東京ペイサーズ × 横浜ネッツ
1stクォーター 45秒
東京P 2
横浜N 0
東京P・桜木花道から外に出されたボールを、
横浜N・三井寿が奪う。
「おおおおおーーーーーーーー!!!!!!!」
「三井…!!!!!!」
「ナイスカットーーーーー!!!!!!!!!」
三井、ニヤリ。
「作戦的中。今日は勘が冴えそうだぜ」
道谷《三井、守備で見事な嗅覚を披露しました》
塚本、頷く。
《今のは大きいですよ。インサイドの桜木君から
外の森尾君へ繋ぐ形は、東京の必殺パターンの
ひとつですからね。それを最初にカットしたのは
大きな意味を持つんじゃないでしょうか》
岡浜、ニコリ。
《三井選手は、センスというか技術というか、
シンプルに言って、本当に“上手い”んですよね》
「おうおう、えらい褒められ方だな」
「プロリーグの決勝でもあんな目立ち方を…」
天崎家、
いつものように荒石と須形が集合。
天崎兄妹と共に、この大一番をテレビ観戦。
荒石、腕組みでニヤリ。
「シンプルに上手い…かよ。そんな評価、
俺も一度くらいされてみたいもんだぜ」
天崎 「でも、確かに…」
荒石 「ん…?」
天崎、続ける。
「言われてみると、いままで見たなかで
一番上手かったのって、三井先輩かも」
荒石 「……。」
(一年間、大学リーグの猛者とやり合って、
天皇杯でプロとも戦ったお前がそう言うか…)
ここで天崎、付け加える。
「あ、流川先輩のいまの姿を
見てないってのもあるけど」
荒石 「ホント好きだな、お前」
そして、
その三井は、続くオフェンスでも魅せる。
塚本《おおおっと、三井君からのパス!!》
岡浜《上手い!!》
道谷《ゴール下、ポンセだ!》
バス!!!!
1stクォーター 1分5秒
東京P 2
横浜N 2
ショットクロック残り5秒、桜木の背後で、
PFのポンセがボールを受け、ゴール下を決める。
桜木がシュートモーション反応した瞬間を突く、
三井からの絶妙なパスだった。
「おおおおーーーー!!!!!!!!」
「三井、ナイスパス!!!!!!!!」
岡浜《これまた、上手いプレイですねえ》
塚本《いやあ、センス抜群です》
桜木、ボールを拾う。
「ぬ…」
三井、ディフェンスに戻りながら、ニヤリ。
「ありがとよ、動いてくれて」
河田雅、腕組み。
「何度か見てきたシーンだ。桜木は反射神経が
良すぎる故か、自分の守備圏内に入った相手の
動きにああやってリアクションしてしまう」
牧が続く。
「しかも、その“守備圏” が異常に広いうえに、
野性の勘のようなものまで働くのがアイツだ。
普通なら反応しないエリアでも体が動く」
佐戸 「なるほど」
樽瀬 「三井は、それを逆手に取ったってのか」
牧、苦笑い。
「とはいえ、本当に一瞬のことなんですがね」
花形も、同じく苦笑い。
「それでもやれてしまうのが、三井という男だ」
赤木 「……。」
(やはり、さっきのパスカットも狙い通りだったと
いうことなのか…。よもや三井は敵チームの桜木を
コントロールしていると…?)
続く東京Pのオフェンスの場面、
三井の常軌を逸したプレイが代表候補の面々を
ざわつかせるなかで、もうひとりの黄金世代も、
その知性を披露する。
バッシイイイ!!!!!!
道谷《ああっと、深津のカットーーーー!!!》
塚本《おおお…!!!!!》
1対1からドリブルでの侵入を図った棟川の
ボールを背後から弾いた。
彦一 「バックファイヤー…!!!!」
町田 「マジかよ…!!!」
このコボレ球を拾ったのは、横浜NのSF・高木。
「ふぅ…」
思わずため息。
(おいおい…、バックチップなんて、ファウルに
なりやすい守備の筆頭みたいなもんだぜ…)
諸星 「抜かれたんじゃなく、抜かせた…?」
宮ノ腹 「まさか…、リスクが高過ぎる」
河田雅 「もちろん、そう考えるのが普通ですが」
松本 「深津ですからね」
道谷《横浜、ルーキーコンビの守備が光ります》
塚本、解説。
《はい、ややギャンブル的に映るディフェンスも
ありましたが、ことごとく成功していますねえ。
東京が2連続のターンオーバーとは非常に珍しい》
木暮、茫然。
「ここまで、狙ってやれるわけがないはずの
プレイが続いている…」
安西、ニコリ。
「その通りですね。狙ってできるような選手は
ごくごく限られるでしょう」
木暮、頷く。
「その限られたプレイヤーが、バックコートに
並んでいるのが、横浜ネッツというチーム…」
彩子が続く。
「もしかして、桜木花道にとって一番やりづらい
チームは、この横浜ネッツなのかも…」
ゴクリ…。
晴子 「桜木君…」
横浜Nのルーキーコンビは、
引き続き躍動する。
道谷《横浜、今度はゴール下で深津!!》
塚本《サイズ的には深津君が有利ですよ》
棟川 (来るか…!!?)
キュッ!!
東京Pの守備意識がインサイドに向く。
ダム!!!!
深津、棟川に一度体をぶつけつつ、
ビッ!!!
ボールを大きく外へ。
トップの位置でポンセがキャッチ。
キュッ!!!!
収縮していた東京Pのディフェンスが拡がるが、
ビッ!!!
ポンセ、東京Pの動きよりも速くボールを展開。
左45度へ。
「来た……!!!!!!!」
「三井…!!!!!!!!」
三井、構える。
ガタッ!!!!!
横浜N応援席、いっせいに立ち上がる。
「撃て!!!!!!!!!」
キュッ!!!
ここも間髪入れず東京Pディフェンスが動く。
ビッ!!
三井、コーナーにパス。
道谷《エクストラパス!!!!》
塚本《速い…!!!!》
そこには、深津。
「……!!!!!!!!!!!」
赤木 「外に出ていた!」
花形 「フリー!!!」
ザシュ!!!!!!
1stクォーター 1分45秒
東京P 2
横浜N 5
道谷《決まったあああああーーーーー!!!》
塚本《いい攻撃ですねええ!!》
横浜N応援席、総立ち。
「うおおおおおおーーーーーーー!!!!!!」
「深津!!!!!!!!!!」
佐戸 「おおお、ナイス!」
樽瀬 「いい形! パスもよかった!」
塚本、解説。
《深津君は、試合開始早々にも撃ったんですよね。
普段はアシストが目立つ選手ですが、今日の試合は
スコアリングの意思も強そうですよ》
道谷《アシストは三井でした》
岡浜《彼からいいボールがよく出てますねえ》
塚本、解説。
《こっちは深津君とは逆パターンですね。いつもは
シュートが光る三井君が、パスで魅せています》
ブンブンブン!!!!
「「「 三っちゃああーーーーーん!!!!! 」」」
堀田軍団、タオルを振り回し叫ぶ。
「ナイスパーーーッス!!!!!!」
「そして深津、よく決めた!!!!!!」
木暮 「ははは、嬉しそうだよ、アイツら」
彩子 「ホントに」
安西 「三井君も深津君も絶好調ですね」
木暮 「これはひょっとすると、ひょっとするぞ」
山王工業高校監督・堂本もニコリ。
「素晴らしい活躍だ、深津。しかしあの三井と
これほどにマッチするとはな」
そこから5分後、
1stクォーター 残り2分
東京P 13
横浜N 18
道谷《横浜ネッツ、リードを保っています!!》
塚本《いまのところゲームの流れは横浜ですね》
岡浜《東京の出だしはよかったんですけどね》
塚本《ガード陣が主導権をもぎ取りましたよ》
深津 「さあ、一本!!!!!」
三井 「一本行こう!!!!!」
「オウ!!!!!!!!!」
道谷《ふたりのルーキーがゲームを牽引します》
三井&深津の活躍は続く。
『ピピーーーーーーッ!!!!!!!』
『ファウル!! 東京・99番!!!』
桜木 「…!!!!」
三井がドライブで仕掛け、桜木のファウルを誘発。
さらに接触後に強引にシュート放ったことにより、
フリースローを獲得。
レフェリーが2本指を挙げる。
『ツーショット!!』
赤木 「上手い」
牧 「これもまた狙い通りか?」
『ビビーーーーーーー!!!!!!!』
ここでブザー。
「……!!!?」
「交代!!? 東京か!!?」
オフィシャルテーブルの前、
Tシャツを脱いだ杉山が立つ。
「桜木、ちょっと休憩」
桜木 「…!!」
洋平 「あら〜」
高宮 「んだよ、花道交代かよ」
杉山、ニコリ。
「どうした? あんまり調子よくないか」
桜木 「おのれ…、ミッチー、ピョン吉め」
ポン。
杉山、桜木の肩を叩き、コートへ。
「まだ第1クォーターだ、また後でな、天才」
ガタッ。
桜木、ベンチへ。
「フン」
東京P・宇野監督、ニコリ。
「珍しいな。第1クォーターは本来お前の得意な
時間じゃなかったか? 今日は乗ってこないか」
ギラ!!
桜木 「ちょっと考える」
宇野 「オーケー、そうしろ」
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1334) へのコメント一覧
ミッチーさすがっすね。
ミッチー、深津がここまでマッチするか!
そして花道のちょっと考えるは初めてのパターンじゃね?
次回気になる作りにするのがお上手!
みっちーと花道の対決楽しみスギー
今までどおりなら、
「ふんぬ〜、分からん!!」
となっていたかもしれないが、今や、桜木もれっきとしたバスケマン。
またひとつ新たな進化を見せられるかもしれないな(きっと、“頭脳派”と呼ばれる杉山のプレイが参考になるのだろう、知らんけど)
高校の時の海南戦後の練習試合以来かもね。
いいようにあしらわれてる所があるから、あの時とは違う花道みたいぜ!
Kさんいつもありがとうございます!
東京ペイサーズVS横浜ネッツ。
花道が攻めるが、ミッチーがモーリーのパスカット!流石天性の男三井!!
花道の必殺のパスを1発目から封じたのは大きい!岡浜さんからもシンプルに上手いと褒められたミッチー流石っす!
いつものように天崎家でこの要チェックな試合を見る荒石、天崎兄妹、須形の仲の良さ好きです!
三井を今まで見た中で1番上手いと言う、天崎に対し冷静に分析する荒石良いな。
試合は進み、花道の反射神経を利用して三井のアシストから決め、更に棟川さんのボールを奪い、ゴール下に飛び込み、フェイクを入れ三井から更に深津に繋ぎスリーを沈めた!
良いぞ!深津、三井!堀田番長と同じようにこちらも応援してしまいます!残り5分で花道からフリースローを奪い5点リードのネッツ!
これは下剋上なるか?ここで調子が出ない花道に変わり杉山さんが投入されるがこの展開をなんとかできるのか?
見どころが多すぎてやばいです!深津&三井の更なる活躍を、ベンチに下がった花道はどう分析するかなどワクワクがとまりません。
頑張れ!横浜ネッツ!頑張れ!
確かに原作の桜木のセリフではないけど、自分はすごく「桜木らしいセリフ」と感じました。
成長ってより、自分なりに考え続ける桜木らしさが溢れた素敵なセリフだと思います。
圧倒的フィジカルでゴリゴリいけば問題ないと思うがそこは・・・
なんだかなぁとたまに思います
安西先生「こんなとこで満足してもらっちゃ困る…
三井君、桜木君を抑えてくれるかね」
ミッチー「やりましょう…」
三井のスター性を支える深津の堅実性と思っていましたが、お互いに高め合っている感じですね。
そして海南戦後を思い出しますが、三井は桜木に次の課題を明確にさせる良い壁になっている気がするので、この試合から桜木がもう1段階レベルアップする気がします!
でも…やはり最後は唯一全国制覇していない三井に優勝してほしいですね。
世界を見据えて今後に繋がる良いゲームを期待します!
宇野監督も、桜木に観察させて、やるべき仕事を気づかせる狙いがあると見ました。
宮城も見てて欲しいな。宮城も代表に来いよ!!!
なるほど〜!
次の更新も楽しみにしてます!!
見て吸収より体感しての方が吸収しやすいでしょうしいつかの流川みたいだ。
三井と仙道が勝った試合の記憶がほとんどない笑
なんだかなーに同意。
やはり今みんなが見たいのは桜木高3編なのよ。
誰か書いてくれません?笑
一番上手いのは小野伸二!的な。
それは作者の自由やん
自分の思い通りに展開が進まんとアンチが湧くのはしょうがないのかな
てめぇならそれで間に合う
そりゃそうでしょう。オリジナルでもセンスが最も高かったのはこの2人ですから。
見たくないなら見なくていいし、しかも無料の個人ブログに、自分の見たい展開じゃないからって文句言ってるのは、それこそ、なんだかなぁー、です
やっぱ高3編だよなぁー
なんだかなぁー
NBAでMIYAMASUとして活躍中〜
沢北でもなく
流川でもなく
黄金世代 初のNBAプレイヤーは
宮益である
宮益「桜木、アメリカに来い」
僕もそう思います。
そんなに読みたいなら自分でやればいいのに、読ましてもらった挙句に批判するとかよく理解できないです。
嫌なら読まなきゃいいだけの話ですよね。
>>38
あんたら他人のコメントを否定する権利あんの?
桜木のことよく分かってますね!
いいなあ。
こういうの好きだなあ。
この2人、チーム同士の対戦はあれど、個々で交わるのは初めてでは?いつの間にこんなコンビネーションを...?
自分で書いてみれば
あなたもやってる訳だしコメントする権利は誰でもあるでしょ。
それがKさんのブログにわざわざきて、否定をする内容だったから否定しただけですよ。
お話の内容が嫌ならみなければいいじゃないですか。
それを選択できる立場なのに、わざわざ人のブログにきて否定をする意味がわからない。
あなたにとっても時間の無駄でしょう?
だったら自分のお気に入りの人のをみて、ポジティブなコメントしてあげてください。
キン肉マン スーパーフェニックス
どうやって結果を知るの?
おっしゃるとおり!
もしかして
やん?
ハッキリ言って、しつこい。
何度も高3編高3編と連呼され、やらないとまで言われてるのを、さもみんな待ち望んでるかのようにコメントするのから、私含めてうんざりしてるんですよ。
それに、もし私が作者の立場なら、こんなコメントは聞きたくないですね。一度や二度なら構想考えようかなあとか、どうしようかなって思うのですが、こう何度もやられると、今度は回想とかでも扱いにくくなり、仮に何かのキッカケで描こうとなっても、しつこいコメントすれば描いてもらえると勘違いされて描けなくなるんですよ。
本当に書いて欲しいならこんなコメントは無い方がいいし、それこそ他を宣伝するための荒らしにしかならないんですよ。
高3編を推すコメントは非表示に出来ませんか?
このコメあるだけでゲンナリします。
激しく同意
高3編なんかより花道が世界で活躍するのが見たい!