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インターハイ神奈川県予選
Bブロック決勝
湘北 × 津久武
湘北 × 津久武
湘北、立ち上がりから絶好調。
バス!!!
「流川来たああああ!!! 今日二本目!!!」
バチン!!
宮城の手を叩く流川。
宮城 「調子良さそうだな。ガンガン回すぜ」
流川 「いくらでも」
バス!!!
「またカウンターから速攻! 11番(天崎)!」
「アイツ速いぞ!! 誰も追いつけねえ!!」
宮城 「よーーっし!! ナイスラン!!」
天崎 「ウッス!! いくらでも走りますよ!」
1stクォーター 3分
湘北 14
津久 6
スーパーエース・流川の個人技、
スーパールーキー・天崎の速攻、
スーパールーキー・天崎の速攻、
湘北は面白いように得点を重ねていた。
わずか3分で14得点。
1stクォーターで40点を越えそうなペースである。
1stクォーターで40点を越えそうなペースである。
彦一、唖然。
「ス、スゴイ…。この攻撃力は圧巻や」
仙道、腕組み。
「去年も爆発力のあるチームだったが、今年は
持ち前の速い展開にさらに磨きがかかっている。
あの1年のスピードが効いてるな」
持ち前の速い展開にさらに磨きがかかっている。
あの1年のスピードが効いてるな」
彩子 「いいぞーー! この調子、この調子!」
晴子 「いい形で試合に入れましたね!」
が、
練習試合とは打って変わって、好調な滑り出しを
見せた湘北にあって、唯一不機嫌そうな男も。
見せた湘北にあって、唯一不機嫌そうな男も。
桜木 「まだ、何もしとらん…」
桜木、守備に戻りながら、ブツブツつぶやく。
(どういうことだ…。キツネとチョロ坊主だけが
歓声を受けて、天才には得点チャンスが来ない)
歓声を受けて、天才には得点チャンスが来ない)
湘北応援席から聞こえてくる応援の声。
「いいぞ、いいぞ、アマサキ!!」
「「「 いいぞ、いいぞ、アマサキ!! 」」」
桜木 (うるせーー!! もう聴き飽きた!)
宮城が声をかける。
「オイ、なにブツブツ言ってんだ。
試合に集中しろよ、花道」
試合に集中しろよ、花道」
引き続きつぶやく桜木。
「俺も得点を。応援を……」
宮城 (はっは〜ん)
バシッ!!
桜木の尻を叩く。
「花道、ゲームにはテンポってもんがあるんだ。
お前の出番もきっと来る。流川でダメだったら
お前に回すからよ。頼むぜ、天才」
お前の出番もきっと来る。流川でダメだったら
お前に回すからよ。頼むぜ、天才」
ピク!!
―― 流川でダメだったら
「さあ、ディフェンス!」
宮城、そのまま走っていく。
宮城、そのまま走っていく。
キラーン!!!
桜木の目が光る。
「流川でダメだった時のための、奥の手と?」
「流川でダメだった時のための、奥の手と?」
(そういう作戦か。ノッたぜ、リョーちん!)
宮城 「フッ」
(そもそも何もしてねえわけじゃねえだろ。
お前のリバウンドがこの展開を生んでるんだ。
得点と同じだけの価値がある仕事だ)
お前のリバウンドがこの展開を生んでるんだ。
得点と同じだけの価値がある仕事だ)
ガン!!
津久武のシュートが外れる。
バッシイイ!!!!
桜木のリバウンド。
「天才!!!!」
「天才!!!!」
そして、
「リョーちん!」
すかさず宮城へパス。
すかさず宮城へパス。
彩子 「あら、素早い展開」
晴子 「速攻のコツを掴んだのね、桜木君!」
桜木 「オラーー!! 走れ、凡人ども!!」
流川 (るせー)
ビッ!!!!
宮城、ボールを前線へ。
「速攻!!」
「速攻!!」
バス!!
宮城→天崎→流川とつなぎ、湘北再び得点。
湘北 16
津久 6
「「「 いいぞ、いいぞ、ルカワ!!!! 」」」
流川に歓声が注がれる。
桜木、ニヤリ。
「フッフッフ、今のうちに浴びとけ。
いまに俺の出番が来る」
いまに俺の出番が来る」
彩子 「各々が仕事を完璧に遂行してるわね」
安西 「いい仕上がりです」
安西は、新生湘北のメンバーそれぞれに
仕事を課していた。
仕事を課していた。
宮城にはゲームメイク。
流川には得点。
天崎にはディフェンスと速攻。
安田にはノーマーク時の外角。
という具合で。
そして、桜木に課された使命は
もちろん「リバウンド」。
もちろん「リバウンド」。
だが、この目立ちたがり屋の男に、ゴール下の
地味なハードワークを納得させるのは至難の業。
地味なハードワークを納得させるのは至難の業。
案の定、桜木は得点を欲した。歓声を欲した。
そこで飛び出した、宮城のファインプレー。
―― 流川でダメだったらお前に回すからよ
桜木は、知らず知らずのうちに、リバウンドを
制したあとの展開を仲間に託していた。
制したあとの展開を仲間に託していた。
いつか来る(と思い込んでいる)自分の見せ場を
待ちながら…。
待ちながら…。
観客席の神。
「キレイな攻撃が続いてるなあ。
ある意味、湘北っぽくない」
「キレイな攻撃が続いてるなあ。
ある意味、湘北っぽくない」
清田 「確かに。アイツらに“洗練”は似合わん」
高頭 「さすがは安西先生。よく仕込んでいる」
安西はこれまでの練習で、土台を築いてきた。
宮城 「おっし!! 走れ!!」
バス!!!
「おおお!!! また流川だ!!」
「流川が点を獲りまくってる!!!!」
ダム!!
流川のドライブからパスアウト。
ザシュ!!!
「今度は5番(安田)のスリー!!」
「ノーマークをキッチリ決めた!!」
「ノーマークをキッチリ決めた!!」
「スゲエ!! 湘北の攻撃は全弾命中だ!!!」
新生・湘北高校に、
ベースができつつあった。
ベースができつつあった。
このあと、
彼らはこの土台の上に個々の持ち味を上乗せし、
昨年と同様、人並みはずれた個性を融合させた
魅力的なチームを作っていくこととなる。
彼らはこの土台の上に個々の持ち味を上乗せし、
昨年と同様、人並みはずれた個性を融合させた
魅力的なチームを作っていくこととなる。
そして、
そこへのラストピースが、
いまベールを脱ごうとしていた。
いまベールを脱ごうとしていた。
1stクォーター 残り3分
『ビビーーーーーーー!!!!』
『交代! 白(湘北)』
コートサイドに立つ荒石。
「準備運動おしまい」
体をほぐし、適度に動き、
万全のコンディションで出番を待つ。
万全のコンディションで出番を待つ。
彩子、ニコリ。
「さすがはハンドで実績もってるわね。
ゲームの入り方を分かってるわ」
「さすがはハンドで実績もってるわね。
ゲームの入り方を分かってるわ」
観衆が気付く。
「おっと、湘北が新しい選手を入れるぞ!!」
「背番号15! また一年生か!!」
「かなりデカイぞ!! 中のプレイヤーか!?」
荒石 「ヤス、こーたい!」
彦一 「ヤ、ヤス…!?」
仙道 「ハハ、三年にあの態度、誰かと同じだな」
清田 「赤毛猿と同じニオイが…」
神 「フッ」
荒石、湘北メンバーに声をかける。
「オヤジ殿から伝言」
宮城 「先生から? 新しい作戦か?」
荒石 「走りなさい、ってよ」
「……!!?」
桜木、眉間にシワ。
「何言ってやがる。もう走ってるだろ」
(凡人たちがよ)
「何言ってやがる。もう走ってるだろ」
(凡人たちがよ)
天崎 「そうですよね…」
荒石 「あ、ワリい。“もっと”走りなさい、だ」
宮城 「!?」
天崎 「もっと…?」
流川 「……。」
荒石、ニヤリ。
「日本一のスピードを見せてやろうぜ」
―― 日本一のスピード
宮城、ニヤリ。
「なるほど?」
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(304) リメイク版 へのコメント一覧
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