最終決戦、チャンピオンシップの開幕です!》
《いやあ、ワクワクしますねえ! プレイオフの
この独特の緊張感がたまりません》
《リーグ上位8クラブによるトーナメント一回戦、
ここ、代々木第一体育館では、東京ペイサーズと
栃木ピストンズのゲームが行われます》
東京都渋谷区、国立代々木競技場第一体育館、
放送席は早くも興奮状態となっていた。
会場は当然ながら超満員、1回戦でありながら、
プレス席にも空きはなし。
彦一 「さあ、要チェックや!!!」
町田 「しかし客入ってんなあ、凄い熱気だ」
記念すべきリーグ初年度のチャンピオンシップ、
スタートから盛り上がりは最高潮である。
《東地区1位の東京ペイサーズ、ホームコートに、
ワイルドカードで勝ち上がった栃木ピストンズを
迎え撃ちます》
《さっそく優勝候補の登場ですね。対する栃木は
黄金世代の選手がどれだけやれるかがポイントに
なるでしょう。今日は若い力に注目しましょう》
試合前の練習タイム、
コート中央には、その黄金世代と呼ばれる面々。
岸本 「随分な活躍ぶりやな、桜木」
桜木 「お、元気だったかね、チョンマゲくん」
岸本 「お前もチョンマゲやないかい」
桜木 「ぬ、そうか」
岸本 「相変わらず、エラそうな奴や」
藤真、ニコリ。
「まあ、いまとなっては日本代表の主軸選手だ。
貫禄があって当然かな」
松本、頷く。
「とはいえ、負けるつもりは毛頭ないがな」
岸本、桜木を指さす。
「その余裕も試合が始まるまでや。覚悟せえよ。
高校の時のようにはいかんぞ」
桜木、ニヤリ。
「よかろう、プロの力を見せてやろう」
岸本 「ワイもプロや…!!!」
桜木 「ぬ、そうか」
遠目にその様子を眺めるチームメイト。
杉山 「なんか、相手の選手、怒ってません?」
森尾 「桜木がまたくだらんことを言ったんだろ」
『ビビーーーーーーー!!!!!!!』
《さあ、間もなく選手紹介、
そしてティップオフです》
桜木、ノシノシとベンチに向かって歩く。
そして、森尾にひと言。
「モーリー、初っ端で決めるぜ」
ガンガン・ガガガン!!!!
「「「 レッツゴー・トーキョー!!!!! 」」」
ガンガン・ガガガン!!!!
「「「 レッツゴー・トーキョー!!!!! 」」」
ガンガン・ガガガン!!!!
「「「 レッツゴー・トーキョー!!!!! 」」」
会場は、東京ペイサーズのホームコート。
チームカラーの赤で染められた観客席が
大声援で試合開始までの時間を盛り上げる。
「頼むぞ、ペイサーズーーー!!!!!!!」
「森尾、ガンガン撃っていけええ!!!!!」
「桜木、いつも通り暴れろよーーーー!!!」
ベンチ前で円陣を組む東京ペイサーズ、
キャプテン・棟川の声。
「っし、行くぞ!!!!!」
「オウ!!!!!!」
棟川、森尾、オズボーン、桜木、ホームズ、
新旧日本代表選手と元NBA選手で固められた
スタメン5人がコートに向かう。
町田 「まさに最強軍団」
彦一 「ベンチにも日本代表が2人いるという…」
町田 「対する栃木は、藤真がスタメンか」
彦一 「松本さんと岸本さんはどこで入るか」
栃木P、ベンチの岸本は眉間にシワ。
「クソ、桜木と勝負させえや」
―― 初っ端で決めるぜ
はたして、
試合は桜木の言葉通りのスタートとなった。
ガッシイイ!!!!
桜木 「ふんぬーーーーーー!!!!!!」
《桜木、オフェンスリバウンドを獲った!!》
ビッ!!
《そして、外から森尾のスリー!!!!》
ザシュ!!!!
《来たああああーーーーーーー!!!!!!》
《そこはフリーにしてはいけませんねええ!》
1stクォーター 4分
東京P 11
栃木P 4
桜木 「よーーーっし、モーリー!!!」
森尾 「オウ、ナイスリバン!!!!」
バチン!!!
代表メンバー同士のハイタッチ。
桜木は既に3リバウンド、
森尾はこの試合2本目のスリー。
試合前の桜木の言葉通り、東京ペイサーズは
開始早々からエンジン全開で畳みかけた。
彦一 「凄い勢いや、ペイサーズ」
町田、腕組み。
「初めてのチャンピオンシップ、1回戦のゲームは
互いに慎重な立ち上がりになりそうなものだが、
東京は違ったか。一気に主導権を獲りに行った」
さらに、ディフェンスも東京Pはフルスロットル。
バッシイイ!!!!!!
《桜木のブロックショットーーーーー!!!!》
《これは凄い!!!!》
桜木、吠える。
「ゴール下の覇者・桜木!!!!!!」
外国人センターのシュートを叩き落とした
桜木の咆哮に、観客席も総立ち。
「うおおおおーーーーー!!! 桜木!!!!」
「これだ!!! これが桜木だ!!!!」
続く、東京Pのオフェンス。
キュッ!!!
桜木がゴール下に飛び込む。
ディフェンスの一瞬の隙を突き、背後を獲った。
町田 「バックドア・カット!!」
ビッ!!
そこに棟川からドンピシャリのパス
彦一 「絶妙!!!!!」
バス!!!!
1stクォーター 残り5分
東京P 13
栃木P 4
『ビビーーーーーーーー!!!!!』
《さらに突き放します、東京!!!》
《これは栃木も、たまらずタイムですねえ》
完全に「取らせたタイム」。
どちらが優勢であるかは火を見るよりも明らか。
東京P応援席の声援にも拍車がかかる。
ガンガン・ガガガン!!!!
「「「 レッツゴー・トーキョー!!!!! 」」」
ガンガン・ガガガン!!!!
「「「 レッツゴー・トーキョー!!!!! 」」」
町田 「これは初っ端から結構開いたな」
彦一 「桜木さんが効いてますよ」
《開始5分、ここまでは攻守にわたり、桜木花道の
ゴール下の活躍が光っています》
《その通りですね。桜木選手はフォワードとして
プレイエリアをドンドン拡げている最中ですが、
やはりゴール下のプレイは彼の持ち味が生きます》
町田、腕組み。
「状況を打開するためには、栃木はとにかく
点を獲ることだ。優先すべきはオフェンスだろう」
彦一 「テコ入れがありそうですよ」
『ビビーーーーーーー!!!!!!!』
タイムアウトが明ける。
松本、岸本、コートに入る。
《ここで選手交代、黄金世代の2人が入ります。
これで、藤真・松本・岸本がそろい踏みです》
《サイズよりも、勢いと機動力を取りましたね。
栃木はなんとか点を獲りたい場面です》
岸本 「さあ勝負や。待たせたな、桜木」
桜木 「オウ」
岸本 「?」
おそらくは、「ハッハッハ、かかってきたまえ」
のような反応を想像していたであろう岸本、
この桜木のリアクションは想定外。
桜木の集中力は、全開だった。
ビッ!!
《ボールはインサイドへ!!》
《交代で入った岸本選手で勝負ですね!!》
ダム!!!
岸本、背中をぶつける。
キュキュッ!!!
桜木、揺るがない。
岸本 「チッ…」
町田 「ダメだ、馬鹿正直な1on1じゃ崩せない」
彦一 「岸本さんには技もあるのに…」
ここまでの5分間で完全に乗っている桜木、
くわえて集中力も最高の状態。
一方、いま初めてコートに入り、且つ、
最初の会話で肩透かしを喰らった岸本、
その差は歴然だった。
藤真 「戻せ、岸本!!」
松本 「仕切り直しだ」
岸本 (そんなわけに行くか…!!)
ダム!!!!!
再び、パワーアタック。
キュッ!!
桜木、立ちはだかる。侵入を許さない。
岸本 (コイツ…!!)
次の瞬間、
バッシイイ!!!!!!!
岸本のボールが叩かれた。
「……!!!!!!!!!」
《あああと、棟川が獲った!!》
《いつの間にか、忍び寄っていました!》
東京Pボール。
藤真、手を叩く。
「戻れ!! ディフェンス!!」
(岸本、ムキになるんじゃない。お前には
もっと攻撃バリエーションがあるだろう)
ビッ!!
《棟川から桜木!!!》
ビッ!!
《桜木から外の森尾!!!》
ビッ!!
《森尾からコーナーのホームズ!!!》
《ノーマークですよ!!!!》
ザシュ!!!!!!!
《ホームズのスリーーーーーー!!!!!》
1stクォーター 残り4分20秒
東京P 16
栃木P 4
「ホームズ、来たあああーーーー!!!!!」
「うおおおお!!!! 完璧な攻撃!!!」
《東京ペイサーズの勢いが止まりません!!》
《優勝候補が地力を見せつけていますね!》
町田 「まだ第1クォーターだが…」
彦一 「東京が呑み込みそうな雰囲気ですね」
町田、感心の表情。
「なんかこう、『強者のゲーム』だなあ…」
(生まれたばかりの統一プロリーグ、1年目から
早くもこういう存在のチームが出て来たか。
しかも、そこにあの桜木がいるとは…)
パンパンパン!!!!
棟川、手を叩く。
「さあ、ディフェンスだ!!!」
自陣に戻る桜木、声をかける。
「ここで油断はキンモツ。まだまだ手は緩めん」
森尾 「ああ、分かってる」
ホームズ 『その通りだ、サクラギ』
ギラ!!!
桜木 「勝つ!!!!!!!!」
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1323) へのコメント一覧
その上を行け、花道!
また新しい外国人選手が加入したのですか?
それともオズボーン選手の間違い?
読んでいてワクワクするのは誰よりも桜木花道。
頼もしくなりましたね♪
その上、油断禁物なんて言葉が、、
隙がない花道って素敵過ぎる!
アレ、ほんまは、オレが指示してん。
堪忍してなぁ
松本も入れて、みんな 桜木には因縁あるよな
シンカリオンのように3体合体で桜木を倒すぞ!
今の宇都宮ではなく3年後くらいにチームの補強も含め強くなってる気がする
藤真ファンだが代表よりリーグ戦で輝く選手なのかな?
花形が欲しい
「岸本さん」
に時の流れを感じたー!!
しかし、スタメンじゃなかったとはいえ、岸本のフィジカルでは、外国人選手も多いフォワードやセンターは、かなりシンドイだろうから、この後、意外な見せ場があるかもしれないな
藤真&松本は、かなりスピードがあるだろうから、棟川&森尾のベテランコンビは、まともに付き合っていたらガス欠もあり得るだけに、どうさばいていくのか、要チェックかも
それにしても、杉山の影が、ドンドン薄くなっていってるような気がするんだが…(もはや、森尾との会話くらいしか、目立ってないような)
岸本なんぞじゃ相手にならない!
長くなるだけキリがない
追いつけ追い越せの勢いを感じる
精神面での成長がまた痺れますね😆
リバウンドの後に、下で藤真に取られてしまわないかだけ心配してます笑
決勝戦は大阪か三河でお願いしたいです。
できれば大阪が天皇杯のリベンジを三河に果たしその大阪も森尾、桜木、
杉山のいつものトリオと樽瀬大活躍で
あと仙道の活躍がもっと見たいです
次回も楽しみです!!
Kさん、お忙しい中いつもありがとうございます(*^o^*)