東京ペイサーズ × 横浜ネッツ
3rdクォーター 1分40秒
東京P 43
横浜N 44
横浜N、三井寿のフローターシュートで得点。
後半はシーソーゲームの様相を呈してきた。
道谷《横浜、深津と三井の活躍が光ります!》
塚本《いや〜、2人とも本当に上手いですねえ》
岡浜《レベルの高いプレイの連続です》
感心しきりの放送席。
黄金世代の活躍ぶりは、解説を務める
百戦錬磨のレジェンドたちをも唸らせた。
そして、観客席の木暮は茫然。
「凄い…、本当に凄いぞ、三井」
彩子 「今日、一番活躍してるんじゃ…」
晴子 「まるで、あの時みたい…」
安西、ニコリ。
「そうですね、あの試合を思い出しますね」
堀田 「三っちゃん……」
(確信したよ。今日が、今日こそが、
三っちゃんの全国制覇の日だ…!)
堀田軍団、タオルマフラーを振り回す。
「うおおおおおおーーーーーーー!!!!」
「「「 三っちゃああああーーーん!!! 」」」
これに呼応するように、
横浜N応援席が沸き立つ。
「「「 ミ・ツ・イ!!!!!! 」」」
「「「 ミ・ツ・イ!!!!!! 」」」
「「「 ミ・ツ・イ!!!!!! 」」」
まさに狂喜乱舞状態。
彦一 「おおおお…」
握った手が震えている。
(これは、大学バスケの時と一緒や…!!
三井さんが会場をエキサイトさせとる…!!)
その頃、
会場VIPルーム。
「最高に盛り上がってますね」
「この興奮を生んだのは三井と深津だよ」
「ファイナルも黄金世代の見せ場となったか」
「いいことじゃねえか」
ニヤリ顔で椅子に腰かけているのは、
日本代表監督・大浜。
そして顎をさすりながら、感想を述べる。
「ここまでのところ、三井と森尾の勝負は
三井に軍配だな。どうやら1対1の能力は
三井の方が上とみてよさそうだ」
「大浜さんにハッキリそう言わしめるか」
「三井寿…、とんでもない逸材だぞ」
大浜、続ける。
「ただ、森尾は1対1も強えが、元々それで勝負する
タイプじゃねえんだよな。年取ってからは特によ。
チャンスを嗅ぎ分けて、キッチリと決めきるのが、
今のアイツのプレイスタイルだ」
「確かに…」
大浜、ニヤリ。
「ベンチの宇野も動かねえし、焦ったような顔にも
見えねえ。勝負のポイントはここじゃねえんだろ」
東京Pベンチの宇野。
「よし、デビッドソンとホームズ、
それから棟川と納和、交代しようか」
表情変わらず、淡々と指示を出す。
『ビビーーーー!!!』
コートに立つのは、
納和、森尾、桜木、ホームズ、杉山の5人に。
ゲームコントロールの力では棟川に譲るも
サイズとパワーに秀でる納和がガードに入る。
そして、外国人枠は技巧派のホームズに。
記者席の弥生が分析。
「純粋なPGがコートから消えたわね。ただ、
オールラウンダーのホームズが入ることで、
5人のバランスは絶妙に保ってるわ」
町田が頷く。
「納和の役割は、どちらかというと守備かな。
おそらく深津のポストプレイを封じにいった」
大浜 「宇野め、いたって普通に進めてやがる」
事実、
横浜Nの派手な活躍とは裏腹に、
スコアに大きな優劣は認められない。
3rdクォーター 残り5分
東京P 50
横浜N 52
道谷《シーソーゲームが続いています》
塚本、ニコリ。
《横浜はMAXともいえるパフォーマンスですが、
東京が崩れないのも、これまたさすがですねえ》
そして、岡浜のコメント。
《東京はメンバーを上手く交代させながら進めて
この状態ですからね。主力選手のプレイタイムは
明らかに横浜の方が多いので、終盤の勝負所で
この差が出てくる可能性もありますよ》
道谷、頷く。
《スコア上は接戦でも、東京有利かもしれないと
いうことでしょうか。ここからのベンチワークも
注目してまいりましょう》
若い力を軸に絶好調の横浜、
それでも安定感を保ち続ける東京という展開。
そして、深津と三井の活躍は止まらない。
ビッ!!
道谷《ボールが外に出る!!!》
塚本《三井君ですよ!!》
桜木軍団、叫ぶ。
「ああああーーー!! マズイ!!!!」
「ミッチーに撃たせるなああああ!!!」
東京Pディフェンスがチェックに出るが、
ビッ!!
三井、そこからパスを捌く。
「……!!!!!!!」
道谷《トップの深津へ!!》
塚本《撃ちますよ!!》
キュキュッ!!!
東京Pディフェンスが動くが、
ビッ!!
深津、シュートモーションからパス。
三井へのリターン。
町田 「再び三井…!!!」
弥生 「空いた!!」
桜木軍団、頭を抱える。
「ぐわああああああああーーーーー!!!!」
ザシュ!!!!!
3rdクォーター 残り4分30秒
東京P 50
横浜N 55
道谷《三井のスリーーーーーーー!!!!!!》
岡浜《いやあ、外れませんねえ》
横浜N応援席、総立ち。
「うおおおおーーーーー!!!! また来た!」
「三井が止まらねええ!!!!!」
洋平 「すげえな…」
晴子 「分かってはいたけど…」
彩子 「ホントに凄い人ね」
木暮 「どんな舞台でも輝く男だよ」
右手を挙げて歓声に応える三井。
このルーキープレイヤーは、
後半戦、間違いなく一番の声援を浴びている。
その様を眺める桜木、
握ったコブシが震えている。
(ぐぬぬ……)
そこに三井が、ニヤリ顔でひと言。
「おい、5点差に開いたぜ」
「……!!!!!」
桜木、吠える。
「コラアア!! モーリーー!!!
やられっ放しじゃねえか!!!」
宇野 「おっと、ご立腹か」
与野 「三井の活躍がご不満のようで」
棟川 「さあ、森尾はどう返す?」
森尾、いたって冷静。
「すまんな、桜木。だがバスケにはこういう
時間帯もあるもんだろう。いまは獲られたら
獲り返していくしかない」
桜木 「ぬ…」
この会話、どうやらベンチにも聴こえた模様。
棟川、ニヤリ。
「言ってることは合ってるんだが、しかし、
点を獲られてる森尾自身がそれを言うかよ」
与野 「見たこともない黙らせ方だな」
宇野 「ははは、確かに」
記者席の彦一には、依然落ち着いた雰囲気の
東京Pベンチが不気味に映っていた。
(これだけ三井さんにやられまくっとるなか、
まったく焦っとる感じがない…。宇野さんは
笑顔まで見せとる…)
その後、森尾の台詞を体現するかのごとく、
東京Pはコツコツと返していく。
バス!!!!
3rdクォーター 残り4分10秒
東京P 52
横浜N 55
道谷《杉山がゴール下を決めます》
塚本《変わらず、東京は手堅く点を獲りますね》
代わって、横浜Nのオフェンス。
応援席は当然のように三井のシュートを望む。
まるで外れる予感のない三井のシュートを。
「三井で行け!!!!」
「いまなら外さねえぞ!!!!!」
桜木 (うるさい…!!!!!)
そして、三井は勢いのままに撃つ。
ビッ!!!!
「「「 スリーーーーーーー!!!! 」」」
横浜N応援席、三本指を掲げて立ち上がる。
そのボールがリングを通過することを確信し、
大騒ぎの準備を始める。
ショットクロック残り17秒、
まったく時間をかけずに放ったこのシュートは、
ガン!!!!!!!!!
リングに弾かれた。
「あああ…」
観衆が腰を下ろす。
ガッシイイ!!!!
リバウンドは東京P、
ホームズがしっかりとボールを掴んだ。
宇野 「お、やっと外れた」
棟川 「やれやれ、ですね」
VIPルームの大浜がつぶやいた。
「気を付けろよ、横浜」
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1340) へのコメント一覧
にしてもミッチー、ぴょん吉コンビはマジ不気味なわ
敵に回したくねぇ
ありがとうございます!
立春になる、春になる、暑い季節に向かっていく!
よろしくお願いします!!!!!
ドリブルのスキルやクイックリリースだったら、三井になるし
フリーになる技術や超ロングシュートだったら、神になるから
やっぱり、桜木や杉山との連携(森尾を含めて、誰が点を取るか読めないみたいな)になるのかもしれないけれど
深津と三井(や他の選手)との連携プレイだって、凄いものがあるから、どう違いを見せていくのか
ちょっと読めないな、こりゃあ
Kさんいつもありがとうございます!
待ちくたびれましたよ!
日本のエース森尾さんをとめ、1VS1から絶妙のタイミングで交わし花道のヘルプをあのヘナチョコシュートでかわす三井寿!あの時の止められない感じほんとすごい!木暮さんや安西先生同様こちらもミッチーの活躍にニンマリしてます!
この活躍をVIP席から見るドリームスの大浜監督
が森尾さんとミッチーを見て分析する。この戦いはどちらに微笑むか?
圧倒的ネッツが有利な状況でも焦らない宇野監督は森尾さん、花道、杉山の3トリオを残し、肉弾戦得意な納和、スリーが得意なホームズを投入します。
落ち着いたように見えるが、それでも横浜はとまらず、三井から深津、スリーを意識させ、リターンからの三井がスリーを決め5点差に広げました!
やられているモーリーだが、コツコツ返していくペイサーズが不気味です。そして、勢いのままスリーをミッチーが撃つがおしくも外れてしまう。
この展開にベンチで話す、キャップと監督。恐ろしい恐ろしい。今ではない勝負の時、果たして?
手作りマフラーをいつも通りブンブン振り回す堀田番長、組長、大統領、団長には笑いました笑
頑張れ!横浜ネッツ!
100%とはいかないんですよね
ジンジン
イラついてますなあ。
もう爆発は無いかな
大浜たちの読みを裏切るのがミッチーでしょ
いやでもノッてるから体力は関係ないはず
背番号38と言えば誰?を募集し始めてから1年が経過してしまいました。
もはやこの企画は打ち切りでも仕方ないとも思いますが、結果発表だけでもしていただけないでしょうか?
それともヘロヘロでも決める山王戦の再来??
それを国内プロの決勝で日本代表レギュラー相手にやるんだから凄いことだ
ただ、勝敗はともかくチームとしての強さはやはり東京の方だよね。三井深津の大活躍と桜木の悔しがりが目立っているとは言え、点差はほぼ離れていない
花道君!リバウンドを征する物は...ですよ。周りの疲れが溜まる頃、君の出番です💪
絶対優勝してくれペイサーズ。
ここから目が離せない展開になるはず!?
次の更新も期待して待ってます!
ご無理なさらずに♪
三井が活躍すればするほど、嬉しさとやっぱり負けてしまうのではという不安でドキドキしています。
三井の調子が一旦落ち着きそうなので、次回以降の展開が気になります!
お身体に気をつけられて、次回の更新もよろしくお願いします!
かけあいじゃないから成立はしてるけど。
kさんオリジナルの選抜県予選の海南?
それとも原作の中学MVPの試合?でもこの試合は晴子さんは見てないだろうし。
誰か教えてください
横浜は三井が呼び込んだ流れに完全には乗り切れないまま
終了したように感じてしまう。多分ここからは横浜が我慢の時間だから
あんま離されないように頑張ってほしい。でも花道にも
活躍してほしいからなぁ。最後に2点差までなら三井、桜木、深津、森尾が決めそうだけどどっちを勝たせるんだろう?
原作の山王戦ではないかと思います!
インカレのvs関西で一部以外から理解されずに批判されたままの三井がようやく報われる展開を作者は描きたいに決まってるから
ここから森尾の反撃→やっぱベテランは凄い→三井完全覚醒
安西先生との話だから、まあ原作の山王戦だとは思いますが、あの試合は決勝戦とかでもないし、三井に限らず、さらにレベルの高い大学のステージに出て大活躍してるから、そちらが選択されても自然とも思いますけどね。
ボールを取りに行く三井に
安西先生「諦めたら、そこで試合終了ですよ」
それを聞いた三井は、目をつむり思い出す
三井「安西先生、バスケがしたいです」
読めない展開ですが、今から反撃でしょうか!?
更新待ってます♪