Kの部屋 - バスケ/息子物語
https://knoheya.blog.jp/
編集者・Kが「スポーツ」「漫画」「テレビゲーム」などなどを大いに語っております。
「スラムダンクの続きを~~」はINDEXから読むと便利です
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バスケ記事あとがき/息子物語
https://knoheya.blog.jp/archives/51998759.html
どーーーも!!!復活のKです。…って、意味わからんですね(笑)。えーっとですね、コロナ禍のアレコレやら体育館の改修工事やら色々あってミニバスの下級生コースの指導がずっと止まっていたのですが、それがこのほど解決しまして、練習が復活したのですよ。いやあ、本格...
jungle123
2020-08-30T13:18:00+09:00
バスケ/息子物語
復活のKです。
…って、意味わからんですね(笑)。
えーっとですね、
コロナ禍のアレコレやら体育館の改修工事やら
色々あってミニバスの下級生コースの指導が
ずっと止まっていたのですが、それがこのほど
解決しまして、練習が復活したのですよ。
いやあ、本格的な6年生のバスケは勿論楽しいけど
未熟なチビッ子たちの練習も楽しいものです。
てなわけで、今日はミニバス的な「あとがき」を。
かつての人気コーナーでございました
「息子物語」のハナシです。
↓
息子が幼稚園の頃に書き出した連載ですので、
もうかれこれ8年以上も前のことなんですね。
※いまや中3だもんなあ(しみじみ)
えらいもんで、「息子の船出」と銘打った
第1回の記事はなんとコメント158件(わお!)、
なんとも多くの方にウチの息子は応援されて
おったわけです。
んで、いま読んでみると、なかなか面白い
(いや、自分でいうのもアレですが:苦笑)。
全然シュートが届かないのを何とかするのとか
レイアップシュートを叩き込んだ件とか
練習中に泣いた日のハナシとか
まあ、なかなか山あり谷ありのストーリーです。
因みに上記は、わしがまだコーチになる前の話。
バスケ好きの父親として、息子と遊んでいたころ。
そしてその後、この年の秋頃「見習いコーチ」に
なるのですが、その際は色んな意見を頂きました。
「親がコーチなのは子供にとっては辛い」
「自分の子供を教えたいだけのコーチはNG」
そんな感じでしたかね。
あれから8年、
わしはまだミニバスのコーチをやっております。
もちろん息子はとっくに卒団しております。
気付けば「チーフコーチ」という肩書もついて。
そう、決して自分の子供を教えたいと思って
指導者の活動を始めたわけじゃないんですよ。
改めて言うことでもないですが、
わし、バスケが好きなんです。
教えている子供が上手くなるのを見るのが幸せで、
一緒に試合のベンチで発狂するのも幸せで(笑)。
息子が小4の時の「フレッシュ大会」なんて
スゴイ1日だったなあ、といまでも思います。
↓ここから4話続く連載型日記です。
よく指導者仲間とこんなハナシをします。
「まさか40歳を超えてこんなにのめり込むモノが
出来るとは思わなかったよね」と。
「もはやこれは第2の青春だ」と。
いまなお続く指導者・Kの冒険、
まあ色々楽しくやらせてもらっております。
そういえば、
「息子さんはまだバスケをやってるの?」的な
質問をもらったこともあったかしら。
この「息子物語」を更新しなくなったこともあり
もしかして辞めたのでは? 的なことを思った
方もいらっしゃったようで。
安心してください、やってますよ。
※安村さんみたいだな(笑)
今年が中3ってことで、残念ながら最後の大会は
コロナ禍で潰れちゃいましたが、
一応「副部長」なんぞを務めておりました。
先日チラッと聞いたら、高校でもやはり
バスケ部に入るつもりのようです。
別にとんでもないスーパープレイヤーに
なってたりはしませんが、依然バスケは好きで
いまもバスケ仲間といつも遊んでおります
(もう引退したんで、バスケ仲間と遊んでるのは
バスケじゃなくてソシャゲなんだけど:笑)。
5年生以降のハナシは、もうちょっと経ったら
思い出しながら書いてみようかしらね。
なかなか良い思い出になっておりますので。
そんな息子物語。
意外と、順番に読んでいくと
手に汗握るアドベンチャーだったりしますよ
(んなわけあるか)。
お暇ならご覧ください。
ではでは。
↓
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息子物語/バスケットマンへの道(28)
https://knoheya.blog.jp/archives/51913605.html
こんばんは。
突然思い出したように定番企画を更新する男・Kです。
今日は息子物語を。
なんとこのコーナー、昨年12月から放置していたようで。
⇒過去記事はコチラから
息子、ただいま5年生、
今年度は前半だけ試合に出られるようになりました。
※「前半だけ出場」の...
jungle123
2016-11-07T16:29:31+09:00
バスケ/息子物語
突然思い出したように定番企画を更新する男・Kです。
今日は息子物語を。
なんとこのコーナー、昨年12月から放置していたようで。
⇒過去記事はコチラから
息子、ただいま5年生、
今年度は前半だけ試合に出られるようになりました。
※「前半だけ出場」の理由はコチラをご覧ください。
チームの中で最も背が小さく、大きな子と対峙すると
劣勢に立たされてしまう息子ですが、
持ち前のシュート精度はまずまずな感じでして、それなりに機能し、
得点もちょびっと記録できるようになってきています。
と言いつつ、
しかし、圧倒的にサイズのハンデがあります。
たとえ技術で上回っていたとしても、上級生には体の大きさと身体能力で
負けてしまうシーンがままあり、やはりバスケという競技では苦戦中です。
カベですね。
自分より後から入団した子に、ポジションを奪われることもあります。
試合の前半にすら出られないこともあります。
くやしい思いも何度もしているでしょう。
※小学生だと、5年生と6年生の1歳って、かなり大きな差を生みますからね。
やっぱり体の強さが全然違います
でも、これもバスケ、これもスポーツです。
決して平等じゃない。勝負の世界ですから。
わしのところは家系的に、背が伸びる時期が遅い傾向があり、
最終的にはまあまあ大きくなる血筋なのですが、小学生の間は
この「身長」という数字に苦労し続けると思います。
因みに、わしの家は父親も弟も180cmあります。叔父(故人)は186㎝でした。
が、みんな背が伸びたのは、中学・高校です。小学生の時は小柄でした。
※わしは173cmなので、我が家では小さな部類なのですが、
そのわしも高校3年間で身長が15cm伸びているので
やっぱり遅咲きの家系であります。
ということで、しばらく身長のハンデはあります。
ただ、これでいいかな、とも。
小学生の間に、体が大きくて、技術がなくても相手を抜ける、
相手に勝てる、というプレイで進むより、自分より大きな相手に対して
技術で頑張るという時期を過ごしたほうがよいと思うので。
今後、中学・高校・大学・プロ(そこまで行くかどうか知らんけど)と
進む中、自分が一番大きくて強い、という状態にある可能性は
果てしなく低いでしょう。
バスケの世界で生きていけば、190㎝、200cmの大きなプレイヤーが
周辺に現れるのは必然であり、息子はほぼ間違いなくそういう選手より
体が小さいはずですから。
本気の本気でこの道を進んでいけば、いつか外国人ともやり合うわけです。
いよいよサイズと身体能力では負けてしまうでしょう。
なので、
今の時期に、サイズと身体能力で勝負するバスケに慣れてしまうと
あとから苦労すると思うのです。
だからOK。
いまの苦労は全然OK。
ドリブルやシュートはちゃんと上手くなっています。
ちゃんと日々成長しています。
頑張りなさい、息子よ。
いまは悔しい思いも経験しながら、毎日練習して乗り越えなさい。
来年、6年生になった時には、いまの経験が絶対に生きるから。
そして、その後のバスケ人生も「あのときチビでよかった」と
思うことになるから。
さあ、今日も練習頑張れよ。
I love basketball!!!
「あとがき」へ
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息子物語/バスケットマンへの道(27)
https://knoheya.blog.jp/archives/51888260.html
こんばんは。
編集者・Kであり、
減量者・Kであり、
そしてコーチ・Kとしても、お馴染みの(?)Kです。
今日は久々の「息子物語」いきましょか。
ということで、こんばんは、コーチ・Kです(もうええっちゅうねん)。
※夏のフレッシュ大会の記事から、更新止まっており...
jungle123
2015-12-07T22:04:19+09:00
バスケ/息子物語
編集者・Kであり、
減量者・Kであり、
そしてコーチ・Kとしても、お馴染みの(?)Kです。
今日は久々の「息子物語」いきましょか。
ということで、こんばんは、コーチ・Kです(もうええっちゅうねん)。
※夏のフレッシュ大会の記事から、更新止まっておりましたね
⇒その時の記事はコチラ(泣いたという声、意外と多数)
あの時、4年生以下のメンバーを率いて背番号4を背負った息子は、
いまは上級生に混ざってレギュラークラスで毎日練習しているので、
当然ながら下っ端に逆戻りしております。
公式大会や練習試合の時は、先輩たちのシューティングのボール拾いなんかを
一生懸命やってますよ。テーブルオフィシャルの勉強もしていますし、
スコアブックも自分でつけられるようになっています(意外と覚えるの早かった)。
いわゆる裏方・サポート系の仕事からですね。
※お馴染みの親友くんはもう5・6年に交じって試合に出てますが
(早く彼に追い付きたいデス!!!)
普段試合に出られない子を対象とした「サテライトゲーム」にはチョコチョコ
出場していますが、そこで大活躍しているかというと、そうそう甘くはなく、
そのゲームにも5・6年生がたくさんいるので、4年生で体の小さな息子は
まだまだ苦戦中です。
んで、ごくごく稀に、5・6年生のレギュラーゲームに出ることもあります。
第4クォーターで30点リードがある時、とかね。
まあ、そこでもまだまだ活躍はできませんが、何事も経験ですから。
なんだかんだでもう12月、チームとしても来期のことを少しずつ考えるように
なってきています。今年の6年生は凄く強くて、素晴らしいシーズンを送って
いますが、一方で6年生が強いということは5年生以下になかなかチャンスが
回ってこないことでもあり、来年はまたイチからスタートでもあるのです。
息子は、一応「4年生でユニフォームをもらっている2人のうちの1人」なので、
来期はそれなりに出番があると思いますが、でも小学生ですから、
アッという間に他の子も上手くなるし、ガタイのいい新人が入ったりすれば
それだけで脅威だし、ウカウカしてちゃいけません。
なんというか、まだ体がグッと強くなる時期に入っていないんですよね。
自分もそういう時期が遅かったのでよく分かります。
いまは全然体格がないのを、ある程度の技術で
なんとかカバーしているというところです。
※さすがに幼稚園年長の3月からバスケをやっているので、ドリブル技術は
まずまずのものがありますし、シュートも4年生の中では凄くキレイです。
ただ、小学4年生ですから、成長の早い子と遅い子で、
体の強さ、身体能力の差が如実なんですよね。
技術はあっても、元々の素材がいい子にはやっぱり苦戦するんです。
わしは5年生くらいから急に体が強くなり始めました。
いきなりドッジボールを遠くに投げられるようになったり、
ボールを蹴ったらえらいスピードで跳ぶようになったり、
それまでできなった動きがドンドン出来るようになって。
んで、メシを食う量が異常に増えてね。
息子もそういうタイミングが間もなく来ると思うので、
それまでは辛抱しながらとにかく技術をドンドン身につけるしかないです。
大きな子と1対1をした時なんかは一歩であっさり抜かれちゃうし、
リバウンドも全然勝てないし、色々悔しい思いもするだろうけど、
まあ、スポーツってそういうもんですから。
練習したらいきなり結果が出るもんでもないですから。
ということで、バスケの技術は日々成長してはいるものの、
アスリートとしての成長は、もうしばらくお待ちください、なのが
今の息子ということです。
※あ、さすがに練習を頑張っているだけあって持久走の成績は
グイーンとジャンプアップしたようです。
1年生~3年生までは、学年15位~25位くらいをウロウロしていたのが、
今年は3位に躍り出たようなので。こっちは早期に結果が出ましたな(イエイ!!)
どこかのタイミングからまたグイグイ伸び始めるんだろうなあ。
背も伸びて、体も強くなって。
早く来ないかなあ、その時。
と思ってたら、最近メシの量が増えたみたいなんで、そろそろかしら?と期待も。
てな具合で今日はこのへんで。
ではでは。
次へ
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息子物語/バスケットマンへの道(26)
https://knoheya.blog.jp/archives/51876583.html
息子物語、今回もフレッシュ大会のハナシです。
いよいよ最終話です。よろしくお願いしまっす!!
※第1話はコチラから
※第2話はコチラから
※第3話はコチラから
第3戦を勝利で飾り、戦績を2勝1敗とした我がチーム。
息子の親友くんが率いるチームは4戦全勝で全試合を終...
jungle123
2015-08-03T23:55:04+09:00
バスケ/息子物語
いよいよ最終話です。よろしくお願いしまっす!!
※第1話はコチラから
※第2話はコチラから
※第3話はコチラから
第3戦を勝利で飾り、戦績を2勝1敗とした我がチーム。
息子の親友くんが率いるチームは4戦全勝で全試合を終えました。
我々も負けてはいられません。3勝目を目指し、最後の戦いに挑みます。
『ビビーーーーーーーーーー!!!!!!』
ブザーの合図とともに、息子たちがコートに出ていきます。
わし 「マッチアップは自分たちで決めろ」
普段は「○○が4番、○○が7番」と、わしが指示を出すのですが、
最終戦は子供たちに任せました。
子供たちは、これまでのゲームを観ているので、
誰がどういう選手なのかは、おおよそ分かっています。
そのうえで身長や背番号も確認しつつマッチアップを決めます。
※この大会は大体背番号の数字が小さい選手の方が好選手です
息子は偉そうに「○○が5番で、○○が8番、俺は4番につく」と、
チームメイトに指示をしておりました。なかなかキャプテンらしい
動きであります。いいぞ、いいぞ、そうやってドンドン喋れ。
果たして、最終戦スタート。
最初のシュートは、息子のストップ・ジャンプシュートでした。
フロントコートにボールを運び、ディフェンスを抜いて、
フリースローライン付近から、すかさず放ちました。
わし 「おお!! 来たか!!?」
ガン!!!
失敗。
「オーケー、オーケー!! それでいい!! 撃っていけ!!」
「外れてもドンドン撃てよ!!!!」
ベンチからコーチ陣が声をかけます。
あくまでも前向きに。シュートミスを怖がるようになってしまっては
思い切ったプレーができません。撃ったことを褒めます。
そういえば、
息子は第1戦を除き、すべての試合で最初のシュートを撃っています。
そして、第2戦(ミドルシュート)、第3戦(ストップ・ジャンプシュート)と
その最初の1本を決めています。
※因みに第1戦も、最初のシュートは決めました
この第4戦も、最初のシュートは自分で撃ちました(外れたけど)。
これでいいと思います。
背番号4の意味を少しは考えながらプレーをしたのかな、と。
ポイントガードが、最初のシュートを外角から決めるの、
わし、ケッコー好きです。で、そのファーストシュートは、
やっぱりストップ・ジャンプシュートがいいですね。
何度もこのブログでは書いてきましたが、
ストップ・ジャンプシュートを武器に、1試合で20得点10アシストを
稼ぐスーパーポイントガードこそ、わしの理想とするプレイヤーです。
この日の息子は、それのミニチュア版みたいなプレーが
できていたんじゃないか、と思っています。
このゲームも接戦となりました。
息子は後半アタマに、ディフェンスをかわしてレイアップシュートを
決めましたが、あとのシュートは全て外れてしまいました。
途中からは、明らかに疲労により精度を欠いていました。
それでもドンドン撃っていましたね。それでいいでしょう。
チームで最もシュート力があるのですから、撃っていいのです。
これも勉強だと思います。
疲れてくると遠いシュートの確率が落ちてしまう。
そういう中でもシュートを決められるだけの体力が今後は必要になる。
練習、頑張れよ、息子。
これからは、試合終盤でもシュートを決められる選手になるんだぞ。
そして、
『ビビーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!』
試合終了のブザー。
スコアボードは、14‐9。
我がチームの3勝目が記録されました。
「いよーーーっしゃああああああ!!!!!!!」
ガッチリとコーチ陣と握手。
4戦全勝のAチームのコーチ陣とも握手。
終盤、12‐9の3点差まで追い上げられましたが、
最後にもう一度突き放し、最終戦を見事に勝利で飾りました。
最後まで集中力を欠くことなく、よく頑張りました。
素晴らしいゲームでした。
昨年、この大会は2チーム合計、1勝7敗でした。
今回は、7勝1敗です。圧倒的な大躍進です。
「応援ありがとうございました!!!!!」
子供たちも大喜びで、保護者に挨拶。
大きな拍手が子供たちに注がれます。
閉会式終了後、
息子に声をかけました。
やはり疲れた顔をしています。
さすがに5分ハーフのミニサイズゲームとはいえ、
1日で4試合を戦ったのですから、それはもう疲労困憊でしょう。
そういえば、息子は、大会中はほとんど笑顔を見せませんでした。
開会式直後、屈辱の涙となったフリースロー大会から1日が始まり、
その後、試合に勝ったときですらも笑いませんでした。
相手ベンチへの挨拶や、すぐ次のゲームのテーブルオフィシャルの準備など、
試合後すぐに慌ただしい時間となるため、喜ぶ暇もなかったのでしょう。
と、全4試合が終わるまでは、1試合ごとに感情を解き放つ
こともできなかったのでしょう。
ほとんど接戦だったので、気を緩められる時はなかったですし。
あるいは、今日1日、背番号4を背負い続けるプレッシャーも
あったかもしれません。
わしに呼ばれて、トコトコと歩いてきた息子も
やはり、笑顔はありませんでした。
息子の丸刈りの頭をワシャワシャと掴み、
「今までで一番いい試合だったぞ」
と伝えました。
息子が笑いました。はじめて笑いました。
もうひと言、加えました。
「上手くなった」
息子は笑顔で選手たちの輪に戻っていきました。
1年生、ドリブルをしただけで拍手を浴びました。
2年生、シュートを一本決めました。
3年生、主軸メンバーに指名されながら活躍できませんでした。
そして、4年生、
悔し涙で始まり、仲間達に慰められながら始まった大会は、
笑顔で終了しました。
後日、
ビデオで確認しました。
■1試合目
・ストップ・ジャンプシュート
■2試合目
・ミドルシュート(チームファーストゴール)
・エンドラインからのスローインに飛び込み、ゴール下シュート
・ミドルシュート
■3試合目
・ストップ・ジャンプシュート(チームファーストゴール)
・速攻の先頭を走って、レイアップシュート
・リバウンドからのゴール下シュート
・速攻からのゴール下シュート
■4試合目
・ディフェンスを抜いて、レイアップシュート(後半ファーストゴール)
合計、18得点(プレイタイム=32.5分)。
過去3年の大会で合計2点だったことから考えると素晴らしい成長ではありますが
(と、普通に32分で18得点という記録は、相当にいい数字ではありますが)、
一方で、あの悔し涙の後に目標設定した得点「20」には、
ゴール1本分届きませんでした。
この日、何本も外したシュートがあります。
そのうちのひとつでも決まっていれば、達成だったということです。
つい先日、息子に得点数を告げました。
息子は「え? そうだったの?」とビックリした表情をし、
その後、うつむき、涙を流し始めました。
しばらく泣きやみませんでした。
どうしても20点獲りたかったのでしょう。
「外したシュートが何本もあっただろ。
そのなかのどれかが決まっていれば、20点だったんだよ」
泣きながら頷く息子。
「これからも一生懸命練習しろ。もっと練習して、もっと上手くなれ」
泣きながら頷く息子。
やはり課題は残りました。
自分がキャプテンを努めた大会は、4試合で3勝1敗と目標を
大きく超える戦績を残しましたが、20得点という個人目標には
わずかシュート1本分届きませんでした。
また、フリースロー大会も最後まで頂点に立つことはできませんでした。
ただ、これで終わりではありません。
これからは、フレッシュ大会ではなく、本戦での戦いが始まります。
息子は5年生・6年生とキャリアを重ね、何十・何百という試合を
経験していくことになります。1年後、2年後、県大会・関東大会まで
闘いは続いていくかもしれません(いや、続かせてみせます)。
そして、中学、高校、さらにその先もバスケ人生は続きます。
いつかまた、この日は届かなかった目標と共に、
大きな舞台のコートに立つ日が何度も来るでしょう。
まだまだ続くぞ、バスケ人生。
頑張れ、息子。
I love basketball !!!
次へ
※フレッシュ大会編を1から読み直すにはコチラからどうぞ
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息子物語/バスケットマンへの道(25)
https://knoheya.blog.jp/archives/51875872.html
最後のフレッシュ大会のハナシ、第3弾です。
※第1話はコチラから
※第2話はコチラから
見事に念願の1勝を挙げた我がチーム。
息子も1本シュートを決め、なにより自分のドリブルキープで
ゲームを作り、味方の得点をうまく引き出しました。
ポイントガードの役割をしっか...
jungle123
2015-07-29T21:10:51+09:00
バスケ/息子物語
※第1話はコチラから
※第2話はコチラから
見事に念願の1勝を挙げた我がチーム。
息子も1本シュートを決め、なにより自分のドリブルキープで
ゲームを作り、味方の得点をうまく引き出しました。
ポイントガードの役割をしっかりと果たしたと思います。
上々のスタートです。
一方、Aチームは、親友くんが爆発します。
フリースロー大会4連覇の勢いそのままに、ドンドン得点を重ね、
さらに味方への効果的なパスも配給し、完全にゲームを支配。
1試合目から2ケタ得点を記録し、もはやその存在感は「異次元」。
まるでひとり中学生が混ざっているかのような、
圧倒的なプレーを見せ、大量リードで初戦勝利を飾りました。
両チームとも白星発進です。
こりゃAチームはヘタしたら全勝できるぞ……!!!
分かってはいたが凄過ぎるぞ、親友くん。これは行ける!!!!
迎えたBチームの第2戦。
ここは強かった…!!
相手チームに、体の大きな(背も幅も)子が何人かいて、
技術は劣っていなくても、どうしてもフィジカルで負けてしまう。
息子もボールを奪われることはあまりないのですが、
抜くことができず、なかなかチャンスメイクできません。
また、相手のエースがダブルチームじゃないと止められないくらいに
突進力のある子で、大苦戦の展開となります。
※息子は自ら「相手のエースは自分がマークしたい」と、
わしに直訴してきました(まあ、止められなかったんですが)。
初戦を制していたことで、子供たちの緊張は割りとほぐれていたのですが、
この大きなフィジカルの差もあり、またもやビハインドを背負っての
スタートとなりました。
相手は体が強い。
中に突っ込んでいっても点を獲るのは難しい。
という、難しい展開のなか、
最初に点を決めたのは息子でした。
パワフルなインサイド陣に対し、外からの攻撃。
スリーポイントラインの少し内側のミドルシュート。
割と難しい中距離ながら、実は息子の好きなカタチ。
ザシュ!!!
一本目のシュートを決めました。
「っしゃああああーーーーーーーーー!!!!!!」
「それだ!! それ!!!!!」
そして、息子自身としては1大会の得点記録更新。
※いままで3年間で2点しか獲ってなかったので(笑)
さらに息子のアウトサイドシュートは後半も炸裂します。
ベースライン沿いでした。
※息子は、本来難しいはずの角度のない位置のシュートがなぜか得意
休日の校庭で何度も何度も撃ってきた、ミドルシュートです。
小学1年生の頃から、ワンハンドシュートを撃たせていました。
その分、両手で撃っている他の子より飛距離が生まれず、
昨年のフレッシュ大会ではエアボールもかましてしまいましたが、
それでもわしは徹底してワンハンドで撃たせてきました。
「絶対にこれがお前の武器になる」と。
フレッシュ大会、4度目の挑戦でついに実を結びました。
今後もアウトサイドシュートは息子の大きな武器となるでしょう
(ウチの息子、背が低いしね)。
このゲームは最終的に敗れてしまいますが、
一度は2桁得点差という大量リードを許しながらも、
全員で巻き返し(終盤の雪崩攻撃は見事だった)、16-21の惜敗。
内容的にはナイスゲームでした。
これで戦績が1勝1敗の五分となります。
ここから巻き返すのか、それともここから連敗を喫してしまうのか。
次が大事なゲームです。
因みに、息子たちがダブルチームで止めるのが精いっぱいだった
相手のエースの子は、ウチのAチームと戦った際は
親友くんに0点に抑えられていました。やっぱりスゲーな、親友くん。
あの画は、息子にとっていい刺激になったはずです。
続く第3戦、
我がチームに2勝目が生まれます。
この第3戦は、息子が「得点」でチームを引っ張った試合となりました。
開始早々、ストップ・ジャンプシュートで先制点すると、
速攻からのフィニッシュシーンに顔を出したり、
まさかまさか、リバウンドからのゴール下シュートまで決め、
チーム総得点の半分を1人で稼ぐという、大活躍。
ここまで、Aチーム3勝0敗、Bチーム2勝1敗、
共に「目指せ1勝」だったチームが、予想以上の大躍進です。
選手はもちろん、我々コーチ陣も、保護者の皆様も最高のムードに。
毎年のように子供たちが惨敗する姿を観てきた我々にとっては、
普段は味わえない空気。わしも楽しくて仕方がありません。
そして第4戦。
Aチームが先に試合を終えます。
親友くんを途中温存しながらも、見事に勝利、4戦全勝。
1度も負けずに全試合をクリアしました。快挙です。
それから30分後、
我がチームの最終戦の時間となります。
ありがたいことにこのゲームは今大会自体の最終戦でもあり、
会場の全員が注目する中での試合となりました。
Aチームは全勝で大会を終えました。負けてはいられません。
試合3分前、息子たちが円陣を組みます。
そこに、
先に試合を終えていたAチームのメンバーも加わりました。
全員集合です。
「よっしゃ、最後だぞ!! 腹から声出せ!!!」
「絶対勝つぞ!! 行くぞ、行くぞ!!」
両軍合計25人の子供たちに、コーチ陣も加わり、
30人を超える巨大な円陣が誕生します。これはかなりの迫力です。
息子「行ーけ、行っけーーー!!」
全員「行ーけ、行っけーーー!!」
息子「押ーせ、押っせーーー!!」
全員「押ーせ、押っせーーー!!」
~~~
「っしゃああああ、行くぞおおおおーーーーー!!!!!!!!」
最高の空気が出でき上がりました。
大音量を体育館に響かせ、いざ出陣です。
次へ]]>
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息子物語/バスケットマンへの道(24)
https://knoheya.blog.jp/archives/51875869.html
今回の息子物語は、
フレッシュ大会のハナシ、前回の続きです。
※前回の話はコチラ
屈辱の涙で始まった、最後のフレッシュ大会、
いよいよ本戦が始まります。
因みにですが、
我がクラブの今大会のテーマは「目指せ1勝」でした。
昨年は2チーム合計8試合のうち、1勝し...
jungle123
2015-07-23T22:01:25+09:00
バスケ/息子物語
フレッシュ大会のハナシ、前回の続きです。
※前回の話はコチラ
屈辱の涙で始まった、最後のフレッシュ大会、
いよいよ本戦が始まります。
因みにですが、
我がクラブの今大会のテーマは「目指せ1勝」でした。
昨年は2チーム合計8試合のうち、1勝しか記録できていません。
息子がいるチームは4戦4敗で大会を終えています。
今回はせめて両チームで1勝ずつは記録したい、勝たせてやりたい
それがコーチ陣の願いでした。
戦力を2チームに分散させているので、どうしてもチーム力は
落ちてしまうんですよね。合体していれば、毎年そこそこの
成績を残せると思うのですが、一方で、子供たち1人1人の
出場時間は大幅に減ります。出場できない子供もたくさん出るでしょう。
我がクラブは、戦力の充実よりも、たくさんの子供に出場機会を
与えることを優先しているので、伝統的に2チーム構成なのです。
全敗覚悟で2チーム構成です(実際、全敗の年もたくさんありました)。
目指せ1勝、あわよくば2勝――
大会スタート。
第1試合、さっそく息子が所属するBチームのゲームです。
わしはこの日「ヘッドコーチ」なので、赤い腕章をつけ、
ベンチの一番手前に座ります。
隣りにコーチが2人、そして選手たちが並びます。
コートを挟んで向かいにもベンチが並んでおり、
そこは観客席です。我がBチームの保護者の皆様が並んでおります。
コートでは、子供たちが円陣を組み、我がクラブ伝統の掛け声タイム。
子供たちの円陣の中心には息子がいます。よく声が出ています。
息子「行ーけ、行っけーーー!!」
全員「行ーけ、行っけーーー!!」
息子「押ーせ、押っせーーー!!」
全員「押ーせ、押っせーーー!!」
~~(まだまだ続きますが、割愛)
試合に向けての気持ちの切り替えはできているようです。
っと、まだまだ油断は禁物ですが。
円陣からベンチに戻ってきた子供たちに対して、
わしが、第1ピリオドの5人を告げます。
※この大会は5分ハーフルールですが、途中に「給水タイム」が
設けられているため、実質2.5分×4ピリオドに近い形式で
行われます
わしは全選手に伝えました。
「今日はミスをしてもコーチは絶対に怒らないぞ。
とにかくドンドン行け。練習でやったことを全部やれ」
「ハイ!!!!!」
※まあ、整列ができなかったり、挨拶をしなかったりしたら
ボロクソに怒るんですけどね
最初の2分30秒を戦うメンバー5人がコートに向かっていきます。
背番号4の息子も、その5人に入っています。
第1戦、
浮足立っているのか、いまいち子供たちの動きに元気がありません。
あれよあれよと、2本のゴールを許し、0-4とされてしまいます。
これ、実は結構な差です。
フレッシュ大会は、おおよそ1試合で10点~20点あたりが相場で、
互いに一桁得点で終わる試合も珍しくありません。
5分ハーフ(合計10分)と1試合の時間が短いうえに、
技術的に未熟なだけに、ノーマークでも割りとシュートが外れるので、
得点が伸びにくいのです。
早々に4点もリードされるのは、なかなかマズイ立ち上がりです。
しかも、相手は得点後、最前線からディフェンスを仕掛けてきます。
山王工業が湘北戦で見せた「オールコートプレス」を思い出してください。
あれのスモール版だと思っていただければいいかと思います
(実際にはゾーンプレスではなく、マンツーマンなので、
山王のプレスとは少々違いますが)。
4年生以下の子供たちはこれに面食らうと、なにもできなくなり、
ボールをドンドン奪われ、大量得点を許してしまいます。
フレッシュ大会ではよくある光景です。
※一方で、2チームに分散している我がチームは、プレスを突破する
運び方を練習する時間も個々の能力もなく、ある程度強いチームには
本当にボコボコにされてしまいます。
「やばい、これは全敗コースに繋がってしまう」と、
いきなりだがタイムアウトをとってしまおうかと思ったその時、
息子が相手チームをドリブルでスイスイと抜き始めました。
「おおおおおお!!!!????」
4点をリードし、勢いに乗ってディフェンスに来る相手チームを
息子が抜き去り、そこからボールが回り、守備の裏へ大きなパス。
そして、前を走っていた3年生がシュート決めました。
「よおおおーーーーーーーっし!!!!!!」
さらに、相手の攻撃を防いだ後、同じ3年生の子が決め同点に。
「よーーーっし、同点!!!!」
「よしよしよし!! ナイスプレー!!!」
ベンチも観客席も一気に盛り上がります。
前からのディフェンスに対し、息子はボールを奪われませんでした。
そうか、そうだよな。
そういや、そうだよな。
息子は、他の4年生たちより一足早く、2月からレギュラーコースの
練習に混ざっています(因みに、Aチームの親友くんも、
Bチームの息子のチームメイトも1人一緒に)。
ありがたいことに、練習試合では、5・6年生の普段試合に出られない子と
一緒にサテライトゲームに出場させてもらっているので、
これよりも激しいディフェンスを浴びたことが何度もあるのです。
カモにされたことも何度もあります。高学年の子からすれば、
4年生の、しかも背の小さな息子は恰好のターゲットなのです。
だが、今日は抜けます。
息子は気づいたのだと思います。
いま目の前にいる4年生以下の選手の守備なら抜ける、と。
そして、2つのシュートを引き出した後は、
息子の出番です。
ビッ!!!
ドリブルインから、ストップ・ジャンプシュートを放ちます。
パスを2本出した後、今度は自らシュートです。
ザシュ!!
これを見事にゲット。
「しゃああああああーーーーーーーーー!!!!!」
3年間で記録した全得点「2」に、いきなり並びました。
第1試合の第1ピリオドで得点が生まれました。
これで一気に肩の力が抜けるに違いありません。
※わしも肩の力が抜けたわ(笑)。点を獲ってない間って
やけに焦るからね。で、余計にシュートが入らなくなるし
キャプテンの逆転弾で試合をひっくり返しました。
ベンチも観客席も活気づきます。
こうなると、今度はウチが試合を呑みこむ番です。
我が軍のターンがやってきました。
逆に前線からディフェンスを仕掛け、元気よく試合を進めます。
息子が休んだ第2ピリオドのメンバーもよく頑張り、
僅差ながら、リードを保ったまま、後半に突入。
後半は、前半では1ピリ・2ピリに分散していた主力選手を
全員集めて、最強メンバーに変更します。
4年生3人、3年生2人という構成です(前半は2年生も出ていました)。
ここから息子は、ガードとしてゲームをコントロールします。
第2ピリオドでゲームメイクを担当した同じ4年生のガードと
一緒にボールを運び、時には自分でもゴールを窺いつつ、
味方にパスを配給します。
チーム最長身の4年生と、もう1人のガードの4年生がゴールを重ね、
リードを広げます。
後半は、全選手が躍動しました。
当然、後半は相手の戦力も上がるのですが、息子はボールを奪われません。
ガード2人の連携、そして自らのドリブルキープでボールを守ります。
息子は体が小さく、特別足が速いわけではないので、
スピードでグイグイ抜くというよりは、しっかりボールをキープする、
という表現の方が正しいでしょう。
緩急と間合いの取り方で相手を抜いていました。
観客席側にいたAチームのコーチに後で告げられました。
「あの抜き方は『技術』ですね。相手との距離をモノにしてますね」
おいおい、いつの間にそんなものを身につけていたんだ。
※いや、まあ緩急のドリブルは確かに教えたんだけど、
ついこの間まで全然できてなかったのに…
そして、
歓喜の瞬間が訪れました。
『ビビーーーーーーーーーーー!!!!!』
14-6。
第1戦、勝利です。
「うおおおおおおおーーーーーーーーー!!!!!!!!」
わし、アニマル浜口さんか、松岡修造さんかというガッツポーズ。
同時に、ベンチに入った2人のコーチと固い握手。
息子はゲームメイクと、自らのシュートで2得点をあげ
勝利に貢献しました。
目指せ1勝の大会で、初戦勝利を飾ることができました。
滑り出しは上々であります。
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息子物語/バスケットマンへの道(23)
https://knoheya.blog.jp/archives/51875850.html
こんばんは、Kです。
先日、息子物語の第一章が終わりました。
以前の記事で伝えた(コチラ御参照)、
4年生以下のフレッシュ大会を先週末に終えまして、
いよいよ5.6年生と一緒のレギュラーコースのバスケに移行したのです。
息子のバスケは第二章に突入しました。
と...
jungle123
2015-07-22T23:57:33+09:00
バスケ/息子物語
先日、息子物語の第一章が終わりました。
以前の記事で伝えた(コチラ御参照)、
4年生以下のフレッシュ大会を先週末に終えまして、
いよいよ5.6年生と一緒のレギュラーコースのバスケに移行したのです。
息子のバスケは第二章に突入しました。
ということで、今回は第一章の最後となる、
フレッシュ大会のお話です。
この大会は4年生以下の選手を対象とした大会でして、
つまりは4年生の息子はこれが最後の出場となります。
我がクラブのジュニアコースの子供たちにとっては、
練習の成果を見せる集大成の大会です。
なので、集大成の前にコチラを読んでいただくと、よいかと思います。
・1年生の時の思い出⇒公式戦デビュー/フリースロー大会
・2年生の時の思い出⇒2年目の試合/フリースロー大会
・3年生の時の思い出⇒3年目の夏
さて、息子にとって最後のフレッシュ大会、
我がクラブは例年通り2チームでの出場(仮に「A」「B」としましょう)で、
息子が入ったBチームは、わしがヘッドコーチで、息子がキャプテンです。
Aチームは、このコーナーにいつも登場する親友くんが率います。
彼が圧倒的な主軸として、ゲームを引っ張るチームスタイルです。
一方、我がBチームには親友くんのようなスペシャルな選手はいないので、
全員バスケで戦うことになります。そのなかの背番号4が息子です。
今回は、普段は午前の部と午後の部の間に行うフリースロー大会が
開会式直後に実施されるという、ちょっといつもと違うパターンでした。
このフリースロー大会、息子はいつも密かに燃えています。
小柄な男ですが、シュートには自信があるからです
(実際、4年生以下のなかではかなりフォームもキレイです)。
これまで親友くんに一度も勝っていません。
昨年、クラブのクリスマス会のフリースロー大会で初めて勝ったのが
唯一の勝利で、公式大会は全て親友くんが制しています。
迎えた4度目の決戦、
またも息子は敗れてしまいました。
しかも、これまでよりも早い段階で脱落してしまい、
決勝に残るどころか、まだ5~6人も残っている段階で、
グループから弾かれてしまったのです。
同じクラブの仲間達がまだ何人も残っているなか、息子は早々に
「シュートを外した子の列」に並んで、仲間達を応援する立場に
回ってしまいました。
そして、
今回のフリースロー大会も親友くんが制し(凄すぎるぜ、オイ!!)、
1位から3位を我がクラブの子供たちが独占するという、
最高の形で幕を閉じたのですが、そこに息子はいませんでした。
わしは、ベスト3のメンバーに拍手を贈りつつ、
チラッと息子の顔を見ました。
泣いていました。
息子は、1年生から4度挑戦し、結局最後までフリースロー大会を
制することができませんでした。最後のチャンスも逃したのです。
開会式直後の実施となったフリースロー大会、
まだ、バスケを1試合もしていないのに早くも涙です。
そこに、
子供たちが駆け寄ってきました。
最初に声をかけたのは、大会のサポートに来てくれていた5年生でした。
何を話しているのかは聴こえませんでしたが、肩に手をかけ
息子に声をかけています。上級生が助けに来てくれたのです。
5年生、お前らがいてくれてよかったよ、と思いつつ
その光景を眺めていると、今度は同じBチームのメンバーも
息子の肩を抱いて声をかけはじめました。
息子に勝ってフリースロー大会2位になった子も、そこにいました。
声が聴こえました。
「勝負はこれからだぜ」
そう、本戦となるゲームは、まさにこれから始まるのです。
フリースロー大会がこの日のメインイベントではありません。
勝負はこれから――
泣きじゃくるキャプテンを、他のメンバーが励ましています。
チームを引っ張っていくはずの背番号4が、逆にみんなに助けられています。
わしも息子を呼びました。
息子は号泣しています。
わし 「悔しいか」
息子が頷きます。
わし 「だったら、試合で20点獲れ。悔しさを全部ぶつけろ」
「はい!」
息子は、泣きながら、歯を食いしばって返事をしました。
20得点――
ハッキリ言ってとんでもなく高いハードルです。
息子は、これまでの3回の大会、3年間の合計で
たったの2点しか記録していません。
1年生時は、ドリブルをしただけで拍手をもらい、無得点。
2年生時は、合計10分程度の出場で、2得点。
3年生時は、フルタイムに近い27分の出場で、無得点。
※フレッシュ大会は5分ハーフ(つまり1試合=10分)のゲームを4本実施します。
合計40分のゲームタイムで、おおよそ1試合のうちの3/4は主力が出場するので、
大体30分前後が4年生のプレータイムとなります。
30分で20得点は、大人のバスケ選手でも簡単な数字ではありません。
それを、これまで3年間で2点しか獲っていない息子に指示したのです。
今日とほとんど同じプレータイムをもらっていた3年生時でも
0点だった息子に。
そして、いよいよ本戦が始まります。
息子は、活躍できるのでしょうか。
あろうことか、我がチームの初戦は、1試合目。
屈辱の涙から回復するための時間もまともにないなか、
いきなり試合に臨まねばなりません。
精神面のコンディションとしては最悪といっていいでしょう。
これで試合が出来るのだろうか。
背番号4のプレーができるのだろうか。
漫画や映画ならば、このあと大活躍して幕を閉じるのでしょうが、
残念ながら、いま立っているコートにシナリオはありません。
神様がご褒美を用意してくれている保証はありません。
勝負の世界は甘くはありません。
最後のフレッシュ大会は、不安だらけのスタートとなりました。
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息子物語/バスケットマンへの道(22)
https://knoheya.blog.jp/archives/51871915.html
こんばんは。
期間限定ヘッドコーチ・Kです。
はい、意味の分からん書き出しとなりましたが、
わし、このたび我がミニバスクラブのジュニアコース(4年生以下)の
年に一度の公式戦「フレッシュ大会」のヘッドコーチに就任しました。
※クラブの監督ではなく、あくまでも...
jungle123
2015-06-09T23:08:00+09:00
バスケ/息子物語
期間限定ヘッドコーチ・Kです。
はい、意味の分からん書き出しとなりましたが、
わし、このたび我がミニバスクラブのジュニアコース(4年生以下)の
年に一度の公式戦「フレッシュ大会」のヘッドコーチに就任しました。
※クラブの監督ではなく、あくまでもフレッシュ大会のヘッドです
しかも、我がクラブからは2チーム出場するので、ヘッドが2人います
(おうおう、詳しい説明をするにつれ、どんどん価値が薄れていくぜ…)
フレッシュ大会は7月下旬にあるので、それまでの間だけ、
わし、ヘッドコーチ・Kです。
で、2チームのうちの1つを預かることになったわけですが、
今回はちょっとエキサイティングでして、我がチームのキャプテンは
なんと、息子であります。栄光の背番号「4」です。
う~ん、今後のバスケ人生で一生背負うことのない番号かもしれんから
いっぱい写真撮っておこう(笑)。 ※いやいや、何度も背負いますよ!!
・ヘッドコーチ:わし
・キャプテン:息子
黄金コンビ、キタコレ!!(何がどう黄金なんだよ!!)
もう一方のチームのキャプテンは、この息子物語に何度も登場する
親友くんです。もう、レギュラーメンバーに混ざって公式戦に
出場するようなスーパーマンです。ウチの息子とは随分差があります。
このフレッシュ大会、1チームしか出ないハナシだったならば、
息子は背番号4を背負うことはなかったでしょう。
前回(小学校3年生時)は親友くんと同じチームで戦いましたが、
今回は親友くんとは分かれ、共にチームのキャプテンとなります。
お互い好成績を残そうじゃないか。オウ!!!
というなか、
先日、練習試合がありました。
県内の強豪クラブとの練習試合です。
我がクラブのジュニアコースメンバーにとって今年初の試合です。
いやあああああ、やられた!!!!!
コテンパンにやられました!!!!!
相手チームも2チーム構成だったのですが、ウチとは違い、
上級チームと下級チームに分かれています(ウチは均等分け)。
その上級チームが、まあ強い、強い!!
4年生以下にも関わらず何人もの選手が既に5・6年生と一緒に
公式戦に出ており、ウチとは全然レベルが違いました。
ウチは、レギュラーのゲームに出ているのは親友くんだけなので
(それだけウチは6年生が実力者ぞろい、ということでもある)。
相手上級チームにまともに太刀打ちできるのは、その親友くんだけで
あとはボールを持てばすぐに奪われ、リバウンド勝負になれば
根こそぎ全部もっていかれ、シュートを面白いように決められ、
惨敗を喫してしまいました。
強いよ!! 強いぜ、チクショーーー!!!
こりゃ、たいそう凹んでおるだろう、と子供たちに感想を聞いたところ、
みんな揃って「楽しい!」と。
みんな笑顔で「もっとやりたい!」と。
相手下級チームには勝つことが出来たので、そのことかと思ったら、
いやいや、マジでボッコボコにされたあのゲームも楽しかったんだと。
そうか、そうだよな、初めて他のクラブと試合したんだもんな。
お父さん・お母さんの前で試合したんだもんな。
結果は残念だったけど、試合をしたこと、それ自体がお前らにとっては
最高に楽しい時間だったんだな。
お前らが正解だよ。
練習試合で負けてちょっぴり凹んだわしこそが、バスケットボールを
楽しむことを忘れていたのかもしれん。教えられたよ。
息子も普段ほどのプレーを披露できませんでしたが、
やっぱり楽しかったようです。
まあ、キャプテンになってみんなに頼られるなんて初めてだもんな。
1年生からクラブにいる息子は、いつも一番小さな選手でした。
そして、いざ自分がジュニアコースの中の上級生になったら、
今度は他の子より早くレギュラーコースに進むことになり、
やっぱりまた一番小さな選手に逆戻り。
自分がチームの軸で、みんなに頼りにされるというのは、
4年目にして初めてなのです。
この間の練習試合では100%満足なプレーはできなかったが
(いや、まあまあのプレーも出てたけどね)、まあ練習試合ですから。
本番は7月の公式戦、そこまでに課題を解消して、いいゲームを
しようじゃないか。
わしはジュニアコースのコーチなので、レギュラーメンバーの公式戦で
ヘッドコーチを務めることはありません。息子が6年生になって
公式戦でプレーすることになっても、そのチームのヘッドは
わしではありません(わしより100倍経験のある凄い監督がいますから)
当然、息子が中学・高校・大学と進んでいく中で
わしがそのチームのベンチに入ることもありません。
息子が小学校を卒業したら、息子の試合時にわしが座るのは観客席です。
わしと息子のバスケ人生はこれからまだまだ十年・二十年と続きますが、
今回のこの大会が、わしがベンチに座り、息子がキャプテンとして
出場する最初で最後の大会となります。
大事なのは、結果じゃないんです。
勿論試合は勝ちにいきますし、勝つために戦いますが
(息子がショボイプレーをしたら凄い顔で吠えるでしょう)、
それよりも年に一度の公式戦、そして息子の最後のフレッシュ大会を
本当に楽しみたいと思っています。
これが終われば、息子は完全にレギュラーコースの一員となるので、
わしが息子のバスケを見る機会はほとんどなくなります
(まあ、今もほとんど見てないんだけど)。
息子物語の第一章が終わるような感じですね。
※まあ、第五章くらいからが、ホントのバスケ人生だと思うけど
そんなことはいま小学生の息子は勿論分からんですから
っし、頑張ろう。そして、楽しもう。
わしもヘッドコーチ、頑張ります!!!
I love basketball!!!!!
ではでは。
次へ
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息子物語/バスケットマンへの道(21)
https://knoheya.blog.jp/archives/51869838.html
こんにちは。
3カ月ぶりの息子物語です。
前回お伝えした通り、ただいま息子はクラブのレギュラーコースに進み、
6年生・5年生と一緒に練習しております。
※4年生でレギュラーコースに参加している子は息子を入れて3人います
わしはジュニアコースのコーチなので、息子の...
jungle123
2015-05-20T00:17:52+09:00
バスケ/息子物語
3カ月ぶりの息子物語です。
前回お伝えした通り、ただいま息子はクラブのレギュラーコースに進み、
6年生・5年生と一緒に練習しております。
※4年生でレギュラーコースに参加している子は息子を入れて3人います
わしはジュニアコースのコーチなので、息子の練習はあまり見ておりません。
今どのくらいのレベルにあるのかを完全には把握できておりません。
というなか、
先日、練習試合を観に行ったのですが、
いやいやいや、自分が予想していたよりも随分上達しておりました。
※いや、まだまだひ弱なところがあるのは否めないですが
息子が出場するのは、「サテライトゲーム」と呼ばれる、
普段出場機会のない選手たちのためのゲームなのですが、
この間は、息子が司令塔的に動いておりました。
サテライトゲームで6年生の子がいない場合など、
面子によっては「息子が一番ボールを運べる」という
ラインナップの場合があるようです。
聞いてみたところ、どうも自分でボールを運ぶのが好きなようです。
ガードですよ、ガード。ポイントガード。
これはアレですよ、つまりわしがずっと昔から希望している
「1試合で20得点・10アシストを記録するスーパーポイントガード」
という場所を息子も目指し始めたということですよ。
※いや、息子はそんなことひと言も言ってねえですけど
まあ、背が低いですからね(クラスで3番目だか4番目に小さい)。
そりゃポジションはガードになりますわな。
技術的な面はずっと重点的に鍛えているので(フィジカル的な成長は
もう少し後だろうから、とにかく今は「上手くなること」を意識して
息子に接しております)、なかなかのものになってきています。
あとはもうちょっと試合でのプレーに迫力が出ればね。
体が小さいし、闘志剥き出しになるようなタイプでもないので、
わりと上手いんだけど怖くはない、みたいなのが今の息子です。
最近はやっとルーズボールやリバウンドなどにも意識を向けるように
なってきたかなあ。いままではコボレ球が目の前に来ても
動かなかったですからね(ああいうのはよく叱ったもんだ)。
というわけで、
ボールを運ぶプレーは順調に成長しております。
さあ、次は得点ですよね。
そろそろサテライトではたくさん点を獲れるようになりたいので、
シュート力を上げていかないとね。
目指す場所は、
1試合で20得点・10アシストを記録する…(もうええっちゅうねん)。
筋力のない今は難しいことですが、個人的にはストップ・ジャンプショットが
バッシバシ入る選手になってもらいたいので、今度校庭で一緒にバスケを
やる時は、それを叩きこもうかな、と。
しかし、子供ってやっぱりドンドン成長しますね。
この間、一緒にバスケやってた時にふと気付いたのですが、
いつの間にか、連続レッグスルーをダムダムやれるようになってたからね。
昨日は7号球でもやれてましたよ。
おいおい、ついこの間まで最高記録が「2回」だったのに。
やるじゃねえかコノヤロー。長州コノヤロー。
わしと1対1で勝負できるようになるのはいつなんだろうなあ。
※今は身長差が40センチありますし、技術的にも身体能力的にも
わしの方が上なので、さすがにボコボコに勝ってしまいます
わしは肉体的にはこれから衰えていくことになっちゃうんだけど、
息子はこれからグイグイ伸びます。まだサイズも能力もグイッと伸びる
時期が来てないので、どこかで「おおおお!!」っとビビるような
成長期が来るでしょう。それが楽しみです。
わしと息子、2本の折れ線グラフが近づき交差するポイントはいつなのか。
そして、そこを過ぎると、息子はわしをドンドン突き放していくわけです。
「いやあ~、父ちゃんお前にはもう敵わねえよ」
早く言いたいです。
と言いつつ、あっさり負けるのもムカつくので、もうちょい自分も
練習しておこうかな、なんて思う今日この頃。
夜もクソ寒くはなくなってきたから、ウォーキング・ジョギングくらいから
始めましょうかね(バスケ云々の前に運動不足が問題だわ)。
待ってるぞ、息子。
早く1対1をガチでやろうじゃないか。
I love basketball!!!!!
ではでは。
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息子物語/バスケットマンへの道(20)
https://knoheya.blog.jp/archives/51861718.html
土曜の朝、眠い目をこすりながら体育館に向かうわし。
アシックスのベンチコートにジョーダンのリュック、
バッシュに履きかえるのが楽なので足はサンダル。
冬のシーズンのいつものスタイルです。
「おー、寒い、寒い」と、手をスリスリしながら体育館に入り、
子供たちの...
jungle123
2015-02-24T01:52:12+09:00
バスケ/息子物語
アシックスのベンチコートにジョーダンのリュック、
バッシュに履きかえるのが楽なので足はサンダル。
冬のシーズンのいつものスタイルです。
「おー、寒い、寒い」と、手をスリスリしながら体育館に入り、
子供たちのいるコートに入ります。
「Kコーチ、おはようございまーす!!」
「コーチ、遅刻ーー!!」
朝から元気ハツラツの子供たち。
そこに、息子の姿はありません。
っと、辞めちゃったわけじゃないですよ(笑)。
暗いハナシじゃございません。嬉しいお知らせです。
我が息子、先日ジュニアコースを卒業したのであります。
わしは、下級生&入団して間もない子供たちを対象とした
ジュニアコースで、コーチとして活動しております。
おおよそ対象は幼稚園児から4年生で、テーマは「バスケットボールを
好きになってもらうこと」です。明るく楽しく、時にちょっと厳しく
小さな子供たちを指導しています。
現在3年生の息子は、昨年末までココにいました。
入団したのが幼稚園年長の3月だったので、3年近くの期間を
このジュニアコースで過ごしたことになります。
その息子が先月、レギュラーコースへ進むことになりました。
我がミニバスクラブにおける恒例のパターンは、
4年生になって、夏に開催されるフレッシュ大会に出場後、
レギュラーへ行くという形なので、息子はちょっぴり早い進級です。
因みに、息子物語ではお馴染みの超絶上手い親友君もほぼ同じ時期に
進級しております(親友君は既にレギュラーメンバーとして公式戦にも
出場しているので、息子とは存在感が大違いですが)。
まあ、特別早い子は2年生のときに進級したりするので、
息子はとんでもなく早いわけじゃございません。早くから入団した子は
わりとこれくらいのタイミングでレギュラーにいくものです。
で、行ったはいいが、まだまだ5・6年生と一緒にまともにプレーできる
わけじゃないので、駆け出しの状態でございます。
ということで、
ジュニアコースのコートに息子の姿はないのです。
いやあ、すげえ寂しいかと思ったのですが、そうでもないですね。
息子がいようがいまいが、やっぱり楽しいです。子供とバスケをするのは。
保護者の方には「Kコーチも一緒にレギュラーに行ったらどうですか?」
なんてことも言われるのですが、いやいや、わしはジュニアのコーチですから。
まだルールも全然知らないわ、ドリブルだって満足にできないわ、
レイアップなんてもってのほか、という子供たちを教えるのが仕事ですから。
これはこれで醍醐味があるんですよ。わしはみんなの「初めてのレイアップ」の
成功現場に立ち会えるんですから(いや、マジで結構感動するんだぜ、これ)。
平日は練習に参加できないですし、娘もいるので休日をすべてバスケに捧げる
わけにもいかないですし、わしにはジュニアがちょうどいいのです。
なにより、息子を教えるために指導者になったわけではないですから。
たくさんの子供たちとバスケを楽しみ、そして自分もいろんなことを学ぶために
指導者になったのです。ええ、仕事以外にも自分の場所があるのはいいものですよ。
毎週のように、土日には練習試合が組まれていて、息子も帯同しているのですが、
わしはジュニアのコーチなので、試合のベンチには入りません。
たまに保護者席で観戦することはありますが、レギュラーに口出しは
しないようにしています。中途半端はよくないですからね。
で、
練習試合の際、息子は「サテライトゲーム」と呼ばれる、普段試合に出られない
子供たちのためのゲームに出場するのですが、これがまた面白い。
確実に、毎週プレーがよくなってるんですよ。
日々成長していることがよくわかります。ホント、何事も経験ですね。
いまは練習試合の後に、撮影したゲームを観るのが楽しみのひとつなんです。
いい感じのレイアップシュートが決まったときなんて、ビデオを止めて、
奥様に「おい、見たか、いまのイナズマドライブ!」と繰り返し見せたり
(完全なアホやないかい、わし)。まあ、家ではお父さんなんですよ(笑)。
※そういや、特に指示したわけじゃないのに、息子は練習中、わしのことを
「お父さん」とは呼ばないな。TPOをわきまえてるのか??
これからドンドン上手くなるんだろうなあ。
もともと技術的には同学年のなかではイイモノを持ってるんで
(いやあ、相当叩き込みましたからね:笑)、あとは試合での戦い方、
自信をもってプレーするメンタリティが身につけば、というところです。
これからユニフォーム争い、スタメン争い、いろいろあります。
いよいよ栄光と挫折のバスケロードが始まりますが、まあ楽しんでいこうや息子よ。
YES!!
I love basketball!!
ではでは。
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息子物語/バスケットマンへの道(19)
https://knoheya.blog.jp/archives/51856263.html
こんにちは。
約3か月ぶり、久々の息子物語です。
2014年の息子物語はこれが最後の更新でございます。
今回は12月23日の思い出をば。
その日、我がミニバスクラブではクリスマス会が開催されました。
プレゼント交換やら、コーチや保護者と一緒に楽しむスプーンリレーやら...
jungle123
2014-12-29T05:18:50+09:00
バスケ/息子物語
約3か月ぶり、久々の息子物語です。
2014年の息子物語はこれが最後の更新でございます。
今回は12月23日の思い出をば。
その日、我がミニバスクラブではクリスマス会が開催されました。
プレゼント交換やら、コーチや保護者と一緒に楽しむスプーンリレーやら
色々楽しい催しがあるなか、息子にとっては、ひとつ「勝負」もありました。
夏のフレッシュ大会、冬のクリスマス会で実施される「勝負」。
そう、フリースロー大会であります。
この物語にちょくちょく登場する親友君との戦いの舞台。
⇒親友君がどんな子なのかは、コチラでご確認を
ゲーム中のプレーでは全く歯が立たず、コテンパンにされる息子ですが、
フリースローなら話は別です。ウチの息子は体が小さいこともあり、
ゲームでの活躍はまだまだなのですが、シュートはなかなかのものがあります。
フォームは小3にしてはキレイだし、確率もまずまずです。
本人もおそらくある程度の自信があるのでしょう。
フリースロー大会は毎回優勝する気で臨んでいるように見えます。
そんなフリースロー大会、これまでは、
1年夏=2位 (優勝は親友君)
1年冬=2位 (優勝は親友君)
2年夏=3位 (優勝は親友君)
2年冬=実施されず
3年夏=3位 (優勝は親友君)
という結果でございました。
親友ハンパネーな、おい(笑)。
いつも息子は親友君に勝てませんでした。
親友君との決勝まで辿り着く前に負けた時などは号泣しておりました。
というなかで迎えた5回目の勝負。
息子はついにフリースロー大会で優勝しました。
親友君は集中力を欠いてしまい早い段階で消えてしまいました。
ユニフォームを着て色んなクラブの同学年選手と戦う夏の勝負に比べ
クラブ内のクリスマス会ってのは、いささか真剣勝負の空気が薄いのは確か。
親友君も負けても笑顔だったし。
ただ、息子は一本も外しませんでした。
※クリスマス会の催しだったので、正式なフリースローの距離では
なかったんですけどね(すげー前から撃ってたし:笑)
ある程度の距離からなら「まず外さない」という感触は掴んでいました。
なるほど、まあまあの成長だなと。
と、小さな催し物ながら優勝は優勝なので、すこしは自信がついかなと。
ちなみに、
会のイベントの中で、各学年から選抜した選手たちで競うリレー対決
(ドリブルしながら走る、とかじゃなくて、バトンを持って走るガチリレー)
なんてのもあったのですが、息子は3年生の選抜2名の一人に選ばれていました。
※もう一人は言うまでもなく親友君
「おいおい、あのチビが選抜かよ、大丈夫かよ」と思って見ていたら、
息子、予想以上に足速えし(笑)。遅くはないのは知っていましたが、
なんと上級生の運動神経抜群の女の子と互角のスピード。
まあ、素質がないわけじゃないんだな。活かせてないけど(それが問題)。
来年はいよいよレギュラークラスへの挑戦となります。
試合形式のプレーはまだまだ全然ですが、
フリーのシュートだけはまあまあというこの実績(?)を引っ提げ、
上級生との本格的なバスケに挑むことになります。
わしはジュニアクラスのコーチなので息子の練習を間近で見ることは少なくなりますが、
これからどれだけ成長するのか楽しみで仕方ありません。
息子、頑張れよ。
I love basketball!!!
ではでは
次へ
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息子物語/バスケットマンへの道(18)
https://knoheya.blog.jp/archives/51846499.html
予想外の長編シリーズになってしまった息子の合宿バナシ、
今回で感動感激の最終回です。さあ、ハンカチのご準備を。
いや、別にハンカチはいりませんぞ(どないやねん)。
※前回の話はコチラ
3日目の朝。
起床は昨日と同じく朝6時。
わし、やっとちゃんと眠れたのでス...
jungle123
2014-09-26T13:16:23+09:00
バスケ/息子物語
今回で感動感激の最終回です。さあ、ハンカチのご準備を。
いや、別にハンカチはいりませんぞ(どないやねん)。
※前回の話はコチラ
3日目の朝。
起床は昨日と同じく朝6時。
わし、やっとちゃんと眠れたのでスッキリな目覚めです。
わりと早く起きました。う~ん、普段とは大違いだわさ。
顔を洗って歯を磨き、髪の毛をビシッとセットし、
帰宅のための準備まで済ませ、
優雅に一服しながら子供たちの起床を待ちます。
しばしの後、子供たちがゾロゾロと起きて、トイレに行列を作ります。
押し合いへし合いというやつです。
カッカッカ、まあ集団で宿泊した際の朝の名物だよな。
かわいいじゃないか、子供たちよ。
一般的な光景とちょっと違うのは、子供たちの足がガックガクだということ。
さすがに二日にわたって身体を酷使した影響は大きく、強烈な筋肉痛により
普通に歩けないようです。
「痛ててて……」という声がアチコチから聞こえてきます。
よく頑張ってるなあ、みんな。
尊敬するわ、マジで。わしにはキミたちと同じ運動は無理だ。
今日の午前で全メニュー終わりだぜ。頑張ろうな。
散歩⇒ラジオ体操⇒ジョギング、と早朝メニューをこなし、
朝ごはんを喰らいます。
最後の後片付けを終え、宿の皆さんにご挨拶。
※我がクラブの合宿では、食事の後は全員自分で食器を片付け、
宿の方に「ごちそうさまでした」と挨拶をする決まりとなっています
そして、
荷物をまとめ、体育館へ。
「痛ててて…」とつぶやきながら体育館へ。
さあ、ラストの練習です。
9時から12時の3時間で合宿の練習全メニューが終わります。
あと3時間を乗り切れば、終わりです。あとちょっとです。
そのあとは、楽しい楽しい川遊びが待っています
(頑張ったみんなへのご褒美ともいえるレクリエーション)。
知ってるぜ、お前らが超バカでかい水鉄砲を持ってきていることを(笑)。
が、
この最後の3時間が辛いのです。
疲労が蓄積し、歩くだけでも体が痛い状態のなか、
心を鍛えるための厳しいトレーニングが続きます。
開始早々に泣き出す子もいます。あと少しのところで限界に達して
休憩スペースに移動を余儀なくされる子もいます。
子供たちの大声と、コーチの大声、シューズの音と、ボールの音、
昨日までと同じく熱気あふれる体育館。
わしも相当熱くなり、声が出ないほどに喉を傷めてしまいました。
※翌日、会社でみんなに笑われたのは言うまでもない
最後の最後、
全員で大声を出しながらのフットワークトレーニング。
もう男子も女子も下級生も上級生も関係なく、
ボロボロ涙を流してみんなが声を出しています。
この涙は辛さだけじゃないでしょう。
地獄の3日間をやり遂げたことに対する涙もあるでしょう。
いやあ、本当によく頑張った。
小学生の子供には相当に厳しい合宿だったはずです。
最後の涙は、キミたちが限界まで、いや限界を超えて
頑張った証でしょう。サイコーだよ、お前ら。
そして息子は、
最後まで脱落しませんでした。
やりやがったよ、コイツ…。
2日前の朝、練習も始まってない移動のバスで半泣きしていた
あの息子が、地獄の合宿をノーリタイアでクリアしてしまいました。
いやはや、やりおったわ。正直、すげーわ、キミ。
もう、帰ったら何でも好きなモン食わせてやるわ。
※ちなみに、焼肉を食いに行きました(笑)
で、みんなのお楽しみ、川遊び。
わしも川遊び大好き。
「川で遊べるなんて、聞いてないよー」と言いながら、
ゴーグルを装着し、上下をスイムウェアで固めて登場。
ちょいと高めの岩場から「度胸試し」的に飛び込む子供の行列に混ざり、
「どけ、わしが大人の飛び込みというものを見せてやる」と、
バク宙飛び込みを披露するなど(運動音痴のくせにこういうのは得意)、
あろうことか、子供達よりはしゃいでしまい、
コーチ陣に「お前が一番楽しんどるやないかい」と突っ込まれたり。
長い長い合宿が終わりました。
他のコーチ陣が、子供たちの寝顔を見ながらバスの旅を楽しんでいる中、
わしは、自家用車で参加したため、ひとり寂しく帰宅です。
※前日にしっかり睡眠とっておいてよかった~
帰宅してからの焼肉タイム、
息子に聞きます。
わし 「どうだった? 合宿」
息子 「疲れたけど、楽しかった」
わし 「よく最後までやり遂げたな。自信ついたか」
息子 「うん」
わし 「もう少ししたら、レギュラーコースでバスケするか?」
息子 「もちろん、やるよ。レギュラーでバスケやる」
おうおうおう、ジュニアコースの中でも特に上手いわけじゃないくせに
エラそうに言うじゃないか。
ただ、
体力と根性だけは証明できたかもしれんな。
特に根性。これが先に備わってるのはイイコトだ。
あとは技術をしっかり伸ばせば、本当にいい選手になれるぞ。
※その「技術」が全然まだまだなんだけどね
いやあ、しかしひと皮むけたわ。
ますます成長が楽しみになってきましたよ、と。
これからのバスケ人生、一緒に楽しんでいこうぜ、ベイベー。
ということで、
I love basketball!!!!
ではでは。
次へ
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息子物語/バスケットマンへの道(17)
https://knoheya.blog.jp/archives/51846286.html
こんにちは。
思いがけず長編シリーズになってしまった今回の息子物語。
はい、前回の続きでございます。
⇒前回の話はコチラ
合宿二日目。
ちょびっとの睡眠ながら、わりとパッチリ目が覚める。
わし、自分の家、実家、奥様の実家、以外だとちゃんと目が覚める男です...
jungle123
2014-09-23T00:10:17+09:00
バスケ/息子物語
思いがけず長編シリーズになってしまった今回の息子物語。
はい、前回の続きでございます。
⇒前回の話はコチラ
合宿二日目。
ちょびっとの睡眠ながら、わりとパッチリ目が覚める。
わし、自分の家、実家、奥様の実家、以外だとちゃんと目が覚める男です。
普段は寝坊ばっかりなのにね。
合宿の朝は散歩&ランニングからスタート。
わしは1週目でリタイアしたが、子供たちは朝から爽やかに汗をかく。
息子もちゃんと走っておりました。うむ、体力だけはあるな、キミは。
そして緊張と疲れで食の進まない子供たちを横目に、
アホみたいに朝食をたらふく食い、体育館へ移動。
練習スタートであります。
この日もまあ厳しい、厳しい。
もう最初の練習が地獄のラダートレーニングですから。
早くも、地獄を予想して吐きそうな顔の子供もいたり。
でも、やる。
この地獄に立ち向かう。
すげえな、お前ら、ホントに。
絶対、小学生の時のわしより頑張ってるわ。
絶対にお前らは立派な大人になるわ。いやマジで。
その後もボールを使った「技術」の練習よりも、
体を使う練習が続きます。
走る、しゃがむ、跳ぶ、止まる、回る、曲げる、伸ばす、
とにかく全身を使います。筋肉という筋肉を使います。
しんどいです。本当にしんどいです。
体の強さと心の強さが試される過酷なトレーニングです。
※むしろ「心」の部分でしょうね。小学生の時期は筋トレ系が
推奨されないことはコーチ陣全員、講習会で学んでいるので
(クラブの普段の練習と合宿の練習は全然違います)。
そして初日同様、脱落者が現れます。
下級生の女子はほぼ全滅、みんな別室で水分補給しつつ休憩です。
そして、時間が経つにつれ、男子にもギブアップが現れだします。
「もう少し、もう少し!!頑張れ!!」「ここで諦めるな!!」
わしも大声出しながら子供たちを応援しますが、
心が折れてしまう子(二日目も泣いてしまう子はいました)もいるし、
気持ちが前を向いていても、体がついてこなくなる子もいます。
そんな中、
息子は二日目の午前の部もクリアしてしまいました。
お昼の食事タイム。
息子に声をかけます。
「おい、半分終わったぞ。お前は本当によく頑張ってるぞ。
あと半分だぞ。頑張ってやり切れ。負けそうになっても頑張れ」
息子は深く頷きました。
そして午後の練習開始。
再び地獄のラダーが体育館の床に並び始めます。
午前中で終わったと思っていたあの練習がまた実施されるのです。
もう、この時点で泣き出す子も出てきます。
本当に辛いのでしょう。数分後に待つ苦しみが既に想像できているのでしょう。
その後も厳しいメニューが続きます。
子供の声とコーチの声、バッシュの音とボールの音、
様々な音が響く体育館はこの日も熱気ムンムンです。
給水タイム・おにぎりタイムをこまめに挟みながら、
それでも止まらない汗(と、ときどき涙)が床を濡らします。
そして、午後5時。
「ピピーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
二日目の練習が終了しました。
「ああああーーーーーーーーー」
子供たちの十分の一も体を動かしていないわしもグッタリです。
もう大声を出し過ぎたせいで喉が痛い。バッシュを脱いでしばし床にゴロンです。
息子は、
またもやクリアしてしまいました。
上級生男子にすら脱落者が現れるなか、一番小さなこの小僧が
地獄のメニューをやり遂げてしまいました。
※途中で上級生と下級生で内容の違う練習メニューもあったので、
まったく同じ条件じゃないんだけどね
コイツ、どうなってんだ??
ホントにあの泣き虫の息子か!!?
その後、楽しいバーベキュー大会でアホみたいに肉を食らいます。
もっとも練習量の多い二日目が終わったことで、子供たちの心にも
ちょっとだけ安堵感が生まれたのでしょう。初日に全然食えなかった子も
このバーベキューはガツガツいってました。
いやあ、外でみんなで食う肉はホントにうまいなあ。
普段は酒をあまり呑まんわしもこの時ばかりはグビグビいっちゃったわい。
ん?
ちょっと待って。
なんか、すげー眠くないすか?
保護者の方も気づいた模様。
「Kコーチ、目が死んでますよ」
他のコーチも気づいた模様。
「限界ギリギリの顔だね、Kさん」
そうだった。
ほとんど寝てなかったんだった。
そもそも「寝てない」という最悪の状態からスタートしたこの合宿。
不眠状態で埼玉から新潟までひとりで3時間運転して、そこから1日を過ごし、
その夜も宴だのなんだので3時間しか寝られず、二日目を迎え、
そして今日も1日たっぷり練習に参加して、で、いまこの時なんだ。
かれこれ60時間くらいの活動時間か。んで、睡眠時間は合計3時間。
もう今年37歳になるんですよ、わし。完全なオッサンなんですよ。
昔とは違うんです。体力ないんです。回復スピードも遅いんです。
「じゃ、あっしはここらで」
いわゆる忍者のニンニンポーズで、
そーっと、バーベキュー場を抜け出します。
バーベキューの後は花火大会らしいが、もう無理なもんは無理だ。
それはほかのコーチ陣に頑張ってもらいます。わしゃもう限界じゃ。
わしは自分のクルマで来たから、つまり明日は3時間運転して
自力で帰るってことだ。この夜に体力を回復させておかないと
マジでヤバいんだ。マジで、出島。
わしは、寝る。誰が何と言おうと寝る。
そーっと抜け出し、そーっと部屋に戻り、そーっと布団に入り、
わずか数分で夢の世界へ。
ついに、ついに、ちゃんと寝たアルヨ!!
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息子物語/バスケットマンへの道(16)
https://knoheya.blog.jp/archives/51843950.html
いざ、新潟へ。
前回お伝えした通り、地獄の夏合宿は練習開始前から大騒ぎ。
息子のアクシデントにより、予定外の出発であります。
※前回の話はコチラ
奥様にはカッコよく「眠気なんて関係ない。今の俺はハイウェイスター」と
宣言してからスタートしたわけですが、い...
jungle123
2014-09-05T05:41:34+09:00
バスケ/息子物語
前回お伝えした通り、地獄の夏合宿は練習開始前から大騒ぎ。
息子のアクシデントにより、予定外の出発であります。
※前回の話はコチラ
奥様にはカッコよく「眠気なんて関係ない。今の俺はハイウェイスター」と
宣言してからスタートしたわけですが、いやあ、やっぱり眠いわ。
ミニバスの練習は大事だが、安全運転のほうがやっぱり大事なので、
途中のパーキングエリアでちょびっと仮眠。
※埼玉から新潟のロングランを前日から不眠のまま完走は無理だった
休憩中に同行の保護者の方に連絡をとったところ、
どうも息子は腹痛を訴えてトイレに駆け込んだ後は、おにぎりを食って
クルマですやすやと寝ているらしい。
「なんかもう大丈夫みたいですよ。Kコーチ、無理やり早く来なくてよかったかも」
おいおいおいおいおいおい!!!!!!!
なんつー人騒がせな奴だ。なんであんな泣きそうな顔して出発したくせに
ヨソ様のクルマでおにぎり食って寝てんだよ。
誰が、このクソガキを育てた奴は、出て来いコラアア!!!
わしだ、コラアアアアア!!!!!
さて、
3時間程度のドライブのすえ、無事練習場となる体育館に到着。
いやあ、さすが新潟県、関東に比べると涼し…
くねええええええーーーーーーーー。全然暑いじゃねえかコノヤロー!!!
体育館の中は熱気ムンムン。
もう、立っているだけで汗がダーダーと出てくる。
いつもの顔で練習に参加している息子を見て安心しつつ、
色々迷惑をかけてしまったことをコーチ陣に謝って回りつつ、
助けてくれた保護者の皆様にお礼を言って回りつつ、
バッシュの紐をキュッと結び、いざ、練習合流。
練習開始からそれほど時間はたっていなかったので、息子もここはOK。
フットワークはレギュラーコースもジュニアコースもあまり変わらないので
ここは戸惑うことなくこなしております。
わしも時折参加し、子供たちと一緒に気持ち良い汗をかく。
インターバルランの途中、ふくらはぎがピキッとなるが、
即座に列を抜け出して泣きそうな顔でサボり、危機を回避。
子供たちよ、これが大人の知恵とキャリアだ。絶対にこんな大人になるなよ。
さあ、地獄の夏合宿はここからここから。
ラダー(縄梯子)を床に置いて、色んなメニューをこなす
フットワークPART2に入ると、一気にみんなの顔色が変わっていきます。
楽な体勢に逃げるな、顔を上げろ、声を出せ、
コーチ陣も檄を飛ばします。声が出なければ最初からやり直しです。
子供もコーチも笑顔は消え、ついに脱落者も出てきました。
「頑張って最後までやり切れ!」といいつつ、
「倒れちまったら意味がない」と、無理なら無理で休憩です。
最初に脱落したのは下級生の女の子でしたが、次第に上級生男子にも
脱落者が現れます。脱落した子は風通しの良い場所で休憩です。
保護者の方が団扇で一生懸命あおいであげます。
ああいうのを見ると、「あ、僕も休もうかな、しんどいな」と
どうしてもなるので、わしは子供たちに伝えました。
「どうしてもダメならちゃんと休め。ただし、逃げの気持ちで休んじゃだめだ。
ホントはもう少しできるのに逃げて休んじゃったら、頑張ってやり切った子を見て、
絶対に後悔するぞ。自分に負けないように頑張ろう」
息子は、脱落しませんでした。
わしは時折注意して見ていましたが、手を抜かずに頑張っていました
(手を抜いたらわしに怒られるから、かな:笑)。
上級生たちと同じメニューをこなし、すべてやり遂げました。
初日終了。
子供たちに笑顔が戻ります。
やっぱり、すべてやり切った子のほうがいい顔をしています。
途中で脱落した子は悔しそうな顔をしていました。
みんな「明日は全部やりたいです」とリベンジを誓っていました。
そうだ、それでいい。
頑張ろう。3日の猛練習をやり切った後、絶対に変わるぞ、みんな。
ほかのコーチに声をかけられました。
「凄いじゃん、全部クリアしたね、息子君」
「3年生で脱落しなかったのは、ここ数年で久々かもしれませんよ」
おお、そうだったのか、やるじゃないか。
思ったより根性あるな、息子。
いま思うと、あの出発直後のアクシデントがあってよかったかも
(ほかの皆様に迷惑をかけたのは、いただけないことではあるが)。
腹痛を乗り越えてホッとしたから気分的に楽になって、
過度な緊張がなく練習に参加できたのではないかと。
大きなお風呂で汗を流し、楽しい晩御飯からの肝試し大会、
そしてコーチたちの夜の酒盛り、と定番メニューをこなし、就寝。
※肝試しは、ガチでワーワー泣く子もいたな。
練習中はキリッとした顔でカッコいいのに、
かわいいじゃないか、みんな(笑)。
ピピピピピピピピピピピピ……
ケータイのアラームが鳴ります。
朝5:30。
起床。
やべえ、3時間くらいしか寝てねえ…。
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息子物語/バスケットマンへの道(15)
https://knoheya.blog.jp/archives/51843048.html
こんにちは。
1週間ぶりの息子物語です。
先日、えらいものすごーーく久々に更新したと思ったら、
今度はその1週間後にすぐさま更新。
はい、ペースのよくわからない連載ですな。
この間、我がミニバスの夏のビッグイベント「フレッシュ大会」のことを
お話ししましたが(...
jungle123
2014-08-27T01:18:20+09:00
バスケ/息子物語
1週間ぶりの息子物語です。
先日、えらいものすごーーく久々に更新したと思ったら、
今度はその1週間後にすぐさま更新。
はい、ペースのよくわからない連載ですな。
この間、我がミニバスの夏のビッグイベント「フレッシュ大会」のことを
お話ししましたが(こちらご参照)、ビッグなのがもう一丁ございまして。
それは「地獄の夏合宿」でございます。
件のフレッシュ大会は4年生以下のジュニアメンバーの大会ですが、
この合宿は違います。レギュラーメンバーの上級生たちのイベントです。
とにかく「限界まで頑張る」厳しいメニューが目白押しで、
例年、途中でギブアップする子や泣き出す子までいるそう。
それを、普段暮らしている街ではなく、少々はなれた土地(今年は新潟)にて
2泊3日の長丁場でやり続けるという、過酷な過酷な、そう、ひとよんで
「地獄の」合宿なのであります。
その合宿に、なんとウチの息子が3年生以下の男子で唯一
参加させてもらったので、今日はそのへんのお話をば。
因みに、唯一の参加といっても、別に3年生のなかで息子が一番上手い
というわけではございません。指導者の推薦やご家族のスケジュール等々
いろんな条件が合って、息子が参加することになった次第です。
※あ、言っておきますが、わしは推薦しとらんですよ
(ペーペー指導員なので推薦する権利も持ってないし)
合宿は2泊3日なのですが、わしは初日の夕方から合流し、
最終日の午前中に退散する予定になっておりました。
が、現実はそうは行かないんですな。
初日の朝の集合時間は午前5時。
出発前夜、わしは会社からの帰宅が遅く、奥様も用事がたまっており、
午前2時になってもまだ床にはつけず。3時間後には集合なのに…。
わしも奥様も「起きられるかしら…」と不安満開に。
てことで、わしが起きていることに決定(こういうのは男の役目だわな…)。
まあ、朝送った後に寝りゃいいんだから、大丈夫っしょということで
録画していたテレビ番組などを見つつ、ダラダラと夜を過ごしておりました。
で、5時。
ずっと起きていたわしがみんなを起こし、無事に集合場所へ。
4~6年生の参加者と一緒にバスに乗る息子。
その息子を見ながら、若干不安そうな奥様。
曰く 「あの子、親と離れて外で宿泊したことがまだないんだよね…」
ああ、そういやそうだった。
娘はなかなかタフな子でして、幼稚園児のころから一人で
わしの親(つまり、娘のおじいちゃん・おばあちゃん)の家に
泊まったりしていたのですが、息子はそういう経験がありません。
そのうえ、息子はレギュラーメンバーの全員と仲良しなわけではなく、
知らない子も結構いる中での2泊3日です(父親のわしがいるとはいえ)。
「大丈夫かな…」 心配そうな奥様。
そして、出発のとき。
バスの窓から見送りの保護者(わしも夕方から合流なので見送り側です)に
笑顔で手を振るレギュラーメンバー。
と、そのなかで、ひとりちょっと泣きそうな顔の息子。
おいおいおい。
これ、ヤバいんちゃうんか??
バスの中で「帰りたい」とか、泣き出してリタイアちゃうんか!!?
奥様 「お腹が痛いって言ってる…」
え???
バスの窓越しの会話ですが、息子が奥様に腹痛を訴えていた模様。
あーあれか、緊張するとお腹を壊す、いわゆる「OPP」な奴か、息子は。
かっかっか、今度その「くくり」のときには是非「アメトーーク!」に…、
って言うてる場合か。
あの泣きそうな不安げな顔は、合宿への不安と共に、
それもあったのか。
そんななか、子供たちと指導者、同行の保護者を乗せたバスは、
ブイイイーーーーンと出発。
あー、こりゃ合宿の途中で連れて帰ることになるかもしれんな、
と、少々暗い気持ちのなか、いったん帰宅。
ふぅ~、とソファに腰かけると同時に眠気が。
そういえば、まだ寝てなかったんだ。
よし、ひとまずちゃんと寝て体力を回復させよう。
夕方にはわしも現地に合流だ。
が、冒頭でお伝えした通り、そうは行かんのですよ。
帰宅して30分ほど経った頃、奥様のケータイに連絡アリ。
なんと、息子が腹痛を訴え、出発直後に予定外の休憩タイムに。
これで、この後も腹痛からの臨時停車が続いてしまったりしたら
予定通りに現地に到着できないかもしれない、ということで、
息子は、自家用車で同行する保護者さんの車に移ったそうな。
※泣き出したりはしなかった模様(せめてもの救い…)。
おいおいおい、まだ練習始まってないのに。
ていうか会場入りもしてないのに、いきなりアクシデントかよ。
しかも他の選手の保護者さんにお世話になっちまってるって…。
ダメだこれは。レギュラーメンバーの邪魔になっとる。
それはいかん。いかんぞお。
わし、奥様に告げる。
「もともと夕方から合流の予定だったけど、わし今から行くわ。
んで、あいつダメそうだったら残念だが連れて帰ってくる」
奥様 「え? いまから? 寝てないじゃん」
わし 「今のハナシで目が覚めたわ」
宿泊セットとバスケ用具を愛車に積み込み、まったく予定外の時間に
わし、新潟に向けて出発。
地獄の夏合宿は、始まる前からエキサイティング!!!
※出た! 久々の長編シリーズ!!!
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