東京ペイサーズ × 横浜ネッツ
2ndクォーター 残り4分45秒
東京P 28
横浜N 29
東京ペイサーズ・背番号99、
桜木花道のスリーポイントシュートが決まる。
「……!!!!!!!!!」
予想外の光景に、場内騒然。
「おおおおおおーーーーーーー!!!!!!」
「桜木……!!!!!!!!!!」
横浜N側の応援席はもちろん、あらゆる試合を
観戦しているであろう東京P応援席の観衆もまた
目を見開いている。
「マジか…!!!!!!」
「あったのかよ…!!!!!!!!」
「見たことある!!?」
「ねえよ!!!」
道谷、興奮実況。
《これは驚きました、なんと桜木のスリーです!》
塚本、同じく興奮解説。
《いやあ、私は初めて見ましたねえ。これまでに
彼がスリーを決めた記録はあったでしょうか!?
いや、決めたどころか撃った記録もないのでは?》
桜木、吠える。
「ディフェンス!!!!!!!!!」
「オウ!!!!!」
会場がざわつく中、東京Pがディフェンスに戻る。
杉山 「いきなり決まるとは、持ってるな、お前」
桜木 「実力だ、ジツリョク」
「………。」
(まさか、桜木のスリーとは…)
(過去に例はないはず…)
横浜N、少々の戸惑いの表情でオフェンス開始。
そこへ、ベンチから声が飛ぶ。
「必要以上に気にするな、所詮は3点だ」
「特別なプレイじゃない、落ち着いて一本返そう」
ビッ!
ボールがゴール下に送られる。
もともとビッグマンの強さを武器とする横浜N、
いつも通りのオフェンスに動く。
キュッ!!!
ボールを受けた横浜Nセンター・ブラッグス、
ひとつフェイントを入れてオズボーンをかわし、
リング側に踏み込んでのシュートへ。
「上手い!!!!!」
「ナイスイン!!!!」
そこに桜木。
バッシイイイイ!!!!!!!!
ブラッグスのシュートを叩き落とす。
桜木 「天才!!!!!!!!!」
「おおおおおおおーーーーーー!!!!!!!!」
「桜木…!!!!!!!!!」
スリーポイントに続いてのブロックショット、
再び場内騒然、
が、
それをかき消すホイッスル。
『ピピピーーーッ!!!!!!!!!』
「……!!!!??」
レフェリー、握ったコブシを上に挙げる。
ファウルのジェスチャー。
「あああああーーっと、ファウルか…!!!!」
「惜しいいいい…!!!!!!」
そしてブザー。
『ビビーーーーーーーー!!!!!!!』
オフィシャルタイムアウトが入る。
=====
オフィシャルタイムアウト
第 2 クォーターと第 4 クォーターの各残り 5 分以降(5 分を含む)で最初にボールがデッドになった場合に、 ゲームクロックの停止に関わらず自動的に 90 秒のタイムアウトを設ける。この時チームがタイムアウトを請求して いた場合は、オフィシャルタイムアウトが優先され、チームのタイムアウトはキャンセルとなる。なお、オフィシャルタイ ムアウトは、どちらのチームのタイムアウトにも加算しない。
※(公財)日本バスケットボール協会 TO委員会
TOマニュアルハンドブックより
=====
道谷《ここで90秒のタイムアウトです》
ゲームが止まる。
これにより、先ほどの桜木のスリーポイントの
余韻を語る時間が設けられる。
木暮 「まさか、桜木がスリーとは…」
彩子 「さすがにビックリしましたね」
晴子、早くも落涙。
「ああ、桜木君…」
(凄い…、本当に凄いよ桜木君、
毎日一生懸命練習したんだね)
安西、ニコリ。
「彼の進化は私の想像を超えていましたね」
高宮 「知ってた?」
大楠 「まさか。ビックリだよ」
野間 「アイツ…」
高宮 「洋平は?」
大楠 「実はお前だけは知ってたとか?」
洋平 「いや、全然」
高宮・大楠・野間 (ホッ…)
洋平 「…?」
そして代表候補メンバーも、
反応は様々。
牧 「なるほど、そう来たか」
赤木 「桜木め、つくづく面白い男だ」
花形 「各チームとも宿題が増えたな」
神 「アイツ、またパワーアップしたよ」
森重 「……。」
仙道 「やるじゃん、桜木」
樽瀬 「そうか、分かってたか」
佐戸 「ん? 何かあったか?」
樽瀬 「まあ、ちょっと」
佐戸 「…?」
樽瀬、苦笑いで続ける。
「とはいえ、あの撃ち方はちょっと予想外かな」
佐戸、すぐさま気付く。
「ああ、ジャンピングじゃなく、ジャンプとな」
代表候補メンバーは口々に感想を述べるが、
苦笑いも混ざりつつ、凡そは笑顔。
クラブとしては敵となり、代表枠の争いでも
ライバルとなる桜木だが、どういうわけか
一同、彼の成長を喜んでいるような空気に。
その様子を眺める記者席の3人。
彦一 「なんか、みんな嬉しそうや…」
町田 「そんな感じだな」
弥生 「ちょっと分かる気がするわ」
(表現は難しいけど、たぶんみんな、
心のどこかでは彼のファンなのかも…)
一方、
笑っていられないのは横浜Nベンチ。
三井、眉間にシワ。
「ったく、あの野郎…、よりによって、
こんな試合で初めて見せやがって…」
加藤 「高木、スリーも計算に入れろ」
高木 「分かってます」
屋敷、腕組み。
「しかし厄介だな、距離を詰めすぎると、アイツの
ドライブの一歩目に対応するのは難しくなる…」
三井 「チッ…」
(面白れえじゃねえかよ、桜木。
だが、俺はそのお前も攻略するぜ)
道谷、ここで情報提供。
《やはり桜木のスリーポイントシュートは、
これが初めてだったようです。公式記録には、
アテンプト(試投)の実績もありません》
塚本《はあ、このファイナルでいきなりですか》
道谷《そういうことになりますね》
岡浜、ニコリ。
《それを決めるあたり、スター性を感じますね》
『ビビーーーーーーーー!!!!!!』
ブザーが鳴り、両軍メンバーがコートへ。
横浜Nは、交代なし。
屋敷、加藤、高木、石井、ブラッグス。
対する東京Pは、交代あり。
小場、納和、与野、オズボーン、杉山。
「ええええーーーー!!!!!???」
「嘘ーーー!!!?」
会場各所から、
ある種、落胆のような声が。
「なんだよ、桜木引っ込むのかよ…!!!」
「もうちょっと見せてくれよーーー!!!!」
東京P・宇野監督、ニコリ。
「まあ、試合には作戦ってもんがあってね」
桜木、ニヤリ。
「騒ぐな、騒ぐな、また出るからよ」
与野、苦笑い。
「俺、全然歓迎されてねえじゃん…」
森尾 「日本代表候補の登場なのに」
棟川 「気の毒にな」
しかし、
さすがはベテラン・与野。
ザシュ!!!!
道谷《与野、さっそく決めました!!》
塚本《仕事をしますねえ》
コートに入って早々、ミドルシュートを決める。
「来たあああーーーーー!!!!!」
ガンガンガンガン!!!!
東京P応援席から声が飛ぶ。
「おおおおーーーー!!! さすが与野!!!」
「これぞ最強のバックアッパー!!!!」
与野 「ふぅ、これでひと安心かな」
杉山、手を差し出す。
「ナイス」
バチン!!
与野 「オウ!」
(俺は俺でしっかり活躍しないと。
まだまだ若いもんには譲らんぜ)
道谷《これぞ東京の層の厚さですね》
塚本、頷く。
《その通りですね。このタイミングでベンチから
代表候補選手が出てくるんですから脅威ですよ》
佐戸 「強い、さすがは東京」
樽瀬 「まったく」
赤木 「これで桜木はある程度の休憩を得る」
河田雅 「後半はフルタイム出場かもしれん」
牧 「しかもパワーアップ版でな」
仙道 「楽しみですね」
はたして、
前半は東京リードで折り返すことに。
『ビビーーーーーーーー!!!!!!』
2ndクォーター 終了
東京P 41
横浜N 37
ちなみに、与野はこの約4分で6得点。
与野 「ケッコーやったよな、俺」
森尾 「なんか、気にしてます?」
杉山 (色んな意味で恐ろしいな、桜木)
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1337) へのコメント一覧
与野さんいいキャラ過ぎでしょw
Kさんいつもありがとうございます!
第2クォーターなんと、なんとあの花道がスリーを決めた-!
良いぞ良いぞ!花道、道宮さん、塚本さん同様に興奮しまくってます!
花道のスリーが決まり動揺が隠せない横浜ネッツはボンちゃんをかわしブラッグスがシュートに行くが花道のブロックきた〜!だが、惜しくもファウルでネッツボールだがナイスブロック!
ここでオフィシャルタイムアウトが設けられる中花道のスリーを振り返る、安西先生、木暮さん、彩子さん、晴子さん、良いな!一緒に観戦したい。
対してスリーを分析する牧さん、赤木、樽瀬ら、この先の日本代表も楽しみになってきました。
タイムアウト明け、ネッツはそのままで、ペイサーズは花道を交代し与野さんを投入!早速入った与野さんがミドルシュートを決め逆転しました!良いぞ良いぞ〜!
2クォーターが終了し、4点リードのペイサーズ、そして短時間で6点しっかり積み上げた与野さん恐ろしや。ネッツはどう花道をとめるのか?ペイサーズはこのままの調子で行くのか?読めん全く読めん!田岡監督、是非両チーム分析しながら不安要素を。
ここは、後半開始でミッチーのスリーで幕開けて欲しいが、どうなることやら?ここは、深津が周りを生かしつつ、ミッチーのさらなる進化で花道を驚かしてほしい!
頑張れ!横浜ネッツ!頑張れ!
とはいえこの進化した花道をみたみんなの顔は笑顔で
きっと宮城、沢北、カマラもうれしく思っているでしょう。
でも流川だけは「あたりめーだ」と言っていそうですね
後半できっとある花道vs三井を楽しみにしておきます。
できれば東京が勝ってくれ
(´;ω;`)
それともそれすらも森尾との特訓や持ち前の吸収力で乗り越えていくのか
楽しみですね
武器が一つ増えたので、後半もジツリョクを魅せてくれ花道君!
いや〜、こちらもニヤニヤが止まらない(o^―^o)
あのフレーズ、
印象的でしたよね♪
こりゃ、マークマン大変ですね🥹
「俺、全然歓迎されてねえじゃん…」
森尾 「日本代表候補の登場なのに」
棟川 「気の毒にな」
この流れ好きw