
GU 37
GWU 32
※GU……ジョージタウン大学
※GWU…ジョージ・ワシントン大学
彦一 「す、すごい…」
町田、歯を食いしばるような表情で、
強くコブシを握る。
「沢北…、相手はあのアラン・アーバインだぞ。
未来のドリームチーム候補になんという戦いを…」
パンパンパン!!!!
沢北、手を叩き、仲間に声をかける。
「さあ、ディフェンスだ! 前半で追いつくぞ!」
コートサイドのカマラも、思わず声をかける。
「へい! 一本止めよう!!」
同じくコートサイドの流川、腕組み。
(この試合の間に、1対1で点を獲ってみろ)
弥生 「なんとか前半は喰らいついたわね」
『ビビーーーーーー!!!!!!』
1stハーフ終了
GU 40
GWU 35
《前半を終了して5点差、まだまだ勝負の行方は
分からない。アーバインは予定通りの活躍だが、
日本人のサワキタは予想以上の奮闘だ!》
《ジョージ・ワシントン大は、このままなんとか
喰らいついて接戦に持ち込みたい。このゲーム、
まだまだアップセットのチャンスはあるぞ》
町田 「行ける、行けるぞ、沢北」
彦一 「頑張れ、沢北さん…!!」
戦力差は明らかな両軍のゲーム、
必死に戦うジョージ・ワシントン大に対し、
放送席は「まだチャンスはある」と評した。
日本から見守る週刊バスケットボール編集部も
同様に期待を抱いて後半を待った。
だが、
勝負の後半戦、
アラン・アーバインはさらに凄みを増した。
ダダム!!!
キュッ!!!!
《あああっと、凄いクロスオーバーだ!!!》
アーバイン、
足元でボールを左右に振り、沢北を翻弄。
これに沢北はバランスを崩し、膝をつく。
彦一 (アンクルブレイク…!!)
アーバインは、間髪入れず
ビッグマンが待つゴール下へ。
「……!!!!!????」
ダン!!!!
ジョージ・ワシントン大、ゴール下の番人である
ベイダーとノートンが跳ぶ。
クイッ、
アーバイン、空中でボールを持ち替え、
巨人ふたりのブロックを潜り抜ける。
沢北 「…!!」
バス!!!!
2ndハーフ 5分
GU 51
GWU 40
《来た!!! またアーバインだ!!!》
《平面でサワキタの足首を破壊し、ゴール下では
ビッグマンを鮮やかにかわした!!》
《後半、5分間で8得点!! もう止まらない!》
沢北 「……。」
(この野郎、まだ上があったってのか、
前半よりも鋭さが増してやがる)
立て続けに失点を許している沢北に、
ベンチ、チームメイトから声がかかる。
「ヘイ、エージ!! 切り替えるんだ!!」
「アランにある程度やられるのは仕方がない!
今は我慢の時間帯だ!!」
天崎 「止められない…」
須形 「あの沢北さんでも…」
バス!!
ジョージ・ワシントン大、沢北のパスを受け、
ゴール下のベイダーが決める。
2ndハーフ 5分30秒
GU 51
GWU 42
《返した!! サワキタからベイダーだ!!》
《普段は得点源のサワキタが、このゲームでは
アシストでチームに貢献している》
《素晴らしいプレイだが、それは言い換えると
アーバイン相手に得点力を発揮できていないと
いうことかもしれない…!》
「…と、言ってますね」
週刊バスケットボール編集部、
英語を理解するスタッフが放送席の言葉を翻訳。
弥生 「悔しいけど、そのとおりね…」
町田、腕組み。
「沢北は、間違いなくこのステージでやれている。
この試合だって、アシストをはじめガードとして
アメリカの水準以上の出来と言っていい」
弥生、頷きつつ、苦笑い。
「それでもアラン・アーバインはさらに上を行く」
沢北は文句なく活躍できている。
だが、相手が悪すぎる。
そんな会話のなか、続く攻撃で
編集部員は目を見開く。
ビッ!!
《アーバインのパス!! ゴール下に通った!》
《インサイドの攻防、ジョージ・ワシントン大は
ベイダー、ノートンが必死に守る》
ガン!!!!
《シュートが外れた!!!》
《これはディフェンスが耐えきったか!!?》
リングで跳ねたボール。
次の瞬間、
空中で長い腕がそれを掴む。
「……!!!!!!!」
天崎 「え…!!!?」
神 「……!!」
アラン・アーバインの右手だった。
大男がひしめくゴール下で、この183cmのガードが
誰よりも高い位置でボールに触った。
彦一 (まさか…)
町田 (嘘だろ…!!!?)
そして、リングにねじ込んだ。
ドガアアアアアアアーーーーーーー!!!!!!
2ndハーフ 5分50秒
GU 53
GWU 42
《おおおおおおおーーーーーー!!!!!!》
《アーバインがねじ込んだあああああ!!!》
「うおおおおーーーーー!!!!!!」
アーバイン、両コブシを握り吠える。
《シュートもパスもリバウンドも、何から何まで
アーバイン!! こんなことができる180cmは、
はたしてNBAにもいるかどうか…!!》
《まるで、アーバインvsジョージ・ワシントン大だ。
この男はひとりで相手チームを粉砕しかねない》
天崎 「なんだよ、それ…」
(俺もダンクだけならできるけど、あんなのは…)
神 「どうしようもないな」
須形 「凄すぎる…」
世界最強の学生チームを決めるトーナメントで
披露された180cm級のガードによるこのプレイ、
これには森重寛も思わずつぶやいた。
「すげえな…」
『ビビーーーーーーー!!!!!!』
ジョージ・ワシントン大、タイムアウト。
アーバイン、ニヤリ。
「オウ、作戦タイムだ。また後でな。
ここで交代か? まだ向かってくるか?」
沢北、返す。
「代わるわけないだろ。まだ諦めちゃいねえ」
パシッ!!
アーバイン、沢北の尻を叩く。
「さすがだ、ユニバーシアードの時と同じだな。
お前らの闘争心は買ってるぜ」
沢北 「ありがとよ」
鼻からひとつ息を吐き、ベンチに向かう。
「……。」
(現時点では、俺はアーバインには勝てない)
沢北、ベンチに戻る。
椅子に腰かけ、スポーツドリンクを手に取る。
(だが、チームの勝敗までは譲りはしねえぞ)
(そして、1対1でも一発は決めてやる)
カマラ 「まだ行けるよね、ルカワ」
流川 「たりめーだ」
そして10分後、
ジョージ・ワシントン大は
ギリギリで喰らいついていた。
2ndハーフ 残り5分
GU 72
GWU 58
《残り5分、まだ何とかなる点差か!!》
《あのアーバインのスーパーダンクの時点から
さほど引き離されてはいない。しがみついている。
ジョージ・ワシントン大はしぶといぞ!!》
《だが、ここでアーバインがベンチから戻るぞ》
この10分間、ジョージ・ワシントン大は耐えた。
アーバインの休憩も手伝い、タイムアウト時から
それ以上の決定的なリードは許すことなく、
なんとか射程圏のまま時間を進めることができた。
沢北、汗をぬぐう。
「そっちが交代してんじゃねえか、バカヤロー」
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1320) へのコメント一覧
まさに山王戦の沢北みたいですね、もちろん沢北以上の衝撃ですけど。沢北には何とか一矢報いてほしいな。それで流川に協力、助言する展開になってくれたら嬉しいな。
桜木が小さくなったバージョンですかね
今回も最高におもろいじゃねぇか。
アラン・アーバイン、今のところ日本人が止めれるイメージが無さすぎる。
やっぱりアメリカか
沢北がんばれ!
コホン。言い換えまして、
アーバインを一発ぶち抜いてやれー、沢北!!
絵が浮かびます。
そして、チームは勝て!!!
ここ数話の間、マイカンやらアーバインやら2000~2010のスーパースターたちが登場してとてもワクワク読ませていただいておりますが、ふとこの「スラムダンクの続き」の世界線では某バスケの神様は出てくるのか?!というのが気になりだしてしまっております笑
もし出てくのであれば、果たして某神様もコーリーオブライエンやらルイアランのように「マイク・ヨルダン」のような別名で登場するのか、それとも神様だけにここは実名で出るのか?(原作で『エアジョーダン』のバッシュが実名で2足登場してる以上、ジョーダンだけはジョーダンのままなのか?というのが私の見解です)
いずれの形にせよ、ユニバーシアードやってる頃であれば神様は絶賛野球に挑戦中の頃なのかと思いますが、原作高3学年が大学を卒業するということは1度目の復帰の時期になる頃ですかね?スラムダンクのキャラクター達をコテンパンにしてきたユニバーシアード勢の猛者達を軽くフルボッコしちゃう神様、それを見た花道がどんな反応をするのか、丸ゴリ相手にフェイダウェイを決めれるようになった今の花道が人類で最もバスケがうまい男のフェイダウェイを見て何を思うのか、それが見てみたくて仕方ありません笑
見えないし河田、赤木、森重もマイカンに勝てるイメージがないし
神や三井もアランに勝てる気がしない。
この世代であるとするなら今はまだ仙道と花道くらいじゃないかな。
仙道なら何とかなるんじゃないかという期待があって花道は
予想外のプレイでアメリカを沸かせてほしい。そしていつかは
流川と花道がNBAファイナルで優勝とMVPをかけて戦ってほしい。
それも叶わずということは、他のポジションでの戦いにおいても、良くて、互角ということなんだ…
過去の回からしてあり得ないことなんだけど
もしも、宮城がココに加わったら、沢北は点を獲ることに専念できるだろうから、まだ、逆転の可能性は、十分にあったかもしれないが、流石に、コレは厳し過ぎる
しかし、カマラの呼び掛けに答えて、
「たりめーだ」
という流川のひと言は、無性に嬉しいね
おそろしい
だよねー
「大事なのは身体のサイズじゃない。“ハートのサイズ”だ」
速さで対抗するなら宮城>清田>牧
高さと速さミックスするなら花道>流川≧沢北
ってなるけど、花道は平面ディフェンスが無理そうだし実質届きそうなのは宮城しかおらんのよね
宮城は原作イメージでここまで来てるし、なんかしらの成長を描いてくれるのを楽しみにしてます
もし宮城がマッチアップしてたら、あるいはもう少し抑えられてたのか?いや、厳しいか
沢北でさえ太刀打ちできないとなると
日本がもはやアメリカに勝てることはないのでは…
そう、今こそ高3編だよね!
Kさんいつもありがとうございます!
波乱のNCAAトーナメント、全米NO.1ガードアーバインVS日本のエース沢北のマッチアップ!
前半終了で5点ビハインドでまだまだこれからと思いきや、後半始まって、アーバインが爆発!なんと素早いクロスオーバーステップであの沢北からアンクルブレイク!前半も凄かったが後半はそれ以上!
沢北もパスを繋いで得点を返すが、奴はそれ以上をいく。シュート、パス、ドリブル全てをとっても超一流。だがこのままではいかないのが沢北。
アーバインがベンチに下がった後も攻めて攻めて残り5分で14点ビハインドという苦しい中だが、あの時の山王戦の流川のようにいきたいが、味方にスリーポイントシューター三井寿のような選手がいないのが痛いか!
どのような展開を迎えるかわからないが沢北には爪痕を残すようなプレーを、いや勝って次の戦いにコマを進めてくれ!
頑張れ!エース北沢‥沢北頑張れ〜!
それがあるんだよねえ。別ブログで展開中!
その流れもいい加減飽きた
アーバインに関しては過去の越野&植草が野猿を抑えた戦法でなんとかなるかもしれない。宮城&沢北で抑えればなんとか
アランに関しては仙道&三井で抑えてもらい仙道は真っ向勝負、三井はセンスで持ちこたえて(笑)
マーカインに関しては赤木一択で、下手に森重&河田(弟)交えずDのみに集中してもらいスラムダンク(真の主人公(笑))赤木に抑えてもらいたい。
一番怖いのは正直
宮城、三井、赤木の上位互換に対して流川、桜木に対しての上位互換が出ていないこと
最後はやはりアメリカだと思うが残り二枠。
どういう形で出てくるか怖すぎる(笑)
沢北って宮城よりスピードで劣るんですかね?
高校時代の話ですが、沢北は牧をぶち抜いて、牧は宮城を何度もぶち抜きましたよ(その後、牧と宮城は逆転したかもですが✨)
そんなのあるの?
どこ?
アーバインレベルの才能は一握りしかいないっしょ。アメリカ代表のエースですよ?ゴロゴロいないからエースでしょ?
3ポイントシューターいないって決めつけてんの?
そんなにこのチーム詳しいわけ?
設定間違い無しの高3編があるらしいよ
どうめちゃめちゃなんだい?
オレがタイセンしたいニッポンジンは
キミノブコグレだ。
カレこそニッポンのエースだ!
本物中の本物が戻ってきて
沢北の集中力がマシマシになれば・・・。
ゾーンに入った河村勇輝みたいに
瞬間的にはコートを支配出来る!はず!
縦横いろんなレイヤーが揃ってないコメント欄のマウントの仕合が不毛過ぎて苔
アイバーソン世代なんで、コービーのモデルキャラ出てきそう、、、強すぎる!
pg沢北
sg仙道
sf流川
pf花道
c森重
のチームで、いずれアメリカが驚く展開があるのだろうか
創作とはいえ180cmそこそこがビッグマン超えてリバウンドダンクはさすがにやりすぎ。そこまでいくと設定壊れてるわ。
見たいのはそれな。
そっちに移ろうかな悪いけど。
アレン・アイバーソン知らないの?
ひどい日本語…
180cmそこそこ(実際はもっと低いと言われてる)のプレイヤーが大男達の後ろからスっと現れてド派手に叩き込む姿は、本当に衝撃的でした!