ラウンド32
2ndハーフ 残り5分
GU 72
GWU 58
※GU……ジョージタウン大学
※GWU…ジョージ・ワシントン大学
試合時間、残り5分。
必死に喰らいつくジョージ・ワシントン大は
まさに崖っぷちで踏みとどまっていた。
弥生 「14点差、ここがギリギリのラインね」
町田 「ここから少しずつ追い上げられれば…」
弥生、頷く。
「そう、その通りなんだけど…、このタイミングで
アーバインが戻ってきた。限りなく苦しい展開ね」
彦一、コブシを握る。
「沢北さん、頑張れ…!!」
『ビビーーーーーー!!!!!!』
ブザーの音の中、
アラン・アーバインがコートに入る。
《さあ、アーバインが戻ってきたぞ!!》
《いよいよジョージタウン大がトドメを刺すか!》
アーバイン、ニヤリ。
「悪い、悪い。待たせちまったな」
沢北 「笑ってんじゃねえ」
アーバイン 「さあ、あと5分、覚悟しな」
そして、
ダム!!!!!!
《エージ・サワキタが仕掛けた!!!》
《アーバイン相手に1on1だ!!!!》
カマラ 「おおお…!!!!」
流川 (そうだ)
天崎 「行った…!!!」
神 「沢北…!!」
キュキュッ!!!!
沢北のドライブに並走するアーバイン。
「いいぜ、お前!」
沢北 (余裕こいてんじゃねえ!)
キュッ!!!
急ストップ。
「……!!!!!!!!」
流川 「お!」
(野郎の得意な…)
ダン!!
沢北、ストップからすかさず
ジャンプショットへ。
カマラ (振り切ったか…!!!)
が、
アーバインのディフェンスは終わらない。
このストップ・ジャンプショットにも反応。
ダン!!!
身長183cmながらウィングスパンは2m超という
アラン・アーバイン。
その長い腕のブロックが、沢北に向かって飛ぶ。
「…!!!」
流川 (それにも反応するのか…!)
カマラ (ダメだ…!! 叩かれる)
クイッ、
沢北、空中でボールを持ち替える。
頭上に構えたボールを下げ、
アンダースローの形で放る。
ビッ!!
アーバイン 「それは入らねえよ」
沢北 「シュートじゃねえ」
アーバイン 「…!?」
バン!!!!
ボールがバックボードで跳ねる。
そこに、
沢北が飛び込む。
《おおおおおーーーーーーー!!!!!!》
《これは…!!!!!!!》
流川 「……!!!!!」
沢北、空中でこのボールをキャッチ。
そして、そのままシュートを放つ。
ビッ!!!
「おおおーーーーー!!!!!!」
天崎、須形、思わず立ち上がる。
ガン!!!!
ボールはリングに嫌われた。
《ああーーーっと、入らない…!!!!!!》
《惜しい…!!!!!!!》
天崎、頭を抱える。
「だああああああーーーー!!!!!!!」
カマラ 「Nooooooo!!!!!!!」
ガッシイイ!!
リバウンドは、ジョージタウン大。
2ndハーフ 残り4分40秒
GU 72
GWU 58
スコア変わらず、ジョージタウン大ボールに。
《スーパープレイだったが、外れちまった!!》
《いや、しかし今のシュートは、入っていれば
この試合一番のプレイだったんじゃないか!?》
《ああ、ハイライトフィルムがアーバインから
サワキタに差し替えられるところだった》
カマラ 「ルカワ!! 凄いプレイだよ!!」
流川 「ああ…」
(野郎、そんな技まであったか…)
パシッ!!
アーバイン、今日何度目か、沢北の尻を叩く。
「おい、今のはちょっとビックリしたぜ。
見事にやられちまったよ」
沢北、返す。
「うるせー、外れたんだよ」
続く、ジョージタウン大のオフェンス。
ダム!!!!!!
アラン・アーバインが仕掛ける。
「俺は外さねえぜ!」
キュキュッ!!
沢北、ディフェンス。
ダム!!
アーバイン、必殺のクロスオーバー。
「ヘイ!! こけるなよ!!」
キュッ!!!
沢北、この切り返しに反応。
(2回もこけるか!!!)
ダム!!!!
アーバイン、再発進。
「よーーっし、さすがだ!!」
ダン!!
アーバイン、跳ぶ。
「来てみろ!!!」
ダン!!!
沢北も跳ぶ。
空中での1対1。
アーバイン、右腕を掲げ、
ワンハンドジャンパー。
バッシイイイイ!!!!!!!!
「……!!!!!!!!」
沢北の手がボールを叩いた。
カマラ 「オオオオオーーーーーー!!!!」
『ピピーーーーーーッ!!!!!!!』
が、ここでホイッスル。
《ああっと、ファウルだ!!!!》
《サワキタ、ファウルを取られた!!!!》
アーバイン 「いいブロックだったな」
沢北、汗をぬぐう。
「うるせーな、ファウルだよ。
さっきから失敗を褒めんじゃねえ」
(クソ…、なかなか届かねえ…)
ザシュ!!
ザシュ!!
アーバインは、冷静にフリースローを沈める。
2ndハーフ 残り4分20秒
GU 74
GWU 58
16点差。
時間が40秒進み、スコアは2点開いた。
崖っぷちのジョージ・ワシントン大には
果てしなく重い2点。
町田 「やはりアーバインが一歩上か…」
彦一 「あとちょっとやのに…」
弥生、腕組み。
「そのちょっとが遠いのよ。沢北君は持てる力を
すべて出しているのに、それでもアーバインが
ことごとく上回ってる感じだわ…」
勝負は決した。
残り5分、ギリギリで踏みとどまり、なんとか
追い上げたいジョージ・ワシントン大にとって、
この一連の攻防は勝敗を決定づけるものだった。
コートに戻ったアーバインが存在感を見せつけた。
それはまさに群を抜くレベルだった。
3分後には、さらにスコアが離れることに。
2ndハーフ 残り1分30秒
GU 78
GWU 60
《これはもうさすがに苦しいか》
《やはりジョージタウン大の戦力が上だった。
ジョージ・ワシントン大の頑張りは見事だったが
アラン・アーバインの牙城は果てしなく高い!》
《あとは、サワキタが意地を見せられるか。
最後の見どころはそれに尽きる!!》
「すげえ…」
編集部スタッフが茫然。
彦一 「ん?」
件のスタッフ、コブシを握る。
「いまアナウンサーが、この試合の最後の
注目ポイントは沢北だって言ってました。
これ、とんでもないことですよ」
弥生もコブシに力が入る。
「日本人の底力、見せてほしいわね」
キュッ!
左45度でボールを持つ沢北。
対峙するアーバイン。
沢北 「おい、手を抜くんじゃねえぞ」
アーバイン 「分かってる、来いよ」
《さあ、1on1だ!!》
《いいぜ!! とことんやってくれ!!》
ダム!!!
沢北、ドリブルイン。
キュッ!!
アーバイン、動く。
キュッ!!
沢北、急ストップ。
アーバインも止まる。
(そこからジャンパーか)
キュッ!!
沢北、ステップバック。
「……!!!!」
アーバインとの間に距離が発生。
彦一 「おおおおーーーー!!!!!!!」
町田 「行けるか…!!」
沢北、左手をボールの横へ。
キュッ!!!
(そう来たか!!)
アーバインが出る。
が、
沢北の左手はボールには触れていない。
横に持ってきただけ。
まだドリブル継続中。
流川 (抜ける…!!!)
思わず叫んだ。
「行け!!!!!!!!」
ダム!!!!!
沢北、再発進。
前に出たアーバインと交差する形で抜く。
「……!!!!!!」
《アーバインをかわした!!!!》
《行けるか!!!!!》
キュキュッ!!!
ジョージタウン大のヘルプディフェンスが出る。
ダム!!! ダダム!!!!
ここで沢北、ボールを左右に振るドリブル。
《オオオオオーーーーー!!!!》
《クロスオーバー!!!!!》
ディフェンスが大きく振られ、
尻もちをつく。
《そしてアンクルブレイク!!!!!!!!》
アーバイン (コイツ…!!!!!)
バス!!!!
2ndハーフ 残り1分30秒
GU 78
GWU 62
《決めたああああーーーーーー!!!!!!》
《これは凄いプレイだ!! アーバインを抜き、
ヘルプディフェンスの足も破壊!》
《最後にサワキタがやってくれた!!!!!》
沢北、ディフェンスに戻りつつ、
アーバインに告げる。
「手は抜かねえってハナシだったな」
アーバイン 「そんなこと言ったか?」
沢北、ニコリ。
「俺の英語力が酷くなきゃな」
アーバイン、ニヤリ。
「じゃあ、酷いんじゃないか?」
町田 「やりやがったよ、アイツ」
弥生 「たった一本かもしれないけど…」
彦一 「スペシャルな一本や」
(見せてもろうたで、日本人の底力!!!)
『ビビーーーーーー!!!!!!!!』
試合終了
GU 80
GWU 64
ジョージ・ワシントン大、敗退。
沢北栄治の今シーズンがここで終了した。
《ジョージタウン大はさすがの強さだったが、
今日、我々は新しい力を目撃した!!》
《日本から海を渡ってやってきたふたりの男、
カエデ・ルカワ、エージ・サワキタ》
《そして、アフリカからのチャレンジャー、
フレデリック・カマラだ!》
《バスケの世界は果てしなく広いぞ!!》
《それでもナンバーワンはアメリカだがな》
試合後、アーバインは沢北に告げた。
「NBAでまた会おうぜ」
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1321) へのコメント一覧
毎回最高に楽しく見せて貰ってます😆
途中、ステップバックのところ
名前が沢北ではなく、流川になってます💦
試合してるのが沢北なので
多分間違いだとは思うのですが
確認お願いします🙇♀️
アラン強すぎるけど最後に沢北が一発かます所がまた希望が持てる。
あ、蛇足かもですが流川がステップバックしとるけど気のせいですか?
惜しかったけど、良い試合でした!!
今回の沢北のプレイは読んでるのにいつも以上に想像できて興奮しました!!!
ちなみに、
途中、「流川がステップバック」ってなってました!
それでも、一矢を報いることが精一杯で、本気になったアーバインを倒すには至らず
次は、流川の番と言いたいところだが、果して、沢北みたく、一番のポジションに入るのだろうか…
> 件のスタッフ、コブシを握る。
これは、誤記かも?ご確認くださいませ!
アーバインいいやつやん(笑
加えて、前話のコメントにも書いたが180のリバウンドダンクとか設定がめちゃくちゃ過ぎる。
こんな感じなら高3編のブログに行くよ悪いけど
スラ続は、フローターシュートや、仙道が魅せる高速ドライブインからのフェイダウェイ、(ダブルクラッチも少々)は、桜木ですら中々止められない攻撃手段だと思ったので、その辺りで一発 沢北がやり返すと思ったら、新スキルが2本も!!沢北ぁ痺れたぞぉ😆
えっ!そんなブログあるの?教えて!
実際のアイバーソンもリバウンドダンクかましてるよ!
嘘はよくないよ
YouTubeアイバーソンダンクで調べてみな
YouTubeアイバーソンの異次元すぎるプレーのショート動画にあるよ
Kさんいつもありがとうございます!
全米NO.1ガードアーバインVS日本のエース沢北戦いも残り5分まで時を刻み、14点ビハインドで沢北のチームが追い詰められる。
休憩していたアーバインVS出ずっぱりの沢北。沢北が仕掛けるのに、流川、神、尼崎の神奈川のメンバーが見守るの良いですね!
超スピードで沢北がしかけ、シュートと見せかけアンダースローで放り、バックボードで跳ねたのを再び撃つがおしくも外れたがナイスプレイ。よく攻めた!攻めました!
攻守を切り替えて、アーバインの1on1を踏みとどまり、ファウルをとられるがブロックまでいった!記者席からも飛びましたが、日本人の意地を思い切り見せてほしい!
とことん沢北で行くジョージワシントン大はエースに託し、ドリブルからの技術を駆使してなんとあのアーバインを抜き、ヘルプディフェンスもアングルブレイクさせ決めた〜!
ほんとすごいぞすごいぞ!日本のエース沢北。試合は16点差で負けてしまったがアーバインに通用する!大きな収穫となりました!
Kさん、負けてはしまったけど最高の展開をありがとう!ガードもフォワードもこなす沢北に、厚みを増した日本代表!この先どの舞台に切り替わるかわからないがワクワクドキドキの展開を楽しみにしています!
いつかわからないが宮城&沢北のコンビも見てみたいものだ。
最高の試合をありがとう!
NBAはどうした!!!!
お前の好きなペイサーズ!!!!
レジーミラーよりハリバートン!!!!!!
もう少し遡るとドンチッチのトレードも掘り下げなかったな…。
オレとあんだけ語り合ったNBA……。もう興味なくなったのかな…。
森重桜木流川のフロントコートに向けて
物語の中でポジションがずれていっている
流川がコート外から見て、抜けると思ったんだ。
間違ってないよねー
夏が近づいて来てますので、ご自愛ください。
それ以外はおまけよ
「件」と書いて、「くだん」と読むので、間違ってないです。