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  • 2026年02月18日20:30

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(305) リメイク版

※この記事はリメイク版です
リメイクの経緯はコチラ
元記事はコチラ


インターハイ神奈川県予選

Bブロック決勝
湘北 × 津久武


1stクォーター 残り3分

湘北 29
津久 13


ルーキー、荒石淳也がコートに入った。


PG 宮城
SG 天崎
SF 流川
PF 桜木
C 荒石


宮城 「よし、走るぜ」


桜木 「オウよ」

流川 「ウス」

天崎 「ハイ」

荒石 「あいよ」



観客席の海南。

腕組みの神

「見たことないな、一年生かな?
背丈は流川、桜木くらいありそうだな」

清田 「そしてどうやら、態度もデカイ」


この会話に、一年生・一ノ瀬が加わる。

「荒石淳也、デカイだけじゃなくて
身体能力も相当高いですよ」


清田 「知ってるのか? 一ノ瀬」

一ノ瀬 「同じ中学です」


清田 「なに? アイツも全中に出たのか?」

一ノ瀬 「いや、バスケ部じゃないです」


清田 「ケッ。なんだ、素人かよ」


一ノ瀬、返す。

「バスケ部じゃないですが、ハンドボールで
相当鳴らしてました。身体能力は高いですよ」


神、頷く。

「なるほど、別競技の実力者か。
未経験でもナメない方がいいな」


そして、高頭。

「その通りだぞ。お前らは恐ろしい素人を
一度経験しているだろう」


清田 「ぐむ…」 

(認めたくはねーが…)


神 「はい」



そして、コートでは、



バッシイイイ!!!!

「おおおおーーー!!! 桜木のブロック!!」



清田 「お!」

神 「またカウンター来るか?」



宮城 「走れ!!!」


ビッ!

前線へボールを放る。



湘北の速攻、発動。



彦一 「仙道さん、来ますよ!!!」

仙道 「ん?」


ダダッ!

桜木、流川、天崎、荒石が、一気に飛び出す。


津久武の守備陣を一瞬で置き去りにする。


仙道 「な…!?」

田岡 「なんだと…!!」



観客も度肝を抜かれる。


「は……!!!!」

「速あああーーーーーーーい!!!!!!」



そして、



バス!!!

流川のレイアップが決まる。


湘北 31
津久 13



「うわああああああーーーーー!!!!」

「なんだ今の速攻はーーーー!!!!!!」

「津久武は誰も追いつけなかったぞ!!!!」

「速すぎる……!!!!」




さらに、湘北による、個の身体能力を生かした
戦術はその後も続く。




キュキュ!!!!


宮城 「さあ、ディフェンス!!!」

一同 「オウ!!!」


キュ!! キュキュ!!!




彦一 「オールコート…!!?」

田岡 「なに!?」



湘北、高い位置からディフェンスを仕掛ける。



清田 「ゾーンプレスか!?」

神 「いや、違う」



仙道 「オールコート・マンツーマン」


田岡 「フルコートだと!?」 

(安西先生、これは…!?)



湘北ベンチの安西、ニコリ。

「さあ、ドンドン仕掛けましょう」



キュキュッ!!!

ボールマンに宮城がプレッシャー。


そして、やや距離を置いた位置で
天崎がタイミングを図っている。

(チャンスと見たら、一気に仕掛けてやる)


残りのメンバーも適度なポジションをとる。



流川はもちろん、桜木&荒石も
しっかりとした位置取り。



キュキュ!!


両手を挙げて守備体勢の桜木。

「自分の相手とボール、
両方が見える位置だよな、オヤジ」


津久武はディフェンス網から逃げようと動くが、

キュキュ!!!!


湘北ディフェンスは、
すべての動きに即座に対応。

桜木と荒石は常にボールと相手を
視野に入れる場所取りを保つ。


荒石、ニヤリ。

「デケエのが相手なら、
スピードで負ける気はしねえ」



――  オールコート・マンツーマン


宮城、流川、桜木、天崎、荒石、
この5人の圧倒的な身体能力を生かすべく、
安西が用意したプランだった。


主力に1年生を含み、決して成熟度は高いとは
言えないチームに、連係の奥深いゾーンプレスを
叩き込む時間はなかった。

そこで安西はマンツーマンを選択したのである。




高頭、腕組みで目を見開く。

「しかし、マンツーマンだって、
そう簡単にできるものじゃないぞ…」


田岡も同じ表情。

「しかも、桜木、荒石という素人を抱えた上で…」

(安西先生…、またどんなマジックを…?)



マジックなど使ってはいない。



安西が、桜木と荒石に出した指示は一つだけ。

「自分のマッチアップ相手とボールの
両方が見える位置にいつもいること」


これだけだった。



湘北ベンチの安西、
再びニコリ。

「君たちなら、その規則さえ守れば
あとは何とでもなります」

(それだけの能力が君たちにはある)



前線には宮城、天崎、流川という、
経験も能力もある選手。

もちろんオールコートのマンツーマンの
動き方は分かっている。


後列には、桜木と荒石が
ただ一つの規則にのっとり陣取る。

それだけだが、圧倒的な身体能力で、
相手をフリーにさせない。



晴子 「凄いわ、桜木君も荒石君も」

彩子、ニコリ。

「まあ、あの子達のマッチアップ相手は
基本的に大型選手だからね。身体能力で
太刀打ちできるビッグマンなんていないわ」




キュキュ!!!


宮城がプレッシャーをかける。



越野 「行った!!」

彦一 「宮城さんが仕掛けた!!!」



「うわ…!!!」

津久武ガード、慌てて前にボールを放る。



バシイイ!!!


流川が飛び出してカット。


「おおお、獲った!!」

「湘北、スティーーール!!!」



彩子 「よーーーっし!!! 流川!!!」

晴子 「ナイスカット!!!!」



ダム!!!


流川、自らドリブルイン。


「クソ!! 止めろ!!!!」

津久武、流川をチェックに行く。



が、



スッ


流川、すかさず横にさばく。




「ナイスパーーーッス!!!」

天崎が受け取りレイアップ。



バス!!



湘北 33
津久 13


 
「決まったあああーーーーーー!!!!!」

「湘北、連続得点!!!!」




宮城 「よーーっし! まだまだ行くぞ!!!」


「オウ!!!!!!!」



湘北、再びオールコートでの
マンツーマンディフェンスがスタート。




ザワザワ…


「す、すげえ、湘北…」

「このスピードは普通じゃねえぞ…」




彦一 「なんや、これ…」

田岡 「湘北は新しい武器を手に入れたか」


清田 「や、やるじゃねーかよ…」

高頭 「今年も湘北は強いぞ」



キュッ!!! キュキュッ!!!


湘北、走りに走る。


圧倒的スピードで相手を凌駕し、得点を重ねる。


バシイイ!!

「今度は天崎のスティーーーール!!!!」


バス!!!!

「流川、来たああーーーーー!!!!」




彩子、驚愕しつつ微笑む。

「ハ、ハマッたわね…」



安西 「これが今年の湘北だ」




続く



-


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