クォーターファイナル
1stクォーター 1分40秒
大阪S 4
横浜N 9
《横浜ネッツ、嵐のようなスリーポイント攻勢!
3回の攻撃で9得点という猛ダッシュです!》
《スタメン抜擢の深津・三井のルーキーコンビが
見事に期待に応えていますねえ! 格上に挑むには
こういう勢いが大事です。横浜は最高のスタートと
言っていいのではないでしょうか》
《西地区1位、大阪サンズが、これはどうやら
立ち上がりの主導権を奪われたか》
「アンビリーバブル! アンビリーバブル!!」
週刊バスケットボール編集部の会議室、
相田彦一は小躍りせんばかりに騒いでいた。
「なんちゅう人たちや! チャンピオンシップで
こんなプレイを! 黄金世代の力は本物やで!!
これはもう次号は巻頭で黄金世代特集決定や!」
弥生 「勝手に決めないの」
(とはいえ、本当に凄いわ。過去のトップリーグでも
初年度から大活躍した選手はいたけど、こんなに
何人もの選手が輝きを放つのはおそらく史上初…)
観客席からは、声援というより、もはや
「指示」ともいえそうな声が飛ぶ。
「12(深津)と31(三井)をチェックや!!」
「そいつらすぐに撃ってくるでえ!!」
「これ以上調子に乗らせたらアカン!!
なんでもエエから早いとこ手を打てえ!」
しかし、
その「指示」も空しく、横浜Nの勢いは止まらない。
バッシイイイ!!!!!!
「……!!!!!」
《ああーーっと、パチョレックのブローーック!》
《なんと…!!!!!》
大阪Sの得点源・ワイアットのシュートが叩かれる。
インサイドでは分があると予想された大阪Sが
ゴール下でボールを奪われた。
横浜Nベンチから声が飛ぶ。
「速攻ーーーーーーーー!!!!!!!」
ボールを拾った深津、すぐさま発進。
ダム!!!!!
彦一 「走った…!!!」
弥生 「流れは完全に横浜!!!」
ビッ!!!
深津、前方を走る三井へボールを送る。
《さあ、三井に渡った!!!》
《もう走っていましたか! 反応が早い…!!》
観客席、立ち上がる。
「ああああーーーー!! イカン!!!!!」
「そいつを止めろ!!!!!」
大阪Sにとっては考えうる最悪の展開、
思わず頭を抱える観客も。
そして、弥生に予感。
(いまならどんなシュートも入る…!!!)
キュッ!!
しかし、そうはさせじ。
樽瀬が三井の目の前に立ちはだかる。
森尾 「お!」
杉山 「さすがに察知していた…!!」
「おおおおーーーーー!!!! 樽瀬!!!!」
「止めてくれた!!!!!」
ダム、ダム…、
三井、右45度の位置でドリブルキープ。
弥生 「どうする…!?」
(このシチュエーション、勝負に行く?
それとも味方の上がりを一旦待つ?)
森尾 「樽瀬vs三井…!!」
桜木 「面白い」
ダム!!!!
三井、ドリブルイン。
彦一 「行った…!!!!」
弥生 (勝負…!!!)
キュッ!!
三井のドリブルに対して樽瀬が下がった瞬間、
弥生にさらなる予感。
(あれかも…!!)
キュッ!!!!
《三井、ステップバックだ!!!!》
《あああーーーっと…!!!》
樽瀬、手を挙げるが届かない。
ビッ!!
《撃ったあああーーーーーー!!!!!!!》
桜木 「……!!!」
森尾 「おおお…!!!!!」
ザシュ!!!!!!
1stクォーター 2分10秒
大阪S 4
横浜N 12
《三井のスリーーーーーーーー!!!!!!》
《いまのは凄い…!!!!》
《三井、3連発!!! 開始2分で9得点!!!
止まりません!! 恐ろしいルーキーです!》
『ビビーーーーーーーー!!!!!!!!』
ブザーが鳴る。
大阪S、早々のタイムアウト
どちらが勢いに乗っているかは、
火を見るよりも明らか。
観客席では悲痛な叫び声が飛び交う。
「なんやそれ…! あんなんアリかい…!!」
「止められへんやないかい…!!!」
「どうなっとるんや、アイツ天皇杯の時と違う」
―― 天皇杯の時とは違う
何の因果か、大阪サンズは先の天皇杯で、
3回戦で三井率いる拓翼大と対戦し、
準々決勝で横浜ネッツと戦っていた。
結果は共に勝利。
大阪サンズ 93-76 拓翼大
大阪サンズ 96⁻74 横浜ネッツ
当時大学生だった三井寿は、終盤に爆発を披露し
大健闘したものの、最終的には涙を吞んだ。
勝因は序盤のラッシュだった。大阪Sは前半で
20点差をつけ、ほぼ勝敗を決定づけたのだった。
樽瀬、ベンチで一息つく。
「ふぅ…、随分とパワーアップしたものだ」
浜崎、頷く。
「あの時からセンスは異常なものがあったが、
プロの経験と代表の経験でさらに一皮むけたか」
あの日、大阪サンズの前に撃沈した三井寿が、
プロとなって、再び同じ相手と相まみえている。
そして、あの日序盤で奪われた試合の主導権を、
今日は自らの活躍でもぎ取っている。
弥生 「今日は、彼が勝つ日なのかも…」
『ビビーーーーーーー!!!!!!』
ベンチから立ち上がる樽瀬。
「一旦落ち着こう。いまはインサイドを中心に
少しずつ返せばいい。いつか流れは来る」
《さあ、大阪はどう出るか。立ち上がりの2分で
早くも試合は大きく動いています》
《選手交代はないようです。この早々のピンチ、
樽瀬にとっては、ある種の見せ場でしょう》
大阪Sのオフェンス。
ビッ!
樽瀬からハイポストの浜崎にボールが入る。
弥生 「まずはインサイド」
彦一 「大阪のストロングポイントや」
キュッ!!
浜崎、振り返る。
ディフェンスは、横浜N最長身のパチョレック、
208cmのビッグマン。
だが、浜崎はさらに上回る216cm。
「ヘイ!! ジャマ!!!」
ゴール下から声。
フォワードのワイアットがローポストへ。
《浜崎とワイアットが縦に並びました》
《ここが大阪の強みですね。浜崎以外に2m選手が
二人います。横浜はパチョレックがつり出された
状態で、二人のビッグマンを守る必要があります》
クイッ、
浜崎、ゴール下へのパスモーションを見せる。
これに一瞬、パチョレックが反応する。
次の瞬間、浜崎はミドルレンジからシュート。
ビッ!!
大阪応援席が立ち上がる。
「よっしゃ、来た!!!!!」
「得意の距離や!!!」
ザシュ!!!!
1stクォーター 2分30秒
大阪S 6
横浜N 12
《浜崎、決めました。一度ゴール下に放り込むと
見せかけてのミドルシュート!》
《浜崎はこの距離は得意ですよ。あの巨漢には
似つかわしくない柔らかいフォームです》
パンパンパン!!!
樽瀬、手を叩く。
「オッケー、ナイッシュ! ディフェンス!!」
「オウ!!!」
「さあ、一本止めよう!!!」
彦一 「雰囲気が落ち着いた」
弥生 「浜崎さんが決めると、こうなるわ」
彦一 「樽瀬さんは最高の得点を引き出した」
三井 「やっぱりシュート上手えな…」
(赤木よりもはるかにデカイのに、あの技術か)
深津 「さすがだピョン」
三井 「ただ…」
深津 「…?」
三井、ニヤリ。
「そこは負ける気はねえんだよな」
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1328) へのコメント一覧
やっぱり三井の活躍は嬉しい。
樽瀬相手にステップバックは痺れました!
キレが上がってるってことですかね
ところで天皇杯王者は三河では?
頑張れミッチー!!
修正しましたー
Kさんいつもありがとうございます!
横浜ネッツVS大阪サンズの試合が始まり開始から三井、三井、深津と3連続スリーを浴びせリードを広げるネッツ。
大舞台でも大活躍を見せる三井&深津最高です。
ノリに乗るネッツはサンズが誇るゴール下をブロックし、駆け上がった三井VS樽瀬の1on1!
開始早々この二人の対決きた〜!三井のドリブルからのステップバックスリーで樽瀬から決めました!
良いぞいいぞ三井!天皇杯の時とは違う、一気にいくか、冷静な樽瀬は浜崎にボールを預け得意のミドルシュートで返します。
一旦、落ち着いた様子の大阪だが、三井はこんなもんではないはず、我々が想像もつかないプレーを連発してリードを広げてくれ!
この戦いほんと面白い!三井にとってシュートは負けるわけにはいかないよな!
リベンジとして頑張ってくれ!
横浜ネッツ!頑張れ!頑張れ!
胸が熱くなる
これぞ、三井寿!
かつての三井であれば、最初から飛ばしたら、確実にガス欠を起こしてしまうから、途中で、体力の温存をしてたけど、もしかすると、その体力の無さという弱点を克服したのかも?
深津に関しては、最初から最後まで走りまくれる山王工業の出身だけに、体力は無尽蔵
この二人が、フルタイムに近い時間、コートで活躍できるとなると、川崎に続いて、再び、黄金世代が勝利を掴むかもな
ゲームを支配してくれ
でなきゃ桜木にまけちゃうぞ
さすがK様!!遊び心が細部にまで!!
次回がめちゃくちゃ楽しみです!!!
その前に、森尾さん、樽瀬さんとかを超えそうだ。
何でも上手くいく時間帯はもちろんあるけれどここは止めると思ったなぁ。
なかったがために負けたが今回の三井はステップバックで3Pを決めたから
驚いたのか、はたまた3Pを覚えて今までも驚いていた三井の
ステップバックの難しさを自らが体験したから驚いたからなのか定かでは
ないけどBリーグ元年の王者になって決勝で上がってくるであろう大阪に
リベンジするためには花道が3Pを決めれるようになっておいてほしい。
そして世界で戦うには3Pは不可欠と言っていいぐらい必須スキルだから
選択肢の一つとしてそろそろ持っていそう。もっと仙道の出番が欲しいー
ストックトンとレジー・ミラー?
あぁ!!なるほど!!
私もこの説に一票!
普通に元NBAなら止めるもんだと思ってたのでは?
自身が止めてる過去も含めての表現かと
井(1)
覚えやすい!!
大学時代カマラ弟にやられて何も出来なかったが今はどうだろうね?
丸ゴリ 213センチ
はるかにデカいって表現には違和感あるなあと…
Kさんにいいねもらえると嬉しいですな(笑)
修正漏らしていただいて、ブログに協力してる気分になれます
はそんなに高くない
丸ゴリ
短期間でデカくなりすぎ!笑
>>36
伸びてるんだよ、このブログでは(笑)
https://knoheya.blog.jp/archives/52000102.html
あ、丸男のつもりが丸ゴリって書いてたのか、俺(笑)