クォーターファイナル
1stクォーター 残り4分20秒
東京P 16
栃木P 4
《東京、走りに走ります! ホームズのスリーで
点差は12点にまで広がりました!!》
《これがペイサーズですね! 第1クォーターで
勝負を決めてしまおうかという勢いです!!》
桜木 「勝つ!!!!!!!!」
町田 「桜木だ」
彦一 「…?」
町田、続ける。
「代表戦でも感じたことだが、アイツはこういう
大舞台に打ってつけの選手だ。どんな相手でも
決して物怖じせず、さらには自分の活躍とともに
チーム全体を波に乗せる不思議な力も持っている」
彦一 「確かに…」
町田、腕組み。
「ハッキリ言うぜ。チームに桜木花道がいる、
ただそれだけの理由で、東京ペイサーズは、
プレイオフでは圧倒的に有利」
「……!!」
彦一 (そ、それほどまでに…!?)
続く、栃木Pのオフェンス。
ボールを運ぶのは、PGの藤真。
(これ以上突き放されるわけにはいかない。
多少強引にでも、流れを変える必要がある)
ダム、ダム…。
ゆっくりと進む藤真。
―― 流れを変える
ギラ!
藤真 (それは、ポイントガードの俺の役目だ)
「…!!!」
桜木、感じとる。
「来るぞ、キャップ!!!!!!」
棟川 「…!!」
ダム!!!!!
藤真、突如スピードアップ。
キュキュッ!!!
棟川、この仕掛けに即座に反応。
「抜けない…!!!!!」
「あのスピードチェンジに喰らいついた!!」
東京Pのチームカラーに染まった代々木の観衆、
いっせいにガッツポーズ。
「よーーーっし、棟川!!!!!!!」
藤真 (クソ…! あの声か…)
棟川 (桜木、助かるぜ)
藤真 (なんて厄介な奴だ…)
だが、
栃木ピストンズには、まだ役者がそろっていた。
藤真 「…!!」
ビッ!!!
藤真、絶妙のタイミングで飛び込む影を発見。
すかさずそこにパスを放り込む。
《ああっと、松本がハイポストに飛び込んだ!!》
《いいパスが入りましたよ!!!》
キュキュッ!!
桜木が現れる。
瞬時に松本の前に立ちはだかる。
松本 (反応よすぎだぜ、お前)
ビッ!!
松本、ボールを捌く。
桜木の脇を抜けたボールが、ゴール下の岸本へ。
桜木 「ぬ…!?」
キュキュッ!!!
ホームズが、カバーディフェンスに入るが、
クイッ。
岸本はワンフェイクで守備体勢を崩す。
彦一 「おおおお…!!!」
町田 「上手い!!」
岸本、バランスを崩したホームズに
体をぶつけるようにリングに向かい、
バス!!!!
ゴール下を沈める。
1stクォーター 残り4分
東京P 16
栃木P 6
《栃木、決めました!!!!》
《見事なパスワークでした! そして岸本選手は
2mのホームズ相手に思い切りよく攻めましたね》
彦一 「おお…!!」
(岸本さんもさすが。あんな憎たらしかった人が
いまは日本の未来を考えると頼もしいで…!)
「やるなあ…」
東京Pベンチ、腕組みの与野。
「いまのは上手い崩しだったな。松本の飛び込みも
よかったし、あの瞬間に完璧なパスを出せる藤真も
大したものだ。最後に決めたルーキーもなかなか」
そこに宇野監督。
「さすがは黄金世代、代表選考外の選手のなかにも
面白いのがいる、と。個人個人をピックすれば
栃木にもリーグ屈指の素材が揃っている」
ポン、ポン。
宇野、与野と杉山の肩を叩く。
「では、このゲームは選手層で勝負と行こうか」
与野・杉山、ニコリ。
「オーケー」
そして、隣に座るルーサー・デビッドソンも。
『いつでも出られるよ』
1分後、
栃木Pは、松本のオフボールの動きで守備を崩し、
コーナーに陣取る藤真に展開。
ザシュ!!!!
《藤真、コーナースリーーーーー!!!!!!》
《いい攻撃です!!!》
1stクォーター 残り3分
東京P 16
栃木P 9
町田 「栃木に連続得点、この3点は大きいぞ!」
彦一 「藤真さん、この人もタダモンやない…!」
町田、ニコリ。
「そして、ここ2本の攻撃のキーとなった松本か。
黄金世代を思い切って3枚獲得した栃木の作戦は
大成功と言っていいだろう」
(ただ…、彼らの本番は来年以降かな…)
《さあ、7点差に詰めた栃木。ここを踏ん張って
第2クォーターに繋げたいところです》
《その通りですね。次の一本、なんとか守りたい》
ビッ!!
《ああっと…!!!》
《出ました、桜木選手のパス…!!》
桜木、ゴール下の空中戦から、ボールを外へ。
町田 「出た…!!!」
彦一 (すべてを見てから出すパス…!!!)
受け取ったのは、棟川。
ザシュ!!!!
《棟川、スリーーーーーー!!!!!!!!》
《なんとも嫌らしいところで…!!!》
1stクォーター 残り2分40秒
東京P 19
栃木P 9
桜木 「ヘイ、キャップ!!!!」
棟川 「オウ」
バチン!!!!!
ハイタッチ。
藤真 「……。」
(また桜木か…)
棟川、苦笑い。
「凄い男だな、まったく」
(藤真はほんの一瞬しか隙を与えてくれなかった。
だが、その一瞬でフリーになったら、あのパスだ)
『ビビーーーーーーーー!!!!!!!』
1stクォーター 終了
東京P 23
栃木P 11
《東京ペイサーズ、素晴らしいスタートでした》
《23得点も素晴らしいですが、失点が少ないのも
また素晴らしいですね。風格あるプレイでした》
《そして、第2クォーターは選手が代わります》
《これまた凄いメンバーですよ》
東京Pベンチ前に立っているのは、
小場、与野、デビッドソン、桜木、杉山の5人。
「出た!! 4枚代わってもこの布陣!!!!」
「ベンチメンバーでもリーグ最強レベル!!!」
町田 「反則だな、こりゃ…」
彦一 「桜木さんは引き続きや」
町田 「あの勢いを継続する狙いだろう」
宇野、ニコリ。
「桜木には、もうしばらく頑張ってもらうかな」
(次戦以降を考えれば、休憩を入れる手もあるが、
であるならば、むしろここで一気に叩いて、
余裕を持ったゲームにするほうが、今後のため)
バス!!!!
2ndクォーター 30秒
東京P 25
栃木P 11
《さっそく来ました、デビッドソン!!!》
《いまのはゴール下の杉山選手からのパスも
素晴らしかったですよ!》
《ベンチメンバー中心の布陣の時間も、戦力は
見劣りしません、これが東京ペイサーズです》
パンパンパン!!
杉山、手を叩く。
「よしよしよし!! 行けるぞ!!」
ベンチの森尾、ニコリ。
「ああやって、いきなり活躍できるのは、
アイツの持ち味かもしれない」
棟川 「ん?」
森尾、続ける。
「ウチでも代表でも、杉山は途中からの出場が
多くなる可能性があります。そういう選手に
とってすぐさま持ち味を出すことは大事ですよ」
宇野 「そう教えた覚えはないんだがな」
森尾 「いつも考えて戦ってるんですよ」
棟川 「頭脳派センターと呼ばれる所以か」
はたして、
リーグ最強布陣と称される東京Pは、
この試合を危なげなく勝ち切った。
スタートから主導権を握り、なんと、栃木Pが
リードする時間は1秒としてなかった。
期待を背負った黄金世代、藤真・松本・岸本は
要所要所で好プレイを披露したが、ゲーム全体を
ひっくり返すには至らなかった。
それほどに、東京ペイサーズは盤石だった。
『ビビーーーーーーーーーーー!!!!!!!』
試合終了
東京P 85
栃木P 62
ガンガンガンガン!!!!!!
「よーーーーーっし!!!! ナイスゲーム!!」
「このまま2連勝で1回戦突破だ!!!!!」
ガンガン・ガガガン!!!!
「「「 レッツゴー・トーキョー!!!!! 」」」
ガンガン・ガガガン!!!!
「「「 レッツゴー・トーキョー!!!!! 」」」
ガンガン・ガガガン!!!!
「「「 レッツゴー・トーキョー!!!!! 」」」
《東京ペイサーズ、まずは一勝!!》
《これは紛れもなく優勝候補ですよ!!
彼らをどこが止めるのか、プレイオフの
最初の見どころですね!!!》
桜木、コブシを突きあげ、吠える。
「いよーーーっしゃあああああ!!!!!」
森尾 「オウ!!!!!!」
棟川 「よしよしよし!!!!!」
岸本 「……。」
(あの赤頭、ここまでの選手になっとったか…。
残念ながらワイの方が完全に追いかける側や。
いつか追い抜いたる)
藤真 (第2戦、同じ試合は繰り返せない)
松本 (序盤で勝負、桜木を最大限警戒だ)
宇野 「よくやった、桜木。第2戦も頼むぞ」
桜木、ニヤリ。
「ああ、プロだからな」
宇野 (相手もみんなプロだけど)
その頃、
別会場では、
天皇杯王者・三河マーベリックスが、
ホームに川崎ニックスをむかえ、
クォーターファイナルを戦っていた。
こちらはまもなく第4クォーター残り5分。
Bリーグチャンピオンシップ
クォーターファイナル
4thクォーター 残り5分
三河M 56
川崎K 53
《さあ、ラスト5分。まだまだ分かりません!》
《ここからが勝負ですよ!》
試合内容は、東京P×栃木Pとは打って変わり、
手に汗握る接戦に。
修羅場を知るベテランがズラリと顔を並べる
試合巧者・三河Mに、川崎Kが喰らいつく。
赤木 「死んでも勝つ」
河田雅 「同じくな」
ツインコング、下剋上に臨む。
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1324) へのコメント一覧
思えば遠くに来たもんだ?!
覚えてる?全国大会初戦の彦一の情報を
岸本、性格最悪
この情報のおかげで、今日の試合は勝てたのよ
花道の姉、桜木ルイ(ダイヤモンド映像)より
あとはゴリ。
Kさんいつもありがとうございます!
1クォーターで一気に12点開けるペイサーズ。花道の大舞台になるほど、プロのパフォーマンスを発揮する。キャップやモーリーの活躍も嬉しいっす!
だがこのままでは終わらず、ハイポストに走り込んだ松本から素早くヘルプに出る花道をかわし岸本がフェイクを入れ日本代表のホームズから決めました〜!
黄金世代の3人がしっかりと繋いだが、ここまでディフェンスについていく花道が凄い!まさにハイブリッドディフェンダー。
ペイサーズベンチで藤真、松本、岸本を賞賛する中、選手層で勝ち切るペイサーズ。与野さんや杉山さんが頷く中、怪我が治ったデビちんきた〜!
大阪に負けたときとは違う本気のペイサーズが見れる!
松本&藤真でスリーを決めるが、花道&キャップでスリーを返す!この感じ恐ろしい。
王者ペイサーズはスピード抜群の小場、代表の与野&杉山に怪我から復帰のデビットさんも2クォーターから活躍し、途中出場でもしっかりと杉山さんの活躍が光り、藤真さん、松本、岸本も好プレイを出したが危なげなくペイサーズが23点差で勝利を掴みました!
両チームよくやりました。2試合目は花道を最大限警戒し、目が離せないそんな中別会場では天皇杯王者の三河とツインコングの川崎が手に汗を握る戦いを繰り広げ残り5分で3点差の接戦に。
赤木&河田にはここで下剋上を起こしセミファイナルにコマを進めてくれ!
>「ああやって、いきなり活躍できるのは、 アイツの持ち味かもしれないな」 >桜木 「…?」
ベンチにいる森尾の発言にコートに出てる桜木が反応してるな。
気が散ってるんじゃない?
めちゃめちゃ嬉しい。
流川と仙道と絡むのを
ドキドキしながら気長に待ってまーす!
2Qも出場してるんじゃないの?
それとも2Q開始20秒くらいで交代した?
ベンチの会話を聞いている?
花道はその存在だけで代表戦とかの大きめの大会には有利と・・
この感じ決勝までは東京は勝ち進っぽいっすね。
そして来年以降は黄金世代が活躍しまくるフラグですか?
こうなってくると仙道と花道の対決も見てみたくなってしまう。なんか
練習休みとかなんでもいいんで牧や仙道と花道の対決も見たいです
そして三河はここまで接戦だったら諦めたらそこで試合の遺伝子をもつ
赤木が勝って三井のいる横浜に勝った大阪に負けて最後に花道が勝って
湘北というチームでも天皇杯のリベンジという意味でも勝ってほしいです。
そしてアジア大会が終わって夏のゲームまでやったら花道がアメリカに
行ってから活躍するさまがあまり見れなさそうで残念です。
アジア大会とかはダイレクト気味でも大丈夫なんで
花道と流川の終生のライバルと呼ばれるところが見たいです
新時代突入のためにもおっさんチームを潰していかないと始まらん
ゴリと丸ゴリならやれる
森尾はベンチで桜木はコートだった…!!
ということで、修正(消しただけたけど)
深体大三銃士の1人なのに牧とか河田に比べて出番とか少ないし、愛知の星って呼ばれるくらいの選手だから名古屋の須藤に勝つところ見たい
アレ? 消えてます?(桜木「…?」のことだと思いますけど)
反映されるまで、時差が生じるのかな?
そして、ホームズ加入のせいもあるんだろうけど、以前は、全日本の正センターを務めていた杉山ですらも、日本代表は兎も角、東京ペイサーズにおいても、もはや、スタメンから外れることになってしまったという、この現実
東洋自動車(東京ペイサーズの前身)入団当初は、外国人にふっ飛ばされていたはずの桜木が、二年も経ずに、杉山を追い越していくんだから、やっぱり、化け物&天才だわ
誰がどこのチームにいるのか、そのチームでどのような状況なのか知りたいです
可能であれば監督の情報も追加して頂けると…
お忙しいと思いますので、気長に待ってます!
アラバスタ
ちゃんと読もうよ
熱意は伝わりますが読みにくい。。
推敲と改行を意識してくれると嬉しいです。
完結の時にはkさんお亡くなりになってそうだな